2020年10月17日
ビジャ・クララの5選手 コロナ対策の規則違反で出場停止処分 キューバ野球リーグ
JIT、2020年10月17日
キューバ野球コミッションはきょう(10月17日)、ビジャ・クララチームの5選手が起こした今季の懲戒規則違反について発表した。
その重要性と関係性に鑑み、本紙はこの声明全文を掲載する。
キューバ野球コミッション声明
キューバ野球コミッションは、第60期キューバ野球リーグに向けて承認された懲戒規則の違反行為における、各人の関与が確定されるあいだ、下記のビジャ・クララの各選手は、本拠地アウグスト・セサル・サンディーノ球場で今週土曜日と日曜日におこなわれるマタンサスとの試合には出場できないことをお知らせする。
該当選手は以下の通り。
1、マグディエル・アルフレド・ゴメス・シスカル
2、アライン・サンチェス・マチャド
3、ユリエン・ビスカイーノ・ロドリゲス
4、マイロン・トマース・アロンソ・トレド
5、レオナルド・モンテーロ・アルフォンソ
今回の手続きは、新型コロナウイルス感染症対策に関連して定められた規定の違反、およびそれらの措置で認可されたもの以外の場面で生じた出来事と結びついている。
いかなる規律違反も放置されることはなく、わが国の主要スポーツ競技のファンへのふさわしい尊重と、現在の状況において競技を発展させていく努力との一貫性を保つという意思に基づいて対応される、ということを改めて確認しておく。
2020年10月17日、ハバナ
"革命62周年"
マタンサス×ビジャ・クララ(2020年10月17日)
Información de la Comisión Nacional de Béisbol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=180220
2020年10月14日
エリスベル・アルエバルエナとヨアンニ・ジェラ メキシカン・パシフィックリーグでプレーへ
エリスベル・アルエバルエナ
JIT、2020年10月14日
キューバ人野球選手のエリスベル・アルエバルエナとヨアンニ・ジェラが、今週木曜日(10月15日)に開幕するメキシカン・パシフィックリーグのロス・アルゴドネーロス・デ・グアサベでプレーする。
キューバ野球連盟は、アルエバルエナ遊撃手はすでに米国から渡航しチームに加入しており、ジェラ投手は最近オンラインで契約手続きをおこなった、と説明した。ジェラはいま、渡航手続きが実現するのを待っているところである。
ロス・アルゴドネーロスはシナロア州のスアサベ市に本拠地があり、リーグ参加わずか2年目の1971-1972シーズンに優勝している。
ヨアンニ・ジェラ
Confirmado: Arruebarruena y Yera jugarán en México
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=180199
2020年09月29日
フレデリク・セペダ 22年の偉大なキャリア
フレデリク・セペダ、第一回WBC
Trabajadores、2020年9月29日、 Joel García León記者
第一回WBC決勝戦8回の右打席での本塁打、2015年カリビアンシリーズでのMVP、第41期キューバ野球リーグ決勝戦でのオルギンのオスカル・ヒルに対する三振、これらは、言及するだけですぐに、その偉大さから野球場ではまれな敬意が向けられているある一人の野球選手のキャリアに結びつけられる、そのごく一部である。その選手とはフレデリク・セペダである。
彼は監督たちが自チームにいてほしいと願う理想の選手である。巧みで力強くタイムリーな打者であり、わが国の野球界で成功した数少ないスイッチヒッターの一人である。サンクティ・スピリトゥスチームおよびキューバ代表チームで背番号24をつけるセペダは22年のキャリアのなかですでに、カサノバ、リナーレス、キンデラン、パチェコ、グリエル、ウラシア、ビクトル・メサらとともに史上最高の選手の一人として位置づけられるほどの打撃成績を残している。
幼いときから日本の野球教室参加のために選ばれていたセペダは、運命的に読売ジャイアンツと契約し日本に戻ることになり、日本野球で最多優勝と最高の人気を誇る同チームの80人目の四番打者となった。
