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高原茂
メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー・行動心理士の高原茂です。宜しくお願い致します。 「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」 など
プロフィール

2023年06月25日

【エゴと真我 二人の自分?】

【エゴと真我 二人の自分?】

私たちの心の中には、

『エゴ』と『真我』

の二人の自分が存在しています。

『エゴ』とは、

『我(が)』のことです。

『我が強い』 

『我を張る』 

『我を通す』 

の『我(が)』 

です。

『利己的、自分勝手、自分のことしか考えない、自己中心的自我』

のことです。

『小我』とも言います。

一方、

『真我』とは、

スピリット(不滅の意識体)のことです。

『大我』とも言います。

本当の私の心、

本心(真心)です。

英語では、

ハイヤーセルフと言います。

この真我(スピリット)について、

中村天風師は、著書 

『運命を拓く 天風瞑想録』 (講談社文庫) 

の中でこう述べています。
(50頁〜52頁)

「 現代の人間は、

肉体が自分であると思っている人が多いのではないか。

しかし人間というものは、

その正体をつきつめていくと、

何も見えない、

また感じない、

霊魂という気である。

その霊魂が、

現象界に命を活動させるために、

その活動を表現する道具として肉体と心が与えられている。

いわば画家のもつ絵筆、

大工の持つ鉋と同じようなものが、

命に対する肉体であり心である。

これを正しく理解し、

正しく応用した人のみ、

その命に、

限りない強さと、

喜びと、

安心と、

平和とが与えられる。

しかしこのありがたい事実が我々の生命の中にあるのに、

多くの人は、

命というとすぐ肉体を考えるために、

そこで大変な間違いを犯してしまうことになる。

そもそも生きているという不思議な命の力は、

肉体にあるのではなく、

霊魂という気の中に霊妙な働きを行なう力があり、

それはあたかも回っている扇風機にそれを回す力があるのではなく、

電気がこれを回しているのと同様である。

この例でも人間の命の力を正しく理解できるはずだが、

人間だけは、

肉体それ自身に活きる力があるように思うところに大変な間違いがある。

(中略)

したがって人間はまず第一に、

『人間の生命に与えられた活きる力というものは、

肉体に在るのではなく、

霊魂という気の中にある』

ということを、

正しく、

はっきりと理解する必要がある。

これが最も正当な自己認証である。」

霊魂(スピリット)が私たちの本当の心です。

エゴは、

『本当の自分』 

ではありません。

思考が創り出した

“幻想”

です。

全世界4600万読者を持つ“スピリチュアル・マスター”ウエイン・W・ダイアー博士は、著書 

「『いいこと』 が次々起こる心の魔法」 
(訳者 渡部昇一 三笠書房 知的生き方文庫) 

の中で、

霊魂(スピリット)について次のように述べています。
(23頁〜25頁)

「 精神性の段階に至った人間は、

この地上が仮の宿にすぎないことに気づいている。

そして自分がもはや競技者、

戦士の段階はもちろん、

奉仕者の段階とも無縁になったことを知るだろう。

今の自分は、

無限の力を秘めた永遠不滅の宇宙エネルギーが、

肉体という仮の器に宿った状態なのだという真理に目覚めるのだ。

また、本当の意味での死というものは存在せず、

すべての物質は、

絶え間なく変転し続けるエネルギーの仮相だと認識するようになる。

自分が肉体に宿った魂であることを知った者は、

自己の内面に強く惹かれるようになる。

また、恐れの感情がなくなり、

物理的な世界への執着が薄れ始める。

世界を客観的に眺められるようになり、

新たな意識の次元に至るのだ。

自己の内面にある無限のエネルギーは、

あなたの中にだけ存在するのではない。

それはすべての物質に宿っており、

過去も含めて、

この世に生まれてきたすべての人々の中に存在する。

精神性の段階に至ると、

このことを実感できるようになってくるのだ。

(中略)

精神性の段階に至ると、

それまで信じ込まされてきた常識にとらわれることはない。

そして、

自分がある目的を持ってこの世に生まれてきたことを認識するようになる。

『この世界にありながら、

この世界の一部ではない存在』

と私が呼ぶような境地に至るのだ。

あなたの本質であるエネルギー(霊魂や魂と言い換えてもいい)

は、決して死滅することはなく、

過去にも真の意味での死というものは経験していない。

(中略)

左脳で合理的にものを考えるように訓練されてきた私達は、

人が死ぬと霊魂は消滅するものだという観念を押しつけられてきた。

しかし、

エネルギーが消えてなくなることはない。

崇高なる自己とは、

今あなたの内にある霊魂そのものなのだ。」

私たちの本質は、

肉体ではなくて霊魂(スピリット)です。

これが正当な自己認識です。

このことを正しく理解した人のみ、

安心立命の境地に達することができます。

しかし、

ほとんどの人がこれを理解していません。

そのため、

エゴによる理知的煩悶に七顛八倒する羽目に陥ります。

自分の中に 

『二人の自分』 

がいることについて、

世界有数のスピリチュアル・マスターであるエックハルト・トール氏は、著書 

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』 
(監修者 飯田史彦 訳者 あさりみちこ 徳間書店) 

の中でこう述べています。 
(14頁〜18頁)

「 三十歳になるまで、

わたしは、

たえまのない不安やあせりに、

苦しんでいました。

自殺を考えてしまうことも、

たびたびでした。

いまになってみると、

まるで、

その頃の自分の生活は、

見知らぬ他人の人生か、

自分の過去生のようにさえ思えるのですから、おかしなものです。

わたしが二十九歳になってまもない、

ある晩のことでした。

夜中に目を覚ますとわたしに

『絶望のどん底だ』 

という思いが、

おそいかかってきました。

こんな気持ちになることは、

当時のわたしにとって、

珍しいことではありませんでしたが、

この時ばかりは、

ふだんにもましてその絶望感は強烈でした。

死んだように静まりかえった夜に、

暗闇の中で、

ぼんやりとうかびあがる家具の輪郭、

遠くからかすかに聞こえてくる、

汽車の音・・・・・・

なにもかもが不自然で、

氷のように冷たく感じられました。

そして、

あらゆるものの存在が、

無意味なことのように思われました。

この世のすべてを、

呪ってやりたいほどでした。

しかも、

このわたし自身こそが、

もっとも無価値な存在のように感じていました。

『こんな悲惨な人生を歩むことに、

いったい、

なんの意味があるというのか?

どうして、

これほど苦しみながら、

生きていかなければならないのか?』

わたしの中にある 

『生きよう』 

という本能は、

『もう存在したくない、

いっそのこと消えてしまえたらいいのに』、

という悲痛な願いに押しつぶされていたのです。

わたしの頭の中を、

『こんな自分と生きていくなんて、

まっぴらごめんだ!』 

という思いが、

ぐるぐると回っていました。

すると突然妙なことに気づいたのです。

『自分はひとりなのか、

それともふたりなのだろうか?』

こんな自分と生きていくのが嫌だとすると、

『自分』 

と 

『自分が一緒に生きていきたくないもうひとりの自分』 

という、ふたりの自分が存在することになります。

そこでわたしは自分に言い聞かせました。

『きっと、このうちのひとりが、

【ほんとうの自分】なのだ』

この時、わたしは、

頭の中でつぶやいていたひとり言が、

ピタリとやんでしまうという奇妙な感覚に、

ハッとしました。

(中略)

運命の出来事が起こったあの夜、

わたしの苦しみは、

限界に達していました。

そのため、

わたしの意識は、

『自分は不幸で、どうしようもないほどみじめなのだ』 

という思いを、

完全に捨て去るしかありませんでした。

このような思いは、

もともと、

思考のでっち上げにすぎません。

この捨て去り具合があまりにも徹底的だったので、

『にせの自分』 

はとつぜん空気を抜かれてしぼんだ風船のように、

ぺしゃんこになってしまったのです。

そこに残ったものこそが、

『わたしの本質』 

であり、

永遠の存在である 

『ほんとうの自分』 

なのでした。

その時のわたしは、

人間、生き物、創造物など、

どんな呼び名でもくくることのできない純粋な 

『意識』 

でした。」

エックハルト・トール氏が語る純粋な意識こそが、 

『真の自分』 

則ち 

『真我』 

です。

心の中に 

『真我』 

が存在していることについて、

世界的スピリチュアル・マスターであるディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳サンマーク文庫)

の中でこう述べています。  
(33頁〜34頁)

「 あなたには、

異なるふたつの面があることに気づいてください。

あなたの耳が音を聴き、

脳が音を音楽として理解しています。

しかし、

それは音楽を聴く仕組みにすぎません。

聴くという意味をじっくり考えた場合、

実際に音楽を聴くように、

あなたを仕向けているのは誰でしょう?

いつも心のなかにいる沈黙の観察者、

沈黙の聴き手に気づいてください。

この人物はあなたの内面ばかりでなく、

周囲の空間にも存在する、

思考や感情を超越したあなた自身の一部です。

この部分は疲れることを知らず、

眠りもしません。

破壊することもけっしてできません。

この沈黙の観察者がいつも存在していることに気づいてください。」

私たちの心の中に 

『エゴ(小我)』 



『真我(大我)』 

の二人の自分が存在しています。

『エゴ(我)』 

を取り除き、

『真我』 

を発現させれば 

『神(造物主)』 

に近づけます。

これについて、

作法家でCSコンサルタントの三枝理枝子さんは、著書 

『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』 

の中で次のように述べています。 (80頁)

「 神社にお参りにいらしたとき、

本殿や拝殿に 

『鏡』 

が置かれているのを目にしたことがないでしょうか。

古より鏡は、

自分の姿を映し、

正しい動きや形に修正したり、

姿を確かめるために使われてきました。

それだけでなく、

心の状態も映し出すものと信じられてきたのです。

『かがみ』 

の 

『が(我)』 

を取ると 

『かみ(神)』

になるという教えから、

手を合わせる際には 

『我を取るように』 

と言われてきたようです。」

『我』は

造物主がつけてくれたものなので全否定する必要はありません。

『真我』を発現させるために、

『我』 

をコントロールすればよいのです。

では、

具体的にどうすればよいのでしょうか?

