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2024年01月12日

ダンまち7巻の感想(ネタバレあり)娼婦のルナール 春姫との出会い

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 7巻 / 
(アニメ2期、5話~10話の内容です)
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】

・いつも以上に盛り上がりました!
・480ページの大ボリューム!
・非ダンジョン。地上での、ファミリア同士の争いです。

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=:1:4
・女の子を助け出す・ハーレム系・歓楽街・娼婦・キツネっ娘・アマゾネス・熾烈なバトル・美の女神たち
【感想(ネタバレあり)】

・<大人のお店が立ち並ぶ歓楽街>

――(あらすじ)――
無事に【アポロン・ファミリア】に勝利し、【ヘスティア・ファミリア】はホームとなる屋敷を手に入れました!
また、ベルがLv.3にランクアップを果たし【ヘスティア・ファミリア】はオラリオの外からも注目されるほどの知名度となりました。

そんなある夜、仲間であるヤマト・命(やまと みこと)がホームをこっそり抜け出します。
命の様子がおかしいことに気づいていたベル、リリ、ヴェルフの3人が彼女を追うと、娼館が立ち並ぶ街、歓楽街にたどり着きました。ここはフレイヤと同じ美の女神、イシュタルが納める領地です!
命から話を聞くと、彼女のかつての友人がこの歓楽街で働いているという噂を耳にしたそうです。
――(感想)――
オラリオにもこんな場所があったとは。なんだか『鬼滅の刃』の遊郭編を思わせるような展開です。

歓楽街の中では、今まではあまり登場しなかった『アマゾネス』という種族がたくさん出てきます!
この世界には6つの人種があります。(人間(ヒューマン)、小人族(パルゥム)、ドワーフ、エルフ、獣人、アマゾネス)
ちょっと生々しい話ですが、例えばドワーフとエルフの組み合わせでは子供は生まれません。
対してベルのようなヒューマンはパルゥム、エルフなどと子供を作ることができ、生まれた子供は『ハーフエルフ』、『ハーフドワーフ』のように呼ばれます。
しかしアマゾネスという種族は特殊で、アマゾネスには女性しかおらず、どの人種と交配してもアマゾネスしか生まれてきません!ハーフアマゾネスのようなものは存在しないのです。
つまり他の種族の男たちは自分の種の子供を残せません……。
(なお、神は男神も女神も子供ができません)

アマゾネスは強い男を連れ込んで子孫を残そうとする習性があります。結果、強い遺伝子ばかりを取り込むことになるので、アマゾネスは女性ながらも戦闘に長けた戦士の一族となっています!
(うまくできている)

娼館、そしてアマゾネス。今回は露骨に性的な要素が出てきました!
これには処女神であるヘスティアもお怒りでしょう。
ベルの貞操の危機という、今までにないピンチもあり楽しめました!
・サンジョウノ・春姫

――(あらすじ)――
命(みこと)を尾行して歓楽街まで来た際、ベルは他の仲間たちとはぐれてしまいました。
歓楽街のアマゾネスたちにベルの素性がバレてしまい、『強い男は大歓迎!!』とばかりにアマゾネスたちに追い掛け回されてしまいました!
その晩は娼婦である狐人(ルナール)、サンジョウノ・春姫(はるひめ)という女性に匿ってもらい、ベルは朝方、ホームに帰還できたのでした。

ホームに帰宅後、ベルを匿ってくれた狐人の春姫こそが、命が探していた友人だと発覚!
春姫はもともと高貴な身分でしたが、事情があり娼館へ売り飛ばされてしまったようです……。

また、『歓楽街に行って朝帰り』
この事実にヘスティア様とギルドのエイナさんは怒り心頭!ベルはあちこちから怒られてしまいました。
――(感想)――
『狐人』と書いて『ルナール』と読むそうです。相変わらずこの作品には、独特な読み方の単語がいっぱいです。

さて新ヒロインの春姫ですが、和風で金髪でキツネっ娘で元貴族の娼婦という、属性を『これでもかっ!』とばかりにモリモリ詰め込んだ少女となっています!
リリとヘスティア様が元気いっぱいなので、こういったおしとやかタイプの女性がベルと一緒に暮らすとなると雰囲気が変わりそうです。
命と昔からの友人ということもあって、春姫がベルに助けられ、【ヘスティア・ファミリア】に加入することになったら人間関係がより豊かになってくれるでしょう!

【タケミカヅチ・ファミリア】から贖罪のためにやって来た命(みこと)は、ちょっとだけよそ者感が残ってしまっているように感じます。
彼女にとっても春姫が仲間になってくれるのは嬉しいハズ!
期待です。

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感想(0件)



・絶望的な戦力差

――(あらすじ)――
ベルと命は、春姫を【イシュタル・ファミリア】から連れ出すことを決めました!
しかし【ヘスティア・ファミリア】と【イシュタル・ファミリア】の戦力差はあまりにもかけ離れています!
【イシュタル・ファミリア】の団長フリュネ・ジャミールはLv.5。他にも春姫の姉貴分であるLv.3のアイシャ・ベルカを始め、ランクアップを果たしたアマゾネスたちが多数在籍しています!

