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2020年10月08日

キューバ 近日中に通貨統一に関して発表予定 ミゲル・ディアスカネル大統領が明言

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Granma、2020年10月8日、Yisell Rodríguez Milán記者

通貨・為替統一を伴う「タレア・オルデナミエント(改革課題)」については、その実施の担当者の研修段階にある、と言うことができる、とミゲル・ディアスカネル大統領は、きょう木曜日(10月8日)のテレビ番組「メサ・レドンダ」で述べた。この番組にはマヌエル・マレーロ首相も同席し、キューバの「新たな日常」の段階への移行の詳細について発表した。

大統領は国民に対し、貨幣・為替統一に関する不完全なまたは誤った情報を流す虚偽のニュースに従わないよう求めた。大事なことは、あらゆる正確な情報が適時与えられるということを国民がわかっていることである、と大統領は述べた。

大統領はまた、以前に、「タレア・オルデナミエント」の実施のための研修活動に参加していた1人から情報が漏洩したが、広まったのは過程を説明するための見本として使われたものであったことにも言及した。そのため、この話題に関する公式発表に従わなければならない、と大統領は言い添えた。

「タレア・オルデナミエント」は給与・年金・物価の改革を伴う、と大統領は述べた。

大統領はまた改めて、第7回キューバ共産党中央委員会総会報告書にある通り、銀行口座での外貨・兌換ペソ(CUC)・人民ペソ(CUP)での預金と、国民が所持する現金は、ともに保障されるという決定を繰り返し述べた。

銀行口座については、人民ペソであれ兌換ペソであれ外貨であれ、何も心配する必要がない。それらに関する偽情報が流されている情報をわれわれはすでに確認している。

われわれの人民ペソは維持され、他の通貨との両替可能性を持つことになる、と述べた大統領は、貨幣統一の開始が発表される日に銀行にあわてて駆けつける必要はない、両替するための一定期間が保証されるからである、と説明した。

ディアスカネル大統領はまた、国内経済に対する通貨・為替統一の恩恵に言及した。この統一は、さまざまなテーマのうち、社会主義国家企業の強化、国内貿易の再編、外貨分配システムの変更、重要な福祉・サービス供給業者としての国内産業の参加、輸出の増加と多様性、輸出業者に対する税制上の優遇措置の設計と実施、非国家部門の労働改善、などをもたらすことになる。

大統領はさらに、ここ数日中にこの戦略的達成の複雑な過程に関する完全な情報が発表されると述べ、これはわが国の経済のすべての問題を解決できる魔法ではないが、現在のわが国が前進するために必要なものの多くを解決するのに役立つであろう、と説明した。



キューバTV メサ・レドンダ ミゲル・ディアスカネル大統領発言部分(2020年10月8日)


キューバTV メサ・レドンダ 番組全編(2020年10月8日)


キューバTV(2020年9月17日)


キューバTV(2020年8月20日)


キューバTV(2020年7月29日)

Cuba informará en próximos días sobre proceso de unificación monetaria y cambiaria
http://www.granma.cu/cuba/2020-10-08/cuba-informara-en-proximos-dias-sobre-proceso-de-unificacion-monetaria-y-cambiaria
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キューバで生きるチェ・ゲバラ

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書籍「別れの手紙」にはチェが親しい人びとに捧げた最後の文章が含まれている

Cubadebate、2020年10月8日、Irene Pérez記者(文・写真)

エルネスト・チェ・ゲバラが死んだとき、アルゼンチンの作家フリオ・コルターサルは「私には弟がいた」という詩を書いた。われわれ、キューバ人は、チェを兄弟として、息子として、父親や親友として持つ幸運に恵まれた。彼の死から53周年を機に、われらのフォトジャーナリスト、イレーネ・ペレスによる「キューバに生きるチェ」の写真を読者に紹介する。

