2020年10月20日
キューバのカマグエイ国際空港 メキシコとの運航再開
カマグエイのイグナシオ・アグラモンテ国際空港の労働者は、保健衛生環境が可能となった2020年10月14日、同空港再開に向けた実地確認作業を実施
Cubadebate、2020年10月20日、Radio Bayamo
メキシコからのフライトの到着をもって、カマグエイのイグナシオ・アグラモンテ国際空港は、きょう10月20日よりオペレーションを再開した。コロナ対策の安全基準をすべて備え、その認証を受けてのことである。
同空港でのサービスを再開している航空会社ビバ・アエロブスの飛行機がカンクンから到着し、パンデミックによる三か月間の国境閉鎖を経て、カマグエイの空港でこのルートのフライトが再開した。
フェイスブックの公式ページで同空港は、この最初の運航が、国際空港での衛生管理対策に関してMINSAP(公衆保健省)が定めた衛生措置を遵守して実施されたことを強調した。
同空港のレウデス・エスコバル・ピノ空港長は、今月カンクン-カマグエイ間のフライトが3便運航されると語り、旅行者の安全を保証するためのあらゆる対策が適用されている、と述べた。
今年8月、公衆保健省の国際衛生管理の専門家委員会は、観光、移民・外国人、税関・航空の各専門家とともに、オペレーション再開に向けて対応する認証を授与した。
マスクの着用義務や、空港施設への入り口における手指の消毒のほか、乗客と直接かかわる担当者にとって必須の安全対策が存在し、彼らには建物出入り口でスキャナーおよびデジタル体温計による検温がおこなわれるほか、全員にPCR検査を実施する、とエスコバル・ピノ空港長は強調した。
空港長はまた、発熱やその他の症状が疑わしい人は、その後の診断や病院への搬送のため、その目的で用意された部屋に隔離される、と述べた。
キューバ中東部にあるカマグエイのこの国際空港は、米国の現大統領による米国民間航空会社渡航禁止措置以前には、週およそ30のフライトを受けいれていた。
新型コロナウイルスによるパンデミックで閉鎖時には、同空港からのフライトは、メキシコ、カナダ、ロシア、ハイチ、スリナムとのルートがあった。
・運航オペレーションに携わった空港担当者全員が、規定の個人防護手段を備えていた。
・待合室床での表示や、乗客の列を整える区画テープなどを使用し、ソーシャルディスタンスが維持された。
・待合室の入り口と出口において、乗客への検温が実施された。
・待合室入り口で乗客および従業員の手指消毒が実施され、消毒液のディスペンサーが用意されている。
・運航オペレーション中および終了時に施設内の消毒が実施された。
・乗客全員にPCR検査が実施された。
・手荷物と預け荷物の消毒が実施された。
第一便は、保健衛生省が定めた衛生措置を遵守して実施された
Aeropuerto Internacional de Camagüey reinició sus operaciones con vuelo procedente de México
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/20/aeropuerto-internacional-de-camaguey-reinicia-sus-operaciones/#.X5BO6dAzbIV
2020年10月19日
ボリビア大統領選挙 MASのルイス・アルセが第一回投票で勝利
ルイス・アルセ、ボリビアの新大統領に
Cubadebate、2020年10月19日
ボリビア大統領選挙は昨夜日曜日(10月18日)、エボ・モラレス率いる政党が擁する経済学者ルイス・アルセとダビド・チョケウアンカが、中道「市民共同体連合」(CC)の対抗馬カルロス・メサを第一回投票で破り、勝利したとみられる。
ボリビアの民間調査会社シエスモリによる出口調査の集計結果によると、アルセはおよそ52.4%の得票を獲得、一方メサは31.5%だった。
「われわれは民主主義を回復してきた。そしてとりわけ、ボリビア国民は希望を回復してきた」、とアルセはラ・パスでの記者会見で述べ、「すべてのボリビア国民のために働き、国を統一する政府をつくり、わが国の団結を築いていく」、と語った。
アルセはエボ・モラレス政権で12年間(2006年〜2019年)にわたって経済相を務め、その卓越した業績により、ボリビアの「経済的奇跡」の父のような存在としてみなされるようになった。
今回の大統領選挙を最終的に勝利するために候補者は、得票率40%以上、かつ、2位に10ポイント差をつける必要がある。
「まだ公式結果は出ていないが、われわれが集計したデータによると、アルセ氏と(ダビド)チョケウアンカ氏が今回の選挙に勝利した。当選者を祝福する。ボリビアのこと、民主主義のことを考えながら政権を担うよう要請する」、とヘアニーネ・アニェス暫定大統領はツイッターに投稿した。
選挙管理委員会は7日以内に公式最終結果を発表しなければならない。
エボが勝利を祝い、当選者たちを祝福
ボリビアのエボ・モラレス前大統領は、日曜日(10月18日)の大統領選挙第一回投票で「社会主義運動」(MAS)が達成した歴史的勝利をアルゼンチンから祝福した。
