2020年11月16日
ラサロ・ブランコ ニカラグアリーグへ ロエル・サントスとノエルビス・エンテンサはベネズエラリーグへ
ロエル・サントス
JIT、2020年11月16日
ラサロ・ブランコのニカラグアへの出発と、ロエル・サントスとノエルビス・エンテンサのベネズエラ行きの手続きほぼ完了というニュースが、キューバ野球連盟によって管理された契約活動にもたらされた。
グランマのスター投手ブランコは、きょう月曜日(11月16日)、レオーネス・デ・レオンに加入するため、中米ニカラグアに向けて渡航した、とルイス・ダニエル・デル・リスコ連盟幹部は、キューバ野球当局が組織する週次定期記者会見で語った。
同じくグランマの外野手サントスと、マタンサスの投手エンテンサは、各チームの認可を含む初期手続きをすでに終え、ティグレス・デ・アラグアとの契約調印を待っているところである。
彼らのベネズエラプロリーグへの加入は、キューバ野球連盟のもと初のものとなり、これは多様化の分野において重要と考えられていると説明したデル・リスコは、同リーグから届いたオファーは少なくとももう一つあり、検討されている、と話した。
ラティーノアメリカーノ球場のアドルフォ・ルケ・サロンで開催されたこの会見ではまた、第60期キューバ野球リーグで中止または打ち切りとなった35試合の再試合のために作成されたスケジュールの発表も注目を浴びた。
この件について、今リーグの責任者カルロス・マルティンは、目標は11月21日から1月4日のあいだに開催することである、と述べた。
一方、コミッショナーのエルネスト・レイノソは、コロナ禍による航路移動制限のため、各チームは60試合目の前に、海外で個人資格で契約している選手を登録できることが承認された。
「この決定はわれわれの大会に参加するという義務を例外的に無効にする。なぜならこれは個人的意思を超えた状況であるからだ」、と述べたコミッショナーは、この手続きには他の選手の放出が必要となる、と強調した。
キューバTV ビジャ・クララ対サンクティ・スピリトゥス(2020年11月15日)
Béisbol cubano por más presencia en ligas foráneas
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=187354
ロエル・サントス ベネズエラリーグへ来週出発
ロエル・サントス
Radio Rebelde、2020年11月17日、Antonio Sevila Hidalgo記者
グランマのロエル・サントスがふたたび海外リーグでその実力を示す機会を得る。今回彼の貢献を要請したチームは、ベネズエラのティグレス・デ・アラグアである。
ニケーロ市生まれのサントスは、キューバ野球連盟による契約選手のうち、もっとも他リーグで多くの経験を経ている選手である。
2016年にカンナムリーグでケベック・キャピタルズに在籍し、その翌年には日本リーグの千葉ロッテマリーンズ、そのあと2019年にはコロンビアのカイマネス・デ・ンバランキージャでプレーした。メキシコでは昨季オルメカス・デ・タバスコで夏のあいだプレーし、そのあとメキシカン・パシフィックリーグでナランヘーロス・デ・エルモシージョに加入した。
9月15日に33歳になったロエル・サントスは、ベネズエラリーグ (LVBP)でプレーするという今回の機会に感謝している。
「わが国の野球連盟とエルモシージョには感謝している。ティグレス・デ・アラグアに在籍するチャンスを与えてもらった。ロエルのスポーツキャリアにおける新たな経験となる。最大限これを利用するよ」。
ロエルにはノエルビス・エンテンサ投手が同伴する。カリビアンシリーズで一緒になった選手も何人かいる。ロエルは2018年グアダラハラでの大会では大会ベストナインにも選ばれた。「ベネズエラ人のアレクシ・アマリスタは仲良くしている選手の一人で、カリブ大会で一緒だった。今回のチームで新たな友人たちをつくれたらいいね」。
