2017年01月04日
宮城道雄:春の海
邦楽の奥深さに、震える・・・。
明けましておめでとうございます。
気がつけば、三が日もあっという間に過ぎ去り、そろそろ学校やお仕事が始まるっていう方々もいらっしゃると思います。
お正月はいかがお過ごしでしたか?
我が家は年末年始は、自宅で地味〜に過ごしました。
でも家族そろって過ごせるこの平凡な生活こそが、ありがたく幸せっ!って心から感じています。
さて。先日、ラジオをつけたら邦楽のスタジオライブ番組をやっていました。
普段はなかなか「邦楽」を聴くことはないですが、お正月らしさを耳から味わって見るのも悪くはないか〜と思い、ちょっと耳を傾けてみました。
演奏されたのが、あの琴の名手だった宮城道雄の「春の海」です。
たしか、小学生の頃、音楽の教科書に載っていたような?
有名な邦楽曲ですよね。
とは言え私は、これまで、ちゃんと一曲を通して聴いたことがなかったのです。
あの馴染みのある、お琴のゆっくりとした前奏から始まり、続く笛の明るい音色と胸がすくような伸びやかさ。
目を閉じて聴いていると、あけぼの色の穏やかな海の画が浮かんできます。
緩急、濃淡織り交ぜた曲の構成。
使われている楽器は琴と尺八だけなのに、なんという豊かなサウンドなんでしょう!
それは、まるで墨と筆だけで描き出される見事な墨絵のように、私には思えました。
「すばらしい〜!ブラボーっ!」
これほどの名演奏をされた方は、さぞかしご年配で「邦楽ひと筋云十年」、いぶし銀のような方に違いない。
と想像していたら・・・。
なんと、演奏後のインタビューで,演奏者は二十代前半とおぼしき、お若くて可愛らしい感じの女性お二人だったことが判明しました。
こんなに実力がある若い演奏者が育っていることに「邦楽協会会長」(←すいません、勝手に作りました、今。)でもないワタシですが、邦楽界の未来にとても希望を感じた次第です、ハイ。
宮城道雄:春の海
盲目の箏奏者、宮城道雄は1894年に兵庫県神戸市に生まれました。
「春の海」は1929年に作曲されたものですが、これは彼が8歳(まだ失明していない頃)に住んでいた広島県福山市にある景勝地「鞆の浦」の風景をモチーフにしたと言われています。
(ちなみに福山市は琴の生産日本一(全国シェアの7割)を誇っています。)
彼は、楽器を改良したり、「春の海」をフランスの女性バイオリニストであったルネ・シュメールと共演(いわゆる洋楽とのコラボ!)したりしました。
伝統と格式を重んじる邦楽の世界にあって、彼はとてもユニークな存在だったと言えるかもしれませんね!
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「琴リラクゼーション」↑の春の海の他に、「世界に一つだけの花」や「雪の華」などのJーポップが収録されています。和洋のオシャレなコラボ。
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コチラは曲だけではなく、文字通り「お正月」や「新春」にちなんだ「日本の伝統的な音」も収録されています。海外の人へのお土産なんかにも喜ばれそうです!
AmazonCDの純邦楽カテゴリー売り上げ第一位だそうですよ。
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大野屋:あけぼの (18個入り)
新年のお菓子にふさわしい、いかにも「おめでたい」逸品をチョイスしてみました。
その名も「あけぼの」です。
富山県、高岡市にある老舗「大野屋」の銘菓。
こしあんを求肥に包み、紅白のまん丸い皮でサンドした、手のひらサイズの和菓子です。
「あけぼの」は夜明けを意味し、希望や幸福など前向きな明るいイメージを連想させてくれますよね!
2017年が、あなたにとって希望や幸福で、い〜〜〜〜っぱいの一年となりますように!!
(お菓子の詳細はコチラから。)
最後までお付き合いくださってありがとうございました!
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