エックハルト・トール氏は前述の本の中で、

真我を発現させる秘訣を、

次のように述べています。 
(30頁〜35頁)

「 自由への第一歩は、

自分の思考は、

『ほんとうの自分』 

ではない、

と気づくことからはじまります。

そう気づくと、

『思考を客観的にながめる』 

ことができるようになります。

思考を客観的にながめると、

高次の意識が活動しはじめます。

思考をはるかに超えた、

果てしない 

『知性の世界』 

が存在することや、

思考はそのごく小さな一面にすぎないことにも、

気づきはじめます。

さらに、

『ほんとうにかけがえのないもの』 

が、見えはじめます。

それは、

思考とは別の源泉からわき上がる 

『美しさ』、

『愛』、

『創造性』、

『喜び』、

『心の平安』 

です。

その時あなたは、

『わたしはやっと目を覚ましたのだ!』 

と思うはずです。

(中略)

思考を客観的にながめていると、

その行為をしている、

『ほんとうの自分』 

の存在に気づきます。

『ほんとうの自分』 

に気づくと、

意識は新たなレベルに到達します。

勝手気ままに活動していた思考はパワーを失い、

『ほんとうの自分』 

のしもべになります。

これが、

無意識的な思考活動を終わらせる第一歩です。

思考がおしゃべりをやめると、

『無心状態』 

が生まれます。

最初のうちは、

無心状態は、

ほんの数秒間しかつづかないかもしれませんが、

心がけ次第で、

だんだんと、

長くつづくようになります。

無心状態の時には 

『心の平安』 

を実感するはずです。

これが、

ふだんは思考の雑音によってかき消されている、

『大いなる存在』 

との一体感なのです。

この状態は、

本来人間にとって、

ごく自然な状態であるはずです。

経験をつめばつむほど、

平安の度合いは、

よりいっそう深まっていきます。

この度合いには、

限界がありません。

しかも、

同時に自分の内奥から、

魂の喜びがわき上がるのを感じるでしょう。

これが 

『在ること』 

の喜びなのです。

(中略)

『思考を客観的にながめる』 

以外にも、

無心状態をつくる方法が、

いくつかあります。

意識を100パーセント 

『いま』 

に集中させて、

思考活動を遮断するのも、

そのひとつです。

意識のすべてを 

『いま、この瞬間』 

に向けてみましょう。

そうすれば思考活動をストップでき、

意識が鋭敏であると同時に、

考えごとをしていない 

『無心状態』 

になれます。

このエクササイズは、

満足のいく結果をもたらすはずです。

また、

これが瞑想の極意でもあるのです。 」

エゴをコントロールするための鍵は、

思考を俯瞰することです。

今何を考えているのかをチェックするクセをつけましょう。

自分を見ている自分を意識するという感覚です。

過去に囚われていないか、

未来を思い煩っていないか、

今考えていることは建設的・発展的・創造的なものか、

つねにチェックしましょう。

今に意識を集中する訓練をしましょう。

エゴを抑える技術について詳しく知りたい方は、

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』 
(エックハルト・トール著 徳間書店) 

をぜひ読んでください。

わかり易く説かれています。

非常に評価の高い名著です。

超おすすめです。

ということで結論はこうなります。

(結論)
「 『エゴ』 をコントロールして、『真我』 を発現させよう!」

『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3NmDMpH

「『いいこと』が次々起こる心の魔法」
(著者 ウエイン・W・ダイアー 訳者 渡部昇一 三笠書房 知的生きかた文庫)
https://amzn.to/435QBuw

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』
(著者 エックハルト・トール 監修飯田史彦 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
https://amzn.to/44bAhZO

『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
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『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』
(著者 三枝理恵子 モラロジー道徳教育財団)
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2023年06月24日

【天性を知り、天命を全うする】

【『天性』を知り、『天命』を全うする】

『天は二物を与えず』 

という成句があります。

裏を返せば、

『天は必ず一つは才能を与えている』 

ということです。

その天賦の才(天性)を見出す責任は私たち自身にあります。

天性を知り、

天命(天から与えられた使命)を全うしましょう。

これについて、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中で、次のように述べています。 
(121頁〜125頁)

「 あなたには独自の才能と、

その才能の独自な表現方法がそなわっています。

あなたは世界中の誰よりも上手にできることがあり、

この世界には一人ひとりの独自の才能と独自な表現方法のために、

独自のニーズが存在しています。

それらのニーズがあなたの才能の創造的な表現と合わさったとき、

豊かさを創造する火花が起こるのです。

ニーズを満たすためにあなたの才能を表現することが、

無限の富と豊かさを創り出します。

(中略)

『人生の目的の法則』 

によると、

一人ひとりの人間に独自の才能があります。

あなたには、

独自に表現された独自の才能があるのですが、

あまりにも独自で、

この惑星に存在する他の誰ももっていないか、

誰も同じ表現方法をとっていないのです。

これは、

この惑星に存在する誰よりも上手にできること、

上手にできる方法をあなたがもっているということです。

そのひとつのことに取り組んでいるとき、

あなたは時間が経つのを忘れます。

あなたがそのひとつの才能

――多くの場合ひとつ以上の才能――

を発揮しているとき、

あなたを時間を超越した意識状態へと連れて行ってくれます。

(中略)

あなたの仲間である人類に奉仕するために、

自分自身に投げかける質問は、

『どうすれば役に立てるでしょうか?

どうすれば出会う人すべての助けになるでしょうか?』 

です。

自分自身の才能を表現する能力を人類への奉仕と結びつけたとき、

あなたは 

『人生の目的の法則』 

をフル活用することになるでしょう。

そしてあなたは自分自身の精神性を経験しながら、

純粋な可能性の場と結びつき、

無限の豊かさにアクセスせずにはいられなくなります。

なぜなら

自分独自の才能を人類への奉仕と結びつけることが、

豊かさを実現する真の方法だからです。

これは一時的な豊かさではありません。

これは永遠の豊かさです。

なぜなら

それはあなた独自の才能の独自な表現で、

あなたの仲間である人類への奉仕であり、

自分自身に 

『何が自分の得になりますか?』
 
と問いかける代わりに 

『どうすれば人の役に立てるでしょうか?』 

と問いかけて発見したものだからです。」

私たち一人ひとりに 

『天』

から独自の才能が与えられています。

“天賦の才”

を活かして

人類の幸福の実現に貢献することが、

私たちの使命です。

では、

どうやって天性を見出せばよいのでしょうか?

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(上)』 (住友 進=訳 サンマーク文庫) 

の中で、

“天性”

に気づくヒントについて次のように述べています。

「 すべての人間の内部には、

中心となるテーマ、

英雄的な生き方の模範、

この世の中に姿を現そうとしている、

神や女神が宿っています。

あなたは、

自分のテーマをこの世で実現する人間として生まれてきたのです。

ところが、

ほとんどの人は無限の可能性に自分が開かれていることに気づいていないため、

本来の自分の姿を否定しています。

しかし、

この否定された姿こそ、

あなたの最高の自己、

エゴのない自己なのです。

宇宙は全体の幸福を実現するために、

この最高の自己をあなたに演じさせようとしています。

日常に流される人生を送っている人はとくに、

自分の内面に宿る神秘的な存在に触れることができずにいます。

あなたもかつて、

そのひとりだったかもしれません。

しかし

自分の魂に書き込まれている計画を理解し、

満ちたりた人間関係を築きあげていくことで

生きる意味に気づき、

神秘的な劇を自ら演じてみることで、

悟りの道へと歩み出すことができます。

愛情や思いやりが

そこから生まれ、

願望が達成されるのです。

内面に書き込まれた神秘的な物語、

そこに登場するヒーローやヒロインは、

原型と呼ばれています。

この原型は、

集合的な宇宙のレベルに存在する永遠のテーマでもあります。

テーマとは、

宇宙的な魂、

つまり集合的な意識(カール・ユングの言う集合的無意識) 

の渇望、想像、

もっとも大きな願望を象徴したもので、

古代文化の文書のなかに見いだすことができます。」
(168頁〜169頁)

「 著名人にかぎらず、

すべての人間の心のなかには、

自分に適した原型がひとりまたは二、三人、宿っています。

私たち一人ひとりが原型の人物を模範とし、

その役を演じるために魂のレベルにつながれているのです。

内面にはすでにこの原型の種がまかれていて、

芽が出てきたとき、

ある種の人間に成長していく特定の力が解き放たれます。

トマトの種からはバラは咲かず、

トマトが実ります。

人間も同じように、

自らの原型を活性化することで、

この世で自分に割り当てられた人物へと成長していくのです。

この個人の原型は、

人類の抱く願望や意思を反映したものです。

『あなたは誰?』

『何を望んでいますか?』

『人生の目的は?』

心のいちばん奥深くで、

この質問が魂に投げかけられます。

その答えを見つけるために、

あなたは自分の魂に語りかけなくてはいけないのです。

すると、

自分の心のなかの原型も明らかになってきます。」 
(170頁〜171頁)

「 宇宙があなたのために準備している人生の青写真は、

魂のレベルで見つかります。

あなたは偶然の一致という形で手がかりをつかみ、

原型という形で手本を得られるのです。」(173頁)

「 自分がもっとも共鳴できて、

自分の気持ちを表現してくれている原型をひとつ(あるいは二、三) 発見しましょう。

とりわけ目立つ原型もいくつか存在していますが、

背伸びをする必要はありません。

むしろ魅力を感じたり、

やる気を起こしてくれたり、

励ましてくれる原型を探し出すことです。

心配はいりません。

その性質を目にした瞬間、

はっと気づくはずです。

いちばん好きなものを選べば、

間違いありません。」(176頁)

イエス・キリスト、

釈迦牟尼、

マハトマ・ガンジー、

マーチン・ルーサー・キング、

ローザ・パークス、

マザー・テレサなどのアーキタイプを探し出しましょう。

それが天性を見いだすヒントになります。

その他に、

自分の強みを自覚することも

“天賦の才”

を知る手掛かりになります。

VIA-IS無料診断テストを受けてみましょう。

https://www.viacharacter.org/survey/account/register

上記のwebサイトへアクセスしてください。

まず、言語を『日本語』に設定します。

120問の設問に答えたら

『Complete Survey(診断完了)』

をクリックします。
(サイトの仕様は変更になる場合があります)

これで、

『自分を特徴づける強み』 

がわかります。

ちなみに私の結果は、

@ 親切心

A スピリチュアリティ

B 向学心

C 誠実さ

D 感謝
                                                                                                                        
でした。

人はそれぞれ 

『天』 

から与えられた独自の才能を持っています。

それを見出す責任は私たち自身にあります。

今わからなくてもかまいません。

長い目で見ることが大切です。

気長に探しましょう。

ということで結論はこうなります。

(結論)
『天性を活かし、天命を全うしよう!』

『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3qU9ZNn

『ゆだねるということ(上)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友 進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3psL578
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【意識って何?どこにあるの?】

【意識って何、どこにあるの?】

意識とは何でしょうか?

広辞苑にこう書かれています。

『@ 認識し、思考する心の働き。

感覚的知覚に対して、

純粋に内面的な精神活動。

A 今していることが自分で分っている状態。

われわれの知識・感情・意志のあらゆる働きを含み、

それらの根底にあるもの。』

端的に言えば、

意識とは 

『知』・『情』・『意』

です。

『知』とは、

知識・知恵・知性(物事を考え、理解し、判断する能力)

です。

『情』とは、

感情・愛情・情操(美しいもの、純粋なもの、崇高なものを見たり聞いたりして素直に感動する、豊かな心―新明解国語辞典―)

です。

『意』とは、

意志・意思・意欲(学習意欲、向上心など)

です。

『意識の概念』は、

わかっていただけたと思いますが、

意識はどこにあるのでしょうか?

