2021年01月05日
ピナール・デル・リオチーム 新型コロナウイルス陽性者1人判明 対戦したオルギンチームも隔離
JIT、2021年1月5日
キューバ野球コミッション(CNB)はきょう(1月5日)、今季出場しているピナール・デル・リオチームでの新型コロナウイルス陽性者1人の判明に関するプレスリリースを発表した。
その重要性と好機さに鑑み、本紙はこれを全文掲載する。
CNBによる声明
第60期キューバ野球リーグでの試合前にピナール・デル・リオチーム44人におこなわれたPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性者が1人判明した。
陽性反応を示した首脳陣の1人は入院し、その他のメンバーたちは隔離された。同チームとの三連戦の第一試合目をすでにカピタン・サンルイス球場でおこなっていたオルギンチームメンバーも同様に隔離されている。
ガイドラインの定めによれば、両チームは次回の検査まで5日間隔離される。
そのときはじめて残り試合のスケジュール再設定が決定されうる。
2021年1月5日、ハバナ
60 SNB: informan sobre positivo a la COVID-19 en Pinar del Río
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=194581
2021年01月04日
メキシカン・パシフィックリーグのプレーオフ キューバ選手活躍中
フアン・カルロス・ビエラ(上)とヨアンニ・ジェラ(下)
Radio Rebelde、2021年1月4日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
キューバ野球連盟と契約している合計3人の野球選手が、ここ数日、メキシカン・パシフィックリーグのプレーオフに出場している。
アルゴドネーロス・デ・グアサベにはヨアンニ・ジェラ投手がおり、トマテーロス・デ・クリアカーンとの準々決勝の初戦で投げた。マタンサスのジェラは5回を投げ、2四球5奪三振で、自責点はわずか1点だった。
一方、前年王者のトマテーロスでは、ヨエルキス・ギベルト外野手が活動している。サンティアゴのギベルトはこのプレーオフで8打数2安打、1三塁打、2得点、2打点をあげている。
このトマテーロスとグアサベとの準々決勝は、ここまで1勝1敗で並んでいる。
キューバ野球連盟を経由してプレーしているもう一人の選手がカルロス・フアン・ビエラ投手である。ラス・トゥナスのビエラはこの日曜日(1月3日)にヤキス・デ・シウダ・オブレゴンの一員としてデビューし、リリーフとして1回2/3を投げ、1安打、無失点に抑えた。
ヤキスはこの日曜日の勝利で、チャーロス・デ・ハリスコとの準々決勝を1勝1敗のタイとした。
このほかの準々決勝では、ナランヘーロス・デ・ヘルモシージョがベナードス・デ・マサトラーンに、スルターネス・デ・モンテレイがアギラス・デ・メヒカリに、それぞれ2連勝している。
きょう月曜日(1月4日)は移動日となる。4勝目をあげた各チームが準決勝に進む。
Intervienen peloteros cubanos en Liga ARCO Mexicana del Pacífico
https://www.radiorebelde.cu/noticia/intervienen-peloteros-cubanos-en-liga-arco-mexicana-del-pacifico-20210104/
サンティアゴ・デ・クーバチーム 新型コロナウイルス感染者1人判明 残り選手も隔離中
サンティアゴ・デ・クーバチーム
Cubadebate、2021年1月4日、Brita Garcia Alberteris記者
年末の休養のあとホテルに戻った野球のサンティアゴ・デ・クーバチームの選手から1人、新型コロナウイルス感染症の陽性者が判明した。
定められたガイドラインに基づき、選手たちにはランダム形式でPCR検査が実施され、ジェリ・マルティネス外野手に陽性反応が出た。同選手に症状はなく、アンブローシオ・グリージョ病院に入院中である。
チームの残りメンバーはホテル・デポルティボ・デ・ラ・シウダ・エロエで隔離されている。彼らにもPCR検査が実施されたが陰性だった。