春姫を連れ去ったら最後、ベルたちがオラリオに住み続けることはできそうにありません。ヘスティア様を連れてオラリオ出て、仲間を巻き込んで逃亡生活をすることになるかもしれません。
それでもベルと命は覚悟を決め、春姫を助け出そうとするのでした。

――(感想)――
【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯(ウォーゲーム)の時もそうでしたが、意外とモンスター相手ではなくて、人間同士での争いも多いです!そして争いの原因になっているのは神々のワガママ。
神が奔放だとファミリアの団員たちは大変です。

そして冒険者たちも荒くれものが多い!戦闘を好むアマゾネスたちはもちろん、ベルや命も春姫を奪って逃げようとしています。
ベルは神様のことを悪く言われてケンカしたこともありましたし、意外と荒っぽいところもあるのかも……?
なんとも危険な都市です!
・美の女神たちの争い

――(あらすじ)――
ベルと命の二人が【イシュタル・ファミリア】を混乱させていたその時、同じく美の女神であるフレイヤのファミリアも【イシュタル・ファミリア】を襲撃しました!
どうやらベルにちょっかいを出したイシュタルに、フレイヤ様が怒ったようです。
Lv.7であるオラリオ最強のオッタルを始め、Lv.6や5の冒険者に襲われては【イシュタル・ファミリア】といえどひとたまりもありません!

最後はフレイヤとイシュタル、二人の女神同士で決着をつけ、イシュタルが高所から落下。

神々は下界の人間たちと同じ体で生活をしていますが、その身に耐えられない、死亡してしまうようなダメージを追ってしまった場合は神の力(アルカナム)が発動して天界に強制送還されてしまいます。
巨大な光の柱と共にイシュタルは天界に戻されました。もうイシュタルは二度と下界へ戻ってくることはできません!
――(感想)――
同じ美の女神ですが、人気も団員の強さも美しさも。全てにおいてフレイヤの勝利といった感じでした。

フレイヤによって【イシュタル・ファミリア】が滅ぼされてしまいましたが、結果ベルと命が助かりました! ベルたちと【イシュタル・ファミリア】はずっと因縁が続くと思われていましたが、今後に支障がないようで一安心。

【イシュタル・ファミリア】が無くなってしまったので、オラリオの歓楽街も無くなってしまいました。つまり、オラリオに住む男性たちの楽しみが1つ消えてしまいました……。(ベルたちには縁のなさそうな場所でしたが)
さらにアマゾネスたちの居場所もなくなってしまいました。今回の件で生活が大きく変わる人は多そうです。
神のきまぐれは本当に困ったものです!
・春姫を奪還!

――(あらすじ)――
最後は春姫に世話を焼いていた姉貴分のアマゾネス、アイシャ・ベルカとベルの決戦になりました。
春姫の身柄を賭けた勝負はベルに軍配が上がり、無事にベルは春姫を連れ出すことに成功しました!
――(感想)――
ベルも春姫も物語が好きで、お互い初めて会った時に意気投合して、話が盛り上がっていました。
その時、春姫は英雄がお姫様などを助け出す物語に憧れていたのに、自分は違うとばかりに諦めていた様子なのが悲しかったです。
(以下、セリフのみ抜粋)
春姫「私も本の世界のように、英雄様に手を引かれ、憧れた世界に連れ出されてみたい……そう思っていた時もありました」

春姫「……なんて、ただのはしたない夢物語でございます。連れ出してもらえる資格は、私にはございません」
ベル「そっ、そんなことっ!?」

ベル「英雄は、春姫さんみたいな人を見捨てない! 資格がないなんて、あるわけない!!」

春姫「きっと物語の英雄様も、クラネル様のようにお優しいのでしょう……けれど私は、可憐な王女でもなければ、怪物の生贄に捧げられた哀れな聖女でもありません」
春姫「私は、娼婦です
ベル「!!」

春姫「未熟ではありますが、私は多くの殿方に体を委ね、床をともにしています」
ベル「――――」

春姫「意思をもって貞淑を守るわけでもなく、お金を頂くために春をひさいできました」

  「そんな卑しい私を……どうして、英雄(かれら)が救い出してくれるでしょうか?」

  「英雄にとって、娼婦は破滅の象徴です」

  「汚れていると自覚したあの日から、私にあの美しい物語を読む資格はございません。憧れを抱くことは、許されません」
ベル「……」
春姫「私は、ただの娼婦なのです」

この一幕があったからこそ、ベルが春姫を連れ出したシーンが輝いていたと思います。とても良い演出でした!