第60期キューバ野球リーグでロエルは打率.286、出塁率.399、39得点を記録している。長打は二塁打8本、三塁打1本、本塁打4本。間違いなくグランマチームにとっては残念な不在となろう。「いつもわが県の役に立ちたいと願っている。今年は連覇する気持ちでわれわれはやってきた。私はプレーオフにはチームに戻れる可能性があるし、勝負を決める試合でチームを手伝うつもりだ」。
ロエルには野球のグラウンドで貢献すべきことがまだたくさんある。「今回は自分にとって新たな何かである。個人的にはキューバリーグでも、自分が参加する大会でも、成績の数字を増やし続けていきたい。それにわれわれは、他のキューバ選手が海外でプレーできるように"扉を開く"ことができる」。
ベネズエラリーグは、これまでロエル・サントスが参加したなかでもっとも厳しいリーグの一つである。「これまでのリーグでは、それぞれ何か新たなことを学んでいる。今回のリーグは、メキシカン・パシフィックリーグや日本リーグでの野球とすごく似たレベルにあるのは間違いない。」
来週月曜日(11月23日)にベネズエラに向けて出発するロエル・サントスは、同国のプロリーグでティグレス・デ・アラグアの一員としてプレーする。
ロエル・サントスのコメント
このニュース音声はこちらから。
Santos se vestirá de “Tigre” en Venezuela (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/-20201117/
2020年11月10日
キューバ野球オールスターゲーム U25チームが逆転勝ち
Radio Habana Cuba、2020年11月10日、PL
ギジェルモン・モンカダ球場できょう(11月10日)おこなわれたキューバ野球のオールスターゲームは、25歳以下のチームが8対6で25歳以上のチームを破った。
U25チームは初回にグランマのスター投手ラサロ・ブランコから先制点を含む3得点をあげ、ブランコを継いだカマグエイのフランク・マダンがこれを抑えた。
初回裏に、25歳以上チームはカマグエイのヨシマル・コウシンの投球を強く打ち返し、ハバナの一塁手リスバン・コレアの大会史上初の満塁本塁打で4点を奪った。
王者チーム・マタンサスのアルマンド・フェレール監督率いる25歳以上チームは、4回にも2点を追加したが、シエンフエゴスのアライン・アルバレス率いるU25チームは7回に反撃し、2点を加えた。
その次の8回にU25チームはグランマのイバン・プリエト捕手がマタンサスのノエルビス・エンテンサ投手から本塁打を放ち6対6の同点に追いつき、さらに地元サンティアゴのサンティアゴ・トーレス二塁手がグランマのジョエル・モヘーナから本塁打を放ち逆転した。勝利投手はアルテミサのライデル・トーレス、敗戦投手はモヘーナ、セーブはハバナのアンディ・ロドリゲスについた。
今大会は、U25チームと25歳以上チームが戦った初のオールスターゲームである。
これまで東西チームによる対決は31試合戦われ、東部チームの16勝15敗となっている。
きょうの試合後、今季キューバリーグは11月14日の土曜日に再開されることが発表された。
キューバ野球オールスターゲーム 完全版(2020年11月10日)
キューバ野球オールスターゲーム ダイジェスト(2020年11月10日)
リスバン・コレア、大会史上初の満塁本塁打
イバン・プリエトの同点本塁打、サンティアゴ・トーレスの逆転本塁打
技能競争
Estrellas del futuro se imponen a las del presente
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/239308-estrellas-del-futuro-se-imponen-a-las-del-presente
2020年11月08日
キューバ野球オールスターゲーム 雨天のため延期
JIT、2020年11月8日
キューバ野球コミッションは、サンティアゴ・デ・クーバ市のギジェルモン・モンカダ球場での雨天によって生じた状況により、今季オールスターゲームの一環としてきょう(11月8日)予定されていた活動は中止されることを発表する。
同市では、土曜日(11月7日)に技能競争が延期となったあと継続して雨が降り続けており、きょう日曜日の天候によって再度の延期が余儀なくされ、月曜日(11月9日)が最終決定に向けた最終期限となる。
このため、もし状況が許すならば、優先はオールスターゲームとなるが、そのうえで、選手たちのリスクを最小化するために技能競争のフォーマットを再検討する。
また、召集された選手・首脳陣たちがキューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロ・ルスを追悼するサンタ・イフィヘニア墓地を含む歴史的名所への訪問プログラムの遵守は続けられる。
成功と改善すべき事柄を検討するために、各県のコミッショナーと、今季活躍している全チームの監督陣との2度の実りある交流セッションも予定している。
キューバTV 技能競争中止(2020年11月7日)
No será hoy el Juego de las Estrellas de la 60 SNB
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=185319
2020年11月02日
キューバ野球オールスターゲーム 出場選手発表 今季は若手チームと対戦
Radio Habana Cuba、2020年11月2日、PL
次回のキューバ野球オールスターゲームは、25歳以下の選手チームとそれ以上の年齢の選手チームとの対決として、初めておこなわれる、ときょう(11月2日)野球当局が発表した。
キューバ野球のコミッショナー、エルネスト・レイノソの発表によると、従来の東西対決を変更するこの決断は、11月8日のサンティアゴ・デ・クーバでの試合に独自性をもたらすという観点によるものである。
記者団との週刊定期会見において、レイノソは、この新たな試みは最終的なものではなく、従来のフォーマットも再開しうると語った。
他方、新型コロナウイルス感染症対策のさなか、これまで現役選手の試合の前哨戦としておこなわれてきたOBチームによる試合はおこなわれないが、これらのOB選手たちは球場に招待される、とコミッショナーは述べた。
コミッショナーはまた、11月7日に技能競争がおこなわれ、これは同日の本塁打競争によって締めくくられる、と発表した。
25歳以下のチーム
捕手(3人):ルイス・ゴメス、アンドリィ・ペレス、イバン・プリエト
内野手(8人):ダニエル・ペレス、ワルテル・パチェコ、セサル・プリエト、サンティアゴ・トーレス、ルイス・マテオ、ランヘル・ラモス、ヤンディ・ヤネス、ジェイソン・マルティネス
外野手(6人):ロイデル・チャペリー、ユディエル・ゴンサーレス、ヘイセル・セペダ、レオネル・モアス、ルイス・ゴンサーレス、ルイス・E・ゴンサーレス
指名打者(1人):ハビエル・カラベオ
投手(10人):レンネル・リベロ、パブロ・ルイス・ギジェン、カルロス・フォント、ライデル・トーレス、ジョナタン・カルボー、ヨシマル・コウシン、ダイロン・メナ、アンディ・ロドリゲス、ヤンキエル・マウリ・グティエレス、ユニオル・トゥル
監督:アライン・アルバレス
25歳以上のチーム
捕手(3人):ラファエル・ビニャーレス、リチェル・ロペス、ヨスバニ・アラルコン
内野手(8人):リスバン・コレア、ギジェルモ・アビレース、ウンベルト・ブラボ、ホルヘ・アロマー、アレクサンデル・アヤラ、ヨルビス・ボロート、パベル・ケサダ、ダヤン・ガルシア
外野手(6人):フレデリク・セペダ、デニス・ラサ、ヤセル・ゴンサーレス、ライコ・サントス、ウィリアム・ルイス、ヨエルキス・ギベルト
指名打者(1人):ヨルダニス・サモン
投手(10人):ラサロ・ブランコ、フランク・マダン、ホセ・クエスタ、ブラディミール・バーニョス、エルリス・カサノバ、ヨエル・モヘーナ、レアンドロ・マルティネス、ルベーン・ロドリゲス、ダビド・メナ、フアン・ペレス
監督:アルマンド・フェレール
キューバTV サンティアゴ・デ・クーバ オールスターゲーム開催地(2020年11月4日)
Anuncian equipos para Juego de Estrellas del béisbol cubano
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/238567-anuncian-equipos-para-juego-de-estrellas-del-beisbol-cubano
