問題を解決する最善の方法とは何でしょうか?
これについて、
「で、何が問題なんですか?『人生の悩み』がゼロになる44の解決法」(著者 小林正観 清談社Publico)
の中に、こう書いてあります。
「“問題” を目の前にしたとき、
人間には3つの解決方法があります。
@突破すること
闘って争って競って主張して説得して、
自分の意見を通すこと。
A逃避すること
この上司のもとではもうやっていけない、と会社を辞めたりして、その “問題” から遠ざかること。
B我慢し続けること
解決にはならないが、ただひたすら忍耐・辛抱をし、耐え続けること。
私たちが生きている世界は『三次元』(たて・よこ・高さの3つの次元によって成り立っている。一次元=直線、二次元=平面、三次元=立体=私たちの世界)ですが、
三次元的な解決方法としては、以上の3つです。
ところが、
『四次元』には4つ目の解決方法が存在するらしい。
4つ目の解決方法とは、
C『気にしない』こと
『気にしない』というのは、
英語で言うと
『I don’t mind』。
『ドンマイ、ドンマイ』と言うのがこれで、
『気にしない、気にしない』というもの。
どんなに怒られてつらい状況になっても、
『気にしない』ように “努力” するわけです。
さらに、
『五次元』には5つ目の解決方法があります。
その5つ目とは、
D『気にならない』
『気にしない』のは、
“問題” は存在するものの『気にしない』ように考えて生きるのですが、
『気にならない』のは、
上司に怒られようが怒鳴られようが、
『どうしよう』と思い悩むのではなく、
“問題” が “問題” として認識されていない状態です。
英語で言うと
『There is no problem』。
『問題なんてない』。
『There is no problem』をピッタリの日本語に置き換えると、
『で、何が問題なんですか』
ということになります。
『こんな簡単なことでミスをして、おまえはバカなのか!』
と上司に怒鳴られたとして、
そのときに、
『そうなんです。
私、本当はバカなんです。
能力は低いし、
どうしようもない奴なんです。
なるべく同じミスをしないようにはしますが、
根っこがバカなので、
また同じようなことをするかもしれません。
こりゃダメだ、と思ったらいつでもクビにしてください』
と言えるような状態であったなら、
クヨクヨしたり、
落ち込んだりすることはないでしょう。
もともと、
宇宙には “問題” なんてないのかもしれません。
それを、
『未熟な私』が “問題” としてとらえてピリピリし、
『つらい、悲しい、つまらない』と言っているだけなのかもしれません。」(244頁〜246頁)
“問題” は、それを問題と思う心にあります。
“問題” と考える心が問題をつくり出しています。
本来、宇宙には問題は存在していません。
問題だと解釈する心があるだけです。
“問題” は、気にしなければいいんです。
悟りを開いた人は、
何も気にしません。
何も気になりません。
私の好きな名言に、
『心頭を滅却すれば火もまた涼し』
があります。
意味は、
『無念無想の境地にあれば、どんな苦痛も苦痛と感じない。〔杜荀鶴「夏日題悟空上人院」より。
禅家の公案とされ、1582年甲斐(かい)国の恵林寺が織田信長に焼き打ちされた際、住僧快川(かいせん)がこの偈(げ)を発して焼死したという話が伝えられる〕―大辞林―』
です。
悟りを開けば、人生はシンプルで楽になります。
『言うは易く行うは難し』
で、簡単ではありませんが、
お互い、
『何があっても気にしない』
『何が起きても気にならない』
そういう境地になれたらいいですね。
『お互い何も思わんのが一番よろしいのであります』(山田無文)
結局、何も考えんのが一番いいんじゃ
(推薦図書)
「で、何が問題なんですか?『人生の悩み』がゼロになる44の解決法」
(著者 小林正観 清談社Publico)
ご購入はこちら↓↓↓
https://amzn.to/4iTTIhW

【このカテゴリーの最新記事】