さて今後の動向ですが、春姫はただ守られるだけの存在ではありません。春姫は冒険者の戦闘力を大幅に強化する強力なバフ魔法(妖術)を使うことができます。
今後、春姫はベルたちと一緒にダンジョンに潜ることになるのでしょうか?【イシュタル・ファミリア】にいた頃は、ダンジョンに潜る際もお姫様のように運ばれていました。
春姫はとても戦いに向いているような少女には見えません。今後彼女がどういう役回りに就くのか注目です!

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」7巻の感想・ネタバレあり)

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2023年12月25日

『リアリス・フレーゼ』の意味は?何語?(ダンまち用語について)

『リアリス・フレーゼ』の意味は?何語?
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『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』、通称ダンまちには様々な専門用語が登場します。
そしてその中には聞いたことのない言葉や、調べても語源がよく分からない言葉も存在します。
例えば『小人族』と書いて『パルゥム』。これは何語の言葉なのか、調べてもよく分かりません。おそらくパルゥムというのはこの作品の中にしか存在しない、オリジナル種族です!(他のエルフやドワーフなどはダンまち以外の作品にも登場します)

今回はそんな謎の用語の1つであるベルのスキル、『憧憬一途(リアリス・フレーゼ)』の意味について調べてみました!
・結論:意味のないカタカナの可能性が高い!

まず結論から言ってしまうと、『リアリス・フレーゼ』という単語はどこかの国の言葉という訳ではなく、作者さんがなんとなくの語感で作った、造語の可能性が高いと思われます!

私はまず、『リアリス・フレーゼ』のスペルを調べるべく、ダンまちのアニメの英訳や、ダンまち関連の海外のサイトを見てみました。
するとなんと、スペルが2つ出て来ました!『Liaris Freese』と『Realis Phrase』です!

『Liaris Freese』の方は、公式の翻訳。
『Realis Phrase』の方は非公式ですが、こちらもある程度広まっている様子でした。

つまり……
ダンまちを日本語から英語に翻訳している人たちも、『リアリス・フレーゼ』という単語に覚えが無く、意味が分からなかったようです!
実際、これらのLiaris、Freeseなどの単語を調べても、英語やらラテン語やらを混ぜて『嘘つきの凍結(?)』や『現実の言葉(?)』みたいな意味にはなりそうなものの、イマイチ要領を得ません。

ということで『リアリス・フレーゼ』というのはもう、作者さんしか意味・意図が分からない言葉なのではないでしょうか!?
これが私なりに出した結論です。

尚、これは私が個人で調べたことなので、間違いがあるかもしれません!詳しく知っている方や、他に持論をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にコメントして下さい。
以上!『リアリス・フレーゼ』の意味についてでした。
タグ:ラノベ雑記

2023年12月20日

1月発売のライトノベル一覧!(2024年)

2024年、1月の新刊ラノベ一覧

・他の月のライトノベル発売日一覧へ。

<()内は発売日。タイトル、作者、イラストレーターの順>
<電撃文庫>(10日発売)

86―エイティシックス― Ep.13 ─ディア・ハンター─(10月から発売延期) 安里アサト しらび
魔王学院の不適合者14 〈下〉 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 秋 しずまよしのり
ツンデレ魔女を殺せ、と女神は言った。2 ミサキナギ 米白粕
勇者症候群3 彩月レイ りいちゅ
少年、私の弟子になってよ。3 ~最弱無能な俺、聖剣学園で最強を目指す~ 七菜なな さいね
不可逆怪異をあなたと2 床辻奇譚 古宮九時 二色こぺ
いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな?2 コイル Nardack
私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない 伏見つかさ かんざきひろ
ほうかごがかり 甲田学人 potg
セピア×セパレート 復活停止 夏海公司 れおえん
放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。 左リュウ magako
【恋バナ】これはトモダチの話なんだけど ~すぐ真っ赤になる幼馴染の大好きアピールが止まらない~ 戸塚陸 白蜜柑
彼女を奪ったイケメン美少女がなぜか俺まで狙ってくる 福田週人 さなだケイスイ
<角川スニーカー文庫>(12/28日発売)

俺の幼馴染はメインヒロインらしい。[第8回カクヨムWeb小説コンテスト・ラブコメ(ライトノベル)部門<大賞>] 3pu Bcoca
君を食べさせて?私を殺していいから(11月から発売延期)[カクヨムプロットコンテスト<受賞>] 十利ハレ 椎名くろ
バンドをクビにされた僕と推しJKの青春リライト[第8回カクヨムWeb小説コンテスト・エンタメ総合部門<特別賞>] 水卜みう 葛坊煽
日陰魔女は気づかない ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ 相野仁 タムラヨウ
エロゲのヒロインを寝取る男に転生したが、俺は絶対に寝取らない3(11月から発売延期) みょん 千種みのり
なぜかS級美女達の話題に俺があがる件2 脇岡こなつ magako
女友達は頼めば意外とヤらせてくれる3 鏡遊 小森くづゆ
【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う3(11月から発売延期) 昼熊 憂姫はぐれ
我が焔炎にひれ伏せ世界 ep.2 魔王軍、ぶった斬ってみた(10月から発売延期) すめらぎひよこ Mika Pikazo、徹田
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました13 ざっぽん やすも
<MF文庫J>(25日発売)