大きな活躍や期待された成績を残すことはなかったが、帰国時のその気高さと自己批判は、新たな賞賛すべき点である。「プロ野球から多くのことを学んだ。倫理規定やトレーニングシステム。野球と言うのはわれわれがキューバで行っているように実戦するにはひじょうに金のかかるスポーツであることを再確認した。プロ野球選手であるために、そしてそれらのチームにとどまるためには、多くの条件が必要とされる。大事なことは入団することだけでなく、それを維持することだ」。
打撃部門をいくつか引用するだけでも、四球数では史上最多(第60期開始前時点で1733個)を誇り、二塁打・得点・打点・OPS・長打率部門では史上ベスト10に位置しているセペダは、克服と忍耐の見本である。よく知られているトミージョン手術を含む3度の手術を乗り越え、また偶然ではなく自身の高いパフォーマンスによって4回目のWBC出場の権利を勝ち得た。WBC4度出場はキューバ人選手唯一であり、安打・打点・本塁打や得点の通算記録を保持している。
セペダはなぜ他チームからの誘いがありうるにも関わらずサンクティ・スピリトゥスにい続けるのか。彼の長い国内外でのスポーツキャリアのなかで私がなしえた3回のインタビューのうちの1回でそのことを訊いた。バッターボックスで悪球を識別するために持っているのと同じ忍耐力で、率直に彼は答えた。
「補強として選ばれたときを除いて、他からは一度も申し出を受けたことがないんだ。サンクティ・スピリトゥスにいることは、家族が大いに影響している。家族を決して放ってはおけないし、自分がデビューしたチームについてもそれは同じだ。ここにいると気分がいい。私が現在の位置までたどり着けたのはこのチームのおかげだ。引退するまで自分のベストパフォーマンスと経験をこのチームに捧げるつもりだ」。
しかしセペダの人生には無視することはできないであろう1ページがある。キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロ・ルスとの対面や電話により会話をかわした4つの場面である。フィデルの息子アントニオ・カストロはセペダの個人的な友人である。
「2009年のWBCのとき、フィデルとは2度電話で話して、忍耐力を維持し集中を失わないようにといつもアドバイスをもらっていた。私を手本として見習うようにと語った声明をフィデルは発した。これはのちにフィデルの論考のひとつとして収録され、私の自宅の居間にある額に飾られている」、とセペダは筆者が以前発表した別のインタビューのなかで回想した。
セペダにとって、自分に野球を教え、現在はセペダの息子に教えている父は、人としての模範であり続けている。「いま父は私の息子フレデリク・セペダの面倒をみている。息子に両手打ちを教え、すべてのポジションでプレーすることを教えた。希望は息子が私よりすぐれた選手になることだ」。
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entuMovil スポーツコンテスト 第22週
最近第60期キューバ野球リーグでフレデリク・セペダが達成した通算記録はどれか。
1) 400二塁打 2) 1200打点 3) 1300得点
正解:1200打点
大賞:チャージ5cuc
ホセ・ダリエル・マルティネス・ディアス、ピナール・デル・リオ県ピナール・デル・リオ市
当選者(entuMovilのSMSサービスフォルダにある有効な任意サービスの1か月間無料登録)
フアン・カルロス・オテーロ・ゲレーロ、マタンサス県カルデナス市
ダイリン・シルバ・ブリト、ラス・トゥナス県ヘスス・メネンデス市
ディーニィ・ドゥアネス・マトス、シエンフエゴス県シエンフエゴス市
2006年第一回WBC決勝 日本戦8回 セペダ1点差に迫る2点本塁打
2015年カリビアンシリーズ準決勝 ベネズエラ戦 セペダ全打撃
2002年第41期キューバリーグ決勝 オルギン戦最終回 2死満塁でセペダ三振
Frederich Cepeda: reverencia con gorra quitada (+ Ganadores)
http://www.trabajadores.cu/20200929/frederich-cepeda-reverencia-con-gorra-quitada-ganadores/
2020年09月22日
フレデリク・セペダ 史上9人目の通算1200打点達成
フレデリク・セペダ、マヤベケ戦で通算1200打点達成
Telerebelde、2020年9月22日、Randy Vasconcelos記者
