新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2018年02月25日
習近平国家主席の任期延長
明日更新できないと思うので、取り急ぎ。
本日、中国で習近平国家主席の任期が延長される見通しが示されました。
過去の日本の新聞記事では、「習近平氏は反対派が多く権力基盤が強くない」という分析が出ていたりしました。
記者出身の中国専門家の中には、未だに習近平氏を過小評価している人もいるようです。
習近平氏を過大に評価する必要はないですが、過小評価もいけません。
毛沢東、ケ小平に続く地位を固めていることは現実として認識しなければいけません。
それなのに、どうして新聞が見誤るのでしょうか。
私は、取材というものの根本的な性質に起因すると思います。
新聞記者は、自分が得た情報を大事にします。
主流派から情報を得ることができない中、反対派が積極的に情報発信すると、メディアがその主張に乗ってしまう傾向があることは否めません。
過去に日本の政治報道でそういうことがありました。
中国報道でも似たようなことが起きているのではないでしょうか。
本日、中国で習近平国家主席の任期が延長される見通しが示されました。
過去の日本の新聞記事では、「習近平氏は反対派が多く権力基盤が強くない」という分析が出ていたりしました。
記者出身の中国専門家の中には、未だに習近平氏を過小評価している人もいるようです。
習近平氏を過大に評価する必要はないですが、過小評価もいけません。
毛沢東、ケ小平に続く地位を固めていることは現実として認識しなければいけません。
それなのに、どうして新聞が見誤るのでしょうか。
私は、取材というものの根本的な性質に起因すると思います。
新聞記者は、自分が得た情報を大事にします。
主流派から情報を得ることができない中、反対派が積極的に情報発信すると、メディアがその主張に乗ってしまう傾向があることは否めません。
過去に日本の政治報道でそういうことがありました。
中国報道でも似たようなことが起きているのではないでしょうか。
連体止めの失敗例
下をクリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村
就職・アルバイトランキング
本日は、日本経済新聞一面トップ「中国、海洋強国へ着々」から、連体止めの失敗例を紹介します(連体止めとは、連体形で文末を締めることです)。
この記事は、一面トップで地図や表も付いているので期待して読んだのですが、中身は日本以外ではよく知られている内容ばかり。普通はこういう扱いの記事だと、特ダネではなくても現地取材をしたりして、「へえ」と思わせる情報が含まれているものですが、期待外れでした。今回の記事は本来なら国際面の内容です。
このような独自情報のない長文記事は、単に最近の流れをおさらいしてまとめた読みものです。時系列を整理して、識者にも取材してくれているので、よく知らない分野の場合は助かります。
今回の記事もそういう意味では悪くありません。
それはともかく、後ろから3段落目の最初の文章に注目して下さい。
パキスタンのグワダル港を2億ドル弱の支緩で建設し、15年に43年間の利用権を取得。
段落の最初の文がこれでは、この筆者が何を言いたいのか理解できない方も多いでしょう。問題点は、いきなり「パキスタンのグワダル港」が出てきて、文末が「取得」と連体形で終わっていることです。
直前の段落を読み直すと、中東から原油を運ぶための要所であるマラッカ海峡を迂回するルートの確保に中国が動いていると書いています。
最近の中国の海外活動に関して、「マラッカ海峡」と「グワダル港」は、いわばセットで出てくる用語で、引用した段落と直前の段落はつながっています。
予備知識があれば、「パキスタンのグワダル港」が出てくると、「ああ、またあの話か」となるのですが、初めてこの地名を見た人には何のことを書いているのか分からないでしょう。
おそらく筆者の意図としては、前の段落とつながっている話なので連体形にしたのだと思います。また、文字数を調整するときに、この部分に手を入れてしまったのかもしれません。
しかし、この記事は、「まとめもの」ですから、読者にマラッカ海峡とグワダル港の関連性をきちんと示さないといけません。
私なら、「迂回ルートの拠点の一つが、パキスタンのグワダル港だ。」と書いて、パキスタンから利用権を得たことや中東の原油を中国のパイプラインまで運ぶ具体的なルートを説明します。
新聞記事には、時折、今日のように意味不明に思える連休止めの文が出てくることがあるので、ご注意ください。
引き続き質問をお待ちしています。
下のコメント欄にお書きください。
日中、気になったニュースをリツイートしたり、つぶやいたりしています。
https://twitter.com/sagamimuneo
2号サイトを開設しました。https://blogs.yahoo.co.jp/sagamimuneo です。
下をクリックしていただけると励みになります。
就職・アルバイトランキング
にほんブログ村
にほんブログ村
就職・アルバイトランキング
本日は、日本経済新聞一面トップ「中国、海洋強国へ着々」から、連体止めの失敗例を紹介します(連体止めとは、連体形で文末を締めることです)。
この記事は、一面トップで地図や表も付いているので期待して読んだのですが、中身は日本以外ではよく知られている内容ばかり。普通はこういう扱いの記事だと、特ダネではなくても現地取材をしたりして、「へえ」と思わせる情報が含まれているものですが、期待外れでした。今回の記事は本来なら国際面の内容です。
このような独自情報のない長文記事は、単に最近の流れをおさらいしてまとめた読みものです。時系列を整理して、識者にも取材してくれているので、よく知らない分野の場合は助かります。
今回の記事もそういう意味では悪くありません。
それはともかく、後ろから3段落目の最初の文章に注目して下さい。
パキスタンのグワダル港を2億ドル弱の支緩で建設し、15年に43年間の利用権を取得。
段落の最初の文がこれでは、この筆者が何を言いたいのか理解できない方も多いでしょう。問題点は、いきなり「パキスタンのグワダル港」が出てきて、文末が「取得」と連体形で終わっていることです。
直前の段落を読み直すと、中東から原油を運ぶための要所であるマラッカ海峡を迂回するルートの確保に中国が動いていると書いています。
最近の中国の海外活動に関して、「マラッカ海峡」と「グワダル港」は、いわばセットで出てくる用語で、引用した段落と直前の段落はつながっています。
予備知識があれば、「パキスタンのグワダル港」が出てくると、「ああ、またあの話か」となるのですが、初めてこの地名を見た人には何のことを書いているのか分からないでしょう。
おそらく筆者の意図としては、前の段落とつながっている話なので連体形にしたのだと思います。また、文字数を調整するときに、この部分に手を入れてしまったのかもしれません。
しかし、この記事は、「まとめもの」ですから、読者にマラッカ海峡とグワダル港の関連性をきちんと示さないといけません。
私なら、「迂回ルートの拠点の一つが、パキスタンのグワダル港だ。」と書いて、パキスタンから利用権を得たことや中東の原油を中国のパイプラインまで運ぶ具体的なルートを説明します。
新聞記事には、時折、今日のように意味不明に思える連休止めの文が出てくることがあるので、ご注意ください。
引き続き質問をお待ちしています。
下のコメント欄にお書きください。
日中、気になったニュースをリツイートしたり、つぶやいたりしています。
https://twitter.com/sagamimuneo
2号サイトを開設しました。https://blogs.yahoo.co.jp/sagamimuneo です。
下をクリックしていただけると励みになります。
就職・アルバイトランキング
にほんブログ村