2021年07月24日
キューバ 新型コロナウイルス感染者数の増加が続く 3日連続で7000人超え
Radio Habana Cuba、2021年7月24日、PL
キューバはきょう(7月24日)、新型コロナウイルスの新規感染者が三日連続で7000人を上回り、また死者も三日連続で60人を上回った。
定例のテレビ記者会見で、疫学局長のフランシスコ・ドゥランは、新規感染者7732人と死者68人の判明を発表した。
非常に難しい状況が続いており、新規感染者の大半は国内感染であり、7688人が国内の感染源、44人が国外の感染源である、と述べた。
キューバはこれで、2020年3月11日以降、新型コロナ感染者の合計は32万4115人、死者は2271人となった。
ドゥラン博士は、現在の入院者数は病院施設と自宅を含めて6万2267人であり、そのうち感染疑いが1万9264人、監視中が3482人、感染中が3万9521人である、と説明した。
感染中のうち、3万9210人が良好な回復を示している一方、131人が危篤状態であり、180人が重体である。
ドゥラン博士は、子どもたちの感染者数の増加に警告を発した。この日、パンデミック開始以来最大の数字となる1452人に達し、直近の15日間では1万7211人となり、2020年以降では4万9357人に至った。
昨日は、5578人が退院し、これで回復者数の合計は28万2267人に上った。
今月は、23日間だけで、新型コロナウイルスの感染者数は13万170人、死者数は969人に達しており、1日の平均は感染者数1659人、死者42人である。
新型コロナウイルス捕捉のため、昨日は5万3006個の検体が検査され、これでキューバでの検査数累計は615万2433件となった。
ワクチン候補ソベラナ02とワクチンアブダラでの接種過程の進捗について、ドゥラン博士は、7月22日までで、868万1522回の接種がおこなわれた、と発表した。
合計230万3507人のキューバ人がすでに接種を完了しており、これは全国民の19%以上に及び、一方、30.8%の人びと(345万2771人)が1回目の接種を済ませている。
この数字には、臨床試験、介入研究、公衆衛生的介入といった、適用されたさまざまな手法が含まれている。
キューバTV(2021年7月23日)
Cuba: continúa muy alta tasa diaria de infectados por Covid 19
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/264882-cuba-continua-muy-alta-tasa-diaria-de-infectados-por-ccovid-19
2021年07月23日
ニューヨークタイムズが世界の著名人400人の公開状掲載 バイデン大統領にキューバ封鎖の撤廃を要求
Radio Habana Cuba、2021年7月23日、PL
米国の日刊紙ニューヨーク・タイムズはきょう(7月23日)、トランプ前政権が承認したキューバに対する一方的な措置を廃止するようジョー・バイデン大統領に求める400人以上の著名人が署名した手紙を掲載した。
知識人、芸術家、政治家、学者、宗教家、法律家らが賛同したこの文章は、キューバに対する封鎖に新たに243もの制裁を追加したドナルド・トランプ政権(2017-2021)下で制定された「残酷な」法律を撤廃するための「緊急公開状」である。
「レット・キューバ・リブ」(キューバを生かせ)のサイトで確認できるこの文書は、ブラジル元大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバやエクアドル元大統領ラファエル・コレアらのほか、米国のアーティストであるダニー・グローバー、スーザン・サランドン、ジェーン・フォンダ、マーク・ラファロらの署名を集めている。
この封鎖に反対する呼びかけはさらに、英国のジェレミー・コービン(労働党元党首)、全米教会協議会の聖職者ジム・ウィンクラー、ノーベル平和賞受賞者アドルフォ・ペレス・エスキベル、コードピンクやブラック・ライブス・マターなどの組織の支持を得ている。
「とりわけこのパンデミックの時期に、意図的に送金を妨げ、キューバ側が全世界の金融機関を使用するのをブロックすることは、われわれには信じがたいことに思える。これらはキューバへ食糧や医薬品を輸入するのに必要なものであろう」、と公開状は述べている。
「キューバ国民を支援する」、とバイデンは7月12日に発言したが、きょうニューヨーク・タイムズでの公開状のなかで著名人たちは、もしそれが本当ならば、「トランプによる規制を元に戻し、キューバを足元に存在する敵として取り扱うのを止めるべきである」、と述べている。
「封鎖を終結させるプロセスの開始を再開せよ」と提案すると同時に、6月23日には国連の大多数の国々がキューバへの制裁撤廃を支持して投票したことを指摘した。
公開状は最後に、その政権の終わりの数年間にワシントンとハバナ間の関係の正常化プロセスを促進したバラク・オバマ元大統領が推し進めた道筋を再開するよう、現在のホワイトハウスの主に要求した。
キューバTV(2021年7月23日)