既定の通り、分析を繰り返すために5日間待機しなければならない。陰性の場合、第60期キューバ野球リーグに復帰し、イスラ・デ・ラ・フベントゥとの再試合の実施となる。
選手たちの健康状態は現在まで安定している、と同県のINDER当局は伝えている。
Detectan caso positivo de COVID-19 en el equipo Santiago de Béisbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/01/04/detectan-caso-positivo-de-covid-19-en-el-equipo-santiago-de-beisbol/
2020年12月29日
カマグエイのフランク・マダン投手 無安打無安打無得点試合達成
フランク・マダン
Radio Habana Cuba、2020年12月29日、PL
カマグエイのフランク・マダン投手がきょう(12月29日)、アウグスト・セサル・サンディーノ球場でのビジャ・クララとのダブルヘッダー初戦で、自身初の無安打無得点試合を達成した。
「偉業が達成できて幸せだ。というのもチームが39勝目をあげて、二次ラウンド進出に向けて一歩前進したからね」、と右腕マダンは第60期キューバ野球リーグ一次ラウンド最終段階での試合で7イニングを完封したあと、プレンサ・ラティーナの独占取材に対して語った。
マダンは初回から最終回まで地元チームを抑え、許したのは3四球のみで、すぐれた守備陣の援護もあった。特に三塁手は、5対0で迎えた7回に勝利を決めるすばらしい守備を見せた。
カマグエイの投手マダンは今季13勝目をあげ、ハーラーダービートップに立ち、また奪三振数部門でも1位を維持している。
「私の最大の目標は、チームが二次ラウンドに進出し、最終的にリーグ優勝を達成することなんだ。昨季は優勝までもう一歩というところで終わったからね」、と強調した同投手は、今回の無安打無得点試合の偉業を、1か月前に生まれた息子に捧げた。
マダン投手は、打撃不振に陥って二次ラウンド進出の可能性がすでになくなっているビジャ・クララに対し、低めの変化球を主に頼った。
「キューバ代表チームへの復帰を目指している。昨季は8勝したが、代表候補にも選ばれなかった。そのことは私をがっかりさせることなく、反対に、新たな意気込み果を与えてくれて、今季の結果はこうしてそのことを証明している」、とマダンは締めくくった。
フランク・マダンと無安打無得点試合(音声のみ、2020年12月29日)
Frank Madan propina cero hit cero carrera en la 60 SNB
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/243284-frank-madan-propina-cero-hit-cero-carrera-en-la-60-snb
パブロ・ルイス・ギジェン投手 ベネズエラリーグで颯爽デビュー
パブロ・ルイス・ギジェン
Radio Habana Cuba、2020年12月29日
キューバ人投手パブロ・ルイス・ギジェンがベネズエラ野球リーグで見事なデビュー戦を飾った。ティグレス・デ・アラグアの先発としてティブローネス・デ・ラ・グアイーラ戦に登板したギジェンは、16対1でチームを勝利に導き、同試合のMVPを獲得した。
ビジャ・クララの右腕投手ギジェンは、6回1/3を投げ、被安打わずか2、自責点2、2奪三振と2四球で、自身のプロデビュー戦で、チームを勝利に導いた。
この試合では、同じくキューバ人のロエル・サントスも打撃復調を維持し、4打数2安打(ともに二塁打)3打点、2得点、2四球を記録した。
ティグレス・デ・アラグアの中堅手で一番打者のサントスはここまで、90打数26安打で打率.289を記録している。
ベネズエラリーグではまた、オルギンのヨルダン・マンドゥレイがナベガンテス・デ・マガジャネスのカルデナレス・デ・ララとのダブルヘッダーで7打数1安打を記録し、初戦が3対2で勝利、二試合目が0対4で敗戦という結果だった。マンドゥレイはここまで打率.274を記録している。
カルデナレスでは、キューバ人選手ヨルダニス・リナーレスが6打数2安打(二塁打と本塁打)で打率.298とした。
ニカラグアリーグでは、グランマの投手ラサロ・ブランコが、レギュラーラウンドの上位4チームが争う「ラウンド・ロビン」で、6イニングを投げ、レオーネス・デ・レオンの初勝利に貢献した。
ブランコは6安打1四球で2点を許し、3三振を奪い、チームがリードした状態で降板したが、勝利投手にはならなかった。ただしチームはヒガンテス・デ・リバスに対し6対5で勝利した。
ブランコはこれで3勝2敗、防御率3.00(33回で11自責点)とし、防御率部門でリーグトップに立っている。
一方、メキシコパシフィックリーグでは、グランマのギジェルモ・アビレースが3打数1安打1四球2得点を記録し、カニェーロス・デ・ロス・モチスのベナードス・デ・マサトラーンに対する7対5の勝利に貢献した。
アビレースは、左翼手として出場し、4番打者の座を維持しており、打率は.280を記録している。
同リーグでは、サンティアゴ・デ・クーバのヨエルキス・ギベルトが4打数1安打を記録したが、チームのトマテーロス・デ・クリアカーンはスルターネス・デ・モンテレイに1対4で敗れた。ギベルトは打率.307を記録している。
Pablo Luis Guillén debuta con premio MVP en el béisbol venezolano
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/243276-pablo-luis-guillen-debuta-con-premio-mvp-en-el-beisbol-venezolano
2020年12月27日
キューバ野球殿堂入り ロベルト・バルボンら4選手を選出
(左より)ペドロ・ホセ・ロドリーゲス、ロベルト・バルボーン、ソイロ・エル・ソロ・ベルサジェス、フリオ・ヘルマン・フェルナンデス
Radio Habana Cuba、2020年12月27日、PL
2017年以来キューバのマタンサス県出身の傑出した野球選手を顕彰している同市の殿堂サロンに、4人の元野球選手が選ばれた、とOB委員会のフランシスコ・ソリアーノがきょう(12月27日)プレンサ・ラティーナへ発表した。
伝説的なパルマール・デ・フンコ球場内にある同サロンは、昨年から他地域の野球選手も対象としているが、2021年2月に予定されている第5回表彰において、殿堂選出委員会により、ソイロ・エル・ソロ・ベルサジェス(遊撃手)、フリオ・ヘルマン・フェルナンデス(一塁手)、ペドロ・ホセ・ロドリーゲス(三塁手)が選ばれた。
ベルサジェスは米大リーグ(MLB)でMVPを獲得した初の外国人選手となった。フェルナンデスとロドリーゲスは1962年以降のキューバリーグにおいて最も偉大な打者の一人である。
「OB委員会はまた、日本プロリーグに参加した最初のラテンアメリカ選手である、マタンサス出身のロベルト・バルボンを殿堂入りに選出した」、とソリアーノは明らかにした。
今回の選出はマタンサス県人にとって特別な意味合いを持った。というのもきょう12月27日はパルマール・デ・フンコ球場のグラウンドにおいて当時定められたあらゆる要件を備えて、組織された2チームによるキューバ史上初とされている公式野球試合から146周年となる日だからである。
当時の記事によると、その1874年の日曜日に、プエブロ・ヌエボ地区の芝生で、ハバナとマタンサスの両チームが戦い、51対9「ラン」(得点)でビジターチームが有利な結果で終わった。
これが19世紀のジャーナリズムによって報道された最初の試合であり、スコアボックスとスコアノートが付随しており、審判とスコアラーも備わっており、当時の規則が遵守され、かつ両チームは大勢のファンの前で適切にユニフォーム姿で出場しており、そのことが公式的性格を与える要件となっている、とソリアーノは説明した。
専門家たちは、このときハバナチームでは、スペインのセウタでスペイン植民地主義に反対し拘留されていたときに死亡した独立戦争の愛国者エミリオ・サボウリンと、1871年にニューヨークのトロイチームの一員として米大リーグでプレーした最初のラテンアメリカ人選手エステバン・ベジャンとが、プレーしたことを強調する。
