関西で「コインロッカー」値上げの訳
️駅にあるコインロッカーの利用料金の値上げが相次いでいる
⏹️背景にはコインロッカーの不足の問題がある
「手ぶら観光」を推進しようと、関西国際空港とホテル間をつなぐ荷物の即日配送サービスも増えている。
かばんの預け場所がなかなか見つからない「荷物難民」への対策も進んでいる。
⏹️阪急梅田駅では400円
訪日外国人客(インバウンド)の増加が著しい大阪を中心にロッカー料金の値上げが続き、京都や奈良などへと広がっている。
【近畿日本鉄道の各駅】
大阪府内や奈良、京都両県の主要駅を中心に約40駅で100円値上げし、400〜800円にした。
【京阪電鉄】
全駅で一部のサイズを除いて100円アップし、料金の幅は400〜千円になった。
【JR西日本】
大阪駅と京都駅で小型の料金を100円値上げし、400円に。
【阪神電鉄と阪急電鉄】
大阪梅田駅でも、それぞれ小型を100円値上げし、400円にした。
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️一般的に、料金の値上げは需要を抑制することにつながるが、強気の姿勢
⏹️大阪府
府内を訪れたインバウンドは平成25年の263万人から昨年は1141万人(速報値)と約4倍に増加し、コインロッカーの需要は底堅い。
【鉄道各社】
値上げをして得た収益を設備投資に振り向け、ロッカーの増設に大型化、電子マネー対応機種への更新などを急ぐ考えである。
️「荷物難民」解消へ手ぶら推奨
⏹️空港や観光地でスーツケースの預け先が見つからない「荷物難民」
宿泊先などへの持ち運びは避けられず、通勤時間帯などの混雑時に重なればトラブルにもなりかねない。
この問題を解消し、手ぶら観光を可能にするサービスも始まった。
⏹️南海電鉄のグループ会社「サザントランスポートサービス」
南海・関西空港駅の改札口近くに、荷物の即日配送を受け付ける「n・e・s・t関西空港店」を運営。
現在は窓口と大阪・京都両市内のホテル間での相互の即日配送が可能で、利用料金は税込み1800〜2500円。
国土交通省・観光庁が手ぶら観光を支援する民間事業者への補助事業でサービス拠点の認定を受けた。
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️政府は今年の補助事業の応募締め切りを10月末から12月20日まで延長して推進を図る
⏹️ホテル間での荷物の即日配送を手掛ける「ギガラビット」
即日配送が大阪市内約500件
京都市内約350件
️このホテル間で可能。
フロントで午前11時までに荷物を預ければ、遅くとも当日午後8時までに次の宿泊先で荷物を受け取ることができる。
⏹️料金はスーツケース1個で税別2千円
手続きはホテルを介さず、同社のホームページ上で前日までに予約すれば利用でき、ホテルから関西国際空港までの配送も可能。
荷物の現在地は衛星利用測位システム(GPS)で確認できるため、安心して観光を楽しむことができる。
南海難波駅近くの窓口に荷物を預ければ、大阪市内のホテルに即日配送するサービスなども始める予定。
️スマートフォンからの予約で飲食店などに荷物を預けられるサービス
⏹️「ecbo cloak(エクボ・クローク)」
スマホアプリ運営の「ecbo」(東京)が平成29年1月に始めたサービス。
関西でも預かり先の施設が急増しており、「大阪を中心とした荷物預け先の需要はまだまだ伸びる余地があると思われる。
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2019年11月25日
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