2021年02月14日
福島 宮城 震度6強 津波被害の心配なし 今後1週間程度は注意を
13日夜、福島県沖を震源とする大きな地震があり、福島県と宮城県で震度6強の揺れを観測しました。福島県沖ではその後も地震が相次いでいて、気象庁は、今後1週間程度、最大震度6強程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています
13日午後11時7分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震がありました。
この地震で、
▽震度6強の揺れを宮城県蔵王町、福島県の相馬市、国見町、新地町で観測しました。
▽震度6弱を観測したのが、宮城県の石巻市、岩沼市、登米市、川崎町、亘理町、山元町、福島県の福島市、郡山市、須賀川市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、川俣町、天栄村、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、それに浪江町です。
▽震度5強は宮城県の仙台市の青葉区、宮城野区、若林区、塩釜市、白石市、名取市、七ヶ浜町、福島県のいわき市白河市、二本松市、田村市、栃木県の高根沢町、那須町などでした。
▽震度5弱を福島県や宮城県、栃木県のほか、岩手県や山形県、茨城県、それに埼玉県の各地で観測しました。
このほか、震度4から1の揺れを北海道から中国地方にかけての広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は福島県沖で震源の深さは55キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.3と推定されています。
この地震による津波はありませんでした。
その後も福島県沖を震源とする地震が相次いでいて、午前7時までに、
▽震度3の揺れを観測する地震が2回、
▽震度2が6回、
▽震度1が18回、発生しています。
これまでの揺れで建物が壊れたり、土砂災害が発生したりしているところがあります。
気象庁は、今後1週間程度、最大震度6強程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、宮城県で震度6強以上の揺れを観測するのは、10年前の平成23年(2011年)4月7日、宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震で震度6強の揺れを観測して以来です。
また、福島県で震度6強以上の揺れを観測するのは、平成23年(2011年)3月の東日本大震災を引き起こした巨大地震の際に震度6強の揺れを観測して以来です。
国内で震度6強以上の揺れを観測するのは、おととし(平成31年)6月、山形県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震で新潟県村上市で震度6強の揺れを観測して以来です。
専門家「今後1週間程度は同程度の激しい揺れに注意が必要」
今回の地震について、地震のメカニズムに詳しい、東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「震源の場所やメカニズムからみて陸側のプレートに沈み込む太平洋プレートと呼ばれる岩盤の内部で起きた地震とみられる。比較的震源が深いため津波の被害の心配はないが、規模が大きく、広い範囲で強い揺れを引き起こしたとみられる。この領域では、以前から地震活動が活発な事に加え、東北沖の巨大地震の影響も残っている。今後1週間程度は同程度の激しい揺れに注意が必要だ」と話しています。
強い揺れあった地域 建物の被害や片づけに注意
震度6強など強い揺れがカニズムからみて陸側のプレートに沈み込む太平洋プレートと呼ばれる岩盤の内部で起きた地震とみられる。比較的震源が深いため津波の被害の心配はないが、規模が大きく、広い範囲で強い揺れを引き起こしたとみられる。この領域では、以前から地震活動が活発な事に加え、東北沖の巨大地震の影響も残っている。今後1週間程度は同程度の激しい揺れに注意が必要だ」と話しています。
強い揺れあった地域 建物の被害や片づけに注意
震度6強など強い揺れがあった地域では、建物の被害や片づけに注意が必要です。
耐震性が低かったり老朽化が進んでいる住宅などの建物は、地震による大きな揺れで倒壊など被害を受けるおそれがあります。
迅速な避難が難しい夜間や、建物のきしむ音がしたり、壁に亀裂やひび割れが入っているなど、不安な場合は避難所や近くの頑丈な建物で過ごしてください。
この際は、ほかの建物やブロック塀に注意してください。
揺れで弱くなっている可能性があります。
(NHKニュースより引用)
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13日午後11時7分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震がありました。
この地震で、
▽震度6強の揺れを宮城県蔵王町、福島県の相馬市、国見町、新地町で観測しました。
▽震度6弱を観測したのが、宮城県の石巻市、岩沼市、登米市、川崎町、亘理町、山元町、福島県の福島市、郡山市、須賀川市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、川俣町、天栄村、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、それに浪江町です。
▽震度5強は宮城県の仙台市の青葉区、宮城野区、若林区、塩釜市、白石市、名取市、七ヶ浜町、福島県のいわき市白河市、二本松市、田村市、栃木県の高根沢町、那須町などでした。
▽震度5弱を福島県や宮城県、栃木県のほか、岩手県や山形県、茨城県、それに埼玉県の各地で観測しました。
このほか、震度4から1の揺れを北海道から中国地方にかけての広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は福島県沖で震源の深さは55キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.3と推定されています。
この地震による津波はありませんでした。
その後も福島県沖を震源とする地震が相次いでいて、午前7時までに、
▽震度3の揺れを観測する地震が2回、
▽震度2が6回、
▽震度1が18回、発生しています。
これまでの揺れで建物が壊れたり、土砂災害が発生したりしているところがあります。
気象庁は、今後1週間程度、最大震度6強程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、宮城県で震度6強以上の揺れを観測するのは、10年前の平成23年(2011年)4月7日、宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震で震度6強の揺れを観測して以来です。
また、福島県で震度6強以上の揺れを観測するのは、平成23年(2011年)3月の東日本大震災を引き起こした巨大地震の際に震度6強の揺れを観測して以来です。
国内で震度6強以上の揺れを観測するのは、おととし(平成31年)6月、山形県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震で新潟県村上市で震度6強の揺れを観測して以来です。
専門家「今後1週間程度は同程度の激しい揺れに注意が必要」
今回の地震について、地震のメカニズムに詳しい、東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「震源の場所やメカニズムからみて陸側のプレートに沈み込む太平洋プレートと呼ばれる岩盤の内部で起きた地震とみられる。比較的震源が深いため津波の被害の心配はないが、規模が大きく、広い範囲で強い揺れを引き起こしたとみられる。この領域では、以前から地震活動が活発な事に加え、東北沖の巨大地震の影響も残っている。今後1週間程度は同程度の激しい揺れに注意が必要だ」と話しています。
強い揺れあった地域 建物の被害や片づけに注意
震度6強など強い揺れがカニズムからみて陸側のプレートに沈み込む太平洋プレートと呼ばれる岩盤の内部で起きた地震とみられる。比較的震源が深いため津波の被害の心配はないが、規模が大きく、広い範囲で強い揺れを引き起こしたとみられる。この領域では、以前から地震活動が活発な事に加え、東北沖の巨大地震の影響も残っている。今後1週間程度は同程度の激しい揺れに注意が必要だ」と話しています。
強い揺れあった地域 建物の被害や片づけに注意
震度6強など強い揺れがあった地域では、建物の被害や片づけに注意が必要です。
耐震性が低かったり老朽化が進んでいる住宅などの建物は、地震による大きな揺れで倒壊など被害を受けるおそれがあります。
迅速な避難が難しい夜間や、建物のきしむ音がしたり、壁に亀裂やひび割れが入っているなど、不安な場合は避難所や近くの頑丈な建物で過ごしてください。
この際は、ほかの建物やブロック塀に注意してください。
揺れで弱くなっている可能性があります。
(NHKニュースより引用)
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