2021年02月04日
高天原の所在に關する諸説 その1
第三章 天孫降臨
第四節 高天原の所在に關する諸説
史家千古の疑問
天孫高天原より我が高千穂峯に降臨し給ひきとの古傳は、毫も疑ふべきにあらず。
而も天~が出雲の大國主~に説きて、其の國を譲らしめ給ひ、叉大國主~並びに御子~等が、皇孫尊(すめみまのみこと)の近き護りとして、大和の各地に鎭座し給ひきと傳ふるものあるに拘はらず、天孫何が爲に其の出雲又は大和の地を措きて、斯くの如き僻遠なる日向高千穂の地に降臨し給ひきとなすか。
是れ古來史家が千古の疑問とする所なり。
ここに於てか、論者或は天孫の高千穂降臨説を疑ひ、はては~武天皇の東征傳説をすら否認せむとするものあり。
されば天孫降臨の傳説を研究せんには、須らく先ず所謂高天原なる祖國より、如何なる道筋によりて此の日向なる高千穂峯に降臨し給ひきと信ぜられたりしかを詳にするの要あり。
而して其のここに降臨し給ひし道筋を明かにせんには、須らく先づ其の祖國たる高天原の所在に就きて一考せざるべからざるなり。
第四節 高天原の所在に關する諸説
史家千古の疑問
天孫高天原より我が高千穂峯に降臨し給ひきとの古傳は、毫も疑ふべきにあらず。
而も天~が出雲の大國主~に説きて、其の國を譲らしめ給ひ、叉大國主~並びに御子~等が、皇孫尊(すめみまのみこと)の近き護りとして、大和の各地に鎭座し給ひきと傳ふるものあるに拘はらず、天孫何が爲に其の出雲又は大和の地を措きて、斯くの如き僻遠なる日向高千穂の地に降臨し給ひきとなすか。
是れ古來史家が千古の疑問とする所なり。
ここに於てか、論者或は天孫の高千穂降臨説を疑ひ、はては~武天皇の東征傳説をすら否認せむとするものあり。
されば天孫降臨の傳説を研究せんには、須らく先ず所謂高天原なる祖國より、如何なる道筋によりて此の日向なる高千穂峯に降臨し給ひきと信ぜられたりしかを詳にするの要あり。
而して其のここに降臨し給ひし道筋を明かにせんには、須らく先づ其の祖國たる高天原の所在に就きて一考せざるべからざるなり。
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