2021年04月13日
“マスク拒否男”また着用トラブル…警察官殴り逮捕
去年9月に旅客機でマスク着用を拒否し、運行を妨げたとして逮捕された男。今度は飲食店で、マスクの着用を拒否するトラブルを起こし、警察が出動しました。結果、現行犯逮捕されています。
10日、千葉県館山市の店内で、マスクを着けず暴れる男。海沿いの平和な飲食店が一変、修羅場に。騒ぎを起こした人物は、“マスク拒否男”でした。
ピーチ・アビエーション機内で、マスク着用を拒否し続け、客室乗務員にけがをさせた挙句、旅客機を臨時着陸に追い込んだとして逮捕された奥野淳也容疑者(34)。
身勝手な持論を展開するマスク拒否男が起こした、新たなトラブルとは…。
■またトラブル…「殴られた」店は騒然
客:「やめて、やめて!警察呼んで!警察呼んで!殴られたから!」
10日、飲食店で撮影された衝撃的な映像。暴れているのは、奥野容疑者です。
マスクの着用を拒否し、興奮状態に。他の客が抑えようとしますが…。騒然とする店内。動画が撮影された店内は、多くの客でにぎわっていました。
現場は、千葉県館山市の飲食店。漁港から近いこの店では、新鮮な魚を使った天丼が人気で、県外からも多くの客が訪れます。
男は午前11時半ごろ、店に入ってきて、黙って席に座ったといいます。当時、店内には15人ほどの客がいました。
にぎわう店内に、マスクを着けず来店した奥野容疑者。
被害に遭った飲食店の店主:「勝手にバーッて入ってきて。ビールサーバーをつごうとしたり、色んなことをしていたので、それをうちのスタッフが『やめて下さい』って言って、それで『マスクをして下さい』と言ったんですけど…」
店側は、マスクの着用や入口での消毒を呼び掛けていましたが、奥野容疑者は応じなかったといいます。
被害に遭った飲食店の店主:「『俺はマスクはしねぇ』どうのこうのって。そういうふうに言ってきたので、マスクしてないんであれば、うちの店としてみればルールに反するので、出て行って下さいって」
すると、奥野容疑者の態度は一変。
被害に遭った飲食店の店主:「いきなり立ち上がって、暴言を吐いたりしてたので。外に出そうとしたら、暴れ始めて」
客:「やめて、やめて!警察呼んで!警察呼んで!殴られたから!」
店にいた客の制止も聞かず、大声で暴れる奥野容疑者。
従業員:「お客さん、ほら、マスクして」
事態を収めようと、店員がマスクを渡そうとしますが、奥野容疑者はマスクを投げ捨てます。
被害に遭った飲食店の店主:「女の人も怖がっちゃって、逃げ回って。その子たちは早く外に出して逃げていましたけど。(Q.周りの方たちに暴力をふるったりはなかったんですか?)たぶん手が誰か当たって、鼻血が出たって人はいました。恐怖っていうよりも、どうしようっていう感じですよね」
そして、暴れる奥野容疑者ともみ合いになる従業員や客。椅子やテーブルに激しくぶつかります。
被害に遭った飲食店の店主:「暴れまくっています。(Q.暴れていました?)そこの壁に穴が開いたり。(Q.え?あれってそうなんですか?)そうなんです。やっぱり引きずり出そうとするから、男は逃げて。そこのテーブルをガーンッてやって、穴が開いちゃってるし」
壁には、その時の衝撃でできた穴が開いていました。
被害に遭った飲食店の店主:「普通の人でしたら『じゃあ、分かりました』って言って、『もう二度と来ねぇよ』とかなんとか暴言吐いて来ないですけど。それで終わるんですけど。そうじゃなかった」
■警察官の顔をこぶしで殴り…現行犯逮捕
暴れる奥野容疑者を店内にいた男性客が抑え込み、警察の到着を待つことに。
その後、現場に警察官5人が駆け付け、奥野容疑者から事情を聴こうとしますが…。
奥野容疑者:「つかむな、お前が違法捜査だな!お前が違法捜査だ。誰に向かって口きいてんだよ!誰に向かって口きいてんだよ!」
警察官:「奥野さん!」
奥野容疑者:「誰に向かって口きいてんだよ!どういう口きいてんだよ!」
マスクを着けず周囲に響きわたる大声で、警察に詰め寄ります。
近所の人:「大騒ぎだったね。大きな声出してたけど。お巡りさんが両方から抱えて、駐車場の方へ連れて行った。この時、まだ騒いでたから、その時きっとお巡りさんともめたんじゃないかな」
そして…。