パルマール・デ・フンコ球場は現在、世界最古の現役球場として知られている。というのもキューバリーグでマタンサスチームの本拠地となったあと、そこに県野球アカデミーが設立されているからである。
1977年以降、今季デフェンディングチャンピオンの「ロス・ココドリーロス」という愛称のマタンサスチームの本拠地は、ビクトリア・デ・ヒロン球場である。
ペドロ・ホセ・ロドリーゲス
ソイロ・エル・ソロ・ベルサジェス
フリオ・ヘルマン・フェルナンデス
Elegidos cuatro exbeisbolistas a Salón de la Fama en Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/243127-elegidos-cuatro-exbeisbolistas-a-salon-de-la-fama-en-cuba
2020年12月26日
サンクティ・スピリトゥス 二次ラウンド進出決定 45勝目をあげ単独首位
ヤミチェル・ペレス
Escambray、2020年12月26日、Elsa Ramos記者
ホセ・アントニオ・ウエルガ球場でサンティアゴ・デ・クーバに対して7対2と快勝したサンクティ・スピリトゥスチームは、キューバ野球リーグ二次ラウンドへの進出を決めた。
左腕ヤミチェル・ペレスがふたたび好投した。初回に1点だけ失ったが、そのあとは7回までピンチなく進み、5安打1四球で、今季6勝目(7敗)をあげた。
打撃陣が試合開始から支援し、初回に一挙4点をあげ、結果的に勝負を決めた。これで相手チーム先発のペドロ・ポルトゥオンドは降板し、敗戦投手となった。
その後もサンティアゴ・デ・クーバの4投手から3回、7回、8回に各1点を追加し、勝利を確実なものとした。
ビジターのサンティアゴ・デ・クーバは9回、サンクティ・スピリトゥスチームの2失策があり攻撃したが、結局1点のみの得点で終わった。
チーム全体では15安打を放ったサンクティ・スピリトゥスチームでは、ユニエル・メンドーサが4打数3安打1二塁打2打点1得点、フレデリク・セペダが1打数1安打1二塁打1打点1得点、アルベルト・ロドリゲスが4打数2安打1打点、ダビエル・ゴメスが4打数2安打2打点、ロドレシス・モレーノが4打数2安打1得点と活躍した。
これはサンクティ・スピリトゥスの45勝目(26敗)であり、チームは単独首位に立ち、現在8位圏内にいないチームが追いつかない勝率を確保した。
一方、サンティアゴ・デ・クーバは今回のサブシリーズ負け越しが決まったほか、37勝32敗でインドゥストゥリアレスとマヤベケとともに7位から9位に並ぶ形になり、二次ラウンド進出がまたはっきりしなくなった。
サンクティ・スピリトゥスチームは1979年にカンディード・アンドラーデ監督の指揮のもとキューバ野球リーグ初優勝を飾ったあと、ロウルデス・グリエル監督のもと2位1回、3位2回を獲得し、その2年後にホセ・ラウル・デルガード監督のもと再び3位を獲得している。
今度の日曜日(12月27日)は年内最後の試合が午前10時からおこなわれる。
Gallos ganan y confirman clasificación a la fase de cruces
http://www.escambray.cu/2020/beisbol-gallos-neutralizan-a-las-avispas/
2020年12月22日
エリスベル・アルエバルエナ メキシカン・パシフィックリーグから途中帰国へ
エリスベル・アルエバルエナ
CubaSí、2020年12月22日、René Javier Domínguez Morales記者
新型コロナウイルスが第60期キューバ野球リーグでも猛威をふるっており、インドゥストゥリアレスチームが12月16日に5人の感染者が判明したあと、さらに6人の感染者が判明し合計11人となり、年内の同チームの試合は休止となった。
インドゥストゥリアレスチームは現在34勝29敗で、一次ラウンド勝ち抜きとなる8位まであと0.5ゲーム差と迫っている。現在その8位にはピナール・デル・リオが33勝27敗でつけている。残念なことに今回の状況はインドゥストゥリアレスのプレーオフへの進出目標をひじょうに困難にするものである。