2020年10月29日
シエゴ・デ・アビラのアルナルド・ロドリゲス投手 無安打無得点試合達成 キューバ野球史上58試合目
アルナルド・ロドリゲス
JIT、2020年10月29日、Mario Martín Martín記者
シエゴ・デ・アビラのアルナルド・ロドリゲス・ロメロ投手はきょう(10月29日)、カマグエイのカンディード・ゴンサーレス球場で無安打無得点試合を達成し、キューバ野球の歴史に名を残した。ロドリゲス投手は第60期キューバ野球リーグでのピナール・デル・リオとの試合でこれを達成し、チームは2対0で勝利した。
ボリビア市生まれのロドリゲスは、初回から19人の打者を凡退させたあと、7回にロイデル・マルティネスに四球を与えた。そのあと8回にレイニエル・レオンに死球を与え、9回にはイランディ・エルナンデスを四球で歩かせた。
ベニグノ・ダキンタのデータによると、今回の無安打無得点試合はキューバ野球リーグ史上58試合目となる。
また同データによると、これまで無安打無得点試合を複数回達成したのはわずか4投手であり、それはフアン・ペレス・ペレス、ロヘリオ・ガルシア、マエルス・ロドリゲス、アキノ・アブレウ、フレディ・アシエル・アルバレスである。
きょうのロドリゲスによる無安打無得点試合は、シエゴ・デ・アビラの投手としては3試合目となる。これまでオマール・カレーロが1981年1月27日にラス・トゥナス戦で、ホセ・アントニオ・バローソが2005年2月12日にシエンフエゴス戦で達成している。
興味深いもうひとつのデータ:2018年9月27日、きょうと同じくピナール・デル・リオ戦で、ロドリゲスは達成まであと1死と迫ったが、代打イランディ・エルナンデスの安打でその夢を打ち砕かれた。
シエゴ・デ・アビラ打線はピナールの先発ブラディミール・バーニョスから2回と3回に得点した。そのうちの1点はラウル・ゴンサーレスによる本塁打であり、ゴンサーレスはヨルビス・ボロートとともに4打数2安打を記録した。
キューバTV ダイジェスト(2020年10月29日)
Avileño firma juego 58 sin jit ni carreras en series nacionales
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=183274
2020年10月28日
今季キューバ野球リーグのオールスターゲーム開催地 サンティアゴ・デ・クーバに決定 11月8日
JIT、2020年10月28日
キューバ野球コミッションはきょう(10月28日)、11月8日の日曜日に行われる今季のオールスターゲームの開催地がサンティアゴ・デ・クーバに決定した、と発表した。その前日には恒例の技能競争が実施される。
声明によると、今回の決定は、同県チームがここ近年経験豊かな成長を示し、すぐれたパフォーマンスを見せていることに基づいており、また下位カテゴリのリーグでの良好な成績も考慮に入れている。
さらには、声明によると、今季すぐれた成績をあげているマタンサス、カマグエイ、シエンフエゴスからも希望を受け取っていたが、サンティアゴが2008年に最後にオールスターゲームを開催してからの経過年月と、同地当局の姿勢も理由に加えられた。
声明はまた、チーム編成やその他の詳細等については来週月曜日(11月2日)、野球当局と国内メディアとの週間定例会見で発表される、としている。
第59期のオールスターゲームは、カマグエイの首都でおこなわれ、東軍が3対0で西軍を降し、次回開催地の権利を守った。
60 SNB: Juego de las Estrellas será en Santiago de Cuba
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=183267
2020年10月26日
キューバ人選手ランディ・アロサレーナ 米大リーグでの活躍続く 同一ポストシーズン史上最多安打記録達成
ランディ・アロサレーナ、新たな安打記録を達成
Radio Habana Cuba、2020年10月26日
キューバ人選手ランディ・アロサレーナは自身の歴史を拡大し続けており、米大リーグワールドシリーズ第五戦では同一ポストシーズン史上最多安打(27本)の記録を達成した。ただし自チームのタンパベイ・レイズを勝利に導くことはできず、試合はロサンゼルス・ドジャースが4対2で勝利した。
アロサレーナは、前日に同一ポストシーズン史上最多本塁打(9本)の記録を達成していたが、この日曜日(10月25日)には4打数1安打で今ポストシーズン27安打目を放ち、2014年に26本を放ったベネズエラ人選手パブロ・"エル・パンダ"・サンドバルの史上最多記録を抜いた。
ピナール・デル・リオ県マントゥア生まれのアロサレーナによるきょう日曜日(10月25日)のこの安打は、レイズ打線を抑え今シリーズ自身2勝目をあげたドジャースの左腕エースのクレイトン・カーショーから放った。このカーショーの好投によりドジャースは今シリーズ3勝2敗とリードした。
またアロサレーナは、今ポストシーズンでの打点数を13とし、エバン・ロンゴリアが持つ同一ポストシーズンでの新人最多打点記録に並んだ。
アロサレーナ、ポストシーズン9本目の本塁打(ワールドシリーズ第四戦、2020年10月24日)
アロサレーナ、ポストシーズン1号から7号までダイジェスト
アロサレーナ、インタビュー(ワールドシリーズ第四戦試合後)
Randy Arozarena logra otro récord en Grandes Ligas
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/237817-randy-arozarena-logra-otro-record-en-grandes-ligas
2020年10月23日
リスバン・コレア 100号本塁打 キューバ野球リーグ史上133人目 親子での達成は2組目
リスバン・コレア、自己通算100号本塁打を放ち、今季本塁打部門トップを維持
Juventud Rebelde、2020年10月23日、Norland Rosendo記者
彼がミートしたボールは、広大な外野左翼のなかでラティーノアメリカーノ球場にいた人たちの目からはほとんど見失われ、ほぼ観客席に近いところを直撃することになった。そこに落下したリスバン・コレアの100号本塁打は今季12本目で、ラス・トゥナスのラファエル・ビニャーレスを1本上回り、今季の本塁打部門トップを維持した。
リスバンは今季開始時、通算88本塁打であり、今季3人目の100号達成者である。父親イバン・コレアとの親子での100号本塁打はチーム初であり、キューバ野球史上としてはロウルデスとユリエスキのグリエル親子に次いで2組目である。
われらの記録専門家ベニグノ・ダキンタの資料によると、キューバリーグでこれまで100号本塁打を達成した選手は133人いる。このうちハバナ所属の選手が18人である。このデータについては、今季スタイレル・エルナンデスがこのメンバーに加わって以来、議論を呼んできた。
この件を説明するために、ダキンタは自身の資料を再点検し、フアン・アントニオ・トリエンテが旧ハバナ県のチームで68本塁打を記録したあと、メトロポリターノスで残り87本を放ち、100号本塁打を達成していることを証明した。
「ここ数日は気がはやり、一発が出なかった。調整し、精神面の強化に取り組んだ」、とインドゥストゥリアレスの4番打者コレアは、サブシリーズ終了時の定期記者会見で語った。
コレアは、今季少なくとも20本塁打を目指していることを明らかにした。これは現在全日程の半分以上が残っていることを考慮すれば、達成可能と思われる目標である。
今季2位につけているラス・トゥナスのラファエル・ビニャーレスも、自チームはサンティアゴ・デ・クーバに敗れたものの、本塁打を放った。サンティアゴチームは、先発投手であるカルロス・フォントが勝利投手となった。フォントは昨日5勝目をあげ今季この時点で異例のハーラーダービーのトップグループ11人を構成することになった5投手のうちの一人である。