私には弟がいた

私たちは一度も会うことはなかった
しかしそれは問題ではなかった

私には弟がいた
彼は山に向かった
そのとき私は寝ていた
私なりに彼を愛した
水のように自由な
彼の声を聴いた
彼の影の近くを
ときどき歩いた

私たちは一度も会うことはなかった
しかしそれは問題ではなかった
弟は目覚めていた
私は眠っていた
弟は私に見せてくれた
夜更けに輝く
その選ばれし星を

フリオ・コルターサル

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チェは、ハバナで生きている

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チェの肖像の前を歩く男、ハバナにて

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サンタクララのエルネスト・チェ・ゲバラ司令官彫像複合博物館

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ハバナでのメーデー、2018年

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サンタクララの自然テーマパークにある彫像「エスカンブライのチェ」

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ハバナのとある倉庫の内部

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グアンタナモ市のチェ・ゲバラ・モニュメント


Che Comandante, amigo(友人チェ司令官)


Vive el Ché en el corazón de los granmenses(グランマ県民の心のなかにチェは生きている)


Mi padre Che Guevara(わが父チェ・ゲバラ)

El Che que vive en Cuba
http://www.cubadebate.cu/fotorreportajes/2020/10/08/el-che-que-vive-en-cuba/#.X4Lov2gzbIU
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2020年10月06日

マタンサスで橋が陥落 17人が負傷 キューバ

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陥落した橋

Cubadebate、2020年10月6日、TV Yumurí

きょう火曜日(10月6日)の朝、マタンサス県セイバ・モチャ集落近くのパソ・デル・メディオにある隔離センター「カバーニャス・デル・リオ」内の橋での大規模事故が報じられた。

この事故は、隔離センターを退院した人びとが、ある少女の誕生日を祝って橋の上で歌を歌っていたときに、状態の悪い鉄の橋が陥落して起きた。人びとはおよそ5メートルの高さから落下した。

「死者は報告されておらず、17人が負傷し、そのうち14人が軽傷で、2人が長骨に負傷しているが生命の危険はない」、と負傷者が搬送されたマタンサス「ファウスティーノ・ペレス」病院救急サービスのラウデリーノ・フェルナンデス・メディーナ局長は述べた。

同病院救急サービスのヤスミル・ディエゲス・シビコ副局長は、一人の患者が外科手術を受け、現在は生命に危険はなく回復中である、と述べた。

同病院には同県の党・政府の最高当局者たちがかけつけ、状況を確認し、今回の負傷者を迅速に救出した医療関係者を励ました。

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病院での負傷者の様子

Accidente masivo en Matanzas deja 17 heridos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/06/accidente-masivo-en-matanzas-deja-17-heridos/#.X4XHxGgzbIU
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ドイツのコンドル航空 10月31日よりキューバのバラデロへの運航開始

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コンドル社はツアーオペレーターを通じてパッケージツアーの予約もおこなう

Radio Habana Cuba、2020年10月6日、PL

ドイツの航空会社コンドル航空はきょう火曜日(10月6日)、コロナ禍のなか、10月31日に長距離フライトを再開すると発表した。同社はキューバのリゾート地バラデロへのフライトからこれを開始する。

「これはパンデミックの開始以来弊社のもっとも最初のフライトとなる」、と同社は声明で述べた。

フランクフルトとデュッセルドルフ両都市からの大西洋横断の開始はバラデロへのフライトになり、バラデロの国際空港は今月15日から外国人旅行者の受け入れが可能になる。

それ以前、ドイツの外務省は海外渡航勧告を撤廃した。

コンドル航空のスポークスマンは、複数のツアーオペレーターを通じて飛行機チケットだけでなく、パッケージツアーの予約が可能だと述べた。

キューバはコロナ禍での安全性や対策などからツアーオペレーターや旅行代理店の関心を集めている。9月4日以降、カナダ人旅行者はキューバの中北部にある諸島への観光をおこなっている。

