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2017年02月04日

ショパン「 春」  Chopin Op.74-2 "Printemps"

今日は立春


季節を分ける「節分」も無事に済んで、今日は立春。暦の上では春ですね。
嬉しいことに、今日の広島のお天気は「晴れ」!予想最高気温も13度で、まさに立春と呼ぶににふさわしい一日です。

あなたがお住まいの地域はいかがでしょう?

犬の散歩ルートにある近所の公園にも梅の花がほころんでいます。03da1a699a8bc106aed0391500f12e55_s.jpg

とは言え、この先、まだまだ寒い時期も控えているようなので「春が来た〜っ!」って手放しでは喜べませんけどね。

それでも「春」という言葉には、何かこう、ココロをふわっと軽くしてくれるようなパワーを感じるのです。

今日はそんな「春」を表現した曲を選んでみましたよ〜!
曲名もダイレクトに「春」といいます。もっとも、正確にはフランス語で”Primtemps"なんですが。


Primtempsの読み方が分からない!?

そーいえば(またまた自身の無学を露呈するようですが)今をさかのぼること数十年前のことです。
大学進学で上京した街に”Primtemps"(プランタン)という百貨店がありました。
田舎もんの私はてっきり「プリンテンプス」だと思っていたのです。

まだ上京して間もないころ、友人に「じゃあ、待ち合わせはプランタンでね!」と指定され、それがどの建物なんだかさ〜っぱり見当がつかなくて困ったことがありました。
「おかしいな〜。確かにこのあたりのはずなのにな〜??」とキツネに抓まれた気分で(スマホもないしっ!)、プランタンのあたりをウロウロと歩き回ったりして・・・。

それでとうとう道往く人に「すいません。あの〜ここら辺にプランタンっていう百貨店ありますか?」って半泣き顔で訊ねると、その人は怪訝な顔をして言いました。
 「ここですけど?」

ワタシは、そこではじめて”Primtemps"は「プランタン」って読むのか〜っ!!と思い知ったことでございました。おフランス語だなんて知らなかったんだもん。


ちなみにプランタンは、ダイエーがフランスの店舗ブランド、「オ・プランタン」と提携した日本の百貨店なんですね!(ウィキペディアより)

ショパンの優雅な調べとは全く関係ない話で失礼しました。



ショパン: 春 Chopin Op.74-2  "Printemps"


この曲は「17のポーランドの歌曲」の第二曲目にあります。ポーランドの詩人であったステファン・ヴィチビィツキの詩にショパンがメロディーをつけました。作曲は1838年です。

さて。ショパンの生涯を語る時、外せないのがジョルジュサンドとの恋愛です。
彼がサンドを知るきっかけとなったのは、リストが出入りしていたサロンだということですが、当時すでに著名な文学者だったジョルジュに対するショパンの第一印象は、ハッキリ言って「最悪」でした。

男性遍歴が派手で男勝りの性格だったサンド。対して、ショパンは、病弱でナヨっとした印象。きっと年上の彼女の母性本能がくすぐられたのでしょう。先に積極的に迫った(?)のはサンドの方だったそうです。

そしていつしか二人は互いに惹かれあうのです。

この「春」が作曲された1838年頃は、彼らの愛の絶頂期でした。一緒にマヨルカ島で過ごしたり、マルセーユで暮らしたり・・・。

とは言え、彼らの恋愛はなかなか波乱万丈だったようです。
そしてこの「春」も、明るく爽やかな春!という印象よりは、憂いを秘めた調べに聞こえます。

曲名をクリックして試聴してみてくださいね。⇩

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バターの香りがふわっと香るサブレに「ダーク」「ホワイト」「ミルク」三種類のチョコレートがサンドされています。
ショパンとジョルジュサンドの恋愛も、ミルクチョコのごとく甘〜い関係から、次第にビターでダークな関係へと変わっていきました。やがて迎えた破局は、ショパンの心をホワイト(真っ白)に凍てつかせるものだったに違いありません。

ジョルジュサンドはショパンよりも年上だったこともあり、恋愛の主導権はほぼ彼女にあったと思われます。良くも悪くも、彼女の愛情にしっかりと「サンド」されていたショパン。
それで私はこの「チョコ・サンド」をセレクトしたわけです。・・・ってソレ、ものすごいコジツケじゃない?!

と苦笑いされたあなた。はい、その通りです。

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Rucha
はじめまして! 私は音楽とお菓子が大好きな、ごくごくフツーの主婦です。 学生時代は吹奏楽でクラリネット、オーケストラではオーボエを担当していました。 現在は老体にムチ打って(?)趣味でアルトサックスを吹いていますが、いずれもすべて下手の横好きレベルです。(いいのです、楽しければ・・・。( ´∀` ))
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