2022年05月26日
基礎疾患ある人の4回目接種 周知どうする? 自治体、分かれる対応
新型コロナウイルスワクチンの4回目接種が25日、全国で始まった。4回目接種は60歳以上と、18歳以上で基礎疾患のある人などが対象だが、基礎疾患のある人については自治体が把握できない場合もあり、接種を進める自治体側は頭を悩ませている。
4回目接種の初日となる25日午前、東京都港区の集団接種会場には高齢者らが訪れた。同区芝の会場では誤接種を防ぐため、1〜3回目接種の人は1階、4回目の人は2階と会場を分けた。4回目接種を受けた医師の寺田昌功さん(78)は「早めに接種をしておこうと初日に来た。接種ができて安心した」と話した。
基礎疾患のある人への対応は自治体ごとに異なっている。台東区では、約5万7000人が4回目接種の対象とみて、3回目接種から4カ月が経過した60歳以上の人から順次接種券を発送している。基礎疾患のある対象者のうち、1、2回目の優先接種に申し込んだ人などは記録があるため、約5000人には本人の申請がなくても接種券を発送するが、基礎疾患を把握できない人も約1000人いると推計される。
同区の担当者は「把握できる対象者には確実に接種券を送り、そうでない人にも広報誌などでお知らせして、自分が対象者だと知らなかったという人を極力減らしたい」と話す。
約18万8000人が4回目接種の対象となっている足立区では、60歳以上の人には接種券を送付するが、基礎疾患のある人については自分でホームページなどから申請するよう求めている。対象が約1万5000人と多く、正確な抽出作業が困難なことなどが「手挙げ方式」の理由だ。広報誌やネット交流サービス(SNS)のほか、医療機関でチラシを配布するなどして周知する予定だという。
大阪市は4回目の接種券について、18歳以上の全員に配布することを決めた。基礎疾患の有無を市が正確に把握できないうえ、重症化リスクの高い人からは早く接種を受けたいとの要望が寄せられているためだ。担当者は「対象者に申し出てもらう方式では、必要な接種のタイミングが遅れる可能性がある」と説明した。
3回目の接種から5カ月が経過した人が配布対象で、20日から順次発送している。接種も25日に始まった。今後、国の方針で4回目の接種対象者が広がる可能性もあるため、対象外の人も接種券を保管するよう呼び掛けている。一方、全員に発送することで誰でも4回目を受けられるとの誤解を与える恐れもあり、担当者は「丁寧に周知したいが、自治体ごとに発送方法がバラバラでは市民にとっては分かりづらいかもしれない」と話した。【秋丸生帆、松本紫帆、山縣章子】毎日新聞
(Yahoo!ニュースより引用)
自治体も大変ですよね🤔
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