響界メトロ ―SOUNDary LINE― あさのハジメ 原作・監修:kyoukaimetro project SOLANI、アルセチカ
隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。 砂義出雲 かるかるめ
私を選んで、あなたのキスで ~運命のカノジョは私だけ!~ 星奏なつめ Parum
カルネアデス 2.孤高の吸血姫と孤独な迷い猫 綾里けいし 企画:rurudo rurudo
義妹生活10 三河ごーすと Hiten
西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~14 ぶんころり またのんき▼
<単行本>
佐々木とピーちゃん8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~ ぶんころり カントク
<富士見ファンタジア文庫>(19日発売)

極剣のスラッシュ ~初級スキル極めたら、いつの間にか迷宮都市最強になってたんだが~ 天然水珈琲 灯
最後の英雄に捧ぐ花嫁学園 時を超えし魔法使い、次代の姫と絆を結びハーレムを築く 御鷹穂積 Genyaky
フルメタル・パニック! Family 賀東招二 四季童子
ラスボス討伐後に始める二周目冒険者ライフ はじまりの街でワケあり美少女たちがめちゃくちゃ懐いてきます 朱月十話 ファルまろ
最強ランキングがある異世界に生徒たちと集団転移した高校教師の俺、モブから剣聖へと成り上がる2 逆霧 東西
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ガールズサイド4 ~華麗なる乙女たちの冒険は世界を変えた~ 琴平稜 桑島黎音
<ファミ通文庫>(30日発売)

非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? 色付きカルテ よー清水
<B6判>
耳兜の冒険者 ~あいつに聞かれるな・目を合わせるな・関わるな~ ラチム ネコメガネ

<GA文庫>(15日発売)

嘘つきリップは恋で崩れる 織島かのこ ただのゆきこ
異端な彼らの機密教室1 一流ボディガードの左遷先は問題児が集う学園でした 泰山北斗 nauribon
隣のクラスの美少女と甘々学園生活を送っていますが告白相手を間違えたなんていまさら言えません2 サトウとシオ たん旦
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 7 ドラマCD付き特装版【復刻版】 大森藤ノ ヤスダスズヒト
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11 ドラマCD付き特装版【復刻版】 大森藤ノ ヤスダスズヒト
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 13 ドラマCD付き特装版【復刻版】 大森藤ノ ヤスダスズヒト
<GAノベル>
山、買いました2 ~異世界暮らしも悪くない~ 実川えむ りりんら
廃公園のホームレス聖女 3.囚われの王子と聖女の大冒険 荒瀬ヤヒロ にもし
変な竜と元勇者パーティー雑用係、新大陸でのんびりスローライフ6 えぞぎんぎつね 三登いつき
<ガガガ文庫>(18日発売)

弱キャラ友崎くんLv.11 屋久ユウキ フライ
ホラー女優が天才子役に転生しました3 ~今度こそハリウッドを目指します!~ 鉄箱 きのこ姫
<ダッシュエックス文庫>(25日発売)

高校時代に傲慢だった女王様との同棲生活は意外と居心地が悪くない ミソネタ・ドザえもん ゆがー
魔都精兵のスレイブ 魔防隊日誌 タカヒロ wagi
魔弾の王と叛神の輝剣2 川口士 美弥月いつか
<HJ文庫>(12月28日発売)

『勇者殺しの花嫁 I - 血溜まりの英雄 -』 葵依幸 Enji
『黒聖女様に溺愛されるようになった俺も彼女を溺愛している 3』 ときたま 秋乃える
最低ランクの冒険者、勇者少女を育てる 5 ~俺って数合わせのおっさんじゃなかったか?~』 農民ヤズー 桑島黎音
『英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~ 11』 ハヤケン Nagu
『魔界帰りの劣等能力者 12.幻魔降ろしの儀』 たすろう かる
『高1ですが異世界で城主はじめました 24』 鏡 裕之 ごばん
<講談社ラノベ文庫>

<Kラノベブックス>
勇者パーティを追い出された器用貧乏6 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、 万能へと至る~ 都神樹 きさらぎゆり
異世界カード無双2
魔神殺しのFランク冒険者 桑野和明 りーん
<Kラノベブックスf>
次期公爵夫人の役割だけを求めてきた、氷の薔薇と謳われる旦那様が家庭内ストーカーと化した件 皐月めい 石沢うみ
冤罪令嬢は信じたい ~銀髪が不吉と言われて婚約破棄された子爵令嬢は暗殺貴族に溺愛されて第二の人生を堪能するようです~ 山夜みい 祀花よう子 
冷血竜皇陛下の「運命の番」らしいですが、後宮に引きこもろうと思います ~幼竜を愛でるのに忙しいので皇后争いはご勝手にどうぞ~ 柚子れもん ゆのひと
キャラクター原案:ヤス
<オーバーラップ文庫>(25日発売)

