2022年07月21日
3年ぶり「行動制限のない夏休み」安全に過ごすための感染対策は?
3年ぶり「行動制限のない夏休み」安全に過ごすための感染対策は?旅行先・帰省先での感染対策を徹底することが重要になります。「大人数」の会食は感染リスクが高いです。また、「高齢者」「基礎疾患のある人」と接触する場合は要注意です。ワクチン接種を済ませているか?帰省前にPCR検査などで陰性を確認しているか?など今まで徹底してきたことを継続することが大事です。
■各地で過去最多更新 医師「しばらくは感染者数が増える」
井上貴博キャスター:
夏休みに入った、あるいはこれから夏休みに入るという方も多くいらっしゃると思います。その期間中の対策について話を進めていきますが、まずは7月20日の感染確認者数です。
▼大阪:約2万2000人
▼愛知:1万3628人
▼兵庫:6667人
▼沖縄:5160人
▼静岡:3724人
▼鹿児島:2718人
▼岐阜:2594人
(以上過去最多を更新した自治体)
▼東京:2万401人
(JNNまとめ)
病床使用率は沖縄が約74%、大阪で約40%、東京で約45%、他の各地は30%台〜40%台で推移しています。
ホラン千秋キャスター:
もう既に第6波のピークを超えている自治体が増えてきました。この現状をどのようにご覧になっていますでしょうか?
東京歯科大学市川総合病院 寺嶋毅医師:
残念ながらしばらくは感染者数が増えてしまうのではないかと思います。というのはやはりBA.5への置き換わりということと、第6波のときよりもいろいろな意味で全体的に感染対策が緩和された状態で皆さん生活している。それから追加接種の進捗状況を見ると、やはり増える方の要因の方が今は強いかなと思います。そういう意味では、いかに入院者数が増えないようにするかというところが大事なのかなと思います。
井上キャスター:
安全に過ごすための感染対策について専門家に話を伺っています。まずはオミクロン株の亜種という言葉が使われているBA.2とBA.5についての表です(国立感染症研究所の資料を基に作成)。
やはりBA.5は感染力や免疫をすり抜ける力が強いです。そして、ワクチンで得られる中和抗体の効果も、BA.5はBA.2の4倍程度低いといいます。ワクチンによる感染予防効果や発症予防効果はさらに低くなる。一方で、重症予防効果に明らかな差はないということです。
また、病原性や毒性についてはなかなか発表されないという現状が続いています。
■「行動制限ない夏休み」対策は?
このような状況の中で大阪大学医学部・忽那賢志教授にお話を伺いました。
行動制限のない夏休みですが、移動そのものの感染リスクは高くありません。旅行先・帰省先での感染対策を徹底することが重要です。これも2年半以上言われていることではありますが、高齢者や重症化リスクの高い人を守るということが最優先されます。
具体的には「大人数」での会食は感染リスクが高いです。そのため
・マスクを外す時間を少なくする
・あまり長い時間にならないように配慮する
・大声を出さない
などの対策が挙げられます。
他にも、高齢者や基礎疾患のある人と接触する場合は注意が必要です。まずは高齢者を守る、その上で「ワクチン接種を済ませているか」を確認することは大切になります。また4回目の接種を進めることも重要です。
もちろん「ワクチンを打たない」という選択をする方もいらっしゃいます。そのような場合、高齢者などに会う前にできることとして、自分で検査を行ってみて陰性を確認することが挙げられます。このように安全な状況の下で帰省先で面会するということが重要なようです。
ホランキャスター:
今までやってきた対策を引き続きしっかりと徹底するということが重要になってきそうですね。
寺嶋医師:
基本的な感染対策として入院者数を増やさないという意味では、例えば高齢者に会う1週間前はあまり人混みに出たりしないということや直前に検査をするなど、そういったことでできるだけ高齢者にうつさないようにということが大事かなと思います。
ホランキャスター:
ただ「新型コロナウイルスとの付き合い方を自分は心得た」という方もいれば、「いややっぱり未だに怖いし心配です」という方もいますので、皆さん一人一人の気持ちを尊重できるような仕組みが社会にあってほしいですよね。
「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
そうですね。今もうすごく暑くなってきていて、冷房が効いているからこそ換気しなくなったりという夏特有の事情もあると思 うので、改めてちゃんと換気をする、マスクをするなど、当たり前のところですけれども改めて意識し直すだけでもちょっと変わるかなと思います。
井上キャスター:
重症化リスクと共に社会全体が止まってしまうリスクが大変高くなっていますが、その点に関するルールなどについてどうご覧になっていますか。
寺嶋医師:
例えば2類から5類っていうことに関して言うと、まだまだ高齢者はインフルエンザの3倍ほど重症化率や致死率が高いです。しかし、高齢者施設や医療機関でも感染してもその事実を受け止めるっていう国民の認識であったり、行政が語りかけを行うということであれば、そのような動きも出てきていいのかなと思います。
■ワクチン接種済みの20代も肺炎に…医療機関の現状は?