ほとんどの人は、

意識は脳にあると思っています。

本当にそうでしょうか?

脳科学は今、深刻な壁に直面しています。

テレビ番組や雑誌に多数出演し大活躍の人気脳科学者 茂木健一郎博士は、著書 

『意識とはなにか――〈私〉を生成する脳』 
(ちくま新書) 

の中で次のように述べています。 (10頁〜12頁)

「 脳科学が、実は深刻な方法論上の限界に直面していると聞いたら、驚くかもしれない。

しかし、脳を理解するという人類の試みは、

実際絶望的と言ってもよいほどの壁にぶつかっているのであり、

その壁が存在すること、

それを乗りこえることがきわめて困難であるという事実を、

世界中の心ある研究者は理解しているのである。

その壁とは、すなわち、

なぜ、脳の中の神経活動によって、

私たちの意識が生み出されるのかが、

皆目わからないということにある。

(中略)

脳の中の神経活動によって、

私たちの意識が一体なぜ生みだされるのかという謎を前にして、

現代の脳科学者たちは錬金術師たちと全く同じ立場に立たされているのだ。

というのも、

錬金術師たちが一体どのように金というものが生み出されるのか、

その根本原因を知らなかったように、

今日の私たちは、

脳の神経細胞の活動によって一体なぜ私たちの意識などというものが生み出されるのか、

その根本原因を知らないからである。

前頭葉に自我の中枢があるとか、

脳のさまざまな領域の神経細胞の活動が統合されて意識が生まれるとか、

いかにももっともらしい 

『説明』 

はある。

しかし、

そのような説明のどれもが、

錬金術師たちの、

『あれとこれを混ぜて化学反応を起こせば金ができるのではないか』 

という、確実な根拠のない希望的観測と同じレベルにある。

なぜならば、

そのような説明のどれも、

・そもそも物質である脳の活動に伴って、どのように意識が生まれるのか?

・なぜ、宇宙にあるすべての物質の中で、神経細胞の活動だけに伴って意識が生まれるのか?

あるいは、他の物質の活動に伴っても、意識は生まれるのか?

だとすれば、どのような条件が満たされた時に、意識は生まれるのか?

・そのような意識を持つ 〈私〉 という主体は、一体どのように成り立っているのか?

といった根本的な問いには、

答えることができないからだ。

今の脳科学者は、

一体なぜ物質である脳の活動に伴って私たちの意識が生まれるのか、

という究極の問いに対して、

そのもっとも肝心な答えを知らない、

錬金術師ならぬ 

『練心術』 

の時代にあると言わざるをえない現状である。」

脳科学は、

深刻な方法論上の限界に直面しています。

一方で、

『意識はどこにあるのか?』 

についての説得力ある有力な仮説があります。

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』 
(著者 リン・マクタガート 訳者 野中 浩一 インターシフト 河出書房新社) 

の146頁から149頁にこう書かれています。

「 意識とはからだのあらゆる部分で生じる全体的現象であり、

たんに脳内だけで起きるものではない。

もっとも基本的な水準でみれば、

意識とはコヒーレントな光である、

というのがその考えだった。

(中略)

生き物の仕組みは一種の量子プロセスだった。

細胞間コミュニケーションなど、

体内のあらゆるプロセスは、

量子の変動によって引き金を引かれる。

高次の脳機能や意識といったものも、

量子レベルの機能のように思われた。

量子記憶に関するウォルター・シェンプの過激な発見は、

とりわけ常識外れの考えを導き出した。

短期記憶や長期記憶がそもそも私たちの脳内にはまったく存在しておらず、

ゼロ・ポイント・フィールドに保存されている、

というのだ。

プリブラムの発見以降、

システム理論学者アーヴィン・ラズローなど数多くの科学者たちが、

脳とは究極の保存媒体であるゼロ・ポイント・フィールドに対するたんなる検索、読み出し機構にすぎないとまで議論するようになっている。

プリブラムの日本の同僚たちは、

私たちが記憶と考えるものが、

ゼロ・ポイント・フィールドから放射されるコヒーレントな信号にすぎず、

長期記憶とは構造化してひとまとめにされたこうした波動情報だという仮説を提案している。

もしそれが本当なら、

なぜほんの小さなきっかけによって、

雪崩をうつように光景、音、匂いが呼び覚まされる事例がめずらしくないかも説明できるだろう。

さらに、

とくに長期記憶に関して、

思い出す作業が瞬時に行なわれ、

長年の記憶のなかからそれを走査して探す仕組みが不要なのかを説明できるかもしれない。

もし彼らが正しいのなら、

私たちの脳は保存媒体ではなく、

あらゆる感覚の受信機構であり、

記憶は通常の知覚からやや離れた従兄弟のようなものにすぎない。

(中略)

一部の科学者たちは、

私たちの高次の認知プロセスのすべてが、

このゼロ・ポイント・フィールドとの相互作用の結果生じたものだとまで示唆している。

この種の安定した相互作用が、

直観とか創造性といったもの

――さらには私たちにアイデアが浮かぶとき、

ときには断片的であるが、

しばしば奇跡的にまとまったひとつの全体として一気に見通しが得られる仕組み――

まで説明するかもしれないという。

直観的な飛躍という現象は、

もしかすると突然にゼロ・ポイント・フィールドとコヒーレンスが一致しただけなのかもしれない。

人体が量子変動をもつ変化しやすい場と情報を交換しているという考えは、

この世界に関する、

なにか深いものも示唆していた。

それは、

知識やコミュニケーションについて、

私たちが現在理解しているよりもずっと深くて広範囲の能力を人間がもっていることをほのめかしている。

(中略)

もし私たちとそれ以外の世界とがそれほど緊密に相互に結びついているのなら、

実際のところ、

『そこにある世界』 

などという表現はもはや意味をなさない。

これが暗示する問題はきわめて大きく、

無視することはできなかった。

エネルギーを交換しパターン化し、

ゼロ・ポイント・フィールドに記憶し、

呼び出すシステムという考えは、

人間がもつさまざまな可能性や、

世界との関係について多くのことを語っていた。」

意識は脳にはありません。

これについて、ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(上)』 (訳者 住友 進 サンマーク文庫) 

の中でこう述べています。 
(93頁〜95頁)

「 昨晩、何を食べたか思い出せますか?

味はどうでしたか?

そのとき周囲でどんな会話が聞こえてきましたか?

今、このような質問をする前、

その情報はどこにありましたか?

たしかに夕食はとりました。

しかし食事についての情報は、

潜在的な情報としてしか存在していません。

外科医があなたの脳を調べたとしても、

夕食に関する情報の痕跡はまったく見つからないでしょう。

記憶を思い起こすまで、

その情報が存在していた場所が魂の領域なのです。

夕食を意識的に思い出そうとした瞬間、

電気的活動が起き、

化学物質が放出され、

脳が活動している合図が出てきます。

しかし、

思い出そうとする前、

記憶は脳のなかにはありません。

思い出そうとすることで初めて、

仮想領域にあった記憶が、

現実の記憶に転換されるのです。

想像についても同じことが言えます。

表に現れるまで、

思考は精神的・物質的な領域のいずれにも存在していません。

(中略)

意思、想像、洞察、直感、霊感、意味、目的、創造性、理解はすべて、

実は脳とは関係ないのです。

脳を通して活動は調整されますが、

意思や想像は時空間を超越した

『すべて』 

である領域の特質なのです。」

意識は、

『純粋意識の場』 

則ち、

ゼロ・ポイント・フィールド

にあります。

脳は単なる受信機(通信機器)のようなものです。

遺伝子工学で世界をリードしてきた元筑波大学名誉教授の村上和雄博士(1936〜2021)は、

『スーパーブレイン ――脳に使われるな 脳を使いこなせ 最高の人生をあきらめない心のパワー』 (著者 ディーパック・チョプラ ルドルフ・E・タンジ 監訳=村上和雄 訳=大西英里子 保育社)

の中で訳者まえがきとして、

心と意識について次のように述べています。(3頁)

「 全身の細胞は脳からの指令を受けるため、

脳が身体を動かすリーダーのように見えていた。

しかし、決してそうではなかった。

脳を動かしているのは、

自分の心であり、意識である。

脳はいわば、

テレビやラジオの受信機のようなものであり、

心や意識が、

すべての現実を創りだす真の創造者であると本書は説いている。」

意識は脳にはありません。

既成概念・固定観念に囚われず、

思考を柔軟にして視野を広めましょう!

ということで、結論はこうなります。

(結論)
『意識とは、知・情・意である。意識は脳ではなくて、ゼロ・ポイント・フィールドにある』

『意識とはなにか――〈私〉を生成する脳』
(著者 茂木健一郎 ちくま新書)
https://amzn.to/44edFYF

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
(著者 リン・マクタガート 訳者 野中浩一 発行 インターシフト 発売 河出書房新社)
https://amzn.to/434OmaQ

『ゆだねるということ(上)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3JpTjDN

『スーパーブレイン―脳に使われるな 脳を使いこなせ 最高の人生をあきらめない心のパワー』
(著者 ディーパック・チョプラ ルドルフ・E・タンジ 監訳 村上和雄 訳者 大西英理子 保育社)
https://amzn.to/3Nq3YQ5
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2023年06月23日

【理性より霊性、頭よりハート!

【理性より霊性、頭よりハート!】

霊性心を発現させて、

霊感本位で生きましょう。

なぜなら、

それが

絶対幸福(無条件の幸せ)

をつかむ鍵だからです。

天風師によると、

心には三通りあります。

本能心、理性心、霊性心です。

現代人は、

科学教育における実証主義の影響で大半が唯物論者です。

だから、

霊性心の存在を知りません。

かく言う私も、

三年前まで唯物論者・実証主義者でしたので、

霊性心の存在を知りませんでした。

中村天風師は、

『心を磨く』 
(著者 中村天風 PHP研究所)

の中で、

霊性心について次のように述べています。 
(109頁〜110頁)

「 【霊性心が、人間を人間たらしめている】

それから同じ心の中に存在する心である、

最後の霊性心。

この心は人間の心の中で最も高級なものだ。

厳密に言うと、

この心あればこそ、

われわれ人間が万物に霊長と言われるのであります。

詳しくいうと、

別に学問しなくても、

経験しなくても、

学問した人よりも、

経験のない人よりも、

尊い思い方や考え方のできる、

いわゆる霊感だとか、

霊知の作用だとか、

霊能力というような、

特殊な心理現象、

すべてこの霊性心から発動する。

だから神秘的な思想や、

あるいは優れた論理思索、

または悟りをひらくとか、

確固不抜の信念、

牢固として抜くべからずというような状態なぞが出るのが、

この尊い階級の霊性心という心から出る心理現象。

ところが、

天風会員以外の人はというと、

少し天風会員以外の人は怒るかもしれないけれども、

ここにはいないから構やしない。

そういう人々はいろいろな難しい理屈や議論をかれこれと、

筆や口にややこしくする割合に、

この霊性心というようなものについて、

あまりにも知らなさすぎるぐらい知らないのであります。

知らない証拠には正しい理解持ってないもん。

もっともこれは無理もない、

そこに訳もある。

その無理もない訳というのはね、

この霊性心という尊い心は、

特別な生まれつきの人か、

あるいはまた生まれつきはそうでもなくても、

正しい方法で、

天風会の夏の修練会でやらせるような、

あの正しい方法で、

秩序を乱さない精神訓練を施さないと、

容易に随時随所、

心の表面に出てくれない心なの。

そのためにですよ、

普通一般の人は、

この心は自分たちはないもんだと思いこんじゃってる。」

天風師が考案した

“心身統一法”は、

霊性意識を煥発するためのベースとなるものです。

天風哲学の奥義は、

『霊性心を発現させること』 

にあります。

なぜ理性ではなくて霊性なのでしょうか?