ひとりぼっちの異世界攻略 life.13 自称最弱、最弱をやり直す 五示正司 榎丸さく
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで11.5 篠崎芳 KWKM
俺は星間国家の悪徳領主! (8) 三嶋与夢 高峰ナダレ
第七魔王子ジルバギアスの魔王傾国記 Ⅳ 甘木智彬 輝竜 司
幼馴染たちが人気アイドルになった2 ~甘々な彼女たちは俺に貢いでくれている~ くろねこどらごん ものと
魔法警察ファンシー☆マリリン1 ~証拠がなくても即逮捕!~[第10回オーバーラップ文庫大賞<銀賞>] やますやま さまてる
最強守護者と叡智の魔導姫1 死神の力をもつ少年はすべてを葬り去る[第10回オーバーラップ文庫大賞<銀賞>] 安居院晃 tef
これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。1[第10回オーバーラップ文庫大賞<金賞>] 北条連理 サコ
<オーバーラップノベルス>
現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 5 二日市とふろう じゃいあん
行き着く先は勇者か魔王か 元・廃プレイヤーが征く異世界攻略記 3 ニト ゆーにっと
キモオタモブ傭兵は、身の程を弁える2 土竜 ハム
<オーバーラップノベルスf>
姉の引き立て役に徹してきましたが、今日でやめます4 あーもんど まろ
<モンスター文庫>(30日発売)

最強陰陽師の異世界転生記 ~下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが~7 小鈴危一 夕薙
宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する18 すずの木くろ 黒獅子
【閃光】の冒険者1 田舎の青年 タジマ粒子
<Mノベルス>
追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる ~婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです~2 茨木野 kodamazon
種付けおじさんの異世界プレス漫遊記 ~その者、全種族(勇者と魔王も含む)を嫁にし、世界を救った最強無双のハーレム王なり~2 くさもち マッパニナッタ
女神の代行者となった少年、盤上の王となる2 蒼井美紗 fixro2n
<Mノベルスf(10日発売)>
恋心に苦しむ王妃は、異国の薬師王太子に求愛される1 夕立悠理 氷堂れん
身代わりで縁談に参加した愚妹の私、隣国の王子様に見初められました1 日之影ソラ NiKrome
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。16 向日葵 雀葵蘭

2023年12月06日

ダンまち6巻の感想(ネタバレあり)神アポロンの理不尽!

ダンまち6巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
ダンまち6巻
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 6巻 / 大森 藤ノ
(アニメ2期、1話~5話の内容です)
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです
・今回はダンジョンではなく、地上が戦場!
・【ファミリア】間での戦争。人間同士の戦い

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:2
・派閥間の闘争・神の理不尽・仲間加入!・冒険
【感想(ネタバレあり)】

・変態!?神アポロン!

――(あらすじ)――
ベル・クラネルの魅力に惹かれ、恋をしている神様はヘスティアとフレイヤだけではありませんでした。
男神アポロンがベルを狙って、ファミリアの団員達をけしかけてきます!
神アポロンはいわゆるバイセクシャルで、男だろうと女だろうと狙った獲物は逃さず自分の物にしようとする厄介な神です!
天界ではヘスティアにも言い寄っていたようで、その執念深さにはヘスティアも辟易していたそうです……。

――(感想)――
急に知らない神が出てきて大盤振る舞い!アポロンて(汗)。『いきなりお前誰だよ』と少し思ってしまいました。
神々には変人(変神?)が多くて、彼らは自分の娯楽のために人々が困るようなことを平気でやってしまいます。読者からすれば見ていて飽きない存在です!
・戦争遊戯(ウォーゲーム)

――(あらすじ)――
ベル・クラネルを自分の眷属にすべく、アポロンがヘスティアに戦争遊戯(ウォーゲーム)を仕掛けてきました!
戦争遊戯(ウォーゲーム)というのはファミリア間でイザコザがあった際、ルールを定めて団員たちが代理戦争をすることです。
負けた側のファミリアの主神は何でも言う事を聞かなくてはいけません!

【アポロン・ファミリア】の団員は約100人。
【ヘスティア・ファミリア】はベル一人。
おまけに【アポロン・ファミリア】の団長であるヒュアキントスはLv.3です!
誰が見ても勝ち目のない勝負に挑まなくてはいけません。

――(感想)――
戦争遊戯(ウォーゲーム)。自分の団員達が命を落とすかもしれない戦いを『ゲーム』と言ってしまうあたりに、神らしさがにじみ出ています。
今回【アポロン・ファミリア】は強引に因縁をつけてベルとヘスティアを襲撃し、成す術なく強制的に戦いを押し付けてきました!
本当に神というのはどうしようもない存在です。理不尽!

