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メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー・行動心理士の高原茂です。宜しくお願い致します。 「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」 など
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2023年06月21日

【この世は仮想現実世界?】

【この世は仮想現実世界?】

『私たちの住む世界は、コンピュータによって創られたバーチャル・リアリティ(仮想現実)である』

と言えば、

おそらくあなたは一笑に付すでしょう。

しかし、

この仮説を提唱しているのが、

オックスフォード大学のニック・ボストロム博士だと聞けば、

頭ごなしに否定することはできません。

ボストロム博士は哲学教授ですが

数学・物理にも造詣が深く、

米国の

『フォーリン・ポリシー』誌の

『世界の頭脳100人』 

に選出されている天才です。

この仮説について、

東京大学大学院時代に世界最大の素粒子実験プロジェクトの研究員として活躍した経験を持つ、

冨島佑允さんは、著書 

『この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門』 
(河出書房新社) 

の中で次のように述べています。  (40頁〜41頁)

「 もし、ある文明の技術がシミュレーションを行えるレベルに達したら、

さまざまな目的で非常にたくさんのシミュレーションを作り出すはずだ。

1つ1つのシミュレーション世界には多くの人間が住んでおり、

そのような世界が無数に生み出されるので、

シミュレーション世界の総人口は現実世界の人口をはるかに凌ぐようになる。

つまり、

人口比で考えると、

私たちは、どこかの高度な文明が作り出したシミュレーション世界の住人である可能性が非常に高い。

このような、

シミュレーション世界を生み出せる技術レベルに達した文明のことを、

ボストロム教授は

『posthuman(ポストヒューマン)』

と呼んでいます。

『人間(human)を超えた(post)存在』 

という意味です。

ポストヒューマンが何者なのかはわかりません。

未来の地球人かもしれないし、

宇宙人かもしれません。

ただ1つ確実なのは、

非常に高度な科学技術を手にしているということです。

もし、

宇宙のどこかにそのような文明が誕生すれば、

その文明が生み出す無数のシミュレーション世界に膨大な人々が暮らすことになるので、

現実世界の人口を圧倒するだろうということです。」

宇宙は量子コンピュータによるシミュレーション・ゲームのようなものである、

とも考えられます。

私はシミュレーション仮説を支持しているわけではありませんが、

その可能性を否定することはできません。

ニック・ボストロム博士は、

世界をシミュレーションしているのは未来の地球人か宇宙人と想定しています。

しかし、私は 

『人知の及ぶところではない偉大な知性』 

であると信じています。

もしかしたら私たちは、

造物主が創造したバーチャル・リアリティの世界で生きているのかもしれません。

極論すれば、

この世もあの世も造物主によるシミュレーション・ゲームの世界なのかもしれません。

シミュレーション仮説について、

世界的な宇宙論学者である、

高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授の松原髟F理学博士は、著書 

『この世界を創った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい』 

の中でこう述べています。
(202頁〜204頁)

「 人間の住んでいる世界が見かけ上のものだとすると、

その実体はなんなのだろうか。

人間が世界を把握するのは、

脳の中の情報処理の結果である。

膨大な情報処理の過程で、

時間や空間を持つ宇宙という見かけ上の姿が出てくるとすると、

世界の本質は情報だということになる。

(中略)

その情報はどう処理されているのだろうか。

ここで、

この宇宙が私たちよりも高度な知性によってシミュレーションされているのではないか、

という恐ろしい可能性に突き当たる。

私たちがコンピュータで現実世界をシミュレーションするとき、

コンピュータ上に3次元空間を擬似的に作り出す。

だが、

その3次元空間は実際に存在するものではなく、

その実体はコンピュータのチップ上に繰り広げられる情報処理によって現れる、見せかけの存在だ。

(中略)

筆者もこの宇宙がシミュレーション宇宙だと本気で信じているわけではないが、

そういう可能性が否定できないことも事実である。

超知性のようなものを持ち出してくると神がかってくるが、

見かけ上の世界は何か別のものから現れ出てきた仮想現実の可能性があるという意味では示唆的であろう。」

『世界とは何か?』 

『宇宙とは何か?』 

様々な可能性を想定することができます。

思考を柔軟にして、

視野を広げ、

本質を探究しましょう。

(結論)
『あらゆる可能性を排除せず、頭をグニャグニャに柔らかくして常識を打破し、視野を広げよう!』

『この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門』
(著者 冨島佑允 河出書房新社)
https://amzn.to/3CBJvmm

『この世界を創った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい』
(著者 松原隆彦 誠文堂新光社)
https://amzn.to/444ghIC
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