プレンサ・ラティーナTV(2021年7月23日)
Publica The New York Times carta de más de 400 personalidades del orbe que urgen a Biden a levantar
bloqueo a Cuba
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/264751-publica-the-new-york-times-carta-de-mas-de-400-personalidades-del-orbe-que-urgen-a-biden-a-levantar-bloqueo-a-cuba
2021年07月22日
ハバナ市 ネット上での海水浴場オープンの噂を否定
Cubadebate、2021年7月22日
ハバナ市政はきょう木曜日(7月22日)、フェイスブックの公式アカウントで、市内の海水浴場が近々オープンするという噂はデマである、と発表した。
「当地の疫学的状況が改善され、各海水浴場へのアクセスが認可されれば、オープンのニュースは適切に所轄の公式メディアから発表される」、と声明は述べている。
ハバナは、昨日水曜日(7月31日)の終了時に、新型コロナウイルスのパンデミック開始以来最多の数字となる新規感染者1222人を報告し、累積の感染者数は7745人となった。
ハバナの罰金徴収機関は今夏、国が直面している複雑な疫学的状況を考慮し、海水浴場エリアでの管理作業を強化した。
今年3月から現在まで、ハバナ政府の管理監督機関と国家革命警察は、コロナウイルスの感染を防ぐために設けられた衛生対策に違反して海水浴や集団で集まるために海水浴場や海岸にまでやって来た市民に549件の罰金を科している。
これらの罰則は、今年2月から発効している2021年政令第31号によって適用されている。これらの違反行為の多くはグアナボとコヒマルの人民評議会地区で判明しており、大半の違反者はそれらの地区の近隣住民だった。
キューバTV(2021年7月22日)
Gobierno de La Habana desmiente rumores sobre próxima apertura de las playas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/07/22/gobierno-de-la-habana-desmiente-rumores-sobre-proxima-apertura-de-las-playas/
キューバのコロナ新規感染者 過去最多の7745人 死者は65人 7月21日
Cubadebate、2021年7月22日
今週水曜日(7月21日)終了時、キューバは新型コロナウイルスの新規感染者7745人と、12県での死者65人を確認した、とキューバ公衆保健省(MINSAP)の疫学局長フランシスコ・ドゥラン・ガルシア博士がテレビ会見で発表した。
現在の入院者数は5万9568人、感染疑いが2万7人、監視中が3912人、感染中の患者が3万5649人である。
昨日は新型コロナウイルスの検査が5万844件行われ、15.2%にあたる7745件が陽性だった(昨日比1340件増)。これまでの累計では、検査数が604万8002件で、陽性が30万8599件(5.1%)となった。
新規感染者7745人のうち:
・7708人が国内感染、37人が国外感染
・7666人(99%)が他の感染者の濃厚接触者
・37人が感染源を海外に持つ
・42人が感染源不明
・1121人が18歳未満、68人が乳児、32人が6か月未満
テレビ会見の様子は以下の動画より。
キューバTV(2021年7月21日)
Cuba reporta 7 745 nuevos casos de COVID-19, la cifra más alta registrada durante la pandemia (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/07/22/cuba-reporta-7-745-nuevos-casos-de-covid-19-la-cifra-mas-alta-registrada-durante-la-pandemia-video/
2021年07月21日
ETECSA モバイルユーザーへのデータ追加補償措置を発表
Cubadebate、2021年7月21日
キューバ電信会社はきょう(7月21日)、同社の公式チャンネルで、モバイルデータのユーザーおよびナウタ・オガールのアカウントを持つユーザーへの補償措置を実施する、と発表した。
前者に対して1GBが提供され、後者には10時間分が追加される。この手続きは徐々に進められ、確認のSMSが送信される。
モバイルデータの補償については以下の通り。
・先週以降にデータ提供を受けたユーザー全員に対して、現在それが使い切られていようとも、適用される。
・追加のギガデータはユーザー全員に一斉に提供はされない。段階的に最長72時間かけて実施される。
・データパッケージの有効期限は、今回の1G追加データの受け取り日から30日まで延長される。