ある程度は理性で本能やエゴをコントロールすることはできますが、

限界があります。

例えば、

『へそから下に人格はない』 

と、うそぶいて妾を沢山囲っている政治家がいます。

教養のある大学教授でも、

肥満体型の人が少なからずいます。

知識階級の人が、

神経症やうつ病などの心の病にかかっています。(理知的煩悶)

理知的であるはずの元首が、

争いを起こしたり、

弾圧したりしています。

これらは、理性には限界があるということの証です。

だからこそ、

霊性心の発現が必要です。

霊性心の優位性について、

財団法人天風会四代会長の杉山彦一医学博士は、著書 

「中村天風『心身統一法』解説 いのちを活きる」 
(財団法人 天風会) 

の中で次のように述べています。(537頁〜539頁)

「『霊性の満足を目標とする生活』 

の確立を、

天風哲人は教えられるのである。

人間を構成する性質である肉性や理性に比べて、

最も聖にして純なる性質が、

霊性である。

人間の本質である霊魂から発動する性が、

霊性である。

霊性から発動する心は霊性心といい、

本心という。

清く、尊く、強く、

正しい心である。

この心は、

宇宙の根源主体(宇宙霊、神、仏)とつながる心である。

それ故に人の本心から、

誠や愛や慈悲の心が流れ出るのである。

霊性の満足を目標とする生活とは、

愛の心をもって、

世の人々のために役立つことを喜びとする生活であると、

哲人は解りやすく教えられている。

人々のためというと、

これは自己犠牲で、

とてもできない、

難しい行為であると、

人々は思っている。

天風哲人は、

『難しくもない。これ程やりやすいものはない』 

として、

『常日頃の言葉や行動を、

できるだけ、

世の人々のために心がける。

それでよいのだ』 

と、いわれるのである。

もともと私達の心の中には、

本心があり、

愛やいつくしみ、

いたわりの気持ちが、

充分に具えられている。

これを素直に発動させて、

言葉や行動として表現すればよいのである。

そうすることを楽しみとすればよいのである。

いたわりの気持ちは、

親切な行為として表現される。

親切を受けた人は喜ぶし、

親切をした者も嬉しい。

それがたとえ、

ささいなことであっても、

両者の間にほんのりとした嬉しさが漂う。

食べたり、見たりという、

本能や感覚の満足をはるかに超えた、

いい知れぬ深い嬉しさを感ずるのである。

これが、

霊性の喜びである。

魂の歓喜である。

これが楽しみとなればよいのである。

そこには、

不平不満もなければ、

いら立ちも、苦しみも、

悲しさもない。

そこには、

人間のすばらしい本質が流露した、

さわやかで、温かい、

聖なる喜びがあるだけである。

(中略)

これは人間の進歩であり、

向上の実現である。

また他の人々に温かい言葉をかけ、

親切にしてあげると、

相手の心に潜んでいる霊性がめざめ、

霊性の喜びを感じとるようになる。

周囲の人々を霊性的人間にしてゆくことは、

他者創造であり、

これも人類の進歩であり、

向上につながる創造活動である。

そして霊性にめざめた人々が、

次から次へと霊性的行動を尽くしてゆくならば、

家庭はもちろん、

学校も職場も、

社会も人類も、

霊性的人間とその行動で包まれることになる。

その時、

霊性的生物の住むこの地球が、

宇宙で一番美しく輝く天体となるにちがいない。

それをめざして、

天風哲学と、

心身統一法をひたむきに実践しよう。」

21世紀は、霊性が精神文化の基調となります。

東京大学名誉教授の矢作直樹医学博士は、

育成会横浜病院 院長の長堀 優医学博士と

立教大学名誉教授の濁川孝志医学博士との共著、

『日本の約束 世界調和への羅針盤』 
(でくのぼう出版)

の中で、こう述べています。 
(233頁〜235頁)

「 21世紀は、霊性、

いわゆる3次元のこの世と高次元世界との両方を感得できる感性をもつ人が増えていくことでしょう。

(中略)

これからの時代、

私たち日本人は再び一人ひとりが直接、

森羅万象に神性を感じる感性に気付くようになると思います。

そして、

やがて誰もが宗教を介する必要などなくなっていくことでしょう。」

長堀 優博士は、著書 

『いざ、霊性の時代へ 〜日本が導くアセンションへの道〜』 
(でくのぼう出版) 

の中で、

日本人の霊性復活について、

次のように述べています。 
(266頁)

「 この先も社会変動に伴う厳しい試練が待ち受けていることでしょう。

しかし、

夜明け前の闇が一番深いとはよく言われることです。

この生みの苦しみを乗り越えた先には、

岩戸開きとなる輝かしい夜明けが待っているはずです。

そのときに、

地球はいよいよ 

『霊性の時代』 

を本格的に迎えることになるのです。」

立教大学名誉教授の濁川孝志博士は、著書 

『大学教授が語る霊性の真実――魂の次元上昇を求めて』 
(でくのぼう出版) 

の中で、

霊性の大切さについて次のように述べています。 
(262頁〜263頁)

「 今、世界は激動の時代を迎え既存のシステムや常識が揺らぎつつあります。

私たちは新たな価値観と生きる指針を見出す必要があります。

その元になるものこそ、

『霊性』 

だと私は考えます。

(中略)

今、私たちは豊かな霊性を求めて日々を生きることが大切だと思うのです。

そして、

その想いを多くの人達に伝えてゆくことが大切だと思うのです。」

『霊性意識』の重要性を充分に認識していただけたと思いますが、

頭よりもハートを重視するためには、

どうしたら良いのでしょうか?

これについて、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中で次のように述べています。 
(62頁)

「 何か迷っていることや答えを得たいと思っていることがあったら、

意識的に心臓あたりに注意を向け、

自分の『心』にどうしたら良いか聞いてみてください。

そして答え

――感覚という形の身体反応――

を待つのです。

それは非常にかすかな感覚かもしれません。

心だけが正しい答えを知っているのです。

ほとんどの人が心はグチっぽくて感傷的と考えていますが、

まったくそうではありません。

心は直観的で、

全体的で、

状況的で、

関連的です。

心には相手を負かして勝つという志向がありません。

心は宇宙のコンピュータ

――純粋な可能性の場、純粋な知識、そして無限の組織力――

に入り込んでいて、

すべての側面を考慮に入れています。

そのときは関連がないように見えたりもしますが、

心は理性的な考えかたの限界をはるかに超えた計算能力を持っているのです。」

人間は生物コンピュータです。

心を宇宙のコンピュータに繋げて答えを得ましょう。

心だけが正しい答えを知っています。

私たちは本来、

霊的な存在です。

これについて、

チョプラ博士は、同書の中でこう述べています。 
(123頁〜124頁)

「 私たちは物質的な表現方法をとっているものの、

本質的にはスピリチュアルな存在であるということを、

自分自身で見つけに来たのです。

私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間という存在ではありません。

むしろ反対で、

時々『人』の経験をするスピリチュアルな存在なのです。

私たち一人ひとりが、

自分のハイヤーセルフ、

または自分のスピリチュアルな 『自己』を発見するためにここにいます。

それが 

『人生の目的の法則』 

の最初の遂行アイテムです。

私たちは自分の内側に、

生まれ出たいと願っている神や女神の胎児がいることを自分たち自身のために見つけ出さなければなりません。

そしてそうすることによって自分たちの神性を表現できるのです。」

さらに、

チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 
(住友進=訳 サンマーク文庫) 

の中でこう述べています。
(140頁)

「 あなたは『すべて』である世界から、

ほんのつかの間、

物質的な世界に姿を現しているにすぎません。

スピリチュアルな世界でたえず進化して、

より深い、

創造的な経験をしながら、

この世界と

『すべて』である世界の間を

行き来しているのです。」

私たちの本質は、

スピリット(不滅の意識体)です。

だから、

すべての人の心の奥に霊性意識があります。

理性心も大事ではありますが、

もっと大切なものは霊性心です。

心を穏やかにして大いに霊性心を発現させましょう。

ということで、結論はこうなります。

(結論)
『理性だけではなくて、霊性も磨きましょう。理屈を重視せず、感性を信頼しましょう!』

『心を磨く』
(著者 中村天風 PHP研究所)
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「中村天風『心身統一法』解説 いのちを活きる」
(著者 杉山彦一 財団法人天風会)
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『日本の約束 世界調和への羅針盤』
(著者 矢作直樹・長堀優・濁川孝志 でくのぼう出版)
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『いざ、霊性の時代へ〜日本が導くアセンションへの道〜』
(著者 長堀優 でくのぼう出版)
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『大学教授が語る 霊性の真実―魂の次元上昇を求めて』
(著者 濁川孝志 でくのぼう出版)
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『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
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『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
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【宇宙はすべてシンパシー】

【宇宙はすべてシンパシー】

宇宙はすべて情報を持つ波動エネルギーでできています。

物質も、思考も、感情も、意志もすべて波動エネルギーです。

したがって、

物理法則である

“共振共鳴の原理”

が、精神法則としても働きます。

これについて、

田坂広志博士は、著書 

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(光文社)

の中で次のように述べています。
(87頁〜88頁)

「 もし、この 

『ゼロ・ポイント・フィールド』

のホログラム仮説と 

『量子脳理論』 

の仮説が正しければ、

なぜ我々の心の中に存在する想念が、

それと似たものを 

『引き寄せる』 

のかについても、

合理的な説明がつく。

なぜなら、

『ゼロ・ポイント・フィールド』

に記録されている情報は、

それが先に述べたホログラム的な記録であるならば、

『波動』 

として記録されており、

また、

我々の脳や心の中に存在する想念も、

それが量子的プロセスで存在しているのであれば、

これも 

『波動』 

として存在しているからである。

そして、

物理学の世界で良く知られているように、

一つの波動は、

その波動と 

『類似の周波数』 

のものと 

『共鳴』 

を起こすからである。

従って、

我々の脳や心の中にある想念は、

脳や心が 

『ゼロ・ポイント・フィールド』

と繋がるとき、

そのフィールド内にある 

『類似の情報』 



『共鳴』 

を起こし、

『引き寄せ』 

を起こすと考えられる。

それが、

我々が心の中に抱いた想念は、

それと 

『類似のもの』 

を引き寄せるという 

『引き寄せの法則』 

が存在する理由であると考えられる。」

『ゼロ・ポイント・フィールド』

のホログラム仮説と 

『量子脳理論』 

の仮説は、

『引き寄せの法則』 

を科学的に説明することができる優れた理論です。

『 “波動”とは何か、

なぜ同調できるのか』

について、

形態波動エネルギー研究所設立者の足立 育朗氏は、著書 

『波動の法則 宇宙からのメッセージ』 
(ナチュラルスピリット)

