2017年09月16日
『難易度が高過ぎるハーブ系虫下し』Nature's Answerの黒クルミ&苦ヨモギブレンド
Nature's Answerの虫下しハーブチンキを購入しました。
長い文章なんで要点をまとめると
@私には寄生虫は残念ながら居ないようで、効果無し。
A寄生虫を殺すハーブブレンドなので、玄人向けっぽい。
B虫下しに本気の場合は、医療機関の受診がオススメ。
@〜Bゆえに、オススメはしていません。
虫下しなんで今回は寄生虫ネタも多彩に記載しております。
食事中に読むのは・・・オススメしません。
珍しく少々、下調べしてから購入したのです。
調べれば調べるほどに気分が悪くなるけど、同時に興味深い世界です。
そんな寄生虫に興味がある奇矯な方へ・・・
読んでいると気分が悪くなり、身体を掻きむしりたくなる内容ですが、
熱帯病治療薬研究班(略称、日本寄生虫学会による医療機関向け)が発行している
『寄生虫症薬物治療の手引き』とか、
National Institute of Infectious Diseases, Japanのホムペとか読むと面白いです。
特に『寄生虫症薬物治療の手引き』は難しい内容ですが、
斜め読みでも日本で寄生虫用のお薬が手に入らない現状が伺える記述が散見され、コワイ。
なんとなく代表的な寄生虫を挙げてみましょう。
(素人なんで記述は適当です!内容の誤りは笑って許して下さい)
以下、知識が無い奴が適当に書いた寄生虫に関して
〜 〜 駄文ここから 〜 〜
蟯虫(ぎょうちゅう)
日本ではお尻に貼るシール(年齢がわかっちゃう!)で有名なアイツらです。
夜に肛門付近の皮膚で卵を産むので痒いらしいです。
学校・デイケア・キャンプなど集団生活をしていると感染する可能性が高まります。
現在の日本では衛生面が良いので陽性率が0.1%以下と非常に稀です。
しかし現在のアメリカでは3分の1くらいの子供に影響を与えているそうです。
・・・アメリカさん?
似たような糞線虫はアフリカの幾つかの国では半数も感染してます。
回虫
基本的には無害に近いのですが、重症化すると危険度の高い寄生虫です。
ごく稀にヒト以外の由来の回虫は目や脳で大暴れします。
幼虫では肺で育ち、喉に上がって食道から腸に到着、
そこで成虫となり卵を1年以上産み続けると・・・体内を大移動してます。
いつもの環境じゃない、すなわちヒト以外の動物由来の回虫だと体内移動中に迷子になります。
迷った末に脳で暴れたり、目で暴れて失明したりと厄介な無駄飯喰らいです。
卵を含んだ水を飲んだり、人糞が混じった土壌の野菜の生食で感染します。
日本だと少ないですが海外だと・・・割と良くあるレベルです。
生ハーブと生野菜が大好きなベトナムだと、
国が年に2度の虫下し摂取を推奨する程。
最近になって日本でも生息域が増えてきた、
北米由来のアライグマが有する回虫がヤバイようです。
日本だと幸いにも現在まで症例が無いようですが・・・
北米では1981年から回虫による重傷脳障害が少なくとも、12例確認され10例は6歳以下の小児。
もともとの母体が重症だからか、3割の確率たる3名が死亡しているとのことです。
マウスに感染された症例は特にグロイです、写真ぇ・・・。
2017年5月29日に埼玉県の保健医療部 衛生研究所が
県内のアライグマの糞便検査結果の公表をしているほどに警戒している模様。
虫の卵の不活性化に薬は効果が無く、面倒な高温処理しか効かないって!
アライグマ、可愛いくせに怖い。珍奇なペットは、ほどほどに。
鉤虫 hookwormってそのまんまですね。
上記二種と違い、人間の皮膚を破って小腸に、肺に入り込みます。
アグレッシブに寄生し、血液から栄養を摂取してガンガン卵を産みます。
感染者が貧血になるほどに好き勝手しやがります。
世界人口の約25%に感染するので、対岸の火事とは言い難いです。
子供は皮膚的にも感染後のダメージに対しても脆弱です。
海外旅行に子供を連れて行くのも良いですが…場所は選びましょう。
リンパ管フィラリア
マレー糸状虫などを含む蚊が血液を吸うついでに感染させます。
・・・痒みだけでなく、寄生虫まで!
リンパ管とかリンパ節に住み着いて好き勝手卵を産みます。
血液中を卵が循環するという悪夢の自体になります。。
世界中で約9,000万人が感染してます・・・ちょっと!多くない?
ギニアワームさん
卵に汚染された水を飲むと感染します。
こいつらは、ヤバイ。
腸内で3フィートくらいまで成長した後に、体内を移動して足などに移ります。
足が産卵に良さそうな水に触れる度に、
皮膚からニュルリとこんにちは!して卵を産みます。
・・・説明を読むだけで怖気が走りますね、夢に出るタイプの嫌な奴らです。
インドとか中東とかアフリカとか割と広い生息域であり、
『毎年』10〜4000万人に感染しているとのこと。・・・ちょっと!多過ぎない?!
やつらを除外するには外科的処理が必要です。
トキソプラズマさん
国立感染症研究所・寄生動物部 永宗喜三郎様のお書きになられた
『トキソプラズマ症とは』を読みましょう。
猫に住む寄生虫です。
こいつの特効薬は他の会社買収されて急に値段が50倍になりました。
ハーブによる虫下し(代替医療)が流行るのは、
薬価が高騰し過ぎなのでは・・・という意見が生じるレベル
ほとんどの人は寄生されても気が付かないです。
稀にインフルエンザのような症状でダメージを受ける人も居ます。
稀に稀に重度だと、目や脳など重要な器官にダメージを受けます。
ちなみに、こいつのせいで鬱になってるのでは?と疑われることもあります。
要素が多過ぎて推測レベルだとは思いますが・・・こえぇ。
妊娠中に運悪く感染して生じる先天性トキソプラズマ病は、
胎盤を通して胎児に垂直感染し死産、自然流産を引き起こし
視力障碍、脳性麻痺、精神遅滞など重篤な症状を発生することがあるそうです。
不顕性感染(特に症状が無い)の場合でも、
目へのダメージは思春期まで遅発性の発症リスクがあるそうです。
・・・宮崎県で妊娠中にトキソプラズマに初感染した割合は0.25%です
検査自体方法も確実では無いし、新方式は未承認だし専門医しか知らない。
トドメに、海外で使用される薬は日本では未承認です。
すげぇ厄介な寄生虫の気がするのですが・・・
ちなみに飼い猫の場合は対処方法があるので良く読んで下さい。
妊娠したからと言って飼い猫を誰かに預ける必要はありません。
野良猫と、他人の飼い猫に対してはどうしようも無いですが。
ちなみに猫以外だと生肉 生水 生泥 などなど。
レンジでチン!ぐらいでは色が変わっても虫は殺せませんのでご注意を!
冷蔵と寄生中が死ぬ冷凍も違いますぜ?
寄生虫は調べれば調べる程に(色々と)エグイです。
〜 〜 駄文ここまで(このブログ自体がアレですが・・・) 〜 〜
以上、興味が無いヒトには無駄な文章でした。
サプリやハーブでは試験管や動物研究において寄生虫を殺すのが幾つかあります。
しかし・・・ヒトにて同様に働くかは謎で未確定です。
厄介なこいつらに効きそうなハーブ
ウコン 試験管・動物実験
ニンニク 試験管・動物実験で特にトキソプラズマさんに良いようです。
パパイヤ種子 (カルパインの効果、2005年にJournal of Medicinal Foodでナイジェリアの子供で実験)
ニガヨモギ(昔から使われているようです)
黒クルミ(ジュグロンとタンニンが効くと考えられている)
クソニンジン、普通に抗マラリア薬アルテミシニンの原料です。
(伝統医療的に使用する場合は新鮮な素材が大量に必要なので・・・ほぼ無茶)
海人草(日本近海に生えてます 回虫に効く生薬)
効くらしいけど・・・精油の服用は大変危険です。
ナツメグの精油 なんか試験管の中でトキソプラズマに効いたそうです。
オレガノの精油 カルバクロールとチモールが良いようです、でもどうしろと・・・
他にも色々とあるかもしれませんね。
さて、今回購入したハーブブレンドは?
以下の4種類で構成されています。
黒クルミ(ブラックウォールナッツ)
丁子 (クローブ)
クソニンジン (中国では黄花蒿 英語だとsweet annie)
ニガヨモギ
4つもハーブが配合されているので副作用は注意した方が良さそうです。
基本的なところ
妊娠中のハーブ、しかもサプリなどの高容量は何が起きるかわかんないので危険です。
妊娠中だからと、普段摂取しないハーブを新たに摂取するのもアレルギー的にリスクです。
今回使用されているハーブは長期間の摂取に関するデータが少ないようです。
つまり、短期的な摂取は基本的に安全だと思われているかもしれませんが、
ずーっと摂取し続けるのは今までに表面化されていない問題が生じる危険性があります。
なんか・・・
虫に影響があるから最初だけ体調が不調になるかもよ!という話もあります。
確かに通常医療でも治療中にヒスタミンが増える寄生虫もいるようです。
体調が悪化しても、効果が出た!と考えて飲み続けるというのはオススメできません。
アレルギーなどによって体調が悪化した可能性をも許容することになります。
お医者さんに行く時期が遅くなり、結果的に重篤化してしまう危険性が否めません。
体調が悪くなったら、
むしろ寄生虫の鑑定ができるお医者さんに行った方が良いと思います。
結構、危険度高そうなハーブブレンドっぽい。
素人判断で使用するのは怖いかも。
特に、コレは短期(たった最大10日間)摂取向けの使用量が記載されています。
逆に長期間向けの摂取量が記載していない=メーカーは想定していないと思います。
そもそも毒と薬が紙一重なハーブをブレンドしている、という印象です。
ニガヨモギに黒クルミに黄花蒿(下品扱いの青蒿と中国では同一視)と・・・丁子も割と・・・
うん、素人判断だけど、長期間服用はダメそうなモノばっかです。
・・・毒を毒で制すような印象が強いなぁ。
しかも、寄生虫なんで基本的に
卵 ⇒ 幼体 ⇒ 成虫
とサイクルして生きる生育期間と摂取時期を考慮しなきゃ、
イタチごっこになりそうです。
自己判断で虫下しって難易度高そうだなぁ、と思います。
アレルギー反応とか
ニガヨモギは キク科なのでブタクサ、キク、マリゴールド、デイジーなどに反応する方はアカンです。
アブサンの原料なんで、周知のとおり『ツヨシ』が厄介です。
精油丸呑みとか超危険です。
黒クルミはナッツアレルギーの方は禁忌です。使用しているのは外側の部分ですが・・・
黒クルミに含まれるユグロンはずっと使っているとアカン可能性があります。
クローブの香気成分オイゲノールもアレルギーの可能性があります。
日本ではあまり接する機会が無い(ガラムなどの丁子煙草好き以外)ので、慎重に摂取して下さい。
食品レベルなら割と危険性は少ないらしいのですが。
クソニンジンは妊娠中、駄目絶対。
ニガヨモギと同じキク科のアレルギー持ちは禁忌です。
ハーブティーで気持ち悪くなったり、合わない方が居る模様です。
このハーブブレンドの良い点
虫が居なくなった!と喜ぶヒトもいます。
同じハーブブレンドでNOWのモノがアマゾンでは大人気です。
そこには様々な症状で悩まされ、医者でも原因不明と診断され・・・
実は寄生虫でハーブブレンドで虫が退治された!と喜びの声がありました。
確かに海外の寄生虫などは先進国ではお医者さんも未経験でしょうし、
なかなか病状の原因と同定しにくいのでしょう。
感想は?
虫、いなかったみたい。
苦い汁を我慢して摂取していましたが、効果が無いです。
900円なのでお試し気分の購入でしたが、
前述のとおり割と難しいハーブだと思います。
万人には勧め難い。
あ、写真です。
見るからにヤベェ色と質感の液体です。
Nature's Answer, ブラック ウォールナッツ&ニガヨモギ,
アルコールフリー, 2,000 mg, 1 fl oz (30 ml)で900円です。
なんとも言えない商品で、正に自己責任なハーブ商品です。
調べるのが面倒な方用にリンクは張りますが・・・うーん・・・
玄人向けのハードな虫下しブレンド
安いことは安いけど・・・Nature's Answerのブラック ウォールナッツ&ニガヨモギiherb販売ページへ!
長い文章なんで要点をまとめると
@私には寄生虫は残念ながら居ないようで、効果無し。
A寄生虫を殺すハーブブレンドなので、玄人向けっぽい。
B虫下しに本気の場合は、医療機関の受診がオススメ。
@〜Bゆえに、オススメはしていません。
虫下しなんで今回は寄生虫ネタも多彩に記載しております。
食事中に読むのは・・・オススメしません。
珍しく少々、下調べしてから購入したのです。
調べれば調べるほどに気分が悪くなるけど、同時に興味深い世界です。
そんな寄生虫に興味がある奇矯な方へ・・・
読んでいると気分が悪くなり、身体を掻きむしりたくなる内容ですが、
熱帯病治療薬研究班(略称、日本寄生虫学会による医療機関向け)が発行している
『寄生虫症薬物治療の手引き』とか、
National Institute of Infectious Diseases, Japanのホムペとか読むと面白いです。
特に『寄生虫症薬物治療の手引き』は難しい内容ですが、
斜め読みでも日本で寄生虫用のお薬が手に入らない現状が伺える記述が散見され、コワイ。
なんとなく代表的な寄生虫を挙げてみましょう。
(素人なんで記述は適当です!内容の誤りは笑って許して下さい)
以下、知識が無い奴が適当に書いた寄生虫に関して
〜 〜 駄文ここから 〜 〜
蟯虫(ぎょうちゅう)
日本ではお尻に貼るシール(年齢がわかっちゃう!)で有名なアイツらです。
夜に肛門付近の皮膚で卵を産むので痒いらしいです。
学校・デイケア・キャンプなど集団生活をしていると感染する可能性が高まります。
現在の日本では衛生面が良いので陽性率が0.1%以下と非常に稀です。
しかし現在のアメリカでは3分の1くらいの子供に影響を与えているそうです。
・・・アメリカさん?
似たような糞線虫はアフリカの幾つかの国では半数も感染してます。
回虫
基本的には無害に近いのですが、重症化すると危険度の高い寄生虫です。
ごく稀にヒト以外の由来の回虫は目や脳で大暴れします。
幼虫では肺で育ち、喉に上がって食道から腸に到着、
そこで成虫となり卵を1年以上産み続けると・・・体内を大移動してます。
いつもの環境じゃない、すなわちヒト以外の動物由来の回虫だと体内移動中に迷子になります。
迷った末に脳で暴れたり、目で暴れて失明したりと厄介な無駄飯喰らいです。
卵を含んだ水を飲んだり、人糞が混じった土壌の野菜の生食で感染します。
日本だと少ないですが海外だと・・・割と良くあるレベルです。
生ハーブと生野菜が大好きなベトナムだと、
国が年に2度の虫下し摂取を推奨する程。
最近になって日本でも生息域が増えてきた、
北米由来のアライグマが有する回虫がヤバイようです。
日本だと幸いにも現在まで症例が無いようですが・・・
北米では1981年から回虫による重傷脳障害が少なくとも、12例確認され10例は6歳以下の小児。
もともとの母体が重症だからか、3割の確率たる3名が死亡しているとのことです。
マウスに感染された症例は特にグロイです、写真ぇ・・・。
2017年5月29日に埼玉県の保健医療部 衛生研究所が
県内のアライグマの糞便検査結果の公表をしているほどに警戒している模様。
虫の卵の不活性化に薬は効果が無く、面倒な高温処理しか効かないって!
アライグマ、可愛いくせに怖い。珍奇なペットは、ほどほどに。
鉤虫 hookwormってそのまんまですね。
上記二種と違い、人間の皮膚を破って小腸に、肺に入り込みます。
アグレッシブに寄生し、血液から栄養を摂取してガンガン卵を産みます。
感染者が貧血になるほどに好き勝手しやがります。
世界人口の約25%に感染するので、対岸の火事とは言い難いです。
子供は皮膚的にも感染後のダメージに対しても脆弱です。
海外旅行に子供を連れて行くのも良いですが…場所は選びましょう。
リンパ管フィラリア
マレー糸状虫などを含む蚊が血液を吸うついでに感染させます。
・・・痒みだけでなく、寄生虫まで!
リンパ管とかリンパ節に住み着いて好き勝手卵を産みます。
血液中を卵が循環するという悪夢の自体になります。。
世界中で約9,000万人が感染してます・・・ちょっと!多くない?
ギニアワームさん
卵に汚染された水を飲むと感染します。
こいつらは、ヤバイ。
腸内で3フィートくらいまで成長した後に、体内を移動して足などに移ります。
足が産卵に良さそうな水に触れる度に、
皮膚からニュルリとこんにちは!して卵を産みます。
・・・説明を読むだけで怖気が走りますね、夢に出るタイプの嫌な奴らです。
インドとか中東とかアフリカとか割と広い生息域であり、
『毎年』10〜4000万人に感染しているとのこと。・・・ちょっと!多過ぎない?!
やつらを除外するには外科的処理が必要です。
トキソプラズマさん
国立感染症研究所・寄生動物部 永宗喜三郎様のお書きになられた
『トキソプラズマ症とは』を読みましょう。
猫に住む寄生虫です。
こいつの特効薬は他の会社買収されて急に値段が50倍になりました。
ハーブによる虫下し(代替医療)が流行るのは、
薬価が高騰し過ぎなのでは・・・という意見が生じるレベル
ほとんどの人は寄生されても気が付かないです。
稀にインフルエンザのような症状でダメージを受ける人も居ます。
稀に稀に重度だと、目や脳など重要な器官にダメージを受けます。
ちなみに、こいつのせいで鬱になってるのでは?と疑われることもあります。
要素が多過ぎて推測レベルだとは思いますが・・・こえぇ。
妊娠中に運悪く感染して生じる先天性トキソプラズマ病は、
胎盤を通して胎児に垂直感染し死産、自然流産を引き起こし
視力障碍、脳性麻痺、精神遅滞など重篤な症状を発生することがあるそうです。
不顕性感染(特に症状が無い)の場合でも、
目へのダメージは思春期まで遅発性の発症リスクがあるそうです。
・・・宮崎県で妊娠中にトキソプラズマに初感染した割合は0.25%です
検査自体方法も確実では無いし、新方式は未承認だし専門医しか知らない。
トドメに、海外で使用される薬は日本では未承認です。
すげぇ厄介な寄生虫の気がするのですが・・・
ちなみに飼い猫の場合は対処方法があるので良く読んで下さい。
妊娠したからと言って飼い猫を誰かに預ける必要はありません。
野良猫と、他人の飼い猫に対してはどうしようも無いですが。
ちなみに猫以外だと生肉 生水 生泥 などなど。
レンジでチン!ぐらいでは色が変わっても虫は殺せませんのでご注意を!
冷蔵と寄生中が死ぬ冷凍も違いますぜ?
寄生虫は調べれば調べる程に(色々と)エグイです。
〜 〜 駄文ここまで(このブログ自体がアレですが・・・) 〜 〜
以上、興味が無いヒトには無駄な文章でした。
サプリやハーブでは試験管や動物研究において寄生虫を殺すのが幾つかあります。
しかし・・・ヒトにて同様に働くかは謎で未確定です。
厄介なこいつらに効きそうなハーブ
ウコン 試験管・動物実験
ニンニク 試験管・動物実験で特にトキソプラズマさんに良いようです。
パパイヤ種子 (カルパインの効果、2005年にJournal of Medicinal Foodでナイジェリアの子供で実験)
ニガヨモギ(昔から使われているようです)
黒クルミ(ジュグロンとタンニンが効くと考えられている)
クソニンジン、普通に抗マラリア薬アルテミシニンの原料です。
(伝統医療的に使用する場合は新鮮な素材が大量に必要なので・・・ほぼ無茶)
海人草(日本近海に生えてます 回虫に効く生薬)
効くらしいけど・・・精油の服用は大変危険です。
ナツメグの精油 なんか試験管の中でトキソプラズマに効いたそうです。
オレガノの精油 カルバクロールとチモールが良いようです、でもどうしろと・・・
他にも色々とあるかもしれませんね。
さて、今回購入したハーブブレンドは?
以下の4種類で構成されています。
黒クルミ(ブラックウォールナッツ)
丁子 (クローブ)
クソニンジン (中国では黄花蒿 英語だとsweet annie)
ニガヨモギ
4つもハーブが配合されているので副作用は注意した方が良さそうです。
基本的なところ
妊娠中のハーブ、しかもサプリなどの高容量は何が起きるかわかんないので危険です。
妊娠中だからと、普段摂取しないハーブを新たに摂取するのもアレルギー的にリスクです。
今回使用されているハーブは長期間の摂取に関するデータが少ないようです。
つまり、短期的な摂取は基本的に安全だと思われているかもしれませんが、
ずーっと摂取し続けるのは今までに表面化されていない問題が生じる危険性があります。
なんか・・・
虫に影響があるから最初だけ体調が不調になるかもよ!という話もあります。
確かに通常医療でも治療中にヒスタミンが増える寄生虫もいるようです。
体調が悪化しても、効果が出た!と考えて飲み続けるというのはオススメできません。
アレルギーなどによって体調が悪化した可能性をも許容することになります。
お医者さんに行く時期が遅くなり、結果的に重篤化してしまう危険性が否めません。
体調が悪くなったら、
むしろ寄生虫の鑑定ができるお医者さんに行った方が良いと思います。
結構、危険度高そうなハーブブレンドっぽい。
素人判断で使用するのは怖いかも。
特に、コレは短期(たった最大10日間)摂取向けの使用量が記載されています。
逆に長期間向けの摂取量が記載していない=メーカーは想定していないと思います。
そもそも毒と薬が紙一重なハーブをブレンドしている、という印象です。
ニガヨモギに黒クルミに黄花蒿(下品扱いの青蒿と中国では同一視)と・・・丁子も割と・・・
うん、素人判断だけど、長期間服用はダメそうなモノばっかです。
・・・毒を毒で制すような印象が強いなぁ。
しかも、寄生虫なんで基本的に
卵 ⇒ 幼体 ⇒ 成虫
とサイクルして生きる生育期間と摂取時期を考慮しなきゃ、
イタチごっこになりそうです。
自己判断で虫下しって難易度高そうだなぁ、と思います。
アレルギー反応とか
ニガヨモギは キク科なのでブタクサ、キク、マリゴールド、デイジーなどに反応する方はアカンです。
アブサンの原料なんで、周知のとおり『ツヨシ』が厄介です。
精油丸呑みとか超危険です。
黒クルミはナッツアレルギーの方は禁忌です。使用しているのは外側の部分ですが・・・
黒クルミに含まれるユグロンはずっと使っているとアカン可能性があります。
クローブの香気成分オイゲノールもアレルギーの可能性があります。
日本ではあまり接する機会が無い(ガラムなどの丁子煙草好き以外)ので、慎重に摂取して下さい。
食品レベルなら割と危険性は少ないらしいのですが。
クソニンジンは妊娠中、駄目絶対。
ニガヨモギと同じキク科のアレルギー持ちは禁忌です。
ハーブティーで気持ち悪くなったり、合わない方が居る模様です。
このハーブブレンドの良い点
虫が居なくなった!と喜ぶヒトもいます。
同じハーブブレンドでNOWのモノがアマゾンでは大人気です。
そこには様々な症状で悩まされ、医者でも原因不明と診断され・・・
実は寄生虫でハーブブレンドで虫が退治された!と喜びの声がありました。
確かに海外の寄生虫などは先進国ではお医者さんも未経験でしょうし、
なかなか病状の原因と同定しにくいのでしょう。
感想は?
虫、いなかったみたい。
苦い汁を我慢して摂取していましたが、効果が無いです。
900円なのでお試し気分の購入でしたが、
前述のとおり割と難しいハーブだと思います。
万人には勧め難い。
あ、写真です。
見るからにヤベェ色と質感の液体です。
Nature's Answer, ブラック ウォールナッツ&ニガヨモギ,
アルコールフリー, 2,000 mg, 1 fl oz (30 ml)で900円です。
なんとも言えない商品で、正に自己責任なハーブ商品です。
調べるのが面倒な方用にリンクは張りますが・・・うーん・・・
玄人向けのハードな虫下しブレンド
安いことは安いけど・・・Nature's Answerのブラック ウォールナッツ&ニガヨモギiherb販売ページへ!
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