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2024年02月13日

当期貸倒高の求め方の考察 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
デスクワーク.jpg
 本日は、昨日の続きで、営業キャッシュフロー直接法における、貸倒引当金の求め方について調べていきます。
 項番❸の−貸倒引当金↑から見ていきましょう。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑>
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[−貸倒引当金↑]
 −貸倒引当金↑は、前期末から当期末の貸倒引当金の差額を示し、同差額にマイナスをつけています。私と同様に経理の実務を知らない人はイメージしにくいと思いますが、貸倒引当金は、日々の経営状況により増減するような性質モノだと思われます。そのため、当期首に貸倒引当金を計上した場合でも、経済状況により増やすということは、普通にあることらしいです。そして、この前期末から当期末の貸倒引当金を減算し求められる差額は、将来発生するリスクの可能性の増加額になります。その増加額に対して、マイナスをつけている理由は、利益の流出にあたるからです。

[貸倒引当金繰入額、貸倒損失]
 貸倒引当金繰入額は、期首または期中に、リスクが上昇したことにより貸倒引当金に充当した利益からの流出額になります。
 そして、貸倒損失は、実際に発生した貸倒の損失です。

[調査結果の理解]
 色々調べたのですが、理屈で理解するのは、難しい・・・。なぜって、貸倒引当金の増加額は、上記で話した通り、リスクの増加額であり、実際の利益の流出です。そこに、実際に利益から充当した貸倒引当金組入額を加算します。
 この時点で頭が混乱していますが、そこに、損失である、貸倒損失を加算しています。
 貸倒引当金の増加額、貸倒引当金組入額、貸倒引当金もそれぞれキャッシュの流出ではあるのですが、実際にキャッシュが流出しているのは、貸倒損失だけです。それぞれ性質の違う勘定科目を、足したり引いたりした結果がなんで当期における貸倒損失になるのか分かりません。単純に考えれば、貸倒損失が当期における実質的なキャッシュの流出だとは思うのですが・・・?

[考察]
 項目のそれぞれの内容を調べましたが、分かりませんでした。ただ、簿記の観点からならなんとなく正解をイメージできます。
 貸倒引当金は昨日も話しましたが、資産のマイナスの勘定科目です。そして、貸倒引当金組入額、貸倒損失は費用です。そのすべて、借方の勘定科目であり、数式を作ると以下の通りになります。

 −貸倒引当金 + 貸倒引当金組入額 + 貸倒損失

ただ、以上の式では貸倒引当金を使用していますが、実際には、貸倒引当金の増加額のマイナスです。その貸倒引当金の増加額のマイナス、貸倒引当金組入額、貸倒損失を加算したものが、どうして当期貸倒損失になるかは分かりませんでした。

[あとがき]
 多分、もっと時間をかけて調べれば、いつかは、分かると思います。ただ、その時期が、私が勉強不足ということもあり、遠い未来のような気がします。現時点、そこまで時間をかけることが不可能なため、これについては、宿題とさせてください。中小企業診断士の受験日前日までに分かればうれしいですね〜♪
 ただ、理解できない問題は、貸倒引当金だけにとどまらず、実は複数問あります。それについては、ひたすら暗記するか、問題としては解かないという方向で考えています。

 本当に中小企業診断士の試験って難しいですね!

 では、また!

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