2017年07月16日
錆びた鋏(はさみ)を研ぐ
錆びた包丁も多いですが、錆びた鋏もとても多いです
刃物研ぎをしていると、様々な刃物が持ち込まれます。
小は、手術用のメスだったり、握り鋏(裁縫用)、大は刃渡り20センチほどの植木の剪定ばさみなどが舞い込みます。
包丁研ぎと謳っていても、はさみの問合せは毎日あります。鋏は、包丁研ぎとは工程も手法も異なるので、包丁研ぎのリズムが狂うので時間を頂いて後日渡しを条件に引受けていました。
なかなか、他では研ぎ屋がいなくて聞き伝えで来られるようです。
![錆鋏1.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC91.jpg)
刃に錆がなければ研ぎ直しが可能です。刃に錆が回ると、修理の手間の割に使い勝手や切れ味が落ちるので基本お断りするのが常でした。
持ち込まれる鋏のうち錆が回っているものもありますので、刃に錆が回っていないものなら基本お受けしていました。
![錆鋏2.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC92.jpg)
まず分解。分解できない鋏は、研ぐ事が出来ません。砥石が刃元まで研げない為です。
![錆鋏3.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC93.jpg)
錆を落とし、刃研ぎ(刃付け)を行います。片側が終了
![錆鋏4.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC94.jpg)
【完成】錆が深かったので、表面の錆を落とし刃物油を擦り込んでおきました。切れ味が戻りました。
洋裁ばさみの扱い方で大切な事は、決して紙や固いものを切らない事です。紙はパルプで木が原料です。紙を切ると、鋭い切れ味は徐々に落ちてきます。
紙は、ステンレス製のものがお勧めです。刃が錆びる事もないので、紙に錆が移りません。
刃物研ぎをしていると、様々な刃物が持ち込まれます。
小は、手術用のメスだったり、握り鋏(裁縫用)、大は刃渡り20センチほどの植木の剪定ばさみなどが舞い込みます。
包丁研ぎと謳っていても、はさみの問合せは毎日あります。鋏は、包丁研ぎとは工程も手法も異なるので、包丁研ぎのリズムが狂うので時間を頂いて後日渡しを条件に引受けていました。
なかなか、他では研ぎ屋がいなくて聞き伝えで来られるようです。
![錆鋏1.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC91.jpg)
刃に錆がなければ研ぎ直しが可能です。刃に錆が回ると、修理の手間の割に使い勝手や切れ味が落ちるので基本お断りするのが常でした。
持ち込まれる鋏のうち錆が回っているものもありますので、刃に錆が回っていないものなら基本お受けしていました。
![錆鋏2.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC92.jpg)
まず分解。分解できない鋏は、研ぐ事が出来ません。砥石が刃元まで研げない為です。
![錆鋏3.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC93.jpg)
錆を落とし、刃研ぎ(刃付け)を行います。片側が終了
![錆鋏4.jpg](/togibose/file/E98C86E98B8FEFBC94.jpg)
【完成】錆が深かったので、表面の錆を落とし刃物油を擦り込んでおきました。切れ味が戻りました。
洋裁ばさみの扱い方で大切な事は、決して紙や固いものを切らない事です。紙はパルプで木が原料です。紙を切ると、鋭い切れ味は徐々に落ちてきます。
紙は、ステンレス製のものがお勧めです。刃が錆びる事もないので、紙に錆が移りません。
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