2018年05月05日
絶対に勝てる人・絶対に負ける人1
これはですね、ビジネス、仕事ですね。
仕事においての人の見分け方。
「この人はこの人には勝てない」
それから、
「この会社はあそこの会社には勝てない」
それから
「この国はあそこの国には勝てない」
っていうのが1回で見分けられる方法があります。
それをお教えします。
まず、ビジネスと、戦とは全然違うものなんです。
何故ですか?って言うと、戦っていうのは相手の弱みにつけ込んでそこを攻めていけばいいっていう、弱いところを見つけるというのが殺しっこなんです。
でも、戦争以外は大概は共存共栄か生かしっこなんです。
その時に、例えば相手の会社を見る。
で、自分のライバル会社を見て、せっかく見てきて、
「あそこはあそことあそことあそこが劣ってますよ」
っていう相手の悪いところを話している社長がいたら、その人は絶対相手に勝てません。
なぜかって言うと、あそことあそこが悪いっていうことは、自分がそれが得意だからそのことを見てるんですよね?
だから、あそこはうちのほうが勝ってるって言いたいんですよ。
ところが、勝ってる部分がそんだけあるのに、あなたの会社は……そこに勝てないんだよね?って。
っていうことはどういうことですか?っていうと。
あなたより、良いところがあるから伸びてるの。
それを、良いところを探してくるんじゃなくて、悪いところを探す人がいるんです。
相手の欠点を見つければスッとします。気はおさまります。
だけど、実際には勝てません。
だから、あのー、こんなことは言いづらいんだけど。
日本って、経済的に当分アメリカに勝てません。
なんでかっていうと、テレビ見ようが何しようが、日本の評論家の方でもなんでも、アメリカの欠点、アメリカは民主主義でここが悪いあそこが悪いって悪いことをずっと言ってるけど、そんだけ悪いとこがあるアメリカに今日本は負けてるんです。
てことは、悪い部分を探すより、良いところがあるから買ってるんです。
その良いところを真似しない限り、アメリカを抜くことはできないんです。
だから、スッとしたいために言ってるんだったら、寄り集まって愚痴言ってればいいです。
あ、この人はもう本気で勝つ気は無いんだ。負け犬の遠吠えでずっと言ってたいんだ。
「あの人はこうなのよ」
「あそこの社長はこういう癖があってこういうとこが良くないああいうとこが良くない」
って…。
で、そんだけ良くないところにあんた負けてんだよね?って。
てことは、あそこには、それを補うほどの良いことが必ずあるんだって。
で、本気でそのいいことを学ぼうとした時、相手の悪いところはどうでもいいの。
だって相手の悪いところはこっちは勝ってるんだよ。
で、勝ってるところじゃないんだよ。
あなたの負けてるところはどこですか?って、真剣になってジーっと相手を見つめなおした時、相手に対する敬意が出てくる。
素晴らしいなぁ!って、こんな事やってんだ!ってとこが見えてくる。
だから、相手の会社のあそこの会社はこういうとこが良くないんだ。
うちの方がここが勝ってんだ。って、
それは、ビジネスの世界、仕事の世界においてそういうのを負け犬の遠吠えって言って、それもう負けなんです。
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posted by 斎藤一人さんの言葉 at 05:47| 絶対に勝てる人・絶対に負ける人