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2024年01月11日

被災地に生理用品届くもネットで議論・・に思うこと

1日に発生した能登半島地震から11日。
被災地ではまだまだ過酷な生活を強いられている方々がおられることと思います。
亡くなられた方々、ご家族の方々には心からお悔やみ申し上げるとともに、被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

昨日あたりから災害関連死の可能性の報道も聞かれるようになりました。
それほどに過酷な環境。

大きな災害に見舞われて、一番困ることは?と聞かれても、すべてが一瞬で失われた方々にとっては答えるのも難しいとは思います。

たくさんの物資が届けられ飽和状態の避難所があるかと思えば、いまだに孤立状態が続いている地域もあるようで、少しでも早く物資が届くようにと祈るばかりです。

そのなかで生理用品に関するニュースが気になりました。
生理用品を扱う業界団体が、8万枚の生理用ナプキンを被災地に届けたという話題。
それに対してネットで「ナプキンより水と食料を」だとか「その分男性にもなにか配らないと不公平だ」だとかいう一部の声に、批判や反論があいついでいるというものです。

私が感じたこと
このナプキン配布を不公平だというようなことを言っているのは、きっと男性だろうな・・と。
そして日本の性教育はまったく意味を成していないのだなと残念に思いました。

体の構造上、女性だけにある生理を男性が同じように理解するのは、どれだけ周知徹底を図ったとて難しい。
それでも生理がある理由や実際女性の体に起きる症状をしっかり男性にも教育する必要があるのでは・・と感じます。
私が小学生のころは、5年生か6年生になると男女別々に集められ1時間ほど「性教育」の時間があったのような記憶はあります。
その時男子側ではどんな授業が行われたのか私は知る由もありませんが・・(女子だったので)
きっと宿泊研修や修学旅行を前に、そろそろ初潮を迎える女子も増えてくるタイミングでこういった機会を設けられていたのかな・・と考えますが、どうでしょう。

日本では昔から生理は恥ずかしい・・みたいな雰囲気があります。
私も中学生や高校生の頃は、生理だと周りに悟られないようにナプキンをこそっとポケットに忍ばせてトイレに行っていたし、周りの友達も同じだった。
生理でおなかが痛くても、病気じゃないからと我慢して体育の授業に参加して、生理の話を友達とするときはコソコソ内緒話みたいだったし。

月経は健康な女性にならだれにでも、毎月一定期間起きる生理現象。
自分で止めようと思っても止められない。
それだけじゃなく、体から毎日血液が流れ出てるんだから貧血状態。
ホルモンバランスも崩れるし、体調悪くなってメンタルも落ちます。

それを周囲には悟られないように、毎月毎月毎月毎月毎月毎月毎月乗り越えてるんです、女性たちは!
おなかが痛くても、頭が痛くても、なんとか薬を飲んでやり過ごし、いつも通り授業も仕事も頑張るんです!
その生理がないと将来子供を産めないかもしれない、大事な大事な体の仕組みなんです!!

こういうことを平気で言えちゃう男性は、想像力も他者を思いやる気持ちも持ち合わせていない残念な人種なんだろうけど。
それともご自身も被災者で、気持ちがいっぱいいっぱいなのかな・・・と思ってこの後の言葉はぐっと飲みこむことにします。

書いてるうちに口調がきつくなってしまいました。
あくまで個人の意見です。

被災した時、人それぞれ必要なものが違うということは理解しています。
もちろん誰もに必要な水や食料などの物資が大切なことも。
その一方で、少数派ではあるけどそれを必要とされている方々がいるということを理解し、自分ができる支援をすることも大切。
だから、今回の生理用品を届けてくださった業界団体の皆さんには感謝ですよねって言いたいです。

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