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2021年04月29日
薩埵
仏教信仰入門 F ここまでのまとめ
仏教を信仰すること、特にお祈りをすることについて色々と考えてきました。
そして色々と障害がありその、克服(調伏)方法を考えてきました。
お祈りをする同機は、人様々でしょうから、ここであえて深く語ろうとはおもいませんが、私個人に立ち返ってみると、人間の努力ではどうしようもない状況に置かれた時、仏様に御すがりするしかなかったと言えます。逆に自然と子供のころから信仰を身に着けた人もいるのでしょう。羨ましいことです。
4つの魔の存在を認識することで、お祈り(あるいは真言を唱える)ことを邪魔する存在を明確化しました。
そしてそれらの調伏法を考えてきました。
眠気は、五蘊魔のカテゴリーに入ると思うのですが、その中でも何度も真言を唱えるのに大きな障害になるので真っ先に取り上げました。
そして以下のようにまとめました。
@まず眠気が真言を唱える前からあり、単なる寝不足によるものか、そうではなく五蘊魔によるものかを判定する。
A単なる寝不足であれば、早寝早起きを心がけ、酒を断ち、仏教的日常に自分の生活を変える。
B五蘊魔による眠気であれば、それが瞑想15分で断てるものか判断する。或は実際に瞑想15分を行う。
C行を重ねるにつけ、宗教的興奮状態を自らの脳から生み出す方法を見つける。具体的には
4-1 真言の唱える速度や音量をあげる。
4-2 座っていれば立ち上がる。
4-3 仏教の映画を見てイメージを作る。
眠気と共に特に何度も真言を唱える際に大変なのは、その真言の数を数えるということである。
そこで念珠の際の数珠の使い方で、以下にこのストレスが減少するかを説明しました。
天魔については、我々が日頃考えている存在だが中々対象化できない存在、それを仏教はちゃんと対象化していました。そしてそれを調伏する手段もまた、如何にも仏教らしいものでした。何故ご本尊の周りに脇侍がいて、その脇侍が恐ろしい忿怒相をしているのか?それはご本尊を守るというより、我々の中の天魔を調伏することにあったと思うのです。
以下に下手糞なプレゼンテーション動画を作りましたので、ご覧ください。
そして最後に、煩悩魔の調伏として、煩悩を三毒、三悪の貪瞋痴に分けました。以下の図です。
そして、その煩悩が為に身口意が乱れ、十不善業を大なり小なり起こしてしまう、それを懴悔文を唱えることで清浄化し、これで煩悩魔の調伏は出来ることを学びました。或は、以降、これ以上の真言、お経をもって更に身口意を清め、前世を清め、という方法にも行き当たるでしょう。
身口意の起こす諸悪業を下記の図で示します。
これらの悪業を必ず清め認識するために、以下の懴悔文を毎回勤行でお唱えするのです。
以上ここでのまとめでした。
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋癡 従身口意之所生 一切我今皆懺悔
合掌
そして色々と障害がありその、克服(調伏)方法を考えてきました。
お祈りをする同機は、人様々でしょうから、ここであえて深く語ろうとはおもいませんが、私個人に立ち返ってみると、人間の努力ではどうしようもない状況に置かれた時、仏様に御すがりするしかなかったと言えます。逆に自然と子供のころから信仰を身に着けた人もいるのでしょう。羨ましいことです。
お祈りの精神統一を邪魔する4つの魔
4つの魔の存在を認識することで、お祈り(あるいは真言を唱える)ことを邪魔する存在を明確化しました。
そしてそれらの調伏法を考えてきました。
眠気の克服
眠気は、五蘊魔のカテゴリーに入ると思うのですが、その中でも何度も真言を唱えるのに大きな障害になるので真っ先に取り上げました。
そして以下のようにまとめました。
@まず眠気が真言を唱える前からあり、単なる寝不足によるものか、そうではなく五蘊魔によるものかを判定する。
A単なる寝不足であれば、早寝早起きを心がけ、酒を断ち、仏教的日常に自分の生活を変える。
B五蘊魔による眠気であれば、それが瞑想15分で断てるものか判断する。或は実際に瞑想15分を行う。
C行を重ねるにつけ、宗教的興奮状態を自らの脳から生み出す方法を見つける。具体的には
4-1 真言の唱える速度や音量をあげる。
4-2 座っていれば立ち上がる。
4-3 仏教の映画を見てイメージを作る。
数珠を使って真言を唱える
眠気と共に特に何度も真言を唱える際に大変なのは、その真言の数を数えるということである。
そこで念珠の際の数珠の使い方で、以下にこのストレスが減少するかを説明しました。
これはリンク先の記事を参照願います。
天魔の調伏 (動画)
天魔については、我々が日頃考えている存在だが中々対象化できない存在、それを仏教はちゃんと対象化していました。そしてそれを調伏する手段もまた、如何にも仏教らしいものでした。何故ご本尊の周りに脇侍がいて、その脇侍が恐ろしい忿怒相をしているのか?それはご本尊を守るというより、我々の中の天魔を調伏することにあったと思うのです。
以下に下手糞なプレゼンテーション動画を作りましたので、ご覧ください。
煩悩魔は懴悔文を唱えることで清める
そして最後に、煩悩魔の調伏として、煩悩を三毒、三悪の貪瞋痴に分けました。以下の図です。
そして、その煩悩が為に身口意が乱れ、十不善業を大なり小なり起こしてしまう、それを懴悔文を唱えることで清浄化し、これで煩悩魔の調伏は出来ることを学びました。或は、以降、これ以上の真言、お経をもって更に身口意を清め、前世を清め、という方法にも行き当たるでしょう。
身口意の起こす諸悪業を下記の図で示します。
これらの悪業を必ず清め認識するために、以下の懴悔文を毎回勤行でお唱えするのです。
以上ここでのまとめでした。
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋癡 従身口意之所生 一切我今皆懺悔
合掌