フレデリク・セペダはキューバ野球の最前線で歴史を作り続けている。サンクティ・スピリトゥスの象徴的選手セペダは9月19日、通算1200打点を達成した史上9人目の選手となった。
今回の通算記録は、23シーズン、1837試合、6191打数目で到達した。ホセ・A・ウエルガ球場でのサブシリーズ初戦4回表、ディスマニ・オルティスを三塁に置き、オルギンのアルヤンセル・アルバレス投手から右翼への犠飛を放ち達成した。
この記録は、オレステス・キンデラン(1511)、アントニオ・ムニョス(1412)、アントニオ・パチェコ(1304)、エリエル・サンチェス(1255)、フェルナンド・サンチェス(1223)、オマール・リナーレス(1221)、ダネル・カストロ(1214)、アレクサンデル・マジェタ(1211)に次ぐものである。
このデータから、セペダが自身の同僚であり現在の監督であるエリエル・サンチェスに追いつき追い越すのは時間の問題と思われる。あと54打点が必要となるが、これはチームの勝利に貢献するという意味で間違いなくエリエルに満足感を与えるものとなろう。
セペダの1シーズンでの最多打点記録は第49期における82打点である。その翌年もほぼこれに近い81打点を記録した。両年とも83試合に出場した。
第42期には自己三番目の記録(62打点)を記録したが、このときはプレーオフまで全90試合に出場した。
このキューバ野球史上最高のスイッチヒッターが到達する次の通算記録は、1300得点になるだろう。
エンリケ・ディアス(1683)、オマール・リナーレス(1547)、エドゥアルド・パレ(1380)、オレステス・キンデラン(1379)の4人しか達成できていないこの偉業にセペダはあと12と迫っており、数試合で並べるものと予測される。
今季はあと13本で、通算400二塁打に到達する。これはミチェル・エンリケス(437)、アリエル・ボレーロ(412)、ロランド・メリーニョ(405)に次ぐものである。
これを達成すれば、2000本安打、700長打、400二塁打、300本塁打、1700四球、1200得点、1200打点に到達したキューバリーグ史上初の選手となる。これらすべての記録が彼を、第60期でプレーしている生ける伝説にしている。
フレデリク・セペダ
Cepeda , la leyenda vivente que juega la serie 60
http://www.telerebelde.icrt.cu/cepeda-la-leyenda-viviente-que-juega-la-serie-60/
2020年08月29日
レオニス・マルティン 日本リーグで好調を維持 今季17号
レオニス・マルティン
CMHW、2020年8月29日、Lázaro A. Marín García記者
ビジャ・クララ出身のレオニス・マルティンは、彼自身や彼のファンにとって残念なことに、米大リーグMLBでの打撃は振るわなかった。しかしながら、彼は東洋の国、日本に行き、「ぴったり」はまった。それまでむしろ単打が特徴だったレオニスがいまや長打で快進撃を続けている。
きょう土曜日(8月29日)、レオニスは強力な日本リーグで17本塁打目を放ち、同部門でリーグ5位を走っている。打点部門では46打点をあげ、これも上位につけている。OPS(出塁率+長打率)は.953という堂々とした数字を残している。
明らかに、シエラ・モレーナ出身のレオニスはバッターボックスでのアプローチを変えた。現在はボールを強く打ちに行っており、そのため61試合で55三振、打率は少々低い.258を記録し、一方、本来得意とする盗塁はわずか6個である。
きょう土曜日(8月29日)の試合でレオニスは上述の2点本塁打により3打数1安打を記録し、試合は千葉ロッテマリーンズが5対1でオリックス・バッファローズを降した。マリーンズは34勝25敗でパシフィックリーグの2位につけている。首位にはソフトバンクホークスが36勝23敗で2ゲーム差をつけて立っている。
ところで、3対0で勝ったホークスでは、ピナールの救援投手リバン・モイネロが今季31試合に登板し防御率1.50を記録している。モイネロは1勝1敗1セーブをあげ、31投球回数で57三振を奪っている。まさしく見事な成績だ。
次の記事では、日本野球リーグでプレーしている他のキューバ人選手についてレポートする。一言だけ言っておくと、大半の選手が好成績を維持している。
レオニス・マーティン、今季第17号本塁打(2020年8月29日)