被害に遭った飲食店の店主:「バチーンッて。グッてやった。それでもう(警察官を)殴って、連れて行かれたっていう」
興奮した奥野容疑者は、店の前の路上で警察官の顔をこぶしで殴ったとして、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。
来店してから1時間も現場でトラブルを起こし続けた奥野容疑者。営業は中断し、店は11日も休業せざるを得なかったといいます。
被害に遭った飲食店の店主:「もしこれがクラスターになってたら、どうしようとか。一般のお客さんも助けてくれたので、その人たちが、もし感染していたらどうしよう、誰が責任を取るのっていう話になっちゃうので。腹立たしいですよ。大人として許せないです。本当に」
■ピーチ機とホテルでも…三度目トラブル
奥野容疑者がマスク着用を巡ってトラブルになったのは、今回だけではありません。
去年9月、釧路空港発・関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内。
撮影した乗客:「男性がマスクをしていないために、他の乗客から注意を受けた。その注意に対してトラブルが起きたというのがきっかけ」
客室乗務員からマスク着用を呼び掛けられますが、拒否し続けます。
撮影した乗客:「何か書面を持ってこいとか、マスクを絶対にしないといけないのかとか、何か強制力があるものを提示しろと」
このトラブルで、旅客機は行き先を変え、新潟空港に臨時着陸。乗務員の指示に従わなかったとして、機内から降ろされました。
臨時着陸から1時間以上経ち、ようやく新潟空港を出発。関西空港には、予定より2時間以上遅れて到着する事態に。
このトラブルの後、取材に奥野容疑者は…。
奥野容疑者:「あくまで任意のお願いであることに対して、強制力をほのめかすような義務であるかのような形で、お願いを受けることはちょっとおかしいのではないか」
その後、奥野容疑者は自らの考えを主張するため、ツイッターやブログを開設。「ABEMA」の番組に出演し、独自の主張を展開しました。
奥野容疑者:「健康上の理由で、長時間のマスク着用は難しいという事情がありました。(機内でのマスク着用が)義務であったとしたら、例えば健康上の理由とか、例外規定をしっかりと設けて、マスクに協力できない人に対しても、きちんとシステムを作って、公共交通機関を開いていくべきだというふうに思っています」
奥野容疑者は去年11月にも、長野県の浅間温泉にあるホテルのバイキング会場にマスクを着けず入場。ホテルスタッフが何度もマスク着用を呼び掛けますが…。
奥野容疑者:「お願いは強制ではないし、義務ではないので、マスクの着用を拒否します」
ホテルが通報し、約10人の警察官が駆け付けるトラブルも起こしていました。
機内でのマスク拒否トラブルから4カ月後、客室乗務員にけがをさせたとして、威力業務妨害などの容疑で逮捕された奥野容疑者。
警察車両に乗せられる際も、捜査員がマスクの着用を求めたものの、奥野容疑者は拒否したということです。
その後、奥野容疑者は起訴され、釈放されました。
「ABEMA」の番組で、次のように語っていた奥野容疑者。
奥野容疑者:「(Q.もし同じ場面がもう一回訪れたら?)私と乗務員の方と他の乗客の方との間で、それぞれ色々な思惑があってミスコミュニケーションが起こってしまって、結果的にトラブルが起きてしまった。次は、もう少しコミュニケーションがうまくいけばいいのかなと思います」
そう話していた奥野容疑者が起こした、三度目のマスク拒否トラブル。
なぜ繰り返し騒動を起こすのか、犯罪心理に詳しい専門家は…。
東洋大学・犯罪心理学の桐生正幸教授:「本人としては悪いことをしているという意識はないと思います。奥野容疑者が持っている信念を、マスクを着けないという信念を貫いた。ある意味、自分の信念を貫き通すために、状況が見えにくくなっているということだと思います」
奥野容疑者は、取り調べに対し、黙秘しているということです。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2021年4月12日放送分より)
テレビ朝日(Yahooニュースより引用)
マスク拒否で逮捕って