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バラデロはキューバの主要観光地である

Compañía aérea alemana volará a Cuba en octubre (+Foto)
http://www.radiohc.cu/noticias/economia/236011-compania-aerea-alemana-volara-a-cuba-en-octubre-foto
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2020年10月05日

ハバナの中華レストラン北京 コメ15トンをキューバへ寄付

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エステバン・ラソ・エルナンデス議長、寄付贈呈に立ち会う

Cubadebate、2020年10月5日、Parlamento Cubano

ハバナのプラヤ市にあるレストラン「ベイジン(北京)」がきょう日曜日(10月4日)、コメ15トンをキューバに寄付した。コロナ禍における援助と、中国とキューバの歴史的友好の絆を再確認する意味合いがある。

公式セレモニーにおいて、ベイジンのZhang Jiang支配人は、キューバ人民権力全国議会のエステバン・ラソ・エルナンデス議長に今回の寄付の決定を伝えた。

セレモニーの終わりに、ラソ・エルナンデス議長は、会場にいた記者団に対して、最近国交樹立60周年を迎えたキューバと中国の両国関係の良好な状態について語り、両国はこの全期間を通して、世界の多くの国々にとって模範的であるだけでなく党同士・政府同士・国会同士・国民同士の連帯の指標となるべき関係を築き上げてきた、と述べた。

「今回の行動は、これまで中国が長きにわたってキューバに対しておこなってきたふるまいの新たな1ページであり、われわれは兄弟国中国に対して大いなる感謝と尊敬を感じている」、とラソ議長は語った。

本場の中華料理を専門とするレストラン「ベイジン(北京)」は2019年の8月に開店した。そのオープンでは、キューバ外国貿易投資省アジア・オセアニア通商政策局のビルマ・サンチェス・センペー局長が、このレストランは、中国の習近平国家主席とキューバ共産党のラウル・カストロ第一書記の夢を現実化した、と述べた。

Restaurante chino en La Habana dona 15 toneladas de arroz a Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/05/restaurante-chino-en-la-habana-dona15-toneladas-de-arroz-a-cuba/#.X3s9MmgzbIU
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2020年10月03日

一部規制緩和の首都ハバナ コロナ抑え込みの取り組みが続く キューバ

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Radio Rebelde、2020年10月3日、Antonio Jesús Matos Reyes記者

首都ハバナでは10月1日以降、承認された対策の検討が続けられている。今度の新たな段階では、住民間の厳格な規律が必要とされ、それによって同地域の疫学的管理の体制を維持することが可能となる。

きょう土曜日(10月3日)、キューバ市民防衛隊参謀本部長ラモン・パルド・ゲラ師団将軍の出席のもと、公共交通の再開確認・隔離センターでの業務・衛生対策の監督管理に関する課題が分析された。

この疫学的検討のなかで、県保健局長のカルロス・アルベルト・マルティネス・ブランコ博士は、新型コロナウイルス感染症に対する現行の保健衛生対策と手順の遵守が承認された各市への再統制のための視察の優れた結果について説明した。

マルティネス・ブランコ局長は、当日判明した感染者には感染源が特定されており、感染源不明の感染者累計数は変わらずプラサ・デ・ラ・レボルシオン、ボジェーロス、プラヤでの3事例となっている、と述べた。

ハバナで現在発生している局地感染は3か所のままであり、集中管理センターは14か所を閉鎖し、現在76か所を数える。この背景をふまえ、それぞれの特徴によって今後数日のうちに閉鎖されうるこれらの管理センターの検討が続けられている。

防衛評議会のルイス・アントニオ・トーレス・イリバル議長は、きょうの会議の締めにおいて、数字はハバナでの感染者数の減少を示してきている、と述べ、ハバナでの新たな状況のなかでも危険の認識を失わないことの大切さを強調し、厳格さをもって取り組むことを奨励した。

トーレス・イリバル議長は、ハバナは一部の措置を緩和しながら限定感染の段階を維持している、と改めて述べた。


キューバTV(2020年10月2日) *これは前日の会議の模様

La Habana hacia el control epidemiológico
http://www.radiorebelde.cu/noticia/la-habana-hacia-el-control-epidemiologico-20201003/
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2020年09月30日

