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2022年06月26日

話を聞いてもらえないのは、話を聞いてほしいと思っているから。

ーー

「話を聞いてほしい」
「寂しい、話し相手がほしい」


あなたがそんな思いを持て余しているとする。

そして、今のあなたには運よく、
話を聞いてくれる友人がいるとする。

あなたは、たまにその友人に会うと、
ここぞとばかりにしゃべり倒す。しかし…

時間が経つと
なぜかその友人はあまり会ってくれなくなる。

あなたの「話を聞いてほしい」という飢えは癒されず、
また話を聞いてくれる人を探し始める。

ーー



こんな経験を繰り返したことはないだろうか。

残念ながら、

「話を聞いてほしい」から話してばかりいると、
「話を聞いてくれる人」はあなたから離れていく。


ー目次ー
  1. 独演会は、相手にもある”話したい欲求”を奪う
  2. 独演会は、相手の人生の残り時間を奪う
  3. 聞く側が感じる”大切にされていない自分”
  4. 話を聞ける人になれば、話を聞いてもらえる
  5. 話を聞く≠相手に”自分を攻撃する隙を与える”
  6. 話を聞いてくれる人を大切に

1.独演会は、相手にもある”話したい欲求”を奪う

人は自分のことを話したい生き物だ。
ほぼすべての人が、話を聞いてくれる人を求めている。

話を聞いてくれる人は、

「自分の気持ちに共感してほしい」
「自分を否定せず受け入れてほしい」

という欲求を満たしてくれる。

だから、人が好意を持つのは、
「話がおもしろい人」よりも「話を聞いてくれる人」だろう。



話を聞いてほしいからといって、
あなたばかりがしゃべり倒すのは、

「相手の欲求を一方的に奪う行為」だ。


独演会の最中、
あなたは気持ちいいかもしれない。

自分が受け入れられている実感に
ひたっているかもしれない。

忘れないでほしい。
その快感はあなたが相手から奪って初めて得られたものだ。

2.独演会は、相手の人生の残り時間を奪う

一方的にしゃべり倒すのは「相手の時間を奪う行為」だ。

1日24時間は、人に平等に与えられた命そのもの。

それをあなたの「話したい欲求」に消費させると、
人生の貴重な残り時間を奪うことになる。



「そんなことはない、自分の話はおもしろいし有益だ」
「相手も楽しんでくれている」

話したいあなたは、そう思うかもしれない。
だが、

あなたの話が有益かどうかを決めるのは、
あなたではなく聞く側だ。


あなたの自慢話を聞いた相手が、

「聞いていて楽しい」
「人生の残り時間を使うに値する」

と思えないなら、残念ながらそれは時間泥棒だ。

3.聞く側が感じる”大切にされていない自分”

話を聞いてくれる人も
「話を聞いてほしい」欲求を持っている。

なのにあなたは「話を聞いてくれるから」と、
その人の欲求を奪ってしゃべり倒す。

話を聞いてくれる人は、
話を聞いてほしい欲求と、人生の残り時間を奪われる。

これが繰り返されると、話を聞いてくれる人は、
「自分は大切に扱われていない」と感じるようになる。



人間関係はWin-Winのバランスが良くないと、
どこかでゆがみが生まれる。

 片方は多くの欲求を満たす
 片方は我慢の度合いが大きい

こんな状況が続くと、関係は崩れていく。

そして、多く我慢している方の自己重要感がゆらぎ始める。

「話を聞いてくれる人なら誰でもいいのでは?」
「この役割は”相づち共感機能”を搭載したロボットにも務まるのでは?」


あなたには、そんなつもりはないかもしれない。

が、あなたが一方的にしゃべり倒す限り、
「あなたは大切な友人」という思いを伝え損ねている。

4.話を聞ける人になれば、話を聞いてもらえる

「そうは言っても、話を聞いてほしい欲求を抑えきれない」
「じゃあどうすればいいの?」

話を聞いてほしい欲求を叶える方法は、
話をすることではなく、相手の話を聞くことだ。


<聞き手にまわる>

話上手になりたければ、聞き上手になることだ。
興味を持たせるためには、まず、
こちらが相手に興味を持たねばならない。


相手が喜んで答えるような質問をすることだ。
相手自身のことや、得意にしていることを
話させるように仕向けるのだ。

『人を動かす』 ”人に好かれる六原則” より


話を聞ける人は、

・自分の話をしたい欲求を満たしてくれる
・自分の気持ちに共感し、受け止めてくれる
・自分は大切な存在だと実感させてくれる
・自分の話を聞くために人生の時間を使ってくれる

そんな人になればいい。

話を聞ける人になれば、相手は
「こんなに自分を大切にしてくれる人の話なら聞きたい」
と思ってくれる。



「寂しくて仕方ない」
「どうしても話したい」

それも切実だが、
自分の欲求ばかりぶちまける人と
長期的に付き合いたい人がどれだけいるだろうか?


ここは
「その場だけ発散できればいい」という考えを捨てて、
人生全体の充実をつかみにいこう。

5.話を聞く≠相手に”自分を攻撃する隙を与える”

「話を聞くことに耐えられない」
「とにかく話していないと不安」

という人は、

「話を聞く=相手に”自分を攻撃する隙”を与える危険な行為」

と捉えていないか、自問してみてはどうだろう。


 『相手に話すチャンスを与えると、
  罵声や人格否定の言葉に刺されるかもしれない。
  だから相手に攻撃の隙を与えないよう、自分が話し続ける』

心のどこかに、そんな怯えはないだろうか。



あるいは

「話し続けて自分をアピールしないと、相手が離れていく」

という焦りはないだろうか。


子どもの頃、
ことあるごとに、親から罵倒や人格否定を受けてきたのか。
親の愚痴や、パートナーの悪口を聞かされてきたのか。

「成績が良ければ愛してやる」と、
条件付きの愛情しかもらえなかったのか。
親に、自分の話を聞いてもらえなかったのか…。

だから見捨てられないように、
話し続けて相手をつなぎとめていたいのかもしれない。




自分はなぜ、相手の話を聞けないのか?

その奥底には、
満たされなかった子どもの自分がいるんじゃないだろうか。

6.話を聞いてくれる人を大切に

話を聞ける人は貴重だ。
そして優しいから、あなたを傷つけないよう静かに去っていく。

あなたが「話を聞いてほしい」と思っているなら、
話を聞いてくれる人の話を聞ける人になってほしい。


話を聞いてくれる人の欲求と時間を奪わないよう、
大切にしてほしい。

そして、
「自分はなぜ、話を聞いてほしい欲求を持て余しているのか?」
自問してみてほしい。


あなたに
話を聞いてくれる生涯の友人ができることを、

あなたが、
話を聞ける人になれることを願っている。








TALKFULLNESS(トークフルネス)
posted by 理琉(ワタル) at 19:27 | TrackBack(0) | 生き方

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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