殴っちゃいかんよね‥
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10日、千葉県館山市の店内で、マスクを着けず暴れる男。海沿いの平和な飲食店が一変、修羅場に。騒ぎを起こした人物は、“マスク拒否男”でした。
ピーチ・アビエーション機内で、マスク着用を拒否し続け、客室乗務員にけがをさせた挙句、旅客機を臨時着陸に追い込んだとして逮捕された奥野淳也容疑者(34)。
身勝手な持論を展開するマスク拒否男が起こした、新たなトラブルとは…。
■またトラブル…「殴られた」店は騒然
客:「やめて、やめて!警察呼んで!警察呼んで!殴られたから!」
10日、飲食店で撮影された衝撃的な映像。暴れているのは、奥野容疑者です。
マスクの着用を拒否し、興奮状態に。他の客が抑えようとしますが…。騒然とする店内。動画が撮影された店内は、多くの客でにぎわっていました。
現場は、千葉県館山市の飲食店。漁港から近いこの店では、新鮮な魚を使った天丼が人気で、県外からも多くの客が訪れます。
男は午前11時半ごろ、店に入ってきて、黙って席に座ったといいます。当時、店内には15人ほどの客がいました。
にぎわう店内に、マスクを着けず来店した奥野容疑者。
被害に遭った飲食店の店主:「勝手にバーッて入ってきて。ビールサーバーをつごうとしたり、色んなことをしていたので、それをうちのスタッフが『やめて下さい』って言って、それで『マスクをして下さい』と言ったんですけど…」
店側は、マスクの着用や入口での消毒を呼び掛けていましたが、奥野容疑者は応じなかったといいます。
被害に遭った飲食店の店主:「『俺はマスクはしねぇ』どうのこうのって。そういうふうに言ってきたので、マスクしてないんであれば、うちの店としてみればルールに反するので、出て行って下さいって」
すると、奥野容疑者の態度は一変。
被害に遭った飲食店の店主:「いきなり立ち上がって、暴言を吐いたりしてたので。外に出そうとしたら、暴れ始めて」
客:「やめて、やめて!警察呼んで!警察呼んで!殴られたから!」
店にいた客の制止も聞かず、大声で暴れる奥野容疑者。
従業員:「お客さん、ほら、マスクして」
事態を収めようと、店員がマスクを渡そうとしますが、奥野容疑者はマスクを投げ捨てます。
被害に遭った飲食店の店主:「女の人も怖がっちゃって、逃げ回って。その子たちは早く外に出して逃げていましたけど。(Q.周りの方たちに暴力をふるったりはなかったんですか?)たぶん手が誰か当たって、鼻血が出たって人はいました。恐怖っていうよりも、どうしようっていう感じですよね」
そして、暴れる奥野容疑者ともみ合いになる従業員や客。椅子やテーブルに激しくぶつかります。
被害に遭った飲食店の店主:「暴れまくっています。(Q.暴れていました?)そこの壁に穴が開いたり。(Q.え?あれってそうなんですか?)そうなんです。やっぱり引きずり出そうとするから、男は逃げて。そこのテーブルをガーンッてやって、穴が開いちゃってるし」
壁には、その時の衝撃でできた穴が開いていました。
被害に遭った飲食店の店主:「普通の人でしたら『じゃあ、分かりました』って言って、『もう二度と来ねぇよ』とかなんとか暴言吐いて来ないですけど。それで終わるんですけど。そうじゃなかった」
■警察官の顔をこぶしで殴り…現行犯逮捕
暴れる奥野容疑者を店内にいた男性客が抑え込み、警察の到着を待つことに。
その後、現場に警察官5人が駆け付け、奥野容疑者から事情を聴こうとしますが…。
奥野容疑者:「つかむな、お前が違法捜査だな!お前が違法捜査だ。誰に向かって口きいてんだよ!誰に向かって口きいてんだよ!」
警察官:「奥野さん!」
奥野容疑者:「誰に向かって口きいてんだよ!どういう口きいてんだよ!」
マスクを着けず周囲に響きわたる大声で、警察に詰め寄ります。
近所の人:「大騒ぎだったね。大きな声出してたけど。お巡りさんが両方から抱えて、駐車場の方へ連れて行った。この時、まだ騒いでたから、その時きっとお巡りさんともめたんじゃないかな」
そして…。
被害に遭った飲食店の店主:「バチーンッて。グッてやった。それでもう(警察官を)殴って、連れて行かれたっていう」
