アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年01月11日

「みんなで成功させよう」に違和感。

一晩で腰近くまで雪がもっさり積もってて
朝から雪かきでいい汗流しました。

というわけで今回のテーマは
今シーズン1の大雪、いやー大変でした。

ではなく、

某有名企業の運送トラックに貼られたスローガン
「東京オリンピックをみんなで成功させよう」
に抱いた強烈な違和感について、感想を1つ。
奉仕して当然?

「東京オリンピックをみんなで成功させよう」
を初めて目にした瞬間の第一印象、

「自己犠牲?全体主義の強要?悪意を感じる…。」

次に頭をよぎったのは
東京五輪ボランティア募集を風刺したこちら。↓

東京五輪学生ボランティア応援サイト
https://2020volunteers.netlify.com

あのスローガンにそこまで深い意味はなくて、
企業イメージアップ戦略の一環でしょう。

ただ、国立競技場の建設に際して
過労自殺者が出てしまったことと、

ボランティアは交通費等が自腹、
報酬は出なくて当然みたいなスタンスを見る限り、

なんでしょう、
みんなで成功させるというのはつまり、

「国家のために個人を捨てて奉仕して当然」

みたいな匂いがするんですよね…。

「ブラック過ぎる」「戦時中の国家総動員法か」
みたいな意見はすでにネットにたくさん出てますが、
僕も同じように感じました。
得するのは上層部だけ

僕は何に対しても、すぐに受け止めず
「なぜ?」と疑ってしまいます。

自分の中で納得するまで
ストンと落ちてこないというか。

なぜわざわざ「みんなで」なんだろう、
なぜあんなに目立つ場所に貼ってあるんだろう。
スポンサー企業なら「スポンサーです」って名乗ればいいのに
なぜあのフレーズなんだろう。

多くの人に五輪を意識させて世論を操作して
得をするのは誰だろうと考えると、

「みんなで無償奉仕して成功した東京五輪」の
恩恵を受けるのってきっと国民じゃないんです。

「みんなで東京五輪を成功させよう」
という雰囲気を作り出して煽動してる
一部のお金持ってる偉い人達だけですよね。



だから、言い方が悪くなってしまうけど、

五輪開催に賛成、反対、ボランティア参加、不参加、
メダル何個獲得、経済効果は何兆円です、
そんなことどうだっていいです。

だって、恩恵を受けるのは
一部のお金持ってる偉い人達だけなんだから、

東京五輪が成功したところで、
生活困窮者や社会的弱者の生活はきっと
何一つ変わらないじゃないですか。
影響力のある者による煽動

トラックに貼り付けて街中をうろつけば、
嫌でも多くの人の目に留まります。

そこで僕みたいに
違和感を感じる人も多いでしょうけど、

そうだよな、一生に一度の経験だもんなと
積極参加のトリガーにもなり得るでしょうし、

これだけ盛り上がってるし、
五輪成功に肯定的でないとなんだか叩かれそうだな
という、なんとなく協力する雰囲気にもなるでしょう。

いずれにせよ影響力は絶大…。



道行くトラック1台を見ただけで
僕の頭の中では瞬時に以下が繋がりました。

1.あの大企業が五輪を応援してる
2.あの大企業のイメージアップ
3.あの大企業の利益アップ
4.あの大企業のトップが儲かる
5.あの大企業にお金出してる国の偉い人が儲かる

6.お金出してる国の偉い人はもっと五輪熱を煽る
7.五輪熱は国中に伝染し五輪熱で人が無償で動く
8.無償で動く人にやりがいを与えて無償で働かせる
9.無償で働かせるから人件費がかからず更に儲かる

10.もっと儲けようと更に無償労働に積極的にさせる
11.更に積極的にさせるために大企業のトップが企む
12.大企業のトップに通じてる国の偉い人達も企む
13.より影響力のある者つまりあの大企業が五輪を応援してる

→1.に戻る

物事を深く考え過ぎるのも良し悪しですが、
一瞬でよくここまで繋がるなーと自分に感心しました。
特攻の島から変わらぬ体質

最近読んだ中で、僕の心に深く突き刺さったのが
戦争末期、人間魚雷「回天」へ搭乗する隊員たちを描いた
『特攻の島』という漫画です。

国のために命を文字通り捧げる、究極の自己犠牲。
ある搭乗員がこんなことを言っていました。

恥ずかしくないのか!?
国家という大きな立場から言えば 個人という考えは捨てる事だ!!

「東京五輪をみんなで成功させよう」から、
垣間見たんですよ、これと同じ思想を。

変わってないんですね、戦時中と。

そりゃそうか、
偉い人にとっては変える必要ないですもんね。

今のままの方が儲かるから。

僕がトラックの荷台に貼られたスローガンから、
感じた違和感の正体はこれらでした。

個人の幸せありき、
それが集まって集団の目的達成

じゃなくて、

集団の目標が第一
そのために個人の幸せは放棄して尽くせ

この風潮を変える力なんか僕にはないけど、

せめて僕個人は自分の幸せを追い求めることで、
今回感じた全体主義に小さく抗おうと思います。


タグ:貧困
posted by 理琉(ワタル) at 19:43 | TrackBack(0) | 人生観

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8461997

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
検索
プロフィール
理琉(ワタル)さんの画像
理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
プロフィール
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。