の中でわかりやすく説明しています。 
(30頁〜31頁)

「『波動』とは何か、

なぜ同調できるのか

それでその頃、

『波動』

で同調するとはどういうことなのか、

現代科学の波動について調べなければと感じました。

実際に調べてみますと、

『波動』

には周波数・波長・波形・振幅というものがあることがわかりました。

もちろん、

それ以外にもいろいろありますが、

地球の今の文化ではだいたいその四つくらいが中心に考えられています。

そして大きな意味で 

『波動』 

の性質を利用して実用化しているわけです。

例えば、

テレビやラジオがどういう形で現実に現象を起こしているのか、

ということを調べると、

これらも 

『波動』 

の性質を利用していることがわかります。

東京タワーからは、

テレビ局のさまざまなチャンネル(東京方面のもの)の、

ある周波数・波長・波形・振幅をもった振動波が出力され、

発振されていますが、

私どもの五感ではその振動波を直接感じたり、

見たりすることはできません。

それでもテレビという道具に電源を入れ、

スイッチを入れて、

テレビ局から発振されている特定の振動数にチューニングをすると受振できるわけです。

テレビは同じ周波数・波長・波形・振幅の振動波をわずかに発振することによって、

共振、同調して受振しています。

強いエネルギーのほうが、

そのまま現象として、

同調した状態が画像に映るような仕組みができているわけです。

音についても同じことが言えます。

ラジオも同様の方法で、

TBSならTBSの、

954なら954のサイクルという振動波で発振されているものが、

ラジオ自体がやはりわずかに同じ振動波を発振すれば、

同調して現象が起きるのです。

これらは 

『波動』 

の性質を利用し、

道具として人間が開発しているものですが、

人間の 

『直観』 

や 

『閃き』 

も実は同様なのです。」

物理法則である 

『共振共鳴の原理』 

は精神法則としても働き、 

『類友の法則』 

『引き寄せの法則』 

と呼ばれています。

諺では、

『類は友を呼ぶ』 

『同気、相求む』

といいます。

ポジティブな諺では、

『笑う門には福来たる』 

です。

英語では、

“Fortune comes in by a merry gate.”
(幸運は楽しい門から入ってくる) 

といいます。

ネガティブな諺では、

『泣きっ面に蜂』

『弱り目に祟り目』
 
『こけた上を踏まれる』 

です。

これらの諺は、

『共振共鳴現象』 

を表しています。

思考も感情も波動ですから物理法則である 

『反射の原理』 

『反響現象』 

も精神法則として働きます。

これは、

『鏡の法則』 

と呼ばれています。

諺でいえば、

『人こそ人の鏡』

『人を以て鑑と為す』 

です。

ポジティブな諺では、

『魚心あれば水心』 
(好意には好意をもって対応する) 

です。

英語では、

“Love is the loadstone of love.”
(愛は、愛の磁石である) 

といいます。

ネガティブな諺では、

『天に唾す』 
(天に向かって唾を吐けば、自分の顔に落ちてくる。文句、悪口、陰口は自分に返ってくる)

『人を呪わば穴二つ』 
(他人を呪い殺せば、その報いで己も死ぬ) 

です。

このように、

すべてのことに 

『共振共鳴現象』 

『反響現象』 

が働くので、

ネガティブな波動(否定的、消極的、悲観的想念や感情)を極力出さないようにすることが肝心です。

ポジティブ波動(積極的、肯定的、前向き、建設的、発展的、創造的想念とポジティブ感情)を出すように心掛けましょう。

ということで結論はこうなります。

(結論)
『宇宙はすべてシンパシー』

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(著者 田坂広志 光文社新書)
https://amzn.to/44bFZLt

『波動の法則 宇宙からのメッセージ』
(著者 足立育朗 ナチュラルスピリット)
https://amzn.to/3NGqEx0
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2023年06月22日

【明日ありと思ふ心のあだ桜】

【明日ありと思ふ心のあだ桜】

親鸞聖人絵詞伝にこうあります。

『明日ありと 思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは』
 
意味は、

「桜の花が明日もまだ咲いているだろうと思っていると、

夜半に嵐が吹いて散ってしまうかもしれない。」 

ということ。

未来をあてにすることの危うさを説いています。

世の無常・世の変化を詠んだ歌として有名です。

この歌は、

人生がどんなに貴重なものか思い起こす手立てになります。

私たちは時間を大切にしなければなりません。

『人生の時間銀行 あした元気になるために』 
(著者 吉田浩 ニッポン放送)

の中にこう書かれています。 

「 時間は、とても貴重なものです。

私たちは限りある時間を大事にしなくてはなりません。

そのためには、どうすればよいでしょうか?

時間を大切にする方法はとても簡単です。

明日、死ぬと思って生きなさい。

永遠に生きると思って学びなさい。

これは、

マハトマ・ガンジーの言葉です。」

死を自覚して生きることはとても大切なことです。

人生はいつ何が起こるかわかりません。

今日という日を精一杯生きて、

いつ死んでも悔いがないように最善を尽くすことが肝要です。

しかしながら、

私たちは不滅の意識体でもあります。

永遠に生き続けます。

だから、

気を楽にして学び続けることもまた大事です。

田坂広志博士は、

今日という一日を大切にして、

『生きている』 

ことに感謝することの重要性を、
著書 

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』 
(光文社)

の中で次のように述べています。(222頁〜223頁)

「 人は、いつ死ぬか分からない。

どれほど健康に気をつけていても、

事故に気をつけていても、

突然の死は訪れる。

されば、

我々は、誰もが、いつ終わるか分からない人生を生きている。

そのことを理解するならば、

今日という一日を与えられ、

生きていること。

その軌跡のような命の有り難さに気がつくだろう。

振り返れば、

筆者の友人、二人は、

三〇代、四〇代の若さで、

去っていった。

突然の出来事であった。

それは、決して他人事ではない、

自分自身にも訪れるかもしれない、人生の出来事。

そうであるならば、

我々の人生、

たとえ何があろうとも、

『生きている』だけで、有り難い。

そのことに気がついたとき、

我々の心の奥深くに、

与えられた人生を無条件に肯定する最も根源的な感謝の想念が生まれてくる。

そして、

その根源的な感謝の想念を心に抱いたとき、

黙っていても、

我々は 

『良い運気』 

を引き寄せる。

いや、

その感謝の想念の中では、

『良い運気』 

『悪い運気』 

という分離も消え、

ただ、静かに、

人生が輝き始める。」

人はいつ死ぬか分かりません。

今世は一度かぎりです。

『私は今生きている』 

有り難い。

感謝、感謝です。

『死ぬときに後悔すること25』 (著者 大津秀一 新潮文庫)

の中に、

『明日死ぬかもしれないと思って生きること』

の大切さについて、

こう書かれています。  
(6頁〜7頁)

「 人間は後悔とは不可分の生き物である。

現実問題、私が見届けてきた患者さんたちは、

大なり小なり何らかの 

『やり残したこと』 

を抱えていた。

だから皆、程度の差こそあれ、

後悔はしていた。

けれども、

その後悔の程度には大きな違いがあった。

単純な話だが、

明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、

後悔が少ない。

明日死ぬかもしれないと思う人間は、

限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、

一日一日に最善を尽くそうとする人間である。

一期一会を思う人間である。」

最期に後悔しないために今を精一杯生きましょう。

アップル社の創業者、

スティーブ・ジョブズ氏は、

2005年スタンフォード大学学位授与式で、

『死を自覚すること』 

の重要性について、

次のように述べています。

「 私は、毎朝、鏡を見てそして自分自身に問いかけています。

『今日が人生最後の日だとしたら、

今日しようとしていることは、

やりたいことだろうか?』

『No』 という日が、

あまりにも多く続くようなら、

何かを変える必要があるとわかります。

あらゆるものはまもなく死んでいくということを意識することは、

重大な選択を迫られたときの最も重要なツールです。

なぜなら、

ほとんどすべてのもの

――外部からの期待、プライド、屈辱や失敗に対する不安、

これらは死に直面したとき、

本当に重要なもののみが残るからです。

死に向かっていると意識することは、

何かを失ってしまうという考えに陥ってしまうことを避ける最善の方法です。

あなた方はすでに丸裸なのです。

心に従わない理由はないのです。」
〔『ハングリーであれ! 愚かであれ!  スティーブ・ジョブズ』 (著者 国際情勢研究会 ゴマブックス)の24頁より引用〕

いつ何が起こるかわからないのが人生です。

だとしたら、

一番やりたいことをやりましょう。

本当に大切だと思うことをやりましょう。

他人の評価など気にせず、

失敗を怖れず、

勇往邁進しましょう。

生まれたときも丸裸、

死ぬときも丸裸、

生きてるだけで丸儲け!

ということで結論はこうなります。

(結論)
『明日、死ぬと思って生きましょう。永遠に生きると思って学びましょう!』

『人生の時間旅行 あした元気になるために』
(著者吉田浩ニッポン放送)
https://amzn.to/3JszSum

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(著者 田坂広志 光文社新書)
https://amzn.to/3NGBp2l

『死ぬときに後悔すること25』
(著者 大津秀一 新潮文庫)
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『ハングリーであれ!愚かであれ!スティーブ・ジョブズ』
(著者 国際情勢研究会 ゴマブックス)
https://amzn.to/3CEyu3Z
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【人生はドラマ&RPG】

【人生はドラマ&RPG】

『人生は筋書きのないドラマである』 

とよく言われます。

換言すれば、

『人生は自分が主人公のロールプレイング・ゲーム』 

のようなものです。

人生は、

順風満帆にいくものではなく、

紆余曲折、

アップ&ダウン、

様々な障害があります。

だからこそ面白い。

最初から最後までハッピーなストーリーなんて退屈でしょ?

『艱難、汝を玉にす』 

です。

『すべては良きことのため』 

に起こります。

人生はゲームのようなものだから、

楽しむことが一番大事です。

これについて、

弁護士で講演家、

著述家のアーノルド・M・パテント氏は、著書 

「 『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(訳者 あさりみちこ 徳間書店)

の中で、こう述べています。 
(16頁〜18頁)

「 人生はゲームだ――。

すっかりお馴染みのフレーズです。

人生はよくゲームにたとえられますが、

偶然にも、

これはとても的を射た表現なのです。

なぜだか、おわかりですか?

みなさんにおたずねします。

ゲームの目的とは、なんでしょう――?

そうです! 