キューバ外務省声明 米国はキューバの国際医療協力に反対するキャンペーンを強化している

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ヘンリー・リーブ医療援助隊のペルーでの歓迎の様子

Cubadebate、2020年9月30日、MINREX

Cubadebateは以下に、世界各国でのキューバの医療協力に反対する米国現政権のキャンペーンに関するキューバ外務省の声明を掲載する。米国は各国政府に対し圧力をかけるに至ったが、今回パンアメリカン保健機関に対し脅して圧力をかけている。

キューバ外務省声明

米国はキューバの国際医療協力に反対するキャンペーンを強化している

キューバ国民と国際社会は、米国政府がキューバの国際医療協力の信用を失墜させ、これを受け入れる各国政府に圧力をかけ、それらの医療サービスを諸国民から奪うために2019年以降展開している不誠実なキャンペーンを認知している。

キューバ外務省は、米国政府がその攻撃の一環としてパンアメリカン保健機関(PAHO)に対して一連の圧力と恐喝を放ったことを糾弾する。

PAHO予算の主要な貢献国である米国が財政的貢献の見送りを示唆したことにより、PAHO事務局は、「ブラジルの『もっと医師を!』プログラムにおけるPAHOの役割に関する外部監査」なるものの受け入れを余儀なくされた。同プログラムには、ブラジル労働者党人民政府からの明白な要求を受けて数千人のキューバ人医師らが参加してきたが、米国と現ブラジル政府による極めて下劣な中傷キャンペーンの対象となっている。

キューバの国際協力(今回の場合は『もっと医師を!』プログラム)に関する米国の懸念は、PAHOで議論されるべき正当性も関連性もない。過去の監査でも良い評価を得ている『もっと医師を!』プログラムはキューバ政府、当時のブラジル政府、PAHOの三者間合意に基づいて設立された。

このプログラムによって、2013年8月から2018年11月までの間に、キューバ人医師らはブラジル国内3600を超える自治体で1億1335万9000人の患者を診察し、6000万人のブラジル人に継続的な医療を提供することができるようになった。プログラムのおかげで、ブラジルの人々への基本医療サービスが拡大し、医療へのアクセスと供給が増加し、医師の予防活動により入院が減少し、国民の健康指標が改善された。

患者、医師、及び同プログラムマネージャーらの満足度と承認度は高かった。ミナス・ジェライス連邦大学(UFMG)の調査によると、患者の95%がプログラムに満足あるいは非常に満足しているという結果が出ている。

キューバがブラジルからの医師団の撤退を強いられていなければ、新型コロナウイルス感染症の被害が現在世界で2番目に大きい同国におけるパンデミックの制御と対応に貢献できていたかもしれない。

2018年11月14日発表のキューバ保健省声明にもあるように、キューバはブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領の卑劣なふるまいに直面し、『もっと医師を!』プログラムからの撤退を決定した。ボルソナロ大統領はキューバ人医療協力隊員を見下した脅迫的な態度をとり、PAHOならびに同機関とキューバ間の合意を公然と軽視し、同プログラムの条項に修正を強要した。その結果、当初の合意に基づく保証が反故にされ、キューバ人医師らの活動継続にあたり受け入れ難い条件が課されることになった。

米国政府が国際機関や地域機関を意のままに操作しようとする試みは嫌悪を抱かせるものである。周知の事実として、PAHOの理事会からは今般の監査実施を指示、または法的に裏付けるような文書は一切採択されておらず、いわゆる「取り決め事項」(ToR)の作成についても同様である。

作成にあたったのは米国、ブラジル、PAHO事務局とカナダで構成されたチームであり、カナダは調整役である。恣意性の極みとして、今回の監査プロセスはPAHOの通常予算内で実施される。