「世界中にいるボリビアの兄弟たちよ、ルーチョが新大統領になる。われらの祖国に対して、経済的・政治的・社会的発展の道のりに対して、とりわけ経済増進に向けて貢献するだろう。離れたこの土地から、わが兄弟たちルーチョとダビドへ、私の心からのお祝いを届けたい」、とエボは、ボリビアより1時間進んだブエノスアイレスで深夜に語った。
キューバTV(2020年10月19日)
TPA(2020年10月19日)
Noticiero9(2020年10月19日)
RT(2020年10月19日)
MAS celebra resultados a boca de urna que le otorgan aplastante victoria en primera vuelta
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/19/mas-celebra-resultados-a-boca-de-urna-que-le-otorgan-aplastante-victoria-en-primera-vuelta/#.X5lLDIgzbIV
2020年10月17日
エアカナダ キューバ・バラデロへの運航再開 11月6日より
エアカナダはすでにカヨ・ココへの運航を開始している
Cubadebate、2020年10月17日、PL
航空会社エアカナダ・バケーションズはキューバ行きの運航増便を発表した、とキューバの駐オタワ観光参議カルメン・カサルが自身のSNSに投稿した。同社はキューバ西部のマタンサス県北部にあるリゾート地バラデロに向けた運航を、11月6日にモントリオールより、翌11月7日にはトロントより開始する、とカサル女史は報告した。
ハバナの東およそ140kmの地点にある、キューバで最も重要なビーチであるバラデロに向けたこの両便の運航は、週1回の定期便となる。
エアカナダ・バケーションズはすでに、キューバ中北部の観光地ハルディネス・デル・レイにあるカヨ・ココへの運航を開始している。
7月1日以降、キューバ当局は厳格な安全対策のもと、国際観光の受け入れを一部開始し、9月4日にはキューバへの主要な観光客発信国であるカナダからの旅行者の到着開始を発表した。
コロナ禍以前においては海外からの観光客数が年間4百万人を超えていたキューバは、3月にコロナ対策のためすべての観光オペレーションを休止した。その7か月後、各ホテル施設は顧客の安全を保証するための認証を公衆保健省から受けたあと、旅行者を受け入れている。
10月15日、ハバナを除くキューバ全土の国際空港が再開したが、対象は人道および貨物の運航便に限られている、とエドゥアルド・ロドリゲス運輸相は述べた。
一方、フアン・カルロス・ガルシア観光相は今週金曜日(10月16日)、現在まだコロナ禍の状態にあるハバナ、サンクティ・スピリトゥス、シエゴ・デ・アビラの3件を除くキューバ全土で観光が再開されている、と発表した。
Anuncia Canadá incremento de vuelos hacia Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/17/anuncia-canada-incremento-de-vuelos-hacia-cuba/#.X5AoF9AzbIU
ビジャ・クララの5選手 コロナ対策の規則違反で出場停止処分 キューバ野球リーグ
JIT、2020年10月17日
キューバ野球コミッションはきょう(10月17日)、ビジャ・クララチームの5選手が起こした今季の懲戒規則違反について発表した。
その重要性と関係性に鑑み、本紙はこの声明全文を掲載する。
キューバ野球コミッション声明
キューバ野球コミッションは、第60期キューバ野球リーグに向けて承認された懲戒規則の違反行為における、各人の関与が確定されるあいだ、下記のビジャ・クララの各選手は、本拠地アウグスト・セサル・サンディーノ球場で今週土曜日と日曜日におこなわれるマタンサスとの試合には出場できないことをお知らせする。
該当選手は以下の通り。
1、マグディエル・アルフレド・ゴメス・シスカル
2、アライン・サンチェス・マチャド
3、ユリエン・ビスカイーノ・ロドリゲス
4、マイロン・トマース・アロンソ・トレド
5、レオナルド・モンテーロ・アルフォンソ
今回の手続きは、新型コロナウイルス感染症対策に関連して定められた規定の違反、およびそれらの措置で認可されたもの以外の場面で生じた出来事と結びついている。
いかなる規律違反も放置されることはなく、わが国の主要スポーツ競技のファンへのふさわしい尊重と、現在の状況において競技を発展させていく努力との一貫性を保つという意思に基づいて対応される、ということを改めて確認しておく。
2020年10月17日、ハバナ
"革命62周年"
マタンサス×ビジャ・クララ(2020年10月17日)
Información de la Comisión Nacional de Béisbol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=180220
2020年10月15日