興奮した奥野容疑者は、店の前の路上で警察官の顔をこぶしで殴ったとして、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。
来店してから1時間も現場でトラブルを起こし続けた奥野容疑者。営業は中断し、店は11日も休業せざるを得なかったといいます。
被害に遭った飲食店の店主:「もしこれがクラスターになってたら、どうしようとか。一般のお客さんも助けてくれたので、その人たちが、もし感染していたらどうしよう、誰が責任を取るのっていう話になっちゃうので。腹立たしいですよ。大人として許せないです。本当に」
■ピーチ機とホテルでも…三度目トラブル
奥野容疑者がマスク着用を巡ってトラブルになったのは、今回だけではありません。
去年9月、釧路空港発・関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内。
撮影した乗客:「男性がマスクをしていないために、他の乗客から注意を受けた。その注意に対してトラブルが起きたというのがきっかけ」
客室乗務員からマスク着用を呼び掛けられますが、拒否し続けます。
撮影した乗客:「何か書面を持ってこいとか、マスクを絶対にしないといけないのかとか、何か強制力があるものを提示しろと」
このトラブルで、旅客機は行き先を変え、新潟空港に臨時着陸。乗務員の指示に従わなかったとして、機内から降ろされました。
臨時着陸から1時間以上経ち、ようやく新潟空港を出発。関西空港には、予定より2時間以上遅れて到着する事態に。
このトラブルの後、取材に奥野容疑者は…。
奥野容疑者:「あくまで任意のお願いであることに対して、強制力をほのめかすような義務であるかのような形で、お願いを受けることはちょっとおかしいのではないか」
その後、奥野容疑者は自らの考えを主張するため、ツイッターやブログを開設。「ABEMA」の番組に出演し、独自の主張を展開しました。
奥野容疑者:「健康上の理由で、長時間のマスク着用は難しいという事情がありました。(機内でのマスク着用が)義務であったとしたら、例えば健康上の理由とか、例外規定をしっかりと設けて、マスクに協力できない人に対しても、きちんとシステムを作って、公共交通機関を開いていくべきだというふうに思っています」
奥野容疑者は去年11月にも、長野県の浅間温泉にあるホテルのバイキング会場にマスクを着けず入場。ホテルスタッフが何度もマスク着用を呼び掛けますが…。
奥野容疑者:「お願いは強制ではないし、義務ではないので、マスクの着用を拒否します」
ホテルが通報し、約10人の警察官が駆け付けるトラブルも起こしていました。
機内でのマスク拒否トラブルから4カ月後、客室乗務員にけがをさせたとして、威力業務妨害などの容疑で逮捕された奥野容疑者。
警察車両に乗せられる際も、捜査員がマスクの着用を求めたものの、奥野容疑者は拒否したということです。
その後、奥野容疑者は起訴され、釈放されました。
「ABEMA」の番組で、次のように語っていた奥野容疑者。
奥野容疑者:「(Q.もし同じ場面がもう一回訪れたら?)私と乗務員の方と他の乗客の方との間で、それぞれ色々な思惑があってミスコミュニケーションが起こってしまって、結果的にトラブルが起きてしまった。次は、もう少しコミュニケーションがうまくいけばいいのかなと思います」
そう話していた奥野容疑者が起こした、三度目のマスク拒否トラブル。
なぜ繰り返し騒動を起こすのか、犯罪心理に詳しい専門家は…。
東洋大学・犯罪心理学の桐生正幸教授:「本人としては悪いことをしているという意識はないと思います。奥野容疑者が持っている信念を、マスクを着けないという信念を貫いた。ある意味、自分の信念を貫き通すために、状況が見えにくくなっているということだと思います」
奥野容疑者は、取り調べに対し、黙秘しているということです。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2021年4月12日放送分より)
テレビ朝日(Yahooニュースより引用)
マスク拒否で逮捕って
殴っちゃいかんよね‥
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