指示書のないままに、米国の弁護士事務所と契約が結ばれた。同事務所は180日後に適切な評価、つまり米国主導の選抜チームがすでに定めた「取り決め事項」に沿った既定の評価を提出しなければならない。

一般的な誠実さがあれば、米国政府の目的や行動に関する知識があれば、あるいは最低限の常識さえあれば、現在直面しているのは多国間主義への正面攻撃であり、政治目的によるPAHOの操作であり、キューバへの攻撃拡大である、ということを疑う者はいない。

9月28日のPAHO第58回理事会において、キューバのホセ・アンヘル・ポルタル保健大臣がこの工作を告発した後、米国務省代表のスピーチにおいて示されたのは、PAHOへの圧力やキューバと域内加盟国間の協力プログラムに対する圧力、およびブラジルの『もっと医師を!』プログラムへの「外部監査」の背後に米国が存在するということである。

米国はキューバのPAHO執行委員会メンバー立候補に異議を唱えるという度を越えた行動に出たが、キューバが満場一致の支持を得たため、その行動は失敗に終わった。理事会の開催中、多くの国々が新型コロナウイルス感染症との闘いにおけるキューバ医療関係者の連帯と協力を高く評価し、謝意を表明した。

キューバ外務省は、キューバの国際協力の信用失墜を望む米国の攻撃的な目的のために、かつその目的によって推進された虚偽の不誠実な評価が準備されている、と非難した。

この新たな工作を通じて、米国政府がキューバとPAHOの関係を損なおうと意図していることは遺憾である。歴史的にキューバとPAHOとの関係は協力、敬意、共通目標の設定、人道的価値、人々に質の高い医療サービスを保証する取り組みに支えられてきた。これらの前提を土台として、キューバが誇りとする関係が構築されてきた。

キューバ外務省はキューバ国民の利益となる医療制度およびラテンアメリカとその他地域の諸国民への協力を維持、発展させるというキューバの確固とした決意を改めて表明するものである。

それを成し遂げるために自身の努力で築いた能力を備えている。そのことは誰も変えられない現実である。

保健医療へのアクセスは人権のひとつであり、米国が数百万人からその不可侵の権利を奪おうとするのは犯罪である。

2019年12月5日付の外務省声明で表明したように、56年間に164か国でミッションを遂行したキューバ人医療協力隊員40万人超が持つ尊厳、プロ精神、利他主義に疑義を呈することは不道徳であり、容認できない。

米国のキューバに対する経済・貿易・金融封鎖の強化は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックという現状において特に壊滅的な影響を及ぼしている。しかし、わが国がわずかな資源をそれを必要とする世界の諸国民と共有することを妨げることはこれまでも、そしてこれからも決してできない。

キューバ国内のパンデミック対応とは別に、国民の連帯・人道主義精神に導かれ、キューバは国際医療協力を強化し、3800人を超える医療協力隊員から成る52の協力隊を感染症被害を受けた39の国と地域に派遣した。これはパンデミック以前から59か国ですでに活動していた隊員らに続くものとなった。

キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロが2014年10月2日付の『義務を果たすとき』と題した考察で語ったように、「自身の命を失うリスクがあろうとも人の命を救うためにどこへでも赴く医療従事者は、人類が提供しうる連帯の最大の手本である」。

2020年9月30日、ハバナ

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トーゴとクウェートでの活動から帰国したキューバ医療協力隊の医師たちとミゲル・ディアスカネル大統領(中央)(2020年8月17日)


キューバTV(2020年9月30日)

Declaración del Minrex: Estados Unidos arrecia su campaña contra la cooperación médica internacional de Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/09/30/declaracion-del-minrex-estados-unidos-arrecia-su-campana-contra-la-cooperacion-medica-internacional-de-cuba/#.X4H9_mgzbIU
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2020年09月29日