『楽しむこと』 

ですよね。

そして、

人生の目的も、

これとまったく一緒で、

『楽しむこと』 

なんです!

ただし、

人生のゲームを楽しむには、

ルールを知らなければなりません。

ルールを知った上で、

練習をつみかさね、

技にみがきをかけ、

マスターしてしまえばいいのです。

(中略)

過去15年間にわたり、

たくさんの人を指導してきた経験からいうと、

『これからは、

【人生のゲーム】

をプレーするぞ』 

と心に誓った時点で、

宇宙はあなたの誓いを聞き入れ、

あらゆる面であなたをサポートしてくれるようになります。

あなたが一歩一歩前進するたびに、

人生の質も高まり、

かぎりなく向上しつづけるのです。

人生のクオリティには限りがありません。

これが頂点というものがないのです。

ですから、

どんなに素晴らしいと思えても、

かならずその上があります。

なぜなら、

『人生のゲーム』 

には 

『終わり』 

がないからです。

『人生のゲーム』 

をプレーしていれば、

喜びやワクワクするようなことが、

つぎからつぎへとおとずれます。

あなた自身の願望が満たされるだけでなく、

ゲームに参加しているみんなの願望が満たされるのです。

お互いをサポートし合う 

『人生のゲーム』 

に、敗者はいません。

誰もが勝者です。」

『人生はゲームだ』 

と思って生きると喜びやワクワクすることが次々起こります。

そのルールを学ぶために、

まずは

「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(アーノルド・パテント著 徳間書店)

を読んでください。

人生必読の書です。

ロールプレイング・ゲームと人生が非常に似ていることについて、

『生きがいの創造』 

で一世を風靡した、

元福島大学教授の飯田史彦博士は、著書 

『生きがいの本質 私たちは、なぜ生きているのか』 
(PHP文庫) 

の中で、

次のように述べています。 
(272頁〜276頁)

「 ロール(役割)をプレイング(演じる)するゲームという意味で、

何とこれが、

人生計画にそっくりなのです。

きっと、

RPGをやったことのある方ならば、

本書がいう 

『試練』 

の意味も、

感覚としておわかりになるはずです。

(中略)

ある主人公を選んで物語をはじめます。

主人公は、

自分の意志で自由に行動する権利を持っていますが、

『どうしても会わなければならない人物』 

や 

『どうしても経験しておかなければならないイベント(出来事)』
 
も設定してあります。

したがって、

自分の意志でウロウロしながらも、

いつのまにかそれらの人物やイベントに引き寄せられていき、

会うべき人に会って 

『運命の再会』 

を果たしたり、

体験すべき試練が生じてきて、

苦労しながら解決することになります。

(中略)

私たちが生きている人生も、

これと同じような仕組みになっています。

主人公を選ぶことによって、

その人生で学ぶ基本的な成長課題が決まり、

その課題を学ぶために、

人生の節目ごとに現れてくるボスキャラ(大きな試練)や、

どうしても会わなければならない人物(ソウルメイト)、

解決しなければならないイベント(人生経験)などを決めておきます。

そして、

私たちは自由に行動しながら、

不思議と予定通りに現れてくるそれらの 

『運命』 

に対処していくというわけです。

(中略)

そのような人生設計の中で、

もっとも大切なことは、

『経験値を稼いで成長する』 

ということです。」

パテント氏と飯田史彦博士の見解に共通することは、

『成長と向上』 

です。

人生は、

『自己意識を進化・向上させることにある』 

ようです。

『スター・ウォーズ』 は、

ダーク・サイドとライト・サイドの戦いでしたが、

人生は争うゲームではありません。

“無明の世界”(煩悩に囚われた世界)

から

“光明の世界”(悟りの境地)

への成長ゲームです。

“闇”に頓着せず、

己が太陽になることを目指して精進しましょう。

(結論)
『人生はどれだけ成長できるか、どれだけ自己意識を進化・向上させるかのゲームである。』

「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(著者 アーノルド・パテント 訳者あさりみちこ 徳間書店)
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『生きがいの本質 私たちは、なぜ生きているのか』
(著者 飯田史彦 PHP文庫)
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2023年06月21日

【人間の本質、宇宙の正体】

【人間の本質、宇宙の正体】

『人間の本質は肉体?それとも精神?』 

という質問をすれば、

ほとんどの人が精神だと答えるでしょう。

人間のことをミクロコスモス(小宇宙)といいます。

大宇宙のことをマクロコスモスといいます。

ミクロコスモスを拡大するとマクロコスモスになります。

つまり、人間を拡大すると宇宙になります。

逆に言えば、

宇宙を縮小すれば人間になります。

人間の本質は精神なので宇宙の本質も精神です。

私がデタラメを述べていると思っていませんか?

ちゃんとした根拠があります。

宇宙の

“大規模構造”

が明らかになっています。

ウィキペディアにグラフィックが載っているのでご覧ください。

一方、

脳神経細胞の構造も明らかになっています。

2つを見比べると酷似しています。

これについては、

You Tubeの 

『NEX 工業』様

の動画で詳しく説明されているのでご覧ください。

“宇宙の大規模構造 NEX工業”

で検索すると出てきます。

このことは、

宇宙のフラクタル構造として知られています。

フラクタル構造ついて、

猫好き科学作家の竹内薫理学博士は、著書 

『宇宙フラクタル構造の謎』 
(徳間書店)

の中でこう述べています。

「 フラクタルの最後の性質の

『入れ子』 というのは、

『顕微鏡で倍率(=スケール)を上げて覗くと、

前と同じような構造が見える』

ということ。

たとえば、

宇宙を考えると、

地球などの惑星が太陽の周りを回っているが、

スケールを変えて、

ミクロの原子を覗くと、

やはり、

原子核の周りを電子が回っている。

つまり、

スケールを変えても、

前と同じような構造になっている。

だから、

宇宙は、入れ子構造を持っている。

あるいは、

木の枝なんかも、

入れ子構造の良い例になっている。

大きな枝の分かれ方と小さな枝の分かれ方とを比べると、

どちらも同じような構造になっていることがわかるだろう。」
(109頁)

「 フラクタル宇宙の考えが正しいならば、

小さいスケールで起こっていることは、

大きいスケールでも起こっているに違いない。」 (193頁)

「 よく、

『原子核の周りを電子が回っているのと、

太陽の周りを惑星が回っているのとは、

一見似ているようだが、

本当は、全然別の現象である。

似ているなどというのは、

非科学的な人の考えることだ。』

という調子の 

『科学的解説記事』 

をみかけるが、

今や、

水素原子と太陽系が、

ほとんど同じ様な形をした方程式で記述されることがわかり、

データとの一致もいいのだから、

もはや、この2つが 

『全然別の現象』 

とは言えないだろう。

何が科学的で何が科学的でないかを決めるのは、

時代や流行にも影響され、

結構むずかしいものなのだ。

『テレパシーなど存在しない』

とか、

『霊魂など存在しない』

と、なんでもかんでも非科学的だと断言してしまう物理学者がいるが、

そういう頭の堅い人の言うことは、

あまり信じる必要がない。

(中略)

頭の堅い科学者は、

時代に縛られている。

人間、

『自分だけが正しい』

と考えるようになったら、

おしまいである。

この太陽系の量子化は、

『フラクタル宇宙では、

小さいスケールで起こっていることが大きいスケールでも起こっている』

ことの良い例になっている。」
(203頁〜206頁)

私がデタラメを述べているのではないことがおわかりいただけましたでしょうか?

実は、

『宇宙全体として、ひとつの生命体』

です。

これについて、

ロボット犬『AIBO』の開発者で、

現在、ホロトロピック・ネットワークを主宰している土井利忠工学博士(ペンネーム天外伺烽ウん)は、

桜井邦朋理学博士との共著、

「『あの世』の科学・『この世』の科学 宇宙は意識が作ったのか?」 
(PHP研究所) 

の中で次のように述べています。

「 素粒子のレベルで考えると、

全宇宙は全体として溶け合っており、

ひとつの存在だ、

といえそうです。

私たちや、

動植物が生命体なら、

全体として宇宙もひとつの生命体でしょう。

そうすると、

次の結論が得られます。

――宇宙は、全体として、ひとつの生命体です――

これも、

荒唐無稽に響くかもしれませんが、

量子力学の正統的な解釈から論理的に導ける結論です。」 
(5頁〜6頁)

「 われわれは宇宙に存在するいろいろなものを局所的に観測していますが、

それを構成する素粒子は、

観測されない状態では、

それは決して局所的なものではなく、

非局所的なものです。

つまり、これは 

『宇宙は全体でひとつである』 

と言い換えることができるのです。

また、

宇宙を構成しているのは物質であり、

当然、人間も宇宙の一部です。

すると、

『宇宙の一部である人間が生命体であるならば、

宇宙は全体としてひとつの生命体である』 

ということにもなるわけです。

したがって、

私が導き出した 

『宇宙は全体としてひとつの生命体です』 

という結論は、

現代の物理学から照らしてもまったくは否定できない結論なのではないでしょうか。」 
(98頁〜99頁)

現代物理学はこれまで信じられてきた土台を根底から覆そうとしています。

今、水面下で静かにパラダイムシフトが進行しています。

医療のトップジャーナリストとして、

英米で活躍しているリン・マクタガート女史は、

欧米でベストセラーとなった著書、

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』 
(訳者=野中浩一 インターシフト 発売=河出書房新社)

の中で、

量子物理学の見地から宇宙の本質について次のように述べています。

「 私たちはいま、ある革命の夜明けの時代にいる。

それは、

アインシュタインの相対性理論と同じくらい、

根源的で斬新な革命である。

この世界がどのように成り立ち、

また私たち自身がどのような存在であるかについて、

これまで信じられてきた土台に根底から疑問を投げかける新たな考えが浮上している。

宗教がつねに信奉してきた考え、

すなわち、

人間はたんなる肉と骨のかたまりをはるかに超えた並はずれた存在である、

という考えをうまく説明する発見が次々になされているのだ。

この新しい科学は、

その根源において、

過去の科学者たちを何百年も悩ませてきた疑問に答えを出している。

それはつきつめれば、

奇跡を科学しているのである。

(中略)

私たちの究極の姿は、

化学反応ではなく、

エネルギーをもつ電荷だというのだ。

人間をはじめとするあらゆる生き物は、

ほかのあらゆる存在と結びついた、

エネルギー・フィールド(場)の中のエネルギー集合体である。

脈打つこのエネルギー・フィールドこそ、

徹頭徹尾、

私たちのからだと意識、

そして私たちの存在の中心的動力源なのだ。

宇宙と結びついた私たちのからだには、

もはや 

『自己』 と 『非自己』 

の区別は存在せず、

その根底にはひとつのエネルギー・フィールドだけが存在する。

このフィールドは私たちの知能の高次機能をもたらす源であり、

からだを成長させる情報源である。

それは、

私たちの脳、

こころ、

記憶――実際のところ、

この世界の青写真そのもの       ――にほかならない。

(中略)

