2018年10月20日
土用の基礎知識
土用は土いじり禁止
土用とは
立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの直前にあります。およそ18日間です。
土用の始まる日を「土用の入り」といいます。
土用が終わる日は「節分」です。
二月の「節分」は豆まきで有名で、その翌日は立春です。
夏は「土用の丑の日」にウナギを食べる風習が有名です。
土いじりとは具体的に
土を動かし、大地に穴を掘る行為なのです。
土用に入る前に着工している工事であれば、土用の期間中でも工事を続けられるとされています。
科学的な根拠は
西洋科学ではなく、東洋の「気」に基づいています。
「土の気」です。
土用の期間中は「土の気」が盛んになるとされています。
伝統
土の気が盛んになる時期は、季節の変わり目です。
土壌で細菌が活動のピークに達している場合が多いです。
土いじりの作業をすることで、
・カビの胞子を吸い込んでしまう
・素手で作業すると傷口や爪と指とのスキマに雑菌・黴菌が入り込んでしまいやすい
季節の変わり目で人間の体調が不安定であることも多いため、
体調を崩して健康を害する原因になりやすいので注意が必要というわけです。
げんかつぎ
・安全第一
・健康第一
・体調管理
・自己管理
そのような心掛けでいても、病気になったり怪我をしたりすることもあります。
人間も動物です。
完璧な自制心のつもりでも、体のコントロールには限界があります。
誰よりも体調に気をつかっているという人でさえ、体調を崩さないとは断言できないでしょう。
だからこそ「土用に入ったから」ということで、適度に休養・休息・休憩を取れるチャンスになります。
げんかつぎであり、良い意味での「言い訳」です。
「土用の期間中だから」と言えば、それだけですんなりと作業を断れるので、
人間関係に亀裂を発生させないで済みますから、ある意味では「知恵」です。
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