Leonys Martín sigue desatado: 17 jonrones en Japón
http://www.cmhw.cu/deportes/28366-leonys-martin-sigue-desatado-17-jonrones-en-japon
2020年08月20日
フレデリク・セペダ サンクティ・スピリトゥスチームを牽引 第60期キューバ野球リーグ
フレデリク・セペダ
Radio Habana Cuba、2020年8月20日、JIT
五輪優勝者フレデリク・セペダのリーダーシップがサンクティ・スピリトゥスチームの支柱として戻ってくる。チームは第60期キューバ野球リーグでメダル争いに進むことを目指している。
その目標が県コミッショナーのネルソン・ベントゥラによって語られたその会合では、新人監督エリエル・サンチェスの指揮のもと、捕手3人、内野手10人、外野手7人、投手14人による代表メンバーが発表された。
キャリア23年目を迎えるセペダは、平均年齢25.3歳のチームの象徴的な存在である。チームには昨季活躍したスター投手のひとりヤミチェル・ペレスのほか、ユニエル・メンドーサ、ヨエン・ソカラースら実績ある選手たちが集まっている。
昨季は目標より劣る8位に終わったサンクティ・スピリトゥスチームは、優勝した1979年に味わった歓喜を再現することを夢見ている。
Cepeda lidera a Sancti Spíritus para 60 Serie de Béisbol
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/232137-cepeda-lidera-a-sancti-spiritus-para-60-serie-de-beisbol
2020年08月17日
次期キューバ野球リーグ 東部地域のみでの試合開催に変更
第59期でのカマグエイ対マタンサス
JIT、2020年8月17日
キューバ野球局は、9月12日に開幕するキューバ野球リーグの最初の4つのサブシリーズのうち西部地域でおこなわれるのは、前回覇者マタンサス対前回準優勝カマグエイの試合だけとなる、と発表した。
同局最高責任者のエルネスト・レイノソは、日程を作り変えるという決定は現在の西部地域での新型コロナウイルス感染の状況を考慮したものであることを説明し、リーグの関係者全員の健康を最優先する考えを訴えた。
「このパンデミックに打ち勝ち、現在の困難な状況のなかでリーグを実現させるために国がおこなっている努力によって、われわれは危険を最小化し、開催を保証するためにあらゆる対策をとらねばならない」、とレイノソ局長は述べた。
局長はまた、マタンサスが唯一例外となった理由は、前回王者であり開幕式の舞台であることによると説明し、ただしそれはカマグエイとの開幕シリーズだけに限るものだ、と強調した。
「それ以降のサブシリーズは、サンクティ・スピリトゥスからグアンタナモの地域のみでおこなわれる」と述べたレイノソ局長は、これは全県の野球当局との調整によるものである、と説明した。
「すでにこの変更方針に従って、現在われわれは全日程の再編に取り組んでおり、それは決定次第アナウンスする」、と局長は、来季に向けた各チームの代表メンバー決定過程のなか、語った。
各チームの代表メンバーは、本日発表されたグアンタナモとサンティアゴ・デ・クーバに続いて今週火曜日(8月18日)、グランマ、オルギン、ラス・トゥナスが発表される。
キューバTV(2020年8月17日)
Serie Nacional de Béisbol tendrá nuevo calendario
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=156943
2020年07月30日
フレデリク・セペダ 史上4人目の400二塁打まであと1歩
フレデリク・セペダ
Granma、2020年7月30日、Sigfredo Barros Segrera記者
二塁打の特質を、フェンスに跳ね返ることもあるあわや本塁打というパワーによる長距離打としてとらえる専門家も少なくない。その一方、二塁打の達成にはスピードの役割を重く見る専門家も多くいる。しかしいずれにしても二塁打は、あらゆるチームの攻撃において不可欠な要素である。