私たちは、

自分たちの住む世界と不可分に結びつきながら活動をつづけており、

唯一の根源的真実は、

このフィールドとの関係だけに存在する。

アインシュタインがかつて簡潔に述べたように、

『場こそが唯一の実在』 

なのだ。」(10頁〜11頁)

「 量子物理学のいくつかの方程式で、

つねに差し引きゼロとして無視されてきた項について、

改めて考えた人たちもいた。

それはゼロ・ポイント・フィールド――モノとモノのあいだの空間における微小な振動の海――を示していた。

もし、

物質のもっとも基本的な性質に、

このゼロ・ポイント・フィールドを含めて考えるなら、

私たちの宇宙の奥底に存在するのは、

エネルギーに満ちた海――ひとつの巨大な量子場――だ、

と彼らは理解した。

もしこれが本当なら、

あらゆるものは、

目に見えないクモの巣のように、

それ以外のあらゆるものと結びついていることになる。

彼らはまた、

私たちが同一の基本素材でつくられていることを発見した。

人間を含む命ある存在は、

もっとも基本的な水準において、

この無尽蔵のエネルギーの海とのあいだでつねに情報を交換しつづけている、

量子エネルギーのかたまりである。

生き物は弱い放射線を出しており、

これが生命のプロセスにおいていちばん重要な点だった。

細胞間のコミュニケーションから、

複雑に入り組んだDNAの支配に至るまで、

生命に関する情報は、

あらゆる場面で、

量子レベルにおける情報交換を通して中継されていた。

物質世界の法則群からきわめて遠くに位置すると考えられる 『別のもの』、

すなわち私たちのこころさえ、

量子プロセスにしたがって動いていたのだ。

思考すること、

感じること、

さらにはもっと高度な認知機能は、

私たちの脳やからだ全体で同時に脈打っている量子情報と関係していた。

人間に知覚が生じるのは、

脳の原子内粒子と量子エネルギーの海とが相互作用を起こした結果だった。

私たちは文字通り、

私たちを取り巻く宇宙と共鳴していた。

(中略)

さらに根本的には、

彼らが提供した証拠は、

私たちすべてが、

その存在の基盤において、

たがいにも、

世界とも結びついていることを示していた。

彼らは科学的な実験を通じて、

宇宙全体を流れる生命力のようなもの――これまで集合意識とか、

神学者によって精霊とか呼ばれてきたもの――が存在する可能性を示してきた。

これまで何世紀も人類が信じてはいたものの、

確固たる証拠がないか、

適切な説明が困難だった領域、

たとえば代替医療の有効性から、

はては来世の祈りに至るまで、

種々のことがらに有望な説明を与えてくれたのだ。

それは、

ある意味で、宗教の科学であった。

ニュートンやダーウィンの世界観と異なり、

そうした考えは元気を与えてくれる。

そこには、

秩序や制御という含みがあり、

私たちを力づけてくれる。

私たちは自然が生んだたんなる偶然の産物ではないのだ。

この世界には目的と統一が存在し、

その中に私たちの場所があり、

そして私たちは世界に対して重要な貢献をしている。

私たちの行為や思考は無視できないものであり、

実のところ、

この世界を形成するために不可欠だったのだ。

人間はばらばらに切り離された存在ではなく、

私たちと彼らという区別は意味がない。

私たちはもはや――外側から宇宙を覗き込んでいるような――宇宙の周辺にある存在ではない。

私たちは本来の場所を取り戻し、

宇宙の中心へと戻ることができるのだ。」 (17頁〜18頁)

宇宙は意味と目的を持っています。

最先端科学は、

宇宙の存在と意識の謎に迫りはじめています。

世界賢人会議 

『ブダペストクラブ』

主宰のシステム哲学者、

アーヴィン・ラズロ博士は、著書

『生ける宇宙――科学による万物の一貫性の発見』 
(訳者 吉田三知世 日本教文社)

のなかで、

最先端科学による洞察と世界観について次のように述べています。

「 現在、科学の最先端で、

注目に値する一つの洞察が登場しつつある。

それは、

宇宙は、

そのなかに存在するすべてのものと共に、

生物にも似た一貫性を持つ一つの総体をなしているという洞察だ。

宇宙に存在するすべてのものは互いに結びついている。

ある場所で起こるすべてのことは、

ほかの場所でも起こる。

あるとき起こるすべてのことは、

ほかのすべてのときにも起こる。

そして、

かつて起こったすべてのことの痕跡は、

消え去ることなく永らえる。

今日ここにあっても明日は消えてしまうような、

完全に無常なものなど存在しない。

宇宙は、

つながりのない個別の物や出来事からなる世界ではない。

外側にいる観客が、

魂に訴えかけもしない見世物をただ眺めているようなものではないのだ。

それは、

統合された一つの全体である。

古典物理学が構築した魅力のない世界のように、

物質と、生命や精神の領域とは互いに分断されてなどいない。

物質――素粒子が集合して原子となり、

原子が集合して分子となり、

分子が集合して細胞になり、

細胞が集合して生命体をなす、

というような『もの』――は、

ばらばらに独立して存在しているのではない。

それどころか、

それ自体が実体をそなえた存在ですらないのである。

堅固に見えてはいても、

つまるところ物質とは、

量子化された波束としてまとまったエネルギーであり、

これらの波束がさらに集まって、

世界を構成する巨大な調和した構造物をなしているのだ。」
(2頁〜3頁)

「 空間と時間のなかに出現し進化する粒子や系と真空が相互作用するという現象は、

アカシック・レコードという概念を思い起こさせ、

それについて語っていたヒンドゥー教の予言者は正しかったのだということがあらためて認識される。

宇宙には、

情報を保存し伝達し、

それによって結びつきと相関を実現させる、

より深いリアリティーが存在する。

時代を超えたこの洞察を尊重し、

著者は再発見された真空に基づくホログラフィック・フィールドを

『アカシック・フィールド』 

と名づけた。

(中略)

さまざまな経験科学の最前線で、

新しい世界観が出現しつつある。

それは、

宇宙は有機的であり、

高度な一貫性をそなえており、

強く相互結合した一つの包括的なシステムであるとわたしたちに教えてくれ、

宇宙をふたたび魅力あるものとする世界観だ。

この新しい世界観の重要な特徴は、

空間や時間を超越した相関性である。

空間と時間は物事を分離するのではなく、

結びつけるのだ。

それは、

自然のあらゆる大きさとあらゆる領域で情報が保存され伝達されるからである。

今行なわれている、

宇宙的なホログラフィック・フィールドとしてのアカシック・フィールドの再発見は、

定性的なものでしかない人間の経験を、

科学の実験手法によって得られた定量的なデータによって強化する。

ユニークな個人的洞察と、

多くの人によって観察でき、

繰り返すことのできる経験とを組み合わせることによって、

わたしたちは正しい道を進んでいるのだというゆるぎない確信が得られる。

A‐フィールドは、

生物圏においては生命体と精神を結びつけ、

宇宙全体においては素粒子、恒星、銀河を結びつける。

これによって、

進化のある段階から次の段階へと手探りでやみくもに進む機械のような宇宙は、

自らが作り出した情報を足場として向上する、

一つの包括的システムとしての宇宙へと変貌する。

宇宙は、

機械というよりもむしろ生きた生命体に似ている。

それは、

過去から現在までの進化を基盤とし、

その上に立って、

現在から未来へと進化する。

その論理は、

生命の論理にほかならない。

つまり、

相互結合性と相互作用を通して、

一貫性と全一性へ向かって進化するのである。」(52頁〜54頁)

「 意識は宇宙のなかで、

どのくらいの範囲に広がっているのだろう?

実のところ、

自然という壮大な構造のなかには、

ここからここまでは意識が存在し、

その下、

あるいは上には、

物理的相互作用と化学反応しか存在しないと言えるような明確な境界は存在しないようだ。

先入観なしに見れば、

意識は宇宙に存在するすべてのものに浸透しているようであり、

意識はエネルギーと同様に本質的ものだということがわかる。

エネルギーが束ねられてますます複雑な形になっていくにつれて、

ますます複雑な形の意識がそれに付随するようになる。

わたしたちは、

これらのエネルギーの束に付随している意識を直接調べることはできない。

宇宙のなかに意識が存在しているという証拠は間接的なものだが、

それは、

わたしたちの伴侶にも意識があるという証拠と同じく十分なものである。」 (90頁)

宇宙とは、

『人知の及ぶところではない偉大なる知性』 

であり、

『純粋意識そのもの』 

です。

これについて、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (訳者 住友進 サンマーク文庫)

のなかで次のように述べています。

「 わたしやあなたの肉体、

ひいては星や銀河や電子の領域に及ぶ宇宙全体を創り出している根源的な知性の存在を認めることです。

この意識的な知性の場は宇宙の源であり、

全員が共有する拡大された肉体であり、

あらゆるものを結びつけている

『すべて』である『場』 

なのです。」 (29頁)

「 わたしたち全員が宇宙のエネルギーの領域に包み込まれていて、

異なる視点はもっていても、

実際には同じひとつの存在である」 (40頁)

「 あなたやわたし、

そして宇宙に存在するあらゆるものが、

『すべて』である知性が織りあげたタペストリーの柄であることをつねに念頭に置いておくことです。」
(87頁)

「 あなたの体内にある百兆の細胞のすべてが宇宙のダンスに加わり、

しかもその一つひとつが宇宙全体なのです。

ほんとうの自分には、

ミクロコスモスからマクロコスモス、

原子から宇宙、

個人的な身体から宇宙的な身体まで、

あらゆる創造性が宿っているのを忘れないでください。」
(110頁)

宇宙の本質は、

『純粋意識』 

であり、

無限の創造性を秘めた 

『場』 

です。

宇宙は、

観測することのできない

“情報とエネルギー”

が遍在している 

『場』 

です。

アカシック・フィールドであり、

ゼロ・ポイント・フィールドです。

私たちは

宇宙意識のアバター(分身)です。

宇宙を海にたとえると、

私たちは漣です。

宇宙を絨毯にたとえると、

私たちはひとつの柄です。

宇宙も人間も本質は意識です。

仏教にも

“唯識”

という思想があります。

『岩波 仏教辞典』(岩波書店)

に、こう書かれています。

『 あらゆる存在はただ識、

すなわち心にすぎないとする見解。

般若経の空の思想を受けつぎながら、

しかも少なくともまず識は存在するという立場に立って、

自己のあり方をヨーガの実践を通して変革することによって悟りに到達しようとする教えである。』 

最先端科学による世界観と、

“唯識”

の世界観は合致します。

今や、

量子物理学は奇跡を科学しています。

ということで、結論はこうなります。

(結論)
『宇宙も人間も本質は意識であり、人間は宇宙意識のアバターである』

『宇宙フラクタル構造の謎』
(著者 竹内薫 徳間書店)
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「『あの世』の科学・『この世』の科学 宇宙は意識が作ったのか?」
(著者 天外伺朗 桜井邦朋
PHP研究所)
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『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
(著者 リン・マクタガート 訳者 野中浩一 発行 インターシフト発売 河出書房新社)
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『生ける宇宙―科学による万物の一貫性の発見』
(著者 アーヴィン・ラズロ 訳者 吉田三知世 日本教文社)
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『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
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【この世は仮想現実世界?】

