2022年11月28日

長野で倒れる

25日の昼過ぎに長野に到着。
SNSで知り合っている男性が迎えに来てくれている。そして彼と蕎麦屋へ。乾杯をして蕎麦呑み。
まだ13時頃だ、そこを出てどこかで呑んで時間を潰さないと。
いや特に目的はないのだ、ただ呑むだけ。夜は夜でどこかの店を考えてくれているのだろう。
コロナ禍で始めたSNS。そこで知り合った。逢うのは2回目だ、前回は東京で他の人たちと。

蕎麦屋を出て駅前のチェーン店へ。
杯が進む。どんどん呑み進む。焼酎を7.8杯呑んだか、暗くなり違う店へ。
彼はかなり早足で歩く。頚髄を損傷して四肢不自由なことは伝えたのだが、呑んでいて忘れているのだろう。
かなりの距離を歩いた。真っ暗な道だ。つい「道合ってるの」とさえ言う。こんな距離を呑んで歩くことは無い。普通ならタクシーの距離だ。
それからコトは起こった。

気が付くと倒れていた。
目の前は血だまりだ。何が起こったのか今でも解らない。後ろから暴漢に襲われ殴られたといえばそうかもしれないとさえ思う。とにかく倒れていた。起き上がろうと顔を上げるが血だまりに再び顔を突っ込む。
人が集まってきたようだ。救急車を呼んだとか話している。
救急車が到着し、ストレッチャーに乗せられる。既視感。

救急車の中で隊員から色々聞かれる。頚髄を損傷していることも説明した。ただひたすらに救急車の世話になったことを謝っていたことを覚えている。
そう、ただの酔っぱらいが転んだという案件なのだ。この時点で身体がちゃんと動くのかどうかさえ自分で確認すらできていなかった。自分で自分の考えるべきことすら出来ないくらいに酔っていたのだろう。
正直これを書きながらも申し訳ない気持ちと自分の愚かさしか感じない。

病院に到着した。
どうも出血は鼻血だったようだ。それにしてはかなりの出血だった。
「頭を打っていますね」と言われる。おでこにたんこぶが出来ているようだ。「CTを撮りましょう」と言われる。
この時点で思ったのが、いや転んで擦りむいただけだからそこまでは…と。
甘いのだ。人の性根って変わらないのだろう。頚髄損傷で病院に運ばれ動けなくなっていた時でさえ、意識があるからすぐに帰れるものと思って大げさにしないでくれと言ったのだ。

どれくらい病院にいたのだろう。
途中一緒にいた奴が待っているだろうと思って、看護師さんにもう帰ってもらうよう伝えた。後で知ったが彼はそのまま呑みに行ったとSNSに上げていた。
自分がどんな状態かが判らなくスマホで顔を見る。おでこにたんこぶと擦過傷2か所。左目の横にも擦過傷。これらの傷はそれほど深くないようだ。
目と目の間、鼻の下はかなり深い擦過傷。鼻は強打したのだろう、赤い。
両手は動く。足も寝ている状態では動いている。頚髄に新たな問題はないようだ。

CTの結果は何ともないとのことだった。
顔の擦過傷を消毒してもらい治療は終わった。21時くらいだったか。どうやって帰っていいかわからないのでタクシーを呼ぶ。
ホテルにチェックインし、そのままベッドに横たわる。もう何も考えなかった。
翌日、目覚めると首が張って痛い。何故なのか判らない、倒れた時のショックなのだろうか。
その日に痛くなくても翌日痛くなることがあるというがそうなのだろう。ただこの痛みはすぐに消えた。

メガネが壊れた。レンズを止めるフレームが割れているのだ。レンズも擦過傷。
なんとか激しい動きをしなければレンズをはめ込んで使える。レンズのキズで前が見づらいが。
つまりはデコの下位から滑り込んだ倒れ方だったのだろう。鼻の下の傷がよく解らない。鼻がぺちゃんこに潰れて擦ったのかもしれない。
同じようなアクシデントでも死ぬこともあれば半身不随にもなれば不自由な身体にもなる。それを自分が一番解っているのではないか。
長い間、起こったことは仕方ないで自分の身の上を呪わないようにしてきた。概ね気を付けた生活をしていても、それが今回のようなことになるのだ。

実は長野に行く前にブログに書こうと思っていたことがあった。
それは去年の今頃は酔って歩くことに不安を抱え、新宿での呑み会に備えて居酒屋Qから少し酔って歩いて練習をしたことを去年書いた。そして新宿で最大限気を付けて帰ったこと。
今年はその心配がないと書こうとしていたのだ。
ある程度酔っても歩けるとさえ書こうとしていた。愚かなことだ。最近は身体の調子が良いから調子に乗っていたのだ。
今回のことは慢心が生んだものだ。そして救急車や救急病院に迷惑をかけた。

翌日は紙一重で擦過傷で済んだことを有難く思った。
早々に駅に行って帰京しようと思っていたが、善行寺にだけは参ろうと思った。このまま帰ったら長野はイヤな思い出だけになりもう2度と来ない気がした。
幸にもお気楽な性格で切り替えられる方だ。駅からそこそこ距離はあるが歩いてみる。膝も少し打ったようだが歩きは問題ない。
道行く人がおでこのガーゼを見る。鼻の傷はマスクで隠れている。キズの入ったメガネだが気にしない。

お参りを終わらせ蕎麦を食べて帰った。
翌日はジムに行ってみた。キズ以外の身体機能に影響はない。
慢心への戒めだったのだ。救急車・病院に迷惑をかけたことだけが恥ずかしく申し訳ない。
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posted by shigenon at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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