「選手たちは元気にしており、ナバル病院で入院を続けている。その大半は無症状であり、チームの専門医師が観察を続けている。チームの残りメンバーは精神的にしっかりしており、グラウンドに復帰し二次ラウンドで戦いたいという大きな希望を持っている」、とギジェルモ・カルモナ監督はコメントしている。
「ところで、われわれはラス・テラーサスで隔離を続けているが、しかしここでは選手たちは2部屋と共同トイレのアパートに宿泊しており、そのためアパートごとに4人が集まる形になっている。部屋ごとに1人の選手という適した隔離体制を取れるようにするため、陰性で、かつ濃厚接触者ではない選手たちをそれぞれの自宅へ帰宅させる可能性について、衛生当局によって検討されるべきであると考えている」、とカルモナ監督は話した。
キューバ国内や世界各地から受け取った数えきれない激励や心配の声についてカルモナ監督は、深い感謝を表明し、近日中の選手たちの回復について完全なる確信を示した。
国で定めた衛生ガイドラインを破ることなく、インドゥストゥリアレスの選手たちの保護をベストに行う何らかの措置が実施されうるのはとても賢明なことであろうと思う。
記者会見より
キューバ野球コミッショナーのエルネスト・レイノソは、記者団との恒例の会見において、12月27日に公式日程は終了し、12月29日にはピナール・デル・リオ対サンティアゴ・デ・クーバと、ビジャ・クララ対カマグエイの再試合がおこなわれる、と発表した。
1月4日と5日はオールスターゲームによって休止したサブシリーズの再試合をおこなう新日程となる。インドゥストゥリアレスチームの件についてはまだその試合を再開する目途は決まっておらず、そのためプレーオフの開始はもはや1月9日ではない予定である。
同じく伝えられたところによると、インドゥストゥリアレスのアンディ・ロドリゲス・バルデースが、日本のプロ野球チーム、ソフトバンクホークスとの契約締結の最終過程にいる。ソフトバンクホークスは日本野球においてここ10年で最多優勝を飾っており(7度日本一、うち4年連続)、現在キューバ人選手アルフレド・デスパイネ、ユリスベル・グラシアル、リバン・モイネロを擁しているチームである。
アルエバルエナ帰国へ
メキシカン・パシフィックリーグ(LMP)のロス・アルゴドネーロス・デ・グアサベは、シエンフエゴス生まれのキューバ人スター遊撃手エリスベル・アルエバルエナとの契約について同選手の健康問題のため解消することを発表した。「エル・グリージョ」(同選手の愛称)は、数年前から患っている糖尿病による合併症に加えて、右足の負傷による損傷が生じている。「現在の症状はプレーには支障ないが、双方合意のもと、健康を最優先させ、休養したほうがいいと決断した」、と同チームの声明は述べている。アルエバルエナは打率.333、出塁率.395、長打率.639、OPS1.034というすぐれた打撃成績で今回のメキシコでの活動を終えた。29試合に出場し本塁打10本、長打13本を放ち、23打点をあげた。
週間MVP(12月17日)
フラン・ミゲル・ソリアーノ(シエンフエゴス)2324票獲得 (17打数8安打、打率.478、9打点)
今季チーム順位表
1、グランマ (42勝25敗)
1、サンクティ・スピリトゥス (42勝25敗)
3、ラス・トゥナス (40勝27敗、2ゲーム差)
4、マタンサス (38勝27敗、3ゲーム差)
5、シエンフエゴス (39勝28敗、3ゲーム差)
6、カマグエイ (36勝29敗、5ゲーム差)
6、サンティアゴ・デ・クーバ (36勝29敗、5ゲーム差)
8、ピナール・デル・リオ (33勝27敗、5.5ゲーム差)
9、インドゥストゥリアレス (34勝29敗、6ゲーム差)
10、マヤベケ (35勝22敗、7ゲーム差)
11、ビジャ・クララ (27勝35敗、12.5ゲーム差)
12、シエゴ・デ・アビラ (27勝37敗、14.5ゲーム差)
13、イスラ・デ・ラ・フベントゥ (25勝37敗、16ゲーム差)
14、オルギン (27勝40敗、14ゲーム差)
15、アルテミサ (21勝46敗、21ゲーム差)
16、グアンタナモ (19勝48敗、23ゲーム差)
今季の数字
12月20日終了時点で、521試合で735本塁打が出ており本塁打率は1.41、チーム平均打率は.296、チーム平均防御率は上昇して5.19、チーム平均守備率は.974、三振と死球の割合は三振4531に対し四球4467となっている。
