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2019年08月28日

僕を受け入れてくれる親がほしかった。

ないものねだりとわかっていても書きたい
子どもの話を聞いてくれる親のもとに生まれたかった



携帯を持ちたい、あの大学を受験したい
頼み事がある時には覚悟を決めて
びくびくしながら話しかけ

背中に汗を感じながら一言話しかけると
それ以降こちらの話を挟む余地を与えず
長い自分語りと持論の演説を延々と繰り返す

自分がお前くらいの時はいかに苦労したか
男とはこうあるべきだと呪文のように繰り返す



僕の意見に、考えに耳を傾けたり
受け入れられたりされなかったことへの
寂しさと悲しみに、激しく襲われている

受け入れられる以前に
子どもの話を聞こう、受け入れようとする姿勢すら
親からは感じられなかった

彼らはただ自分の言いたいことだけを延々と主張する

キャッチボールどころか
僕が投げたボールを受け取ろうとすらしなかった



投げること自体を幼少から諦めたが
意を決して背中に汗をかきながら投げても
捕球しようとすらしない彼らに対して

僕の投げる考えが、意見がだめだから
彼らは受け取ろうとしないのか、
彼らが受け取ろうとする考えを持てない僕は
だめな存在なのかと自分を責めた

ひたすら自分語りの演説を浴びせられると
早く終わってくれと面倒になるのは終盤で
僕の何がそんなに気に入らないんだろうと
ひたすら自分の悪いところを探し続けた



彼らに自分の考えを話しても無駄だと諦め
何も言わなくなった僕に対して
彼らは何も言って来なかった

彼らは僕のことを気にかけていないんじゃないだろうか
僕の考えを受け止める気がない以前に
僕自身に興味がないんじゃなかろうか

自分にとって一番近しいはずの人たちに
自分を受け入れてもらえないなら
誰が自分の味方なんだろうか

僕は孤独感と寂しさでいっぱいだった
親を信用できない自分への怒りと罪悪感が募った



子どもは親を選んで生まれてくるんだとしたら
どうして僕はあの親の元を選んだんだと
生まれる前の僕の選択を責める

子どもは親を選べないんだとしたら
くじ引きか何かでランダムに決まってるんだとしたら
自分の話に耳を傾けようとしない親元にあたった
僕のくじ運を恨む

生まれてしまった以上
配られたカードでどう勝負するかが大切
そんなことは言われなくても頭ではわかってる

だけど僕をあの親元にあてがった何かがあるなら
この子は「親に自分を受け入れられない環境に身を置かせてやろう」
などというタスクをわざわざ課した意図を教えてほしい



手に入らないとわかっていても書く

僕は

怯えることなく気軽に話したり笑い合ったり楽しんだり
自分の考えてることや話したいことを聞こうとしてくれる
そんな親がほしかった…
posted by 理琉(ワタル) at 00:35 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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