日々のつぶやき

２０１７年度の国の経常収支(速報値)が

２１兆７３６２億円の黒字との発表があった。


念のために言っておくと、

経常収支とは、いくらモウカッタかを指す。


国で言うと、

貿易収支に所得収支（投資による収支）を加えたものだ。


要するに、貿易で儲けた額と投資で儲けた額の合計である。

両収支とも外国との取引なので、

為替(円が高いか安いか)によって大きく影響される。



トランプさんは、米国の経常収支が赤字続きなので、

何とか好転させようとしている。

日本にも協力して欲しいし、

中国のえげつないやり方に怒っている。

やはりTPPに入ろうかな・・・と言い始めたのは、

「肉」が日本に売れなくなってしまうから。


すでに日本の牛肉の輸入量は、

関税が安いのでオーストラリアの肉(オージービーフ)のほうが多くなっている。

TPPが発効するとさらに関税が安くなり、

米国からの輸入はさらに減ってしまい、

米国の農家は大ダメージを受けてしまうことになる。


これは避けたい。


トランプさんもシンゾーさんに

何とかしてもらいたいと言っているはずだけど、

シンゾーさんは「TPPへのドアはいつでも開いていますヨ、ドナルドさん」　

なのでトランプさんも大苦戦というところだろう。




トヨタの2018年3月期の最終利益は

昨年度より36.2％増の2兆4939億円、

売上高は6.5％増の29兆3795億円との発表があった、

ともに2年ぶりに過去最高を更新したとのことである。


しかし、社長は浮かれることなく、

1兆円以上の投資をして車を取り巻く環境に対処していく、

と語っている。


この方の目は何年先を見据えているのだろう。

何年か先の「点」ではなく現在から、

もしかしたら過去から続いている「線」、

いや「面」で世界の動きを見ているのではないかと思う。



東芝を代表として日本の大企業が

弱体化してしまっている。

その中でトヨタはますます強固な組織になってきている。


単眼的な見方とは思うが、

トヨタの社長は「豊田さん」。

ズッコケている会社のズッコケの元をつくったのは

大概「サラリーマン社長」。

トヨタも一時期ヨタヨタしたが

「豊田さん」になって業績を確固たるものにしている。

サラリーマン社長だと、

自分の任期だけは好業績にしたいと思ってしまうだろうし、

周辺のスタッフも同様な考えで、

はやりの言葉でいうと自分のボスの業績だけは

なんとしてもアップさせたいと「忖度」してしまい、

長期的な経営判断が出来なくなってしまうように思う。


東芝の「半導体事業」がその典型ではないか。


今また、「原子力事業」でゴタゴタしているが、

国家百年の大系の中の一つとして

企業はどうあるべきか考えて意思決定をして欲しい。


タノンマッセ。


いずれにしても、

我々庶民も大企業のトップも笑顔で



「モウカリ　マッカ」　「ボチボチ　デンナ」　


と言い合いたいものだ。