数年前から、通算二塁打数の史上1位をめぐる争いがあった。はじめはハバナのハビエル・メンデスが381本で1位だった。このあとグランマのビクトル・ベヘラーノがさらに1本多く打ちトップに立ち、続いて、史上最高の打撃を誇る捕手のひとりサンティアゴのロランド・メリーニョが、史上初の400本越えとなる405本に到達した。
しかしまだほかの2人がいた。イスラ・デ・ラ・フベントゥの「スーペル12」ミチェル・エンリケスが410本で引退した。そしてビジャ・クララの牽引者アリエル・ボレーロが現時点の史上最多記録412本で終えた。いま史上4位の記録を持つ選手が、この400二塁打という神話的数字に到達しようとしており、キューバでの新たな二塁打王になる可能性がある。
セペダ、ふたたび1位
疑いなく、サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダはキューバリーグでの史上最高の打者の一人である。すでに打点と安打部門では現役選手最多の位置にいるセペダは、この二塁打でも現役トップを走っており、長距離打の能力と投球を見極める能力とを併せ持っていることを誇示している。現在387二塁打を記録し、400本まであと13本。この数字はおそらく次期第60期シリーズで達成されるだろう。
セペダのあとをヨルダニス・サモンが追っている。ビクトルとパブロのベヘラーノ兄弟と並んでグランマ県最高の打者の一人である。サモンが有利なのは18シーズンで369本を積み上げているという事実である。もちろんサモンは達成までにもう1年待たねばならないだろうが、5人目の400二塁打達成者となるのは確実である。
サモン一塁手のあとにはベテラン強打者のダネル・カストロがいる。44歳のカストロは26シーズンのキャリアを重ねている。このラス・トゥナスの二塁手はいまだ引退しておらず、彼のために用意されたかのような指名打者制度もあって、チームに貢献を続けている。
300超えの2人、そしてその後続
現役選手の通算二塁打ランキング第4位には、ルイス・フェリペ・リベラがいる。この24年のキャリアを持つイスラ・デ・ラ・フベントゥの選手は、評価に値するその大きな安定性で際立っている。
ともに左打ちのサンクティ・スピリトゥスのユニエル・メンドーサとハバナのヨアンドリィ・ウルヘジェスが5位と6位に並んでいる。リーグキャリア年数が同一であるにもかかわらず、ウルヘジェスは負傷欠場がたたって、およそ300試合少ない。両選手とも300二塁打には届くに違いない。キャリア終盤にいるため400本は非常に難しいだろう。
このあとの3選手は二塁打数ではかなり近いものがあるが、このうちオルギンのユニオル・パウミエルはベストの二塁打率を誇っている。シエゴ・デ・アビラのヨエルビス・フィスと比べて、打数は1000以上少ないにも関わらず、二塁打数は4本しか違いがない。一方カマグエイのアレクサンデル・アヤラは19シーズンで252本を記録している。
現役選手通算二塁打数ベスト10
名前、年数、試合数、打数、二塁打数
1、フレデリク・セペダ、387本、22、1831、6178
2、ヨルダニス・サモン、369本、18、1908、5752
3、ダネル・カストロ、354本、26、1768、7104
4、ユリエスキ・グリエル、327本、15、1330、5053
5、ルイス・フェリペ・リベラ、313本、24、1768、6406
6、ユニエル・メンドーサ、289本、21、1645、6316
7、ヨアンドリィ・ウルヘジェス、281本、21、1352、4525
8、ヨエルビス・フィス、260本、20、1544、5543
9、ユニオル・パウミエル、256本、18、1247、4279
10、アレクサンデル・アヤラ、252本、19、1375、4798
(記録:カルロス・デル・ピノ)
キューバTV フレデリク・セペダ 最新インタビュー(2020年)
Cepeda, a un paso de los 400
http://www.granma.cu/temas-beisboleros/2020-07-30/cepeda-a-un-paso-de-los-400-30-07-2020-23-07-35
2020年07月17日
アルフレド・デスパイネとユリスベル・グラシアル 日本に向けて出発へ
アルフレド・デスパイネとユリスベル・グラシアル
JIT、2020年7月17日
間もなく日本に向けて出発するアルフレド・デスパイネとユリスベル・グラシアルの野球選手2人と、同競技の幹部たちとの交流はきょう(7月17日)、活気ある対話となった。
