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2019年08月10日

噴火から5年 御嶽山の頂へ(2019/8/4)

【日  程】2019/8/4(日)

【天  候】 快晴       

【コースタイム】
7:15 御岳ロープウェイ 飯森高原駅
8:40 八合目 女人堂
11:15 山頂
12:55 八合目 女人堂
13:55 御岳ロープウェイ 飯森高原駅



【関連情報】
御岳ロープウェイ 往復2,600円
運行開始8:00〜(土日祝は6:00〜)
HPはこちら

御嶽山入山規制情報(R1.7.1現在)>>こちら
山頂への規制が解除になりましたが、王滝口登山道からは現在も山頂へは行けません。






御嶽山の噴火から5年。
今年の7月1日から10月16日まで山頂へ入れる様になりました。

やっと規制解除と思っていたら、先日の浅間山の噴火。
今回は予兆が無かったと言うのが怖いですね。


今回、御嶽山の山頂に立ってみて
この場所で助かる方が奇跡と思いました。
どれだけリスク管理をしたところで、最後は運かなとも。
自然の前には人間なんてちっぽけな存在です。
自然から得るものも多いのですが。




田の原からのルートはまだ規制がかかっているので、御岳ロープウェイから。
乗り場には規制情報と登山届のカウンター。
1登山届.JPG


スキー場のゲレンデには小学生が植えた花が綺麗でした。
2スキー場.JPG
御嶽山も綺麗に見えています。



ロープウェイで15分。飯森高原駅へ。
3飯森高原駅.JPG
6人乗りゴンドラが20秒間隔でやってくるので出発時間を気にせず乗れます。
登山道は左手へ。


中央アルプスが綺麗に見えています。
4中央アルプス.JPG


10分ほどで行場山荘へ。
5行場山荘.JPG

黒沢口登山道で登るのは2回目ですが・・・
初めての時は3月。雪を直登したのでこんなに山小屋があったのねって感じ。
今回同行の3人とも、みんな初御嶽山だそう。ビックリした。


登山道もめっちゃ整備されています。
6登山道.JPG
八合目まで木の階段が続きます。


樹林帯の中、暑い暑いと言いながら八合目到着。
7女人堂.JPG
さすが日曜日。登山者の数もハンパない。


女人堂の屋根の塗装をしてました。暑そう・・・
9屋根.JPG
ロープウェイの係りの人から14時くらいに雷雨があるかもと言ってましたが・・・
雨降る前に塗り終えられるかな。。。


石碑が多いです。
8石碑.JPG


八合目をすぎると視界が開けます。
10登山道.JPG
日差しもあるけど、風が気持ちいい。


乗鞍岳も綺麗に見えています。
11乗鞍.JPG
この角度の乗鞍、久しぶりだなぁ。


しかし・・・
12石像.JPG


13石像.JPG


14石碑.JPG


15石像.JPG
石碑、石像の類が本当に多い。
他の霊山と比べても、ここまで石碑や石像が連なっている山も稀ではなかろうか。
白装束の方々も多数いらっしゃいました。


眼下に飯森高原。登山者続々。
16登山者.JPG


植物がなくなりゴロゴロした風景に。
17ゴロゴロ.JPG


分岐で「石室」の方へ登ると「石室山荘」を突っ切ることに。
18石室山荘.JPG


一息いれますか〜
という事で、前日、スーパーで買った朴葉寿司。
19朴葉寿司.JPG

20朴葉寿司.JPG
美味かった♪
雷鳥さん、スーパー情報もありがとう。
いつもお世話になります。


九合目の覚明堂は閉まったまま。
21覚明堂.JPG
夏道で登るは初めてなので、噴火前の様子は分かりませんが・・・
岩肌を見る限り、この辺りの被害も激しかったのでは。


台座もぱっくり割れています。
22石像.JPG


もうすぐ山頂。
23山頂へ.JPG
ゴロゴロした雰囲気だったけど・・・
色が違う?


美しかった二の池。
24二の池.JPG
まだ灰に埋まっていますが、独特の色は取り戻しつつある様子。


山頂直下にはシェルターが作られていました。
25シェルター.JPG


慰霊碑が建立されていました。
27石碑.JPG


行方不明者は今なお、どこかで眠っているのでしょうか。
28石碑.JPG


頂上山荘は解体されています。
26頂上山荘.JPG


灯篭や手すり、斜面の崩れ様から被害の大きさがうかがえます。
29灯籠.JPG

30手すり.JPG

42残骸.JPG



山頂への階段。
31鳥居なし.JPG
なんだか空が広いなぁと思ったら・・・
そうか、鳥居がなくなったんだ。


南の噴火口を見下ろす。
32噴火口.JPG
一番登ったのが今も規制の続く王滝口から。
タイミングの問題で、被害にあったのは自分かもしれない。


修復の音が響いていました。
33頂上山荘.JPG


現在の山頂。
34山頂.JPG


十年前の山頂。
35十年前.JPG

35十年前2.JPG


一の池。
36一の池.JPG


二の池。
37二の池.JPG


十年前の景色。
38十年前.JPG

38十年前2.JPG


現在の山頂。
39山頂.JPG

十年前の山頂。
40十年前.JPG


遠目に見れば山の形は変わらない。
建造物は修復すれば同じ形になる。
でも、岩の崩れ方や建造物の傷跡をみればどれだけ悲惨な状態だったんだろうと・・・


御嶽山は相性のいい山でいくつもの絶景を見させてもらった。
今回、誘われた時には正直行きたくない気持ちの方が大きかったけど・・・
今を見ることが出来て良かった。


変わってしまった姿に心が痛んだけど・・・
変わらない姿に自然の大きさを感じた。
あと十数年もすれば何事もなかったような顔になるんだろうな。


複雑な気持ちを抱え、山を下ります。
41下山.JPG
季節は違うけど、同じような青空の下、同じような時間だなと思いながら・・・



女人堂の屋根塗装はずいぶん進んでいました。ご苦労様です。
43屋根.JPG





登山ランキング

この記事へのコメント
そうなんですよね。
山の遠近、大小に関わらず危険は何処にでもあるんですよね。
自然を相手にするって事はそれを常に意識しておく事だと思います。
街中では直ぐに救急車が来てくれたり、病院に行けたりするけど
山の中ではそうはいかない。
無事に下山できて次を楽しみに出来ることに感謝です。
Posted by ほーちゃん at 2019年08月20日 06:37
遠くの大きな山に行くとき、とにかく家族が心配します。
生きて帰ってきてねと、言われます。
そんな大袈裟な、危ないとこ行かないよ、危ないことしないよって言うんだけど、あの時御嶽山にいた人とそれはなんら変わらない。

山遊びってそういうことですよね。
無事に下山して今日があることは、当たり前のようで当たり前でない。

感謝して、また山に登ろうと思います。
Posted by nao at 2019年08月19日 20:02
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屋久島に行ったことをきっかけに山にはまりました。 ハイキングからバリエーション、岩、沢、雪、山スキーとどっぷり浸かっています。 山は楽し。
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