・追加のギガデータはすべてのモバイル回線(2G/3G/4G)で有効である。
ETECSA informa acciones de compensación a usuarios de datos móviles y Nauta Hogar
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/07/21/etecsa-informa-acciones-de-compensacion-a-usuarios-de-datos-moviles-y-nauta-hogar/
モンカダ兵営襲撃68周年記念式典 サンティアゴ・デ・クーバで開催 7月26日
モンカダ兵営は、1960年1月28日、学校になった
Radio Rebelde、2021年7月21日、Carlos Sanabia Marrero記者
モンカダ兵営襲撃68周年式典は、その襲撃の舞台となった場所で、来たる7月26日の午前5時12分に開催され、若き弁護士フィデル・カストロ・ルスが率いたその英雄的行動のなかで斃れた「百周年世代」の若者たちへの追悼がおこなわれる。
新型コロナウイルス感染対策として、出席者を制限し、子どもたちによる恒例の劇を中止した今回の政治・文化集会では、インディオ・ナボリーの詩「サンタ・アナの朝だった」と、ラウル・ゴメス・ガルシアの詩「すでにわれわれは戦闘態勢にある」が朗読される。
引き続いて、戦闘に身を捧げた戦士たちの名前が読み上げられる。彼らの大半はキューバ第二の軍隊を襲撃し、逮捕され、残酷に拷問され、殺された。
このあとサンタ・イフィヘニア墓地では特別な式典がおこなわれる。フルヘンシオ・バティスタによる親米帝国主義的圧政の土台を揺るがせたこの襲撃の組織者であり長であるキューバ革命の最高指導者フィデル・カストロ・ルスの亡骸が眠る石の前に、県の主要当局者たちが花を手向ける。
この追悼儀式では、同墓地に建てられた祭壇において、1953年7月26日の歴史的武勲に命を捧げた人びと対して、また、モンカダ兵営襲撃の首謀者であるとフィデルに言わしめた国父ホセ・マルティの亡骸が眠る墓への献花もおこなわれる。
Rendirán homenaje en Santiago de Cuba a los mártires del 26 de Julio (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/rendiran-homenaje-en-santiago-de-cuba-a-los-martires-del-26-de-julio-audio--20210721/
2021年07月20日
キューバには行方不明者も拷問も存在しない キューバ当局がネット上のデマを証明
(左より)キューバ検察庁ホセ・ルイス・レイス・ブランコ局長、キューバ内務省ビクトル・アルバレス・バジェ大佐、ジャーナリストで司会のウンベルト・ロペス
Radio Reloj、2021年7月20日、Roberto Márquez記者
キューバ当局は、キューバに行方不明者や拷問を受けた人びとがいるというネット上に流布されているデマについて説明した。
テレビ番組「アセモス・クーバ」は、国内の一部地域で7月11日と12日の事件に参加した人びとに関して司法が実施した手続きについて紹介した。
特に、ネット上に流布されているキューバでの行方不明者と拷問を受けた人びとのリストが提示されたが、これらはあからさまなデマであり、キューバ革命の敵によるもう一つの虚偽である。
キューバ内務省犯罪捜査局の専門組織次長ビクトル・アルバレス・バジェ大佐は、キューバには拷問や行方不明者は存在しない、なぜなら革命勝利以降当局がそれらを実行していないからだ、と述べた。
あらゆる犯罪の被告に対しては、キューバの法律および国際法が考慮に入れている権利が保障されており、必要とされる対応がなされる、と大佐は説明した。
ウソはすぐにばれる
キューバ検察庁刑事訴訟部局のホセ・ルイス・レイス・ブランコ局長は、番組「アセモス・クーバ」のなかで、逮捕者の家族には、求められる必要な情報がすべて提供される、と説明した。
局長は、現在まで7月11日と12日の事件に参加した家族について気にかける63人の人びとが検察庁に出頭している、と述べた。
番組「アセモス・クーバ」では、ネット上で偽装工作されたリストで行方不明者とされる一人の名前について検証し、それがICAICのラモン・サマダ議長であり、インタビュー時に勤務していることを証明した。
同番組のゲストたちは、最近の犯罪行為により行方不明となったり拷問を受けた人びとのリストは偽りであり、キューバ革命の敵による新たな謀略であることを証明した。
キューバTV(2021年7月20日)
Ni torturados ni desaparecidos en Cuba (Video)
https://www.radioreloj.cu/destacadas/ni-torturados-ni-desaparecidos-en-cuba/
2021年07月18日
米FOXニュース キューバ革命支持のプラカードの文字は消して放送
FOXニュース、キューバ革命支持のプラカードの文字は消して放送
Cubadebate、2021年7月18日
