2019年05月28日
残酷なトーナメント。
高校バスケ、インターハイ都道府県予選、
今日は地区予選の初日、観戦に行ってきた。
毎年いろんな学校を見てきた中で、
怒鳴り散らす監督が独裁しているチームは減ってきてるけど、
やっぱりまだ「走れ!」「動け!」としか言えないような
根性論監督に支配された不幸なチームはある。
ただ、この大会の直前、春季大会でも、今日の何試合かでも、
対応の引き出しの多いチームが勝ってたので、
よほどフィジカルに差がない限り、
トップが「とにかく走れ」気質のチームは
徐々に勝てなくなり出してるのかなぁと思った。
※運動量だけで勝負させるチームと
対応力を磨いたチームの試合の感想はこちら。
「判断するチームと走るチーム。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/150/0
だけど今大会は本人たち、特に3年生にとっては
高校生活で最後の大会になるかも知れないから、
そんなこと言ってる場合じゃないだろう。
僕が高校生だった時は
補欠というシステム自体おかしいという気持ちが1割、
出れないけどとにかく1日でも長く現役でいたい気持ちが9割。
軍隊思想の詰まった部活に当時染まっていたとはいえ、
チーム自体は地区大会を勝ち抜けるポジションにいたこともあって
引退するならせめて次のステージ、都道府県大会で、
という思いでいっぱいだった。
※部活生だった当時を振り返った感想はこちら。
「部活って軍隊?」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/5/0
今日、各会場で1回戦があって、
エントリーチームの半分が敗退し、選手の夏が終わった。
次の試合までのインターバルで
トイレに行ったり、少し会場の外に出たりすると
負けたチームの選手たちの輪、特に3年生だろうか、
タオルを顔に当てて号泣している姿がどうしても目に入る。
彼らの高校生活、出場機会や怒鳴る監督云々はあれど
2年以上を費やしてきたバスケ部での活動が
こんなにあっけなく終わってしまうんだ。
そう思うと、特に今日観戦した最後の試合、
春季大会ベスト8あであと一歩だったチーム同士の大接戦、
それだけ力があるのに初戦で負けたチームの
すぐ横を通る時は胸が痛くなる。
バスケだけじゃなく高校野球を見てても悲しくなるのは
日程や予算的に厳しいのはわかるけど、
負けたら終わりのトーナメントの残酷さ。
アメリカや外国の高校スポーツみたいに
せめてリーグ戦にして、実力に関わらずどの学校も
一定数の試合をちゃんとできるようにすればいいのになぁ。
どの大会でもほとんど「負けたら終わり」だから
例えば主力じゃないメンバーに経験を積ませる機会が
どうしてもなくなって勝利至上主義になる。
そうなると、ほとんどコートに立つチャンスもないまま
補欠で終わってしまう3年生があまりにも多いし、
よく数えてみると、インターハイ予選で3年生が引退する場合、
新チームになってから経験できる公式戦は、最小でわずか8試合。↓
ーーーーーーーーーー
・ウィンターカップ予選(トーナメント)
→1回戦で負けると1試合
且つ3年生もエントリー可能な大会なので
1、2年生のベンチ入り人数が限られる
・新人戦
→5チームor4チーム編成の予選リーグ有り
4チームのブロックに入り、且つ予選敗退すると3試合
・春季大会
→新人戦と対戦形式は同じ、最小3試合
・インターハイ予選(トーナメント)
→1回戦で負けると1試合
ーーーーーーーーーー
あぁ…もったいない。
普段の練習、特に闇雲に走らせるチームなんかは
身体をいじめるだけの過酷なフットワークを
何時間もさせてることが予想できるのに、
やっと迎えた試合当日が、ボールも触らず
こんなにあっけなく終わってしまうんだから。
ボールをリングにたくさん入れることが目的の
バスケットボールというスポーツに熱中したのに、
下手したら練習時間の半分以上をボール無しで過ごし、
その上試合にも出れない2年間だったら。
「あの頃の経験があったから」というのも一理あるし、
僕も大学時代そう思ってたこともあったけど、
思い返して「何のためにやってたんだろう」
「バスケはキツイだけ」というイメージが先行し、
だから続けなかったという結果になっていたら悲しい。
とはいえ、ウィンターカップまで現役を続ける3年生以外、
この大会を高校最後と決めてる3年生たち、
ひとまずお疲れさまでした。
今日はありったけ泣いて、
次のステージでもバスケを楽しんでください。
僕は今バスケを続けていて楽しいです。
今日は地区予選の初日、観戦に行ってきた。
毎年いろんな学校を見てきた中で、
