ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　デポジットは数日前に振り込んでいたのですが、どうにもタイミングが悪く、案件に振られていました。
　クラウドリースに追加資金で投資を行っています。


　・不動産担保付きローンファンド【第4弾】　30万円

　　予定利率：10%
　　期間：12ヶ月
　　貸付総額：1億円（総額、主案件部分）
　　担保：北海道、関東エリア9物件に対する根抵当権　評価額合計59億2,900万円、先順位54億6,500万円
　　　　　関係会社連帯保証、約束手形受入
　　LTV：94%

　　


　クラウドリースにおいて「アミューズメント事業者」と書いてある場合、おそらくはパチンコ店です。
　最近のIR（統合型リゾート）設立の動きや出玉規制もあり、パチンコ業界そのものは厳しい状況が
　続くでしょうが、それでも業界自体が潰れる事はないと予想しています。

　理由は、何にせよ必要悪ではあるから、です。

　ところで、警察は三店方式により出玉が換金されている事実を公式には「知らない」としていますが、
　警察庁の出した出玉規制の内容が
　「4時間の遊技で得られる客のもうけを5万円以下にするよう規制」
　と、思い切り換金の事実を前提にしているのは、新手のギャグなのでしょうか。

　

　スキームはごく普通ですが、不動産担保があるのが大きいです（LTVは高めですが）。
　約束手形は確かに強力な担保となりますが、それはあくまでも事業を続ける前提が必要です。
　事業ごと吹き飛ばすつもりであれば、約束手形はただの紙切れですし、関係会社連帯保証もまた然り。
　そうした場合でも、不動産担保だけは強力な担保となり得ます。

　実際のところ、担保発動したら売れるまでに相当時間がかかりますし、元本の一部が損失を被ることも
　考えられますが、元本が全損することはないだろうと予想して投資を行いました。


　GIレンディングにも追加資金を投下し、投資を行いました。
　全件10%超という高金利が投資家に受けているのでしょう。既に募集総額は60億円を超えています。


　・【第16弾】メガソーラーローンファンド　30万円

　　予定利率：12%
　　期間：6ヶ月
　　貸付総額：4億円（総額、主案件部分）
　　担保：不動産担保　評価額22億2,500万円　先順位10億円
　　LTV：63%

　　


　中国地方の太陽光発電所を経営する事業者への貸付です。
　GIレンディングの中ではオーソドックスな案件だと思います。

　

　不動産担保付きとはなっていますが、おそらく太陽光用地だと思います。
　となると田舎の土地であることが予想され、万が一担保が発動してもなかなか売れないでしょう。
　下手に早く売ろうとすれば、確実に買いたたかれます。

　ただこの太陽光発電は、売電価格36円／kWというのがポイントだと思います。
　売電価格は年々低下傾向にあるのですが、36円／kWというのはほぼ最初期のお宝価格。
　これだけの高価格であれば、5ヶ月くらいの間に経営がおかしくなる可能性は低いと判断しました。

　GIレンディングのあまりの高利率には、少し怖いものを感じています。
　そろそろ１件くらい返済遅延か何かが起きてくれないかな、とも思います。
　高利率に見合うだけのリスクがきちんと発生するのであれば、それが分かった上で投資を行うのですが
　ハイリターンばかりが目立りリスクが見えない現状では、潜在的リスクを疑ってしまいます。
　もちろん、杞憂であれば良いのですが。


　さくらソーシャルレンディングに資金を追加し、投資を行いました。


　・【不動産担保付】さくら北海道セレクトファンド13号

　　予定利率：7.5%
　　期間：5ヶ月
　　貸付総額：2,500万円（総額、主案件部分）
　　担保：北海道岩見沢市の土地建物　評価額2,630万円
　　LTV：95%

　　


　北海道岩見沢市の土地を担保とする不動産担保付き貸付です。
　5ヶ月という短期間ですので、金融機関からの借入では手数料の方が高くなってしまう可能性があり、
　ソーシャルレンディングを利用して資金調達をする妥当性はあると思われます。

　

　土地面積2,438m2＋建物で評価額が2,630万円ということは、地価は1万円／m2そこそこでしょう。
　岩見沢市の平均地価が1万3,832円／m2なので、この数字は不自然なものではありません。
　しかし、このくらいの地価ですと駅前や幹線道路沿いではないと推定され、もし担保が発動したとしても
　土地が売れるまでには長い時間がかかり、ひょっとすると元本が損失を被るかも知れません。

　（参考：土地価格相場が分かる土地代データ）

　正直なところ、事業者ごとの投資額を分散するために本案件に投資を行ったもので、案件に魅力を感じて
　投資したものではありません。
　さくらソーシャルレンディングの理念である地方の活性化には強く同意するところではありますが、
　その理念がために案件の魅力が減るのであれば、それは本末転倒でしょう。
　今後、魅力的な案件が登場することを期待します。


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