米国のテレビ局FOXニュースは、ワシントンの対キューバ強硬政策の最大の支持者の一人であるテッド・クルース下院議員へのインタビュー時に、キューバ革命を支持する複数のプラカードの映像を消した。
同局は、それらのプラカードが実際はディアスカネル大統領を支持するデモで使われ「街頭は革命家たちのものだ」というスローガンを掲げていたにも関わらず、キューバ政府への抗議デモに見せかけるためにそれらの映像を使った。
プラカードには「街頭は革命家たちのものだ」と書かれてあった
FOXニュース(2021年7月13日) *問題のシーンは4分過ぎ
Otra fake news sobre Cuba: Fox News borra carteles de apoyo a la Revolución durante entrevista con Ted Cruz (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/07/18/la-fake-news-del-dia-fox-news-borra-carteles-de-apoyo-a-la-revolucion-durante-entrevista-con-ted-cruz/
2021年07月17日
ディアスカネル大統領 キューバは国が前進するのを見るために自ら働くすべてのキューバ人のものである
ハバナでの集会(2021年7月17日)
Radio Habana Cuba、2021年7月17日、PL
キューバは決して憎しみの地にはならない、とミゲル・ディアスカネル大統領は、きょう首都ハバナのマレコンに集まった多くの同志たちに語った。
キューバは憎しみを深く嫌っている。憎しみの地には決してならない!憎しみからは何もいいものは生まれない。憎しみはわれわれから愛するための時間を奪い、愛そのものさえ奪っていく、とディアスカネル大統領は、キューバ革命指導者ラウル・カストロ将軍が主宰した集会で叫んだ。
ディアスカネル大統領は、国が被害を被っているメディアキャンペーンを断罪し、「デマと中傷と憎悪」を止めよと呼びかけた。
キューバは全員のものである、どこにいようとも、可能な限りの繁栄という目的に向かって、自らの足と腕で、国が前進するのを見るために働くすべてのキューバ人のものである、と大統領は言った。
ハバナでの集会(2021年7月17日)
ハバナでの集会(2021年7月17日)
キューバTV マレコンでの集会生中継 ディアスカネル大統領演説(2021年7月17日)
Cuba jamás será tierra de odio, afirma presidente Díaz-Canel
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/264177-cuba-jamas-sera-tierra-de-odio-afirma-presidente-diaz-canel
キューバ国民 革命支持に立ちあがる
キューバ革命支持のデモ、ハバナにて
Radio Habana Cuba、2021年7月17日、Maritza Gutiérrez記者
キューバ国民はきょう土曜日(7月17日)、新たなデモ活動の日に立ちあがる。米国によって組織・資金提供された犯罪分子によって引き起こされた最近の暴力行為に対してキューバ革命を擁護する呼びかけに応じるものである。
シルビオ・ロドリゲスの音楽にのって、多くのキューバ人と世界各国の連帯的友人たちが、ハバナのマレコン正面に立っている。ここ首都ハバナのベダード地区にあるピラグアという活気ある地域は、祖国が必要とするときには何世代にもわたって反帝国主義広場で祖国の旗を守ってきた場所だ。
そして今回ふたたび、祖国は防衛を呼びかけた。今朝は、国民、キューバ国民とラテンアメリカの人びとの粘り強く強固な空気と、燃えるような心が感じられ、キューバとともに全ラテンアメリカの国民が立ち上がっているように感じられる。
ここで防衛されているのはキューバ国民の主権と権利だけではない。「われわれ皆がキューバ。われわれ皆がフィデルなんだ」、とアルベルトは私に言う。彼は友人のチリ人で、早朝早くからキューバ国旗とM26の旗を掲げて出てきた。
シルビオはこう歌っている、「ふつうの人の話はするつもりはない、これは何者でもない人の話だ」。だってアベルはフランクやアルメイダ、セリア、フィデルたちとともに、われわれの中にいるのだから。
この詩人がいう通り、われわれは彼らのように未来の大砲で「ごろつきどもをやっつけ」続けるのだ。なぜならわれわれの現在を守ることが、その不完全さにかかわらず、未来に配慮することであり、可能な限りの正義を目指し、社会主義革命をなすことで自由で独立した祖国を作る国家を大事にすることになるのだ。
キューバTV(2021年7月17日)
Cuba protagoniza nueva jornada de apoyo a la Revolución
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/264138-cuba-protagoniza-nueva-jornada-de-apoyo-a-la-revolucion