INDERのラウル・フォルネース第一副会長が主宰したこの会合では、形式ばることなく、ソフトバンクホークスのスター選手2人による、これまで彼らをキューバに留めるもととなった負傷からの回復の宣言を聞くことができた。
両選手は、負傷を過去のものとするために、また新型コロナウイルス対策のために強いられた環境に適したトレーニングレベルを維持するために受けた支援を強調し、同時にこれまでほとんどなかったほどの家族との時間を楽しんだことを語った。
フォルネース第一副会長は、健康を最優先するということが、医学的推奨を完全に満たすという決定のなかでは常に、日本に戻るための手続きを早めることよりも優先されたと回想し、今回のパンデミックに関係した予防措置を徹底することを2選手に訴えた。
「キューバにとってあなたたちは今も、これからも、商品ではない。だからここであなた方は注意を払われるということをわれわれは保証する。われわれは、あなた方の動向を見守ったし、いったん完全に回復したら日本に戻るだけだと主張した」、とフォルネース第一副会長は強調した。
INDERのアリエル・サインス副会長によっても活気づいたこの会合では、両選手が日本リーグでの同郷の選手たちのすぐれた活躍を賞賛し、日本リーグでの求めに応えるという挑戦に立ち向かうためのモチベーションを宣言した。
「われわれは快調であり、期待されていることをなす用意ができている」、と述べたデスパイネは、日本リーグの舞台への出発には、その前置きとして、新型コロナウイルス感染症対策の結果決められている隔離検疫の履行が予定されている、と言及した。
アルフレド・デスパイネとユリスベル・グラシアル
Directivos del Inder despidieron a Despaigne y Gracial
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=148814
2020年07月16日
キューバ野球連盟 米大リーグで活動するキューバ選手の受け入れを検討中
Radio Habana Cuba、2020年7月16日、PL
キューバは、国際イベントでキューバを代表しうる米大リーグ(MLB)での契約選手たちを受け入れる可能性を検討している、とキューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス会長は語った。
同連盟を率いて10年以上になるベレス会長は、地元テレビ番組「フガーダ・ペルフェクタ」でのインタビューで、大リーグや世界のその他のリーグに加入している野球選手を受け入れる可能性について話した。
「現在、これは検討中のテーマである」、と会長は述べた。ベレス会長は、その大会レベルから史上最も重要な結果として見られている2006年の第一回WBCで準優勝を獲得したキューバ代表チームの監督である。
「すべてはひとつのプロジェクトであり、検討中だが、とても幸せな結末が来るよう期待している」、と語った会長は、「両手を広げて歓迎している。みなキューバ人だ」、と明らかにした。
会長はまた、大リーグのロサンゼルス・ドジャースでの経験を経たあと今年キューバリーグに復帰したエリスベル・アルエバルエナ遊撃手を明らかに想定して、大リーグ経験があり「現在キューバでプレーしている」選手たちの存在に言及した。
キューバ野球連盟とMLBコミッショナーは2018年11月、キューバ選手が亡命することなく、主要プロ野球リーグで確立している契約条項と類似のものを通して、世界最大のリーグで活動することを可能にする協定に調印した。
この協定は、いまだキューバ野球の多くの有望選手たちの生命や身体全体を危険にさらしている人身売買のような違法活動を阻止することなどを目的としていた。
しかしこの協定は2019年4月、選手と契約したチームからキューバ政府が経済的利益を得るということを理由に、米国のドナルド・トランプ大統領政権によって取り消された。
数十年におよぶ国際舞台での成功のあと、キューバ野球は数年間低迷を続け、2019年にはリマでのパンアメリカン大会で6位に終わるに至った。
Cuba estudia admitir a jugadores contratados en la MLB
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/228663-cuba-estudia-admitir-a-jugadores-contratados-en-la-mlb