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posted by fanblog

2020年05月28日

【ネタバレあり】映画「アス」感想 自分と同じ顔の人間が目の前に!?

こんにちは。

今回も例のごとく名作映画を紹介していくよ。今回は「ゲット・アウト」で話題となったジョーダン・ピール監督のホラー映画「アス」を紹介します。
紹介してる映画がかなり偏っている気がする…。もっと明るい映画も今度紹介するのでゆるして。
※以下物語のネタバレ含みます。ご注意ください。
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(C)Universal Pictures


あらすじ

舞台は1986年。アメリカ・サンタクルズ。海辺の遊園地で遊んでいたアデレードは海辺に建つミラーハウスに迷い込んでしまう。そこで彼女は自分と全く瓜二つの少女と出くわしてしまい、ショックのあまり言葉を発せなくなってしまう。

そして現在、過去のトラウマを克服したアデレードは結婚し、2人の子供をもつ母親になっていた。夏の旅行としてサンタクルズへ遊びに行くことになった家族。過去のトラウマから気の進まないアデレードだったが家族に言いくるめられてビーチへ行くことに。
その夜、海から戻ったアデレードは夫のガブリエルに過去の経験を話し、この地があまり好きではないことを打ち明ける。なんとかなだめようとする夫と押し問答を続けていると、突然家が停電してしまう。怯えるアデレードを落ち着かせようとするガブリエル。そこに息子のジェイソンがやってきて、「外に4人の家族が立っている」と不安げに話す。確かに外には家族と思しき4人が手をつないで立っている。不審に思ったガブリエルが外に出て声をかけるが反応しない。追い払おうとするも逆に不審な家族は家に押し入ってきてしまう。リビングで不審者家族と対面したアデレード達。その姿は何と自分たちと外見が全くそっくりなドッペルゲンガーであった。アデレード達と家族のたどる運命とは。。。




自分と同じ顔の人間が現れる!

物語のキーとなるのは、自分と全くおなじ外見を持つ「ドッペルゲンガー」の存在。彼らは言語が不自由で、人間味がなく、かなり不気味に描かれています。物語が進んでいく問彼らの正体が、政府によって作られた「クローン」であることが判明します。長い間地下で正体に気づかれないよう生活していた彼らが、一致団結し、地上で“本物の人間”たちを殺戮し始めます。それまでの強いられていた地下生活から脱しようと彼らなりの抵抗だったんですね。そういう見方をすると一概にクローンたちが悪人ってわけではないという考え方もできるので結構奥深いですよね。でも地上の人間たちを殺す以外の方法はなかったのかなあとか思ったり。。。
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主人公アデレード

めっちゃネタバレです。お気を付けください。
物語終盤でアデレードはクローンたちの居住地である地下施設を訪れることになる。それは彼女のトラウマとなったミラーハウスの地下にあった。そこで彼女が自分がかつてドッペルゲンガーと対面した時の記憶がフラッシュバックしてくる。それはなんとドッペルゲンガーがアデレードを気絶させ、彼女の着ていた衣服を着て地上世界に出て行ってしまうというものだった。そう、なんと主人公のアデレード自身がクローン人間であり、本物の彼女と入れ替わっていたのです。だからアデレードのクローン(実はこっちが本物)だけが言葉を話すことができたんですね。

この展開は個人的にめちゃくちゃ好きな展開でした!入れ替わられてしまった本物のアデレードの境遇とかいろいろ考えてしまいますよね。このあたりの闇の深さが個人的にはドストライクでした。もしかしたら自分がーーとか考えるとすげー怖いですよね。
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クローン達の目的

地上で殺戮を行うクローン達の目的とは、これまで地下での生活から解放され、地上で暮らすこと。まあ前述のとおり必ずしも殺さなければならないのかなあは思いますが、それほど彼らが抑圧され虐げられてきたのかなとも思えますね。
実際監督のジョーダン・ピールはこの映画の主題として、普段我々が享受している幸福は他者の不幸の上に成り立っている的なことを言っています。そうした特権を得るものとそうでないものが存在することを改めて観ている人に訴えることを目的としているんですね。クローン達も地上の人間たちが幸せに暮らす裏側で、地下でひっそりと暮らしている自分たちの存在を知らしめること、地上の人間の生活を自分たちも送りたいという羨望というかそういう思いもあったんだろうなと思います。こうしてみると結構政治的な主張が強いですよね。かなり上手にそれを映画に組み込んでいると思いました。あまり政治色を出す映画は好きではないのですが、この映画は物語がしっかりしたうえでそうした主張があるので、純粋に映画を楽しめるのですごいと思います。


さて今回はホラー映画「アス」を紹介しました。
物語からさらに日ごろの私たちの現実での生活においても幸せや格差など、考えさせられる映画でした。

もし私の前に私と同じ顔した人間が目の前に現れたら、思わず、「キモッ」って言っちゃうと思います。相手も「キモッ」って言うかもしれませんけどね^^^^^^^
それではまた次回!
posted by ろし at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧作映画
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