キューバ・バラデロへの観光旅行再開へ 英国・ドイツ含む世界各地より
Radio Habana Cuba、2020年10月15日、PL
駐カナダのキューバ観光参事官カルメン・カサルは、自身のフェイスブックアカウントを通じて、キューバへの観光旅行の再開を報じた。
同参事官は、世界各地からキューバへの運航ルート再開計画において、ツアーオペレーターと航空会社の数は増加している、と述べた。
世界有数の観光企業グループであるドイツのTUI(トゥイ)がマタンサス県のリゾート地バラデロへの週2回の運航を発表した、と同参事官は強調した。
キューバの最も重要なビーチであるバラデロへのこのルートは、2020-2021年冬季のあいだ運航されるもので、英国マンチェスター空港から10月25日に、ロンドン・ガトウィック空港からは11月5日に開始される。
7月1日以降、キューバ当局は同国中北部の諸島(ハルディネス・デル・レイ、カヨ・ココ)への海外観光客の受け入れを再開した。
9月4日には、キューバにとって主要な観光市場国であるカナダの観光客による同諸島への受け入れが開始され、最近ではキューバ観光省(Mintur)がバラデロでの観光客受け入れ開始を発表した。
キューバには、コロナ禍以前(2019年)、年間400万人を超える海外からの訪問客がいたが、2020年3月以降はコロナ対策として、すべての観光オペレーションを休止した。
訪問客の受け入れを再開する各ホテル施設は、独自の認定を受け、厳格な衛生措置を厳守し、安全確保のため施設内に医師と看護師が常駐する、とキューバ観光省は強調した。
バラデロ、10月15日より外国人観光客受け入れ再開
Informan recuperación en viajes turísticos a Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/economia/236869-informan-recuperacion-en-viajes-turisticos-a-cuba
2020年10月14日
エリスベル・アルエバルエナとヨアンニ・ジェラ メキシカン・パシフィックリーグでプレーへ
エリスベル・アルエバルエナ
JIT、2020年10月14日
キューバ人野球選手のエリスベル・アルエバルエナとヨアンニ・ジェラが、今週木曜日(10月15日)に開幕するメキシカン・パシフィックリーグのロス・アルゴドネーロス・デ・グアサベでプレーする。
キューバ野球連盟は、アルエバルエナ遊撃手はすでに米国から渡航しチームに加入しており、ジェラ投手は最近オンラインで契約手続きをおこなった、と説明した。ジェラはいま、渡航手続きが実現するのを待っているところである。
ロス・アルゴドネーロスはシナロア州のスアサベ市に本拠地があり、リーグ参加わずか2年目の1971-1972シーズンに優勝している。
ヨアンニ・ジェラ
Confirmado: Arruebarruena y Yera jugarán en México
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=180199
ロシア キューバ・日本・セルビアへの国際運航便再開を発表 11月1日より
Cuba Si、2020年10月14日、RUSIA TODAY
ロシア当局は、キューバ・日本・セルビアの3国との国際運航便の再開を決めた。ロシアの新型コロナウイルス感染症管理対策本部がきょう水曜日(10月14日)発表したところによる。
11月1日より、ロシア機はカヨ・ココとサンラ・クララへ週2回、同じくベオグラードへも週2回、運航を開始する。東京へはモスクワから週2回、ウラジオストックから週1回運航する。
さらにロシアは、ベラルーシ、アラブ首長国連邦、モルディブ、スイスへのルートと便数を増やす予定である。
Rusia reanuda los vuelos con Cuba, Japón y Serbia
https://news.cubasi.cu/es/noticia/rusia-reanuda-los-vuelos-con-cuba-japon-y-serbia
2020年10月13日
キューバ 11月1日から標準時へ 夏時間終了
標準時への移行はピーク時の電力需要の増加を伴うため、節約は必須だ。
Cubadebate、2020年10月13日
11月1日(日曜日)の午前1時に、北半球の国々と一致して、全国で標準時へ移行するため、時計の針を1時間遅らせる必要がある、とエネルギー合理的利用管理事務所(Onure)の通達が発表している。
今回の時間の変更は、ピーク時における電力需要の増加を伴う。午後5時から夜9時のあいだに、照明と料理での最大消費が重なるためである。
このため、エネルギー合理的利用管理事務所は、家庭や職場での生活実践として節約を奨励するよう呼び掛けている。必要な照明や機器のみ稼働させ、家庭での活動はピーク時外でおこなうことが、キューバでの日常の一環となる。
Cuba regresa al horario normal el primero de noviembre