力の無いファミリアは強いファミリアに搾取されてしまうという、オラリオの恐ろしさが垣間見られました。

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感想(1件)



・【ヘスティア・ファミリア】に続々加入!

――(あらすじ)――
ベルとヘスティアの住処が襲撃され、その際にリリが【ソーマ・ファミリア】に連れ去られてしまいました!しかし戦いに備えるため、ベルには修行に専念してもらいます。
残されたヴェルフ、ヘスティア様、そして【タケミカヅチ・ファミリア】とナァーザさんでリリを奪還しました!
その後仲間の危機を助けるべく、リリ、ヴェルフ、そして【タケミカヅチ・ファミリアの】ヤマト・命が【ヘスティア・ファミリア】に加入してくれました!

戦争遊戯(ウォーゲーム)のルールは『攻城戦』に決まりました。【ヘスティア・ファミリア】は城に立て籠もる【アポロン・ファミリア】を襲撃し、団長であるヒュアキントスを倒さなくてはいけません。
今回の戦争遊戯(ウォーゲーム)ではハンデとして、オラリオの外の派閥から1人【ヘスティア・ファミリア】の仲間に加えて良い事になりました。
『豊穣の女主人』の店員であるリューさんはかつて仲間を皆殺しにされ、その報復でオラリオ中を暴れまわりました。その姿を主神アレストアに見られたくなかったため、神アレストアにはオラリオの外で暮らしてもらうことにしました。
この境遇が戦争遊戯の助っ人の条件に当てはまったため、Lv.4であるリュー・リオンも一緒に戦ってくれることになりました!

――(感想)――
祝!【ヘスティア・ファミリア】の正規メンバー増員!
しかしヴェルフと命(みこと)は再び改宗(コンバーション)ができる1年後には元のファミリアに戻ってしまいそうです。残念なような、でもやっぱりヴェルフには【ヘファイストス・ファミリア】にいて欲しいような。複雑な気持ちです。
ちなみに【ヘスティア・ファミリア】の団員はずっとベルだけでしたが、そもそもヘスティア様がベルとの二人暮らしを維持するために、勧誘を積極的にやっていなかったそうです。
仲間が増えたのは喜ばしい事ですが、神様は複雑な気分なのかもしれません。

これからはヘスティア様、ベル、ヴェルフ、リリ、命(みこと)の5人で暮らして行きます!ダンジョン内でも日常生活でも賑やかになりそうです。

さて、読んでいてちょっと気になったのですが、細かい部分がアニメと原作では違いました。
例えばリリが檻から出る時、原作ではチャンドラという男が錠を破壊してリリを出してあげましたが、アニメではカギをリリに投げ渡していたと思います。
こういう細かい違いに気づくとちょっと楽しかったりします。
アニメでは描かれていない部分も多いですし、やはりファンなら原作も読んだ方がより楽しめます!
・果てしないベルの成長力!

――(あらすじ)――
戦争遊戯(ウォーゲーム)にて、ヒュアキントスとの決戦をした時のベルのステイタスは以下の通り。
力:SS 1088 耐久:SS 1029 器用:SS 1094 敏捷:SSS 1302

本来、ステイタスの数値は『S 999』が上限です。
スキル【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】の影響か、激しく限界突破をしたステイタスで因縁の相手を打ち倒しました!

――(感想)――
神の恩恵によって、冒険者はその経験や想いを力に変えることができます。
ベルには強くなりたい理由があり、相当な努力を重ね、結果を残しては来ましたが……にしても納得できないほどの異常な成長スピードです!
オラリオには才能ある冒険者が数多くいます。そんな都市の過去の記録を超・大幅に塗り替える急成長!
ヘルメス様に『時代を担うに足る人物』と評されるだけのことはあります。

今回の戦争遊戯(ウォーゲーム)はオラリオ中の人々にその様子が放映されました。今まではベルの速すぎるランクアップに懐疑的な人もいました。しかしもうベルの実力を疑う人はいません!
街中にベルの実力を見せる結果となり、気分がスカッとしました!
・さらば貧乏暮らし!

――(あらすじ)――
戦争遊戯(ウォーゲーム)に勝利した【ヘスティア・ファミリア】は、【アポロン・ファミリア】を解散させ、そのままホームである屋敷と財産を奪ってしまいました!
ベルとヘスティア様は崩れかけの廃教会の地下に住んでいました。しかし一転、豪勢なお屋敷生活に変貌!生活が劇的に改善されました!

――(感想)――
新しく手に入れた屋敷での様子は、この6巻ではまだ描写されませんでした。次回の7巻で屋敷の中の様子や暮らしの変化などが描かれていると嬉しいです。

ベルとヘスティア様は、今まであまり贅沢はできませんでした。今後は人数も増え、賑やかで豪勢な暮らしを送ることになるのでしょうか?
となるとヘスティア様はじゃが丸くん販売のアルバイトを辞めてしまうのでしょうか?どう生活が変わるのか注目です!