井上キャスター:
次にそれぞれの医療機関の現状です。まず、ふじみの救急病院についてです。入院患者の約3分の2が肺炎で、中には酸素マスクが必要な方もいらっしゃるというのが現状です。インターパーク倉持呼吸器内科では、ワクチン接種済み(3ヶ月以上経過)で基礎疾患がない20代の人でも肺炎になる人が出てきたということです。
ホランキャスター:
オミクロン株になってより風邪のような症状に近づいたのではないかと感じる方も増えたと思うんですけれども、やはり今までと変わらず年代関係なく、若くても重症化する方もいますので油断しないということが大切ですね。
寺嶋医師:
そうですね。若い人でも中には重症化する人や後遺症で長いこと日常生活に支障をきたす方がいますから、そういう意味ではどの世代の方も感染しないっていうことが一番かと思います。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
(Yahoo!ニュースより引用)
行動制限がなくても、大人しく過ごしていれば感染しないかもね🤔
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■各地で過去最多更新 医師「しばらくは感染者数が増える」
井上貴博キャスター:
夏休みに入った、あるいはこれから夏休みに入るという方も多くいらっしゃると思います。その期間中の対策について話を進めていきますが、まずは7月20日の感染確認者数です。
▼大阪:約2万2000人
▼愛知:1万3628人
▼兵庫:6667人
▼沖縄:5160人
▼静岡:3724人
▼鹿児島:2718人
▼岐阜:2594人
(以上過去最多を更新した自治体)
▼東京:2万401人
(JNNまとめ)
病床使用率は沖縄が約74%、大阪で約40%、東京で約45%、他の各地は30%台〜40%台で推移しています。
ホラン千秋キャスター:
もう既に第6波のピークを超えている自治体が増えてきました。この現状をどのようにご覧になっていますでしょうか?
東京歯科大学市川総合病院 寺嶋毅医師:
残念ながらしばらくは感染者数が増えてしまうのではないかと思います。というのはやはりBA.5への置き換わりということと、第6波のときよりもいろいろな意味で全体的に感染対策が緩和された状態で皆さん生活している。それから追加接種の進捗状況を見ると、やはり増える方の要因の方が今は強いかなと思います。そういう意味では、いかに入院者数が増えないようにするかというところが大事なのかなと思います。
井上キャスター:
安全に過ごすための感染対策について専門家に話を伺っています。まずはオミクロン株の亜種という言葉が使われているBA.2とBA.5についての表です(国立感染症研究所の資料を基に作成)。
やはりBA.5は感染力や免疫をすり抜ける力が強いです。そして、ワクチンで得られる中和抗体の効果も、BA.5はBA.2の4倍程度低いといいます。ワクチンによる感染予防効果や発症予防効果はさらに低くなる。一方で、重症予防効果に明らかな差はないということです。
また、病原性や毒性についてはなかなか発表されないという現状が続いています。
■「行動制限ない夏休み」対策は?
このような状況の中で大阪大学医学部・忽那賢志教授にお話を伺いました。
行動制限のない夏休みですが、移動そのものの感染リスクは高くありません。旅行先・帰省先での感染対策を徹底することが重要です。これも2年半以上言われていることではありますが、高齢者や重症化リスクの高い人を守るということが最優先されます。
具体的には「大人数」での会食は感染リスクが高いです。そのため
・マスクを外す時間を少なくする
・あまり長い時間にならないように配慮する
・大声を出さない
などの対策が挙げられます。
他にも、高齢者や基礎疾患のある人と接触する場合は注意が必要です。まずは高齢者を守る、その上で「ワクチン接種を済ませているか」を確認することは大切になります。また4回目の接種を進めることも重要です。
もちろん「ワクチンを打たない」という選択をする方もいらっしゃいます。そのような場合、高齢者などに会う前にできることとして、自分で検査を行ってみて陰性を確認することが挙げられます。このように安全な状況の下で帰省先で面会するということが重要なようです。
ホランキャスター:
今までやってきた対策を引き続きしっかりと徹底するということが重要になってきそうですね。
寺嶋医師:
基本的な感染対策として入院者数を増やさないという意味では、例えば高齢者に会う1週間前はあまり人混みに出たりしないということや直前に検査をするなど、そういったことでできるだけ高齢者にうつさないようにということが大事かなと思います。
ホランキャスター:
ただ「新型コロナウイルスとの付き合い方を自分は心得た」という方もいれば、「いややっぱり未だに怖いし心配です」という方もいますので、皆さん一人一人の気持ちを尊重できるような仕組みが社会にあってほしいですよね。
「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
そうですね。今もうすごく暑くなってきていて、冷房が効いているからこそ換気しなくなったりという夏特有の事情もあると思 うので、改めてちゃんと換気をする、マスクをするなど、当たり前のところですけれども改めて意識し直すだけでもちょっと変わるかなと思います。
井上キャスター:
重症化リスクと共に社会全体が止まってしまうリスクが大変高くなっていますが、その点に関するルールなどについてどうご覧になっていますか。
寺嶋医師:
例えば2類から5類っていうことに関して言うと、まだまだ高齢者はインフルエンザの3倍ほど重症化率や致死率が高いです。しかし、高齢者施設や医療機関でも感染してもその事実を受け止めるっていう国民の認識であったり、行政が語りかけを行うということであれば、そのような動きも出てきていいのかなと思います。
■ワクチン接種済みの20代も肺炎に…医療機関の現状は?
井上キャスター:
次にそれぞれの医療機関の現状です。まず、ふじみの救急病院についてです。入院患者の約3分の2が肺炎で、中には酸素マスクが必要な方もいらっしゃるというのが現状です。インターパーク倉持呼吸器内科では、ワクチン接種済み(3ヶ月以上経過)で基礎疾患がない20代の人でも肺炎になる人が出てきたということです。
ホランキャスター:
オミクロン株になってより風邪のような症状に近づいたのではないかと感じる方も増えたと思うんですけれども、やはり今までと変わらず年代関係なく、若くても重症化する方もいますので油断しないということが大切ですね。
寺嶋医師:
そうですね。若い人でも中には重症化する人や後遺症で長いこと日常生活に支障をきたす方がいますから、そういう意味ではどの世代の方も感染しないっていうことが一番かと思います。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
(Yahoo!ニュースより引用)
行動制限がなくても、大人しく過ごしていれば感染しないかもね🤔
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