2017年09月07日
18歳がピークの人生なんてまっぴらごめんだ。
この記事を書いた内藤忍さんも東大卒ですからより説得力があります。
日本経済新聞の報道によれば、イギリスの教育専門誌THE(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)が毎年発表している世界大学ランキングで、日本の「最高学府東京大学のランキングが昨年の39位から46位
となりました。
これは、過去最低のランキングということです(図表も同紙から)。
全体の1000の大学の中に、日本の大学は71校含まれていますが、ベスト100に入っているのは、東大と74位の京都大だけ。
このランキングが、必ずしも正しいとは思いませんが、世界的には日本の大学を卒業することの価値は年々低下していることは明らかです。
以前、「東大よりもハーバード − 開成高校で始まった「大リーグ志向」の大学受験」というブログで紹介したように、日本の優秀な学生は既に日本の大学に見切りをつけ始めています。
研究者のようなアカデミックな世界はともかく、ビジネスをする上では、日本の学歴というのは必ずしも必要なものではなくなってきました。
むしろ、有名大学を卒業し、それなりの企業に就職したものの、その後仕事で大した成果を上げることなくビジネスパーソンとしての役目を終えてしまっている人も多いのです。
高学歴で大企業に入ったものの、努力を怠っている人は、成長していない割にプライドだけが高く、できない言い訳ばかりしている人になりがちです。
いわゆる「東大卒の使えない人」になってしまうのです。
逆に、学歴が無くても、社会人になってから懸命に努力をし、リスクを取ってビジネスチャンスを掴み、大きな成功を収めてきた人はたくさんいます。
単に収入が多いというだけではなく、社会に影響を与える仕事を通じ、周囲から尊敬を集めている人たちです。
そんな「高学歴・ローリターン」な人と「低学歴・ハイリターン」な人の違いはどこにあるのでしょうか。
それは、不断に努力を続ける向上心と、チャンスにリスクを取ることを躊躇しないチャレンジスピリットにあると思います。
学歴が高い人の方が、既得権益があると思い込んでいるせいか、慢心して努力を怠ったり、リスクに対して臆病だったりする傾向があるのです。
「東大卒」というブランドは、これからもそれなりの価値を持つとは思いますが、逆にその呪縛によって残念な人生になってしまう人も少なくないのです。
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