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/13/cuba-regresa-al-horario-normal-el-primero-de-noviembre/#.X4caytAzbIU
2020年10月09日
キューバ外務省 在外キューバ人や外国人旅行者への新たな措置を発表
Cubadebate、2020年10月9日、Cubaminrex
キューバ外務省の在外キューバ人居住者領事総局(DACCRE)のエルネスト・ソベロン局長は、自身のツイッターアカウントにおいて、在外キューバ人およびキューバで生活する外国人に対する新たな政策を発表した。
声明
先日キューバ政府が発表した新型コロナウイルス感染症への新たな対策計画の一環として、在外キューバ人やキューバ在住の外国人および外国人旅行者に関係する新たな措置が適用され、これは10月12日に発効する。この件について以下お知らせする。
1、2020年3月19日以降に12か月または24か月の滞在延長が承認あるいは満了した国内のキューバ人と永住外国人は、国内での居住資格を失うことなく2021年10月12日まで海外に滞在することができる。
2、生体データのキャプチャーが適用されている国に現在滞在しているキューバ人が、在外キューバ領事館を訪問する必要なく、パスポートを申請できる可能性は、2021年6月まで延長される。この手続きには、各領事館・事務所のウェブサイトにある有効な申請書様式を使い、写真と署名は規定の質を満たさなければならない。
3、各国際空港に到着する旅行者は、キューバの保健当局が定める保健手続きおよび対策を厳守しなければならない。
4、海外からの旅行者には全員、PCR検査が適用される。
詳細については、滞在国のキューバ領事館・事務所へ連絡をすること。
Nuevas medidas vinculadas a los cubanos en el exterior, extranjeros residentes en Cuba y viajeros internacionales
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/10/09/nuevas-medidas-vinculadas-a-los-cubanos-en-el-exterior-extranjeros-residentes-en-cuba-y-viajeros-internacionales/#.X4G2xGgzbIU
2020年10月08日
キューバ 13県が「新たな日常」へ移行し正常化へ ハバナは第3フェーズへ
マヌエル・マレーロ首相
Radio Habana Cuba、2020年10月8日、PL
来週月曜日の10月12日から、キューバの大半の各県が「新たな日常」の段階に入る、ときょう(10月8日)マヌエル・マレーロ首相が発表した。
ミゲル・ディアスカネル大統領とともにテレビ番組に出演したマレーロ首相は、中部地方の2県、シエゴ・デ・アビラとサンクティ・スピリトゥスは、移動制限を伴う限定国内感染段階に留まる、と発表した。
ハバナは、首都であることからくる他県とは異なるその複雑さから、第3フェーズへの移行となり、別の対応となることも発表された。
マレーロ首相は、この新たな段階への移行は国民の健康を保証するという根本的な目的を持っており、検疫および保健衛生対策の厳格な管理のもと、経済およびサービス活動を再開する、と説明した。
「新たな日常」は、個人と集団の健康に好ましい生活スタイルの適用を想定しており、そのため、ガイドラインを責任を持って引き受けることや、ソーシャルディスタンスやマスク着用などの日常的行動を取り入れることが呼びかけられた。
来週月曜日から実施される措置としては、国内および海外からの観光客の受け入れや、ハバナあてを除く国際運航便などがある。これらにはあらゆる健康要件が課せられる。
保健施設も通常通り再開されるが、病院での患者への面会には制限措置が維持される。労働・給与分野では立法が再制定される一方、ソーシャルディスタンスを推進するためにテレワークやリモートワークの形態が促進され、12月31日まで労働者への奨励金やその他の保護措置は維持される。
レクリエーション施設や外食サービスも衛生対策の厳守のもと正常化するが、屋内での娯楽施設では特別な要件が制定される。
マレーロ首相は、今回の新たな段階では、発症患者や脆弱な集団およびリスクのある地域に向けた積極的な疫学的監視が強化される、と述べた。
キューバTV メサ・レドンダ マレーロ首相部分ダイジェスト(2020年10月8日)
キューバTV メサ・レドンダ マレーロ首相部分全編(2020年10月8日)
キューバTV メサ・レドンダ 番組全編(2020年10月8日)
Cuba pasa a nueva normalidad ante avances contra Covid-19
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/236282-cuba-pasa-a-nueva-normalidad-ante-avances-contra-covid-19