【この世は仮想現実世界?】

『私たちの住む世界は、コンピュータによって創られたバーチャル・リアリティ(仮想現実)である』

と言えば、

おそらくあなたは一笑に付すでしょう。

しかし、

この仮説を提唱しているのが、

オックスフォード大学のニック・ボストロム博士だと聞けば、

頭ごなしに否定することはできません。

ボストロム博士は哲学教授ですが

数学・物理にも造詣が深く、

米国の

『フォーリン・ポリシー』誌の

『世界の頭脳100人』 

に選出されている天才です。

この仮説について、

東京大学大学院時代に世界最大の素粒子実験プロジェクトの研究員として活躍した経験を持つ、

冨島佑允さんは、著書 

『この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門』 
(河出書房新社) 

の中で次のように述べています。  (40頁〜41頁)

「 もし、ある文明の技術がシミュレーションを行えるレベルに達したら、

さまざまな目的で非常にたくさんのシミュレーションを作り出すはずだ。

1つ1つのシミュレーション世界には多くの人間が住んでおり、

そのような世界が無数に生み出されるので、

シミュレーション世界の総人口は現実世界の人口をはるかに凌ぐようになる。

つまり、

人口比で考えると、

私たちは、どこかの高度な文明が作り出したシミュレーション世界の住人である可能性が非常に高い。

このような、

シミュレーション世界を生み出せる技術レベルに達した文明のことを、

ボストロム教授は

『posthuman(ポストヒューマン)』

と呼んでいます。

『人間(human)を超えた(post)存在』 

という意味です。

ポストヒューマンが何者なのかはわかりません。

未来の地球人かもしれないし、

宇宙人かもしれません。

ただ1つ確実なのは、

非常に高度な科学技術を手にしているということです。

もし、

宇宙のどこかにそのような文明が誕生すれば、

その文明が生み出す無数のシミュレーション世界に膨大な人々が暮らすことになるので、

現実世界の人口を圧倒するだろうということです。」

宇宙は量子コンピュータによるシミュレーション・ゲームのようなものである、

とも考えられます。

私はシミュレーション仮説を支持しているわけではありませんが、

その可能性を否定することはできません。

ニック・ボストロム博士は、

世界をシミュレーションしているのは未来の地球人か宇宙人と想定しています。

しかし、私は 

『人知の及ぶところではない偉大な知性』 

であると信じています。

もしかしたら私たちは、

造物主が創造したバーチャル・リアリティの世界で生きているのかもしれません。

極論すれば、

この世もあの世も造物主によるシミュレーション・ゲームの世界なのかもしれません。

シミュレーション仮説について、

世界的な宇宙論学者である、

高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授の松原髟F理学博士は、著書 

『この世界を創った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい』 

の中でこう述べています。
(202頁〜204頁)

「 人間の住んでいる世界が見かけ上のものだとすると、

その実体はなんなのだろうか。

人間が世界を把握するのは、

脳の中の情報処理の結果である。

膨大な情報処理の過程で、

時間や空間を持つ宇宙という見かけ上の姿が出てくるとすると、

世界の本質は情報だということになる。

(中略)

その情報はどう処理されているのだろうか。

ここで、

この宇宙が私たちよりも高度な知性によってシミュレーションされているのではないか、

という恐ろしい可能性に突き当たる。

私たちがコンピュータで現実世界をシミュレーションするとき、

コンピュータ上に3次元空間を擬似的に作り出す。

だが、

その3次元空間は実際に存在するものではなく、

その実体はコンピュータのチップ上に繰り広げられる情報処理によって現れる、見せかけの存在だ。

(中略)

筆者もこの宇宙がシミュレーション宇宙だと本気で信じているわけではないが、

そういう可能性が否定できないことも事実である。

超知性のようなものを持ち出してくると神がかってくるが、

見かけ上の世界は何か別のものから現れ出てきた仮想現実の可能性があるという意味では示唆的であろう。」

『世界とは何か?』 

『宇宙とは何か?』 

様々な可能性を想定することができます。

思考を柔軟にして、

視野を広げ、

本質を探究しましょう。

(結論)
『あらゆる可能性を排除せず、頭をグニャグニャに柔らかくして常識を打破し、視野を広げよう!』

『この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門』
(著者 冨島佑允 河出書房新社)
https://amzn.to/3CBJvmm

『この世界を創った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい』
(著者 松原隆彦 誠文堂新光社)
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2023年06月20日

【直感と直観を磨く】

【直感と直観を磨く】

直感と直観を磨きましょう。

理由は、二つあります。

@ 論理による判断より、直感・直観による直覚が正しい。

A 今後、論理思考の能力はAIに取って代わられる。

@に関して、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫)

の中でこう述べています。 
(61頁)

「 宇宙の力学で非常に興味深いのが、

宇宙はあなたが自発的に正しい選択をするよう助けずにはいられないということです。

その宇宙の力学はあなたの体の感覚として作用します。

あなたの体は、

二種類の感覚を経験します。

一つの感覚は 

『心地良さ』 

で、もう一方の感覚は 

『不快』 

です。

あなたが意識的に選択しようとする瞬間、

自分の体に 

『もし自分がこれを選択したら、どうなる?』 

と聞いてみてください。

もしあなたの体が心地良さを感じたら、

それは正しい選択です。

もしあなたに体が不快だというメッセージを送ってきたら、

それは適切な選択ではないということです。」

心だけが正しい答えを知っています。

直感・直観を信じましょう。

『直感』は、

「説明や証明を経ないで、

物事の真相を心でただちに感じ知ること。

すぐさまの感じ。―広辞苑―」 

です。

英語では、

“hunch”

または、

”scent”

です。

第一印象で、

「なんとなく、この人とは気が合いそう」 

というのが、

この直感です。

一方、

『直観』は、

「一般に、

判断・推理などの思惟作用の結果ではなく、

精神が対象を直接に知的に把握する作用。

直感ではなく直知であり、

プラトンによるディアレクティケーを介してのイデア直観、

フッサールの現象学的還元による本質直観等。―広辞苑―」 

です。

英語では、

“intuition”

です。

インスピレーションや閃き(素晴らしい思いつき)、

天啓などが 

『直観』 

です。

古代ギリシアの哲学者プラトンやノーベル賞受賞者のアンリ・ベルクソン(フランスの哲学者1859〜1941)は、

知的直観を重視していました。

形而上学では、

この 『知的直観』 を重視しています。

では、

いかにして直観を磨けば良いのか?

チョプラ博士は、前述の著書

『富と成功をもたらす7つの法則』 

の中で、

宇宙意識と繋がるためのヒントを次のように述べています。
(28頁)

「 もしあなたが純粋な可能性の場からの恩恵を楽しみたいなら、

そして純粋な意識が生来もっている創造性をフルに活用したいなら、

その純粋な可能性の場にアクセスしなければなりません。

その場にアクセスするひとつの方法は、

『沈黙』 

や 

『瞑想』 

や 

『判断しない』 

ことを日々実践することです。

また、

自然の中で過ごすことも、

その純粋な可能性の場が本来もっている性質――無限の創造性と自由と恩寵――にアクセスさせてくれます。」

直感・直観を磨く鍵は、

『沈黙』 

『瞑想』 

『判断しないこと』 

『自然とふれあうこと』 

です。

宇宙意識と繋がるための、

この四つの実践方法について詳しく知りたい方は、

同書に書かれているので、

ぜひお読みください。

この本は、

チョプラ博士の代表的著書でもあります。

原題は、

“THE SEVEN SPIRITUAL LAWS OF SUCCESS” 

です。

『沈黙』 

『瞑想』 

『判断しないこと』 

『自然とふれあうこと』 

に共通していることは、

『過去のことや未来のことを考えず、今を感じること』

です。

『今に集中すること』

です。

今が大切です。

“The Power of NOW”

です。

アーノルド・パテント氏は、著書

「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の原則」 
(訳=あさりみちこ 徳間書店)

の中で、

直感について次のように述べています。
(52頁〜55頁)

「 宇宙からの 『シグナル』 には、

大きく分けてふたつあります。

まず、

からだの面にあらわれるシグナルが、

そのひとつです。

真実と調和した生き方をしていると、

からだは快感を覚え、

心地よい気分がします。

反対に、

真実に逆らった生き方をしていると、

からだは不快感をともなってきます。

もうひとつのシグナルは、

こんなふうに表現することができます。

宇宙と調和しているとき、

わたしたちは、

『心のなか』 

に住んでいます。

調和していないときは 

『頭のなか』 

に住んでいます。

(中略)

真実はいつでも、

わたしたちの心のなかに、

しっかり生きています。

理詰めで機能している頭脳は、

真実を語ってはくれません。

真実を知るには、

心の声を聞くことです。

では、

心の声は、

どうすれば聞くことができるのでしょうか?

それは、

『直感』 

によってです。

またの名をインスピレーションといいます。

心の声は、

わたしたちみんなが生まれながらにもっている、

この直感、

インスピレーションを通して聞くのです。

(中略)

直感とは、

思考活動をしていないときに、

『宇宙の英知』 

が人間に語りかけてくる言葉である。

これは、

まさしく事実です。

つまり、

宇宙からメッセージを受けとるには、

頭脳のスイッチをオフにしておかないといけない、

ということになります。

では、

スイッチをオフにする方法はなんでしょうか――。

それは、

『気持ち』 

に意識を集中させることです。

幼いころは、

だれしも、

ほぼ直感のおもむくままに行動しているものです。

いっぽう、

社会はどうかというと、

これとまるっきり正反対の見方をしています。

理性を重んじ、

直感は根拠のないものとして、

その価値を否定しているのです。

そこで、

わたしたちは、

成長する過程において、

しだいしだいに直感を無視するようになり、

ものごとを理屈で判断しはじめます。

さらに始末の悪いことには、

心のとびらを閉じて、

自分の気持ちを抑圧することまで学んでいくのです。

(中略)

わたしたちは、

ときとして 

『こうでないといけない』 

と、

特定の結果に執着するあまり、

直感のアドバイスを無視してしまうことがあります。

(中略)

直感を活用するのに、

いちばん効果的なコツをひとことでいうと、

こうなります。

人生の質を高めたいなら、

どんなときでも、

自分の気持ちに正直に行動すること。

しかも100パーセント正直に。」

人生を良好なものにする鍵は、

論理や理屈ではなくて直感と直観です。

過去も未来も考えず、

今を感じて、

直感と直観にしたがって生きましょう。

そのために、

直感・直観を磨きましょう。

ということで、

結論はこうなります。

(結論)
『論理・理屈ではなくて、直感・直観にしたがって生きよう!』

『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
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「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(著者 アーノルド・M・パテント訳者 あさりみちこ 徳間書店)
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