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」6巻の感想・ネタバレあり)

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感想(1件)


2023年12月03日

ダンまち5巻の感想(ネタバレあり)中層へ進出!激戦!リュー・リオンの秘密

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」5巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
ダンまち5巻
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5巻 / 
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです。
・中層へ進出!

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:3
・冒険・ダンジョン・絶体絶命・ラブコメ・バトル
【感想(ネタバレあり)】

・楽しい雰囲気から一気に地獄へ

――(あらすじ)――
リリとヴェルフをお供に連れて、ベルは初めてダンジョンの13階層、つまり『中層』へと足を踏み入れました。
中層はモンスターの数が多く、ベルとヴェルフの二人掛かりでも応戦が大変です!更にモンスターに囲まれている最中に、別のファミリアからモンスターの集団を押し付けられてしまいました。
ベルたちは大量のモンスターを処理しきれず、たまらず逃亡!

モンスターの群れを押し付けたのは【タケミカヅチ・ファミリア】の冒険者でした。彼らも中層に進出したのは初めて。重傷を負った仲間を背負って逃げ延びるため、やむなく自分たちを追っていたモンスターの群れを押し付けたのでした。

――(感想)――
自分たちを追っているモンスターの群れを他の冒険者たちのそばを通ることで押し付ける行為を、『モンスターパレード』と言うそうです。なんとも不謹慎なネーミング!(良いと思います)

ベルとヴェルフのコンビなら中層も問題なく探索できるハズでした。おまけにギルドのエイナさんの計らいで『サラマンダー・ウール』という炎耐性を持つ防具まで装着。準備は万全!危険な目にあっても逃げればOK!
……と、思いきや。
どうにもダンジョンという場所は想定外のことが頻発するようです。今回でダンジョンには何か秘密があって、神様たちはそれを隠していることが分かりました。
(神)ヘルメス様:「ダンジョンは憎んでいるのさ。こんな地下(ところ)に閉じ込めている、神々(オレたち)をね」

どうにもダンジョン自体に意志があり、冒険者たちの命を狡猾に狙っている模様!想像以上に危険な場所なのかもしれません。
人間たちは、本当にこんな場所を探索していて良いんでしょうか!? 急に神様たち、そしてダンジョンというものが信用できなくなってきました。
・リリの機転

――(あらすじ)――
【タケミカヅチ・ファミリア】にモンスターたちを押し付けられたことに、いち早く気づいたのはリリでした。
また、ダンジョン内でベル、ヴェルフ、リリの3人が下の階層に落ちてしまった際、リリは18階層が安全地帯であることを知っていて、より下へと潜っていくことを提案!実際、ベルたちが助かる道はそれしか無かったようで、仲間たちは一命をとりとめることができました。
今回Lv.4の冒険者だと発覚した、豊穣の女主人のリューさんも「彼等の中には肝が据わっている参謀(ブレーン)がいるようです」とリリのことを評価していました。

――(感想)――
意外とリリが活躍して、評価されています!
非力な小人族(パルゥム)だと思っていたのですが、頭脳面で頼りになりますし、実はパワーもあることが発覚!
小さい体に見合わない大荷物をいつも運んでいたので、確かにリリは力持ちだというのは納得がいくところもあります。

足手まといになることも少なく、実は彼女は相当優秀なサポーターなのでは……???
ベルとヴェルフに続いてリリも凡人じゃない説が出てきました!この3人組はもしかしたら選りすぐりの精鋭部隊なのかもしれません!

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感想(1件)



・リューさんの秘密

――(あらすじ)――
『豊穣の女主人』で働くエルフ、リュー・リオン。
彼女はもともと【アレストア・ファミリア】に所属していた冒険者で、レベルは4。(!)
彼女は所属していたファミリアの仲間たちを全員殺害された過去があり、その後彼女は復讐心に憑りつかれ、犯人はもとより、その関係者もろとも報復の対象として暴れまわりました!
結果、ギルドのブラックリストに載せられ冒険者を続けることができなくなりました。

――(感想)――
リューさんのレベルがまさかの4!ビックリしました!まさかそんな人が酒場で店員をやっているとは。想像できるわけがありません!
リュー・リオンは『たまに行くお店の店員』から、一気に重要人物に昇格しました!

さて、この作品内でのエルフというのは、とても気高い種族です。リューさんも他人に手を握られると、とっさに振り払ってしまうそうです。しかし以前リューさんがリリからヘスティア・ナイフを取り返したときに、彼女はベルに手を握られています!
リューさんの話では、手を握られて拒否反応が起こらなかったのは過去3人目。男性ではベルが初めてのようです!
リューさんは友人であるシルの恋を応援していますが(シルさんはベルのことが好き)……これはいつか、彼女がヒロインとしてベルのことを好きになる日も来るかもしれません!

ベルは着々と女性の知り合いを増やしていて、ハーレム系の要素は濃くなっていきそうです。
・ソード・オラトリアとリンクした内容

今回ベルたちは、遠征から帰って来た【ロキ・ファミリア】に助けてもらいました。この時【ロキ・ファミリア】の冒険者たちは強力な毒に侵されて18階層で冒険を停滞させていたのですが……
【ロキ・ファミリア】に何があったのかは、ダンまちのスピンオフである『ソード・オラトリア』に載っています!アイズさんたちもダンジョンのイレギュラーに巻き込まれていたのでした。

『ソード・オラトリア』は同じくオラリオを舞台に、【ロキ・ファミリア】の活躍を描いた作品です。
ベルの想いの人であるアイズ・ヴァレンシュタインはもちろん、
ファミリアの団長で小人族(パルゥム)のフィン・ディムナ
都合9つの魔法を操るエルフのリヴェリア・ヨリス・アールヴ
重量級のドワーフ、ガレス・ランドロック
アマゾネスの双子ティオネ・ヒリュテ(姉)とティオナ・ヒリュテ(妹)
気性の荒い狼人(ウェアウルフ)、ベート・ローガ
そしてアイズさん大好き!ベルを目の敵にしているエルフの女性レフィーヤ・ウィリディス

――などなど。大きな集団なので物語の中心人物も大勢います。ダンまち本編と合わせて読むとより楽しめて、知識も増えるのでオススメです!
・ピンチに次ぐピンチ!

――(あらすじ)――
ベルたちは中層での窮地を乗り越え、安全地帯である18階層に到達することができました。そこで遠征から戻ってきていた【ロキ・ファミリア】に助けてもらい、一時休息――
しかし安全地帯である18階層、通称『リヴィラ』から出る際、またしても新たなトラブルが発生!
Lv.4のリューさん、そして【ヘルメス・ファミリア】の団長アスフィ・アル・アンドロメダの両名がいても苦戦する、今までに類を見ない強敵が出現!

18階層リヴィラには街があり、人々が生活しています。
リヴィラの住人たちをも巻き込んだ大規模争闘にベルたちが挑みます!

――(感想)――
この4巻は中層での厳しい冒険がずっと描かれると思っていました。しかし実際の構成は前半と後半にそれぞれ大事件が起こり、その間の中盤は意外とゆったりとした休息があり、ほのぼのとした雰囲気でした。
やっぱり苛烈なだけだと読んでいて疲れてしまいますよね……。いい塩梅だったと思います!

今回も大きな試練を乗り越えたのでベルがランクアップしたかと思ったのですが、まだのようです。残念!
流石にそうポンポンとレベルが上がることはないようです。

そしてヴェルフが魔剣を使ったシーンは趣深かったです!
魔剣を嫌っていたヴェルフですが、仲間を守るためにやむなく使用しました。こういうシーンが私は好きです!
・ドラゴンボール超で、正義に固執していたトッポが『われらの宇宙を守れぬ正義ならば不要!』と言って破壊神の力を開放したり。
・ONE PIECEで『化け物』と言われて、人間ともトナカイとも馴染めず寂しい思いをしていたチョッパーが、「お前(ルフィ)の力になれるなら…俺は本物の怪物にだってなりたい!」と言ったり。
仲間のために自分の信念を曲げる。これができる男を私はカッコイイと感じるのです!!

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」5巻の感想・ネタバレあり)

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2023年11月25日

ダンまち4巻の感想(ネタバレあり)新しい仲間ヴェルフ・クロッゾ!

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」4巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 4巻 / 大森 藤ノ
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・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです。
・主人公の相棒枠?鍛冶師のヴェルフ登場!
・新たな人間関係

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:2
・ダンジョン・鍛冶師・職人・相棒・バトル
【感想(ネタバレあり)】

・Lv.2にランクアップ!

――(あらすじ)――
トラウマだったミノタウロスとの死闘を経て、主人公ベル・クラネルはLv.2にランクアップを果たしました!(Lv.が上がることを「ランクアップ」と言います)
魂を昇華させてランクアップすると、戦闘能力が劇的に向上します。スピードも力も魔法の威力も、今までのベルとは比べ物にならないほどパワーアップしました!

さて、この作品には『発展アビリティ』と呼ばれる、ランクアップの際に発現する特殊能力があります。
発展アビリティは1回のランクアップで1つしか習得できませんが、ベルには3つの候補が出現しました。
・『耐異常』 状態異常に強くなる
・『狩人』 一度倒したモンスターに対して戦闘力上昇
・『幸運』 運が良くなる

ベルは3つの中から『幸運』を選択。更に『英雄願望(アルゴノゥト)』というスキルも手に入れ、新たな力と共に再びダンジョンに挑みます!
(『スキル』というのも特殊能力ですが、これはいつ発現するか分からない、本人の経験を糧とした能力