話題
ジルサンディ・ロドリーゲスの資料によると、イスラ・デ・ラ・フベントゥのベテラン選手ルイス・フェリペ・リベラがキューバ野球史上26人目の通算2000本安打を達成した。リベラは同チーム史上ではアレクサンデル・ラモス(2030安打)、ミチェル・エンリケス(2026安打)に次ぐ同記録を達成したわずか3人目の選手となった。この素晴らしいキューバ野球選手に大いなる祝福を。
今季打席成績リーダー
打率: セサル・プリエト (シエンフエゴス).411(287打数118安打)
得点: セサル・プリエト (シエンフエゴス)71点
安打: セサル・プリエト (シエンフエゴス)118本
二塁打: アンドレース・デ・ラ・クルース (ラス・トゥナス)、ヨルダニス・サモン(カマグエイ)、デニス・ラサ (マヤベケ)、セサル・プリエト (シエンフエゴス) 各19本
三塁打:サンティアゴ・トーレス(サンティアゴ・トーレス)、セサル・プリエト(シエンフエゴス)各5本
本塁打: リスバン・コレア (インドゥストゥリアレス) 25本
長打率: リスバン・コレア (インドゥストゥリアレス) .729
出塁率: フレデリク・セペダ (サンクティ・スピリトゥス).556
打点: ギジェルモ・アビレース (グランマ)74点
四球: フレデリク・セペダ (サンクティ・スピリトゥス)88個
盗塁: マグディエル・ゴメス(ビジャ・クララ)21個
今季投手成績リーダー
勝率: カルロス・ダミアーン・ラミーレス (シエンフエゴス)1.000(6勝0敗)
防御率: ラサロ・ブランコ (グランマ)2.01
勝利: フランク・マダン (カマグエイ) 12勝
セーブ: ユニオル・トゥル(サンティアゴ・デ・クーバ)13個
奪三振: フランク・マダン (カマグエイ)97個
投球回数: ヤディアン・マルティネス(マヤベケ)127.1 回
(公式サイト:www.beisbolcubano.cu より)
きょう開始するサブシリーズ
シエンフエゴス対マヤベケ、ビジャ・クララ対マタンサス、ラス・トゥナス対サンクティ・スピリトゥス、グアンタナモ対オルギン、サンティアゴ・デ・クーバ対グランマ、カマグエイ対シエゴ・デ・アビラ、アルテミサ対インドゥストゥリアレス(休止)、ピナール・デル・リオ対イスラ・デ・ラ・フベントゥ(海上運送の問題のため明日から試合開始予定)
ハバナのラサロ・バジェ・マルテル投手が、キューバ野球史上最高の勝率で通算100勝を達成した選手だったことを知っていましたか?
バジェは、31歳でキャリア9年目の第33期キューバ野球リーグにおいて、1994年1月22日(土曜日)にラティーノアメリカーノ球場でのグランマ戦で自身通算100勝を達成した。この時点で、インドゥストゥリアレスおよびキューバ代表の速球右腕バジェは、.746という素晴らしい勝率で、100勝34敗に到達した。
(オスバルド・ロハス・ガライの「野球あれこれ」より)
世界の野球より
キューバ人一塁手ダヤン・ビシエド(中日ドラゴンズ)が日本野球のゴールデングローブ賞を受賞したキューバ生まれ選手第一号となり、今季同賞を受賞した唯一の外国人選手となった。ビシエドは今季、送球機会937回中1度だけ失策し、守備率.999で今季を終え、セントラルリーグの一塁手として試合数(109試合)、捕殺(67回)、併殺(89回)の各部門でトップに立った。これまで日本リーグでゴールデングローブ賞を受賞した外国人選手は8人となり、その半分がベネズエラ人選手でホセ・セレスティーノ・ロペス(5回)、ロベルト・マルカーノ(4回)、ロベルト・ペタジーニ(3回)、アレックス・カブレーラ(1回)と4人いる。このほかはキューバのビシエドのほか、メキシコのルイス・クルース、ドミニカ共和国のフリオ・フランコ、プエルトリコの投手ディッキー・ゴンサーレスである。
サンティアゴ・デ・クーバ出身のユーティリティープレーヤーであるロンニエル・ムステリエルがドミニカ共和国プロ野球リーグ(LIDOM)のチーム「エストレージャス・オリエンターレス」で打棒を復活させており、直近の9試合で28打数13安打の打率.464を記録した。
(専門サイトSwingCompletoの情報による)
!Aquí Somos Béisbol!
