2021年12月09日
鹿児島県 十島村で震度5強 津波の心配なし
9日午前11時5分ごろ、鹿児島県十島村で震度5強の強い揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
この地震で、震度5強の揺れを鹿児島県の悪石島で観測しました。
また、震度4を十島村の小宝島、震度3を十島村の諏訪之瀬島と、奄美市で観測したほか、震度2や1の揺れを奄美地方や種子島・屋久島地方の各地で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地はトカラ列島近海、震源の深さは20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。
トカラ列島近海では今月4日から地震が相次いで発生し、震度5強を観測する地震のあとも地震が相次いでいて、気象庁は今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
気象庁は当面の間、震度5強程度の強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているため、今後の地震活動に十分注意してください。
政府 官邸連絡室を設置
今回の地震を受けて、政府は、午前11時7分、総理大臣官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置し、関係する府省庁や自治体と連絡を取るなどして、被害の状況などについて情報収集を進めています。
震度5強 悪石島に住む すべての島民の無事確認
十島村によりますと、震度5強を観測した悪石島に住むすべての島民の無事が確認できたということです。
発電所の職員と、消防団員以外の73人は悪石島小中学校のグラウンドに避難しているということです。
震度5強 悪石島 簡易郵便局「容器が床に落ちた」
鹿児島県十島村の悪石島にある簡易郵便局の職員は、「強い横揺れが20秒ほど続いて、消毒液を入れた大型の容器が床に落ちた。これまでで最も強い揺れだったが、郵便局内ではいまのところけが人の情報はない」と話していました。
悪石島 小中学校の生徒は無事
震度5強の地震を観測した十島村立悪石島の小中学校の教頭によりますと、ドンという強い衝撃のあと、およそ30秒の揺れを感じたということです。
地震のあと、小中学校の生徒9人の無事を確認し、学校で避難しているということです。
悪石島の民宿経営者「大きな被害なし」
震度5強の揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島で民宿を経営する松下賢次さんは「窓に飛散防止のフィルムを張っていたのでガラスが割れることはなく、特に大きな被害はありませんでした」と話していました。
悪石島発電所「断水や停電は起きていない」
震度5強を観測した十島村の悪石島にある悪石島発電所の有川睦男さんは「20秒から30秒ほどの横揺れが続き、棚から箱が落ちてきました。断水や停電は起きておらず、消防が島内を回って被害を確認しています」と話しています。
悪石島 遊歩道が崩れているという情報
十島村によりますと、震度5強の揺れを観測した悪石島の湯泊温泉の近くで遊歩道が崩れているという情報があり、村が詳しい状況を確認しているということです。
悪石島とは
悪石島は、鹿児島県の屋久島と奄美大島の間に位置するトカラ列島のひとつで、7つの有人島のうち北から5番目に位置しています。
島は断崖絶壁に囲まれ、周囲は12キロ余り。
主な産業は漁業と畜産業で、島には民宿のほか、小中学校があり、今月5日時点の人口は76人です。
島に空港はなく、週に2便の村営フェリーが唯一の定期航路で、鹿児島市から10時間かかります。
また、悪石島に伝わる仮面神「ボゼ」は、3年前にユネスコの無形文化遺産に登録されています。
震度4 小宝島出張所の職員「大きな横揺れが15秒ほど続く」
震度4を観測した鹿児島県十島村の小宝島出張所の男性職員は、「大きな横揺れが15秒ほど続きました。周りでものが落ちることなどはありませんでした。いまのところ住民からの被害の報告はありません」と話していました。
小宝島小中学校 児童・生徒けが人なし
震度4の揺れを観測した鹿児島県小宝島にある小宝島小中学校の校長は「ガタガタと揺れたが落下物はなかった。
児童・生徒あわせて12人は校庭に避難していて、教職員も含めてけが人はいない」と話しています。
管轄する鹿児島中央警察署「被害情報なし 情報収集進める」
十島村を管轄する鹿児島中央警察署によりますと、今のところ、被害の情報は入っていないということです。
引き続き情報の収集を進めています。
トカラ列島近海で地震相次ぐ
福岡管区気象台によりますと、鹿児島県のトカラ列島近海では今月4日から地震が相次いでいて、震度1以上の揺れを伴う地震が9日の午前11時までに226回観測されていました。
日付別では、4日が59回、5日が87回、6日が45回、7日が27回、8日が5回で、9日は震度5強の地震を観測する以前の午前11時までに3回観測されていました。
専門家「地盤が緩み崖崩れに注意」
今回の地震について地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は「トカラ列島付近ではこのところ地震活動が活発になっていた。これまでも数年から数十年に一度、地震活動が高まる特徴がある地域で、2000年にもマグニチュード5.9の地震が起きている」と指摘しました。
そのうえで「地震が頻繁に起きているため、地盤が緩んで崖崩れのおそれが考えられるので注意してほしい。また、マグニチュード6程度では津波の心配はないがマグニチュード7クラスになると津波のおそれも出てくる。今後1〜2週間程度は地震活動に注意してほしい」と話していました。
十島村 震度5強観測後 正午までに5回の地震
鹿児島県十島村では、9日午前11時5分ごろ、震度5強の揺れを観測したあとも地震が続いています。
9日正午までには
▽震度3が1回、
▽震度2が3回、
▽震度1が3回、観測されました。
気象庁は、今後、数日間は地震活動に注意するよう呼びかけています。
(NHKニュースより引用)
トカラでは群発地震が続いてるから要注意ですね🤔
PR広告
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11141634
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック