日々のつぶやき

沖縄県が来年１月だか２月に「県民投票」を実施するという。

これに対して、現時点で4つの市が反対を決議している。

投票のための準備実施は県ではなく市町村が行う。

したがって、この４つの市はそれぞれ理由を付けて

「やらない」と言っているわけだ。


そもそも何のための「県民投票」かというと

県は名護市辺野古に宜野湾市にある米軍普天間基地を

移設することに対して県民の意見を聞く、という事らしい。


しかし、今から２０年も前に普天間基地は危険なので

移設することを決定し、その移設先も辺野古に決めている。


何でまた、意見を聞く必要があるのだろう。


ご承知のように、この移設問題を「こじらせた」のは

ルーピー鳩山だ。


全く役立たずというか迷惑な人間だ。


４市は、片方の当事者の宜野湾市と石垣市など。

宜野湾市としては、さっさと普天間基地を移設して貰い

市民の安全を担保したくてしょうがないので、

県の移設阻止を狙った県民投票には協力できない

という事なのだろう。


前のオナガ知事も現職の玉城デニー知事も

移設反対を唱えている人たちは、

政府に対して「民意」を尊重するよう訴えているが、

この宜野湾市の決定は「民意」ではないのか。


尖閣諸島の石垣市のこの民意を県はどう受け止めるのか。


辺野古の人たちは受け入れを歓迎している。

これも民意ではないのか。



さらに、石垣市議会の反対した面々に対して

説得に訪れた者がいる。

県の職員ではない。

何だか、とても、アヤシイ団体の人間だ。




ところで「県民投票」とは何だろう。

住民投票というのは、全国で１８００件ほどの例がある。

そのほとんどは、ゴミ処理場建設の是非、火葬場建設の是非だ。


沖縄県も「県民投票」ではなく「住民投票」としなければ

オカシイと思う。

「県全体の・・・」といいたいのだろうし、

より当事者の宜野湾市や名護市の方々の意見を

当事者でない人の意見で薄めてしまおうという

魂胆のように見える。



問題は「県民投票」は法的に何の意味もない。

もともとが国の専権事項であり、県がゴタゴタ言っても

何も変わらない。

その意味のないことに、市町村としてはお金と人を使うことは

出来ないという事だ。

玉城氏がやっているのは、前知事や支援者に対する

アリバイ作りでしかないのだろう。



全く無意味な県民投票を沖縄県民は実施してしまうのか。

沖縄の方々の民度が試されるのではないかと思う。