2015年03月06日
556. 玉山鉄二 「まっさん」を通じてウィスキーが好きに 「スタジオパークからこんにちは」
NHK連続テレビ小説「マッサン」もいよいよ終盤に差し掛かりましたが、実際には10ヶ月に及ぶ撮影が終了したそうです。大阪での「単身赴任」がようやく終了。
「ふだん掃除とか洗濯とかやってなかったので『それも意外に大変なんだなあ』って…」
MCの戸田恵子さんが印象に残った場面は、エリーがスパイ容疑で特高に連行されそうになった時に、マッサンが身体を張って止めるところだそうです。
玉山さん自身は、ブレないマッサンが弱音を吐く場面だとか。「もう分からなくなった…」と言ってエリーの前で子どものように泣きじゃくるシーン。
「自分が崩れていくような芝居の中…、芝居中に胃痙攣が起きちゃったんですね」「今まで一度も無くて、自分でもびっくりしちゃって…。自分でも戸惑って」
ヤギと遊んだ幼年時代
1980年、京都府生まれ。3人のお姉さんに囲まれて育ったそうです。
小さい頃は全くはしゃがない、おとなしい子どもだったとか。友だちは幼稚園で飼われていたヤギ。ティッシュを餌としてあげる日々…。
中学生になると陸上競技に熱中。三種競技で京都府の大会で3位に。この辺りから現在の玉山さんが見えてきますね。
高校生になるとお姉さんの知人の紹介でモデルを始めます。
そして1999年に俳優デビュー。
朝ドラのヒーローに選ばれて
「まさかぼくが朝ドラのヒーローなんて、っていう思いがすごく強くて…。当時ぼくは33歳で、こんなおじさんが…」(笑)「ぼく自身、自分がフレッシュだって思ったこと無いし、爽やかだと思ったことなかったので…」
フレッシュ・爽やか、というのが玉山さんにとって、朝ドラのヒーロー・ヒロインのイメージだったのですね。
「(NHK)えらい冒険したな、みたいな思いを受けました」「ぼくで大丈夫ですか?みたいな…」と玉山さん。
「人間らしい、ヒーローらしくないヒーローを描きたいんだ」と説明されて「ぜひやらせてください」と引き受けることを決めたのでした。
ウィスキーが好きになって…
玉山さんは、撮影前にマッサンのモデルとなった竹鶴政孝さんのお孫さんから、竹鶴さん愛用のグラスを譲られていたそうです。竹と鶴があしらわれたグラス。
「『マッサンが成功して、全てが終わったときに、このグラスでウィスキーを飲ませていただけたらなあ』と…」
実際にこのグラスで飲んだ感想は、
「なんか、ほんとにこう、今まで辛かったこと、楽しかったこと、この10ヶ月間、ハードだったことが走馬灯のように駆け巡ってましたね…」
もともとはあまりウィスキーを飲まなかったそうですが。
「毎日飲んでますねえ」「撮影の影響であらゆるウィスキーを…」 「体の中にすっと入ってくる…」(笑)「体に入れたほうが落ち着いて眠れる」
中堅になったころに「マッサン」に出会って、情熱を持って演じられたことに感謝しているという玉山さん。今後の活躍が楽しみです。
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