フレデリク・セペダ 22年の偉大なキャリア

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フレデリク・セペダ、第一回WBC

Trabajadores、2020年9月29日、 Joel García León記者

第一回WBC決勝戦8回の右打席での本塁打、2015年カリビアンシリーズでのMVP、第41期キューバ野球リーグ決勝戦でのオルギンのオスカル・ヒルに対する三振、これらは、言及するだけですぐに、その偉大さから野球場ではまれな敬意が向けられているある一人の野球選手のキャリアに結びつけられる、そのごく一部である。その選手とはフレデリク・セペダである。

彼は監督たちが自チームにいてほしいと願う理想の選手である。巧みで力強くタイムリーな打者であり、わが国の野球界で成功した数少ないスイッチヒッターの一人である。サンクティ・スピリトゥスチームおよびキューバ代表チームで背番号24をつけるセペダは22年のキャリアのなかですでに、カサノバ、リナーレス、キンデラン、パチェコ、グリエル、ウラシア、ビクトル・メサらとともに史上最高の選手の一人として位置づけられるほどの打撃成績を残している。

幼いときから日本の野球教室参加のために選ばれていたセペダは、運命的に読売ジャイアンツと契約し日本に戻ることになり、日本野球で最多優勝と最高の人気を誇る同チームの80人目の四番打者となった。

大きな活躍や期待された成績を残すことはなかったが、帰国時のその気高さと自己批判は、新たな賞賛すべき点である。「プロ野球から多くのことを学んだ。倫理規定やトレーニングシステム。野球と言うのはわれわれがキューバで行っているように実戦するにはひじょうに金のかかるスポーツであることを再確認した。プロ野球選手であるために、そしてそれらのチームにとどまるためには、多くの条件が必要とされる。大事なことは入団することだけでなく、それを維持することだ」。

打撃部門をいくつか引用するだけでも、四球数では史上最多(第60期開始前時点で1733個)を誇り、二塁打・得点・打点・OPS・長打率部門では史上ベスト10に位置しているセペダは、克服と忍耐の見本である。よく知られているトミージョン手術を含む3度の手術を乗り越え、また偶然ではなく自身の高いパフォーマンスによって4回目のWBC出場の権利を勝ち得た。WBC4度出場はキューバ人選手唯一であり、安打・打点・本塁打や得点の通算記録を保持している。

セペダはなぜ他チームからの誘いがありうるにも関わらずサンクティ・スピリトゥスにい続けるのか。彼の長い国内外でのスポーツキャリアのなかで私がなしえた3回のインタビューのうちの1回でそのことを訊いた。バッターボックスで悪球を識別するために持っているのと同じ忍耐力で、率直に彼は答えた。

「補強として選ばれたときを除いて、他からは一度も申し出を受けたことがないんだ。サンクティ・スピリトゥスにいることは、家族が大いに影響している。家族を決して放ってはおけないし、自分がデビューしたチームについてもそれは同じだ。ここにいると気分がいい。私が現在の位置までたどり着けたのはこのチームのおかげだ。引退するまで自分のベストパフォーマンスと経験をこのチームに捧げるつもりだ」。

しかしセペダの人生には無視することはできないであろう1ページがある。キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロ・ルスとの対面や電話により会話をかわした4つの場面である。フィデルの息子アントニオ・カストロはセペダの個人的な友人である。

「2009年のWBCのとき、フィデルとは2度電話で話して、忍耐力を維持し集中を失わないようにといつもアドバイスをもらっていた。私を手本として見習うようにと語った声明をフィデルは発した。これはのちにフィデルの論考のひとつとして収録され、私の自宅の居間にある額に飾られている」、とセペダは筆者が以前発表した別のインタビューのなかで回想した。

セペダにとって、自分に野球を教え、現在はセペダの息子に教えている父は、人としての模範であり続けている。「いま父は私の息子フレデリク・セペダの面倒をみている。息子に両手打ちを教え、すべてのポジションでプレーすることを教えた。希望は息子が私よりすぐれた選手になることだ」。
________________________________________________________________________________________

entuMovil スポーツコンテスト 第22週

最近第60期キューバ野球リーグでフレデリク・セペダが達成した通算記録はどれか。

1) 400二塁打 2) 1200打点 3) 1300得点

正解:1200打点

大賞:チャージ5cuc

ホセ・ダリエル・マルティネス・ディアス、ピナール・デル・リオ県ピナール・デル・リオ市

当選者(entuMovilのSMSサービスフォルダにある有効な任意サービスの1か月間無料登録)

フアン・カルロス・オテーロ・ゲレーロ、マタンサス県カルデナス市

ダイリン・シルバ・ブリト、ラス・トゥナス県ヘスス・メネンデス市

ディーニィ・ドゥアネス・マトス、シエンフエゴス県シエンフエゴス市


2006年第一回WBC決勝 日本戦8回 セペダ1点差に迫る2点本塁打


2015年カリビアンシリーズ準決勝 ベネズエラ戦 セペダ全打撃


2002年第41期キューバリーグ決勝 オルギン戦最終回 2死満塁でセペダ三振

Frederich Cepeda: reverencia con gorra quitada (+ Ganadores)
http://www.trabajadores.cu/20200929/frederich-cepeda-reverencia-con-gorra-quitada-ganadores/
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2020年09月28日

ラス・トゥナスで交通事故 4人が死亡 26人が負傷

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プエルト・パードレ市のギジェルモ・ドミンゲス総合教育病院に緊急搬送された負傷者

Juventud Rebelde、2020年9月28日

ラス・トゥナス県北部のヘスス・メネンデス市から28kmのところにあるコポ・デル・チャトと呼ばれている場所で大規模交通事故が発生し、現時点で4人が死亡、26人が負傷、2人が危篤状態にあり、数名が重体である、ときょう(9月28日)ウェブサイトTiempo21.cuが発表した。

1人が事故現場で即死し、他の3人がサルガセーロ集落の病院で死亡した。負傷者はプエルト・パードレ市のギジェルモ・ドミンゲス総合教育病院に緊急搬送され、学際的医療チームにより治療を受けている。

情報によると、この事故は、サン・アグスティンのフェリクス・ゲラ農業生産基礎組織の貨物トラックが人を運んでいて、技術的欠陥を起こし発生した。

事故現場にはすぐに、医療チーム、マヌエル・ペレス・ガジェゴ県防衛評議会議長、党・政府の当局者たちがかけつけた。

Accidente masivo en Las Tunas deja varios fallecidos y 26 heridos
http://www.juventudrebelde.cu/cuba/2020-09-28/accidente-masivo-en-municipio-de-jesus-menendez-al-norte-de-la-provincia-de-las-tunas
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米国 キューバの送金企業AISを制裁対象に追加

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Radio Rebelde、2020年9月28日

米国は、米国民が手続きをおこなうことを禁止する企業のブラックリストに、キューバの金融サービス会社フィンシメックスの一部門であるアメリカン・インターナショナル・サービシーズ(AIS)を加えたことを発表した。

AISはキューバ向け送金手続きでもっとも利用されている手段のひとつである。

フィンシメックスは6月に制限対象組織リストに含まれていたが、当時、国務省と財務省はこの新たな措置の範囲に関する質問にすぐには回答しなかった。

これらの制裁はキューバのブルーノ・ロドリゲス外相に批判されていた。外相は「彼らはフロリダの有権者を操作しようとして封鎖を強化したのだ」、と述べた。

「これはキューバ国民や両国の家族の絆を傷つけることを狙った工作である」、とロドリゲス・パリージャ外相は以前述べた。

米国務省のサイトに掲載されているキューバの制裁対象リストによれば、AISの追加は明日9月29日に有効となる。


キューバTV(2020年9月28日)

EE.UU. incluye a American International Services en lista negra de empresas en Cuba
http://www.radiorebelde.cu/noticia/ee-uu-incluye-a-american-international-services-en-quot-lista-negra-quot-de-empresas-en-cuba-20200928/
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