怒鳴り散らす監督が独裁しているチームは減ってきてるけど、
やっぱりまだ「走れ!」「動け!」としか言えないような
根性論監督に支配された不幸なチームはある。
ただ、この大会の直前、春季大会でも、今日の何試合かでも、
対応の引き出しの多いチームが勝ってたので、
よほどフィジカルに差がない限り、
トップが「とにかく走れ」気質のチームは
徐々に勝てなくなり出してるのかなぁと思った。
※運動量だけで勝負させるチームと
対応力を磨いたチームの試合の感想はこちら。
「判断するチームと走るチーム。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/150/0
だけど今大会は本人たち、特に3年生にとっては
高校生活で最後の大会になるかも知れないから、
そんなこと言ってる場合じゃないだろう。
僕が高校生だった時は
補欠というシステム自体おかしいという気持ちが1割、
出れないけどとにかく1日でも長く現役でいたい気持ちが9割。
軍隊思想の詰まった部活に当時染まっていたとはいえ、
チーム自体は地区大会を勝ち抜けるポジションにいたこともあって
引退するならせめて次のステージ、都道府県大会で、
という思いでいっぱいだった。
※部活生だった当時を振り返った感想はこちら。
「部活って軍隊?」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/5/0
今日、各会場で1回戦があって、
エントリーチームの半分が敗退し、選手の夏が終わった。
次の試合までのインターバルで
トイレに行ったり、少し会場の外に出たりすると
負けたチームの選手たちの輪、特に3年生だろうか、
タオルを顔に当てて号泣している姿がどうしても目に入る。
彼らの高校生活、出場機会や怒鳴る監督云々はあれど
2年以上を費やしてきたバスケ部での活動が
こんなにあっけなく終わってしまうんだ。
そう思うと、特に今日観戦した最後の試合、
春季大会ベスト8あであと一歩だったチーム同士の大接戦、
それだけ力があるのに初戦で負けたチームの
すぐ横を通る時は胸が痛くなる。
バスケだけじゃなく高校野球を見てても悲しくなるのは
日程や予算的に厳しいのはわかるけど、
負けたら終わりのトーナメントの残酷さ。
アメリカや外国の高校スポーツみたいに
せめてリーグ戦にして、実力に関わらずどの学校も
一定数の試合をちゃんとできるようにすればいいのになぁ。
どの大会でもほとんど「負けたら終わり」だから
例えば主力じゃないメンバーに経験を積ませる機会が
どうしてもなくなって勝利至上主義になる。
そうなると、ほとんどコートに立つチャンスもないまま
補欠で終わってしまう3年生があまりにも多いし、
よく数えてみると、インターハイ予選で3年生が引退する場合、
新チームになってから経験できる公式戦は、最小でわずか8試合。↓
ーーーーーーーーーー
・ウィンターカップ予選(トーナメント)
→1回戦で負けると1試合
且つ3年生もエントリー可能な大会なので
1、2年生のベンチ入り人数が限られる
・新人戦
→5チームor4チーム編成の予選リーグ有り
4チームのブロックに入り、且つ予選敗退すると3試合
・春季大会
→新人戦と対戦形式は同じ、最小3試合
・インターハイ予選(トーナメント)
→1回戦で負けると1試合
ーーーーーーーーーー
あぁ…もったいない。
普段の練習、特に闇雲に走らせるチームなんかは
身体をいじめるだけの過酷なフットワークを
何時間もさせてることが予想できるのに、
やっと迎えた試合当日が、ボールも触らず
こんなにあっけなく終わってしまうんだから。
ボールをリングにたくさん入れることが目的の
バスケットボールというスポーツに熱中したのに、
下手したら練習時間の半分以上をボール無しで過ごし、
その上試合にも出れない2年間だったら。
「あの頃の経験があったから」というのも一理あるし、
僕も大学時代そう思ってたこともあったけど、
思い返して「何のためにやってたんだろう」
「バスケはキツイだけ」というイメージが先行し、
だから続けなかったという結果になっていたら悲しい。
勝ち負けに関係なく
最後の瞬間はもっと劇的なんだと思ってた
でも今まさに迎えた
それはあっけないほどマヌケで”無駄”だってさ
あひるの空 34巻より
とはいえ、ウィンターカップまで現役を続ける3年生以外、
この大会を高校最後と決めてる3年生たち、
ひとまずお疲れさまでした。
今日はありったけ泣いて、
次のステージでもバスケを楽しんでください。
僕は今バスケを続けていて楽しいです。
タグ:バスケ
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