【グーグルのマインドフルネス】
「マインドフルネス」が、
世界的に注目を集めています。
グーグルやインテルなど、
有名企業が能力向上のトレーニングとして『マインドフルネス』を取り入れています。
『評価や価値判断にとらわれることなく、今の瞬間に意識を向ける』
というマインドフルネスの実践は、
ストレスの軽減、
脳の活性化、
チームワークや生産性の向上、
創造性の発揮などに効果があります。
『マインドフルネス』について、
「グーグルのマインドフルネス革命 グーグル社員5万人の『10人に1人』が実践する最先端のプラクティス」(編集 サンガ編集部 発行所 サンガ)
の中に、こう書いてあります。
「『マインドフルネス』は、
シリコンバレーに拠点を持つグーグルが取り組んでいる瞑想法として、
世界的に注目されています。
『マインドフルって一体どういうこと?』
と興味を持たれている方も多いことでしょう。
グーグル以外にも、
インテルやツイッター、ナイキ、マッキンゼー・アンド・カンパニーなど、
錚々たる有名企業が能力向上のトレーニングとして、
マインドフルネスを導入しています。
近年は、
ハーバード大学やコロンビア大学などのビジネススクールのカリキュラムとしても、
採用されるようになりました。
アメリカやヨーロッパでは、
マインドフルネスが一大ムーブメントとなっています。
医療現場ではうつ病などに対する効果が期待され、
雑誌『TIME』や『Harvard Business Review』でも、
マインドフルネスの様々な効果が特集されています。
書店に行けば、
マインドフルネス関連の書籍が目立つところに平積みになっていたりするなど、
マインドフルネスがもはや一部の人だけのものではないことを、
肌で実感できる状況です。
では、
なぜ今、
マインドフルネスが欧米諸国でこれほどまでにムーブメントとなっているのでしょうか。
わたしたちの暮らしは、
一昔前に比べて、
経済的に豊かになり、
情報技術も発達して、
便利で快適になりました。
基本的なインフラが整い、
時間や空間を超えて、
世界中の誰とでも、
リアルタイムでコミュニケーションができる、
そんなすばらしい時代になっています。
必要なものはすでにあるという状況の中、
特に、
グーグルのような最先端のIT企業では、
『世界を変えるような画期的なアイデア』
や
『誰も見たことのない新しい製品・サービスを生み出す創造力』
が、仕事の中で強く求められるようになってきました。
ビジネスパーソンは、
日々、頭と身体をフル回転させて、
熱心に、クリエイティブでチャレンジングな仕事に取り組んでいるのです。
しかしその一方で、
ビジネスパーソンが、
強いストレスを抱えて苦しんでいるのも事実です。
情報のインフラが整ったおかげで、
どんな仕事をしていても、
スピード感や高度な情報処理能力、
コミュニケーション能力が要求されるようになりました。
皆、メールの返信や会議に追われ、
いつも時間が足りないような気がしています。
計画を立てて一生懸命仕事に取り組んでいても、
想定外のハプニングが起きるのはしょっちゅうです。
焦れば焦るほど仕事が手につかなくなり、
ストレスはひどくなる一方です。
もちろん
『世界を変えるような画期的なアイデア』
を生み出したり
『誰も見たことのない新しい製品・サービスを生み出す創造力』
を発揮したりすること自体も、
ハードワークでしょう。
ここに、
欧米の先進的な企業がマインドフルネスを取り入れている理由を探る鍵があります。
マインドフルネスの大切な特徴の一つは、
『今の瞬間』
に意識を向けることです。
マインドフルネスに取り組むとよいことがたくさんある、
と実践者は言います。
例えば、次のようなことです。
・ストレスが軽減され、仕事の生産性が上がる。
・感情のコントロールができるようになり、感情的な判断ミスをしなくなる。
・思いやりの気持ちが育ち、チームワークが向上する。
・アイデアが湧く脳になり、創造力が高まる。
重要なポイントは、
こういったマインドフルネスの効果が、
個人の体験談ベースで語られるだけではなく、
ハーバード大学やスタンフォード大学など研究者によって、
実証研究が行われ、
脳との関係性などが証明されるようになってきていることです。
『科学的な実証を伴っていること』
は、欧米において、
マインドフルネスがメンタルケアのメソッドとして信頼を勝ち得ている一つの要因です。
そしてこのような効果は、
一部の特殊な人だけに限ったものではなく、
取り組めば誰でも獲得できるものである、
ということも証明されてきています。
それゆえ、
欧米の企業では、
社員が高度な仕事を達成するために、
研修や福利厚生の一環として、
マインドフルネスを広く取り入れるようになってきているのです。
練習すれば、
誰でも自転車に乗れるように、
マインドフルネスも取り組みを続ければ、
誰でもその恩恵に与ることができるといいます。
(中略)
わたしたちが今後、
よりよい生き方、
よりよい働き方をするために、
今、欧米のトレンドであるマインドフルネスについて学ぶことは、
意味のあることだと思います。」(12頁〜16頁)
この本には、
マインドフルネスの実践法や、
瞑想をやりたくないという人へのアドバイスなど、
非常に有益な情報が載っています。
御一読をオススメします。
マインドフルネスを学び、
実践して、
『今の瞬間』
に意識を向け、
よりよい生き方をして、
創造的な人生を歩みましょう。
(推薦図書)
「グーグルのマインドフルネス革命 グーグル社員5万人の『10人に1人』が実践する最先端のプラクティス」
(編集 サンガ編集部 発行所 サンガ)
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