2009年01月14日
思い出の一曲
「いつ出発ですか?」
うん明後日やで。とその人は笑顔で答えました。
憧れの大学の先輩は卒業と同時に東京に行きます。
東京の大学院に行くそうです。
私が一人でお熱上げて私が一人で恋してたその人は、私を女性とは見てなかったのだと思います。単なる後輩の一人でした。
先輩お元気でいてください、と、さし出したお守りを笑顔で受け取った白い歯が印象的でした。
送ったげるよ。
ちょっと待ってね、どれがええかな?
車の横から、彼がテープを出して入れました。
と車の中で、カーステレオから流れたのは、「チャゲ&飛鳥」の「MOON LIGHT BLUES」。
お願いだから今夜はそばにいて
とても一人じゃ夜ここせないから
その菓子は、私の心の叫びでもあったのだけれど、、
とうとう好きですの一言も言えずに、家は近くなってきて。
涙だけがぽっぽろこぼれていきました。
「お元気で、、、」それを言うのが精いっぱいでした。
今でも、この歌を聴くと切なくて。
若かったあのころのカチューシャして、涙でぐちゃぐちゃになったハマトラ着てた私が浮かぶのです。
先輩は東京に行ったきり、お元気にしてますかね。
仕事がんばっておいでやろうなあ、、、。
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投稿者:satikotonababu|22:57
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