オールスターゲームを久しく開催していない2県のチームの順位はそれほど興味深いものにはならなかった。シエンフエゴスとサンティアゴ・デ・クーバは、カマグエイに0.5ゲーム差でともに2位に並んでいるが、勝率では、シエンフエゴスがオールスターゲーム開催地決定に向けてわずかに有利である。そうであれば、その他のことが今週金曜日に発表される可能性のある決定に影響する判断基準となろう。
キューバTV リスバン・コレア100号本塁打(2020年10月22日)
キューバTV リスバン・コレア100号本塁打(2020年10月22日)
Lisbán soltó la correa
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2020-10-22/lisban-solto-la-correa
2020年10月21日
シエゴ・デ・アビラのヤンデル・ゲバラ キューバリーグ通算100勝達成 史上28人目
ヤンデル・ゲバラ(中央)、通算100勝達成
Juventud Rebelde、2020年10月21日、Norland Rosendo記者
シエゴ・デ・アビラの本拠地ホセ・ラモン・セペロ球場での今季初勝利は、ヤンデル・ゲバラ投手が国内リーグ通算100勝を達成したという事実によって歴史に残ることとなる。長い1日となったこの日は10試合がおこなわれ、残りは休止となった。
2007年12月12日、アブレウ市のラサロ・サントス球場で、救援で4回2/3を投げ、シエンフエゴスに10対7で勝ち、自身初勝利をあげてからほぼ13年後、この働き者の右腕ヤンデルはきょう水曜日(10月21日)、チーム史上5人目、キューバ野球史上28人目の投手となった。
7イニング制ダブルヘッダーの二試合目だったこの試合は、5回までオルギンが最少得点差でリードし、サブシリーズ勝ち越しを狙っていたが、シエゴ・デ・アビラ打撃陣が従来の攻撃性を取り戻し一挙5点をあげ逆転し、ヤンデルに栄誉ある勝利をプレゼントした。
グアンタナモも、カマグエイとの試合終盤に大きな抵抗を見せた。同点となった8回裏にレオネル・モアが適時打で走者2人を本塁に還し、勝負を決めた。カマグエイは反ゲーム差で単独首位に戻った。
一方、マタンサスはピナール・デル・リオとのダブルヘッダーを1勝1敗で分けた。今季防御率トップのレンネル・リベロは、ピナール打線を7回無得点に抑え、防御率を0.42とさらに下げたが、救援陣が崩れ、ピナールのヤセル・フリオ・ゴンサーレスが満塁本塁打を放ち、マタンサスを打ち破った。ゴンサーレスは今季9本目の本塁打で、リスバン・コレア(11本)、ラファエル・ビニャーレス(10本)に続き本塁打部門3位につけた。
ダブルヘッダー2試合目は、マタンサスのもう一人の新人投手ナイケル・クルースが無四球完投で7三振を奪い、またハビエル・カメーロが3打数2安打1本塁打でチーム全打点をたたき出した。
サンティアゴ・デ・クーバは、直近の成績によってオールスターゲーム開催の権利を奪われることを嫌い、いまだ本調子が出ないままのラス・トゥナスをふたたび打ち破った。一方、インドゥストゥリアレスは連敗を4で止めた。
イスラ・デ・ラ・フベントゥ地域では悪天候のため試合ができず、同チームはすでに休止試合を7試合重ねている。
順位表:
1、カマグエイ、19勝9敗
2、マタンサス、サンティアゴ・デ・クーバ、19勝10敗
4、シエンフエゴス、17勝9敗
5、グランマ、18勝10敗
6、サンクティ・スピリトゥス、16勝10敗
7、インドゥストゥリアレス、17勝12敗
8、ビジャ・クララ、14勝13敗
9、ピナール・デル・リオ、14勝14敗
10、オルギン、13勝16敗
11、ラス・トゥナス、マヤベケ、12勝17敗
13、グアンタナモ、シエゴ・デ・アビラ、10勝19敗
15、アルテミサ、8勝21敗
16、イスラ・デ・ラ・フベントゥ、5勝17敗
キューバリーグ10月21日の試合結果
キューバ野球リーグ10月21日ダイジェスト
インドゥストゥリアレス対ビジャ・クララ1試合目(2020年10月21日)
インドゥストゥリアレス対ビジャ・クララ1試合目(2020年10月21日)
Yander, al fin
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2020-10-21/yander-al-fin