https://cubasi.cu/es/noticia/aqui-somos-beisbol-12
2020年12月21日
インドゥストゥリアレスのアンディ・ロドリゲス投手 ソフトバンクホークスと契約か
フアン・ミゲル・ソリアーノ
5 de Septiembre、2020年12月21日、ACN
すぐれた打撃成績により、シエンフエゴスのフアン・ミゲル・ソリアーノがきょう(12月21日)、第60期キューバ野球リーグにおいて12月17日付の週間MVP選手に選ばれた。
ソリアーノ選手は17打数8安打(1本塁打1二塁打を含む)9打点で打率.471を記録した。OPSは驚異的な1.180だった。
アライン・アルバレス監督率いるシエンフエゴスの外野手ソリアーノは、一般投票で2324票を集め、マタンサスのハビエル・カメーロ外野手(1385票)やイスラ・デ・ラ・フベントゥのミゲル・アンヘル・ラストラ投手(1253票)を上回った。
今回の賞は、インドゥストゥリアレスの元捕手でキューバスポーツ殿堂メンバーのペドロ・メディーナから授与された。
今回のノミネートを楽しみ、再度受賞できるよう努力を続けることを勧める、とメディーナは電話でソリアーノに話した。
キューバ野球コミッションと専門記者たちとの恒例の会合で伝えられたとおり、インドゥストゥリアレスの速球右腕投手アンディ・ロドリゲスが来季日本リーグのソフトバンクホークスと契約するためのあらゆる環境が整っている。
また、先週は退場が5人(監督1人、コーチ1人、選手3人)おり、これで今季の退場者数は42人となった。
リプレー検証の使用は先週6件あり、今季通算87件となり、このうち、審判の判定と一致したのが53件、チームの監督の主張通りになったのが34件だった。
アンディ・ロドリゲス
アンディ・ロドリゲス今季名場面集
Juan Miguel Soriano, mejor jugador de la semana en béisbol cubano
http://www.5septiembre.cu/juan-miguel-soriano-mejor-jugador-la-semana-beisbol-cubano/
インドゥストゥリアレスチーム 新たに6人の新型コロナ感染者判明 年内の試合中止を決定
JIT、2020年12月21日
キューバ野球コミッションはきょう月曜日(12月21日)、第60期キューバ野球リーグに参加しているインドゥストゥリアレスチームで新たに6人の新型コロナウイルス感染者が判明したことを発表した。
その重要性と関心から、本紙は編集局に届いた声明全文を掲載する。
キューバ野球コミッションの声明
キューバ野球コミッションは、承認された衛生対策の適用の結果として、インドゥストゥリアレスチームで新たな新型コロナウイルス感染者が6人判明したことを発表する。
今回の診断は、先週水曜日の12月16日に5人の感染者が判明したあと、同チームに対して実施されたフォローアップによって明らかになった。
12月16日以降、同チームは、とあるホテル施設内で隔離されており、そこで先週土曜日(12月19日)にリアルタイムでの二回目のPCR検査がおこなわれた。
すべての感染者は入院中であり、国の保健システムによって定められた治療を受けている。
同時に、第60期キューバ野球リーグ規則の規定に従って、この状況が生じた原因と環境について検討がなされている。
本日、インドゥストゥリアレスチームは今年年内の残り試合を中止し、年明け1月にプレーオフ進出に向けた必要な穴埋めをしていくことが決定された。
キューバ野球コミッション
ハバナ、2020年12月21日
キューバTV(2020年12月21日)
Informan sobre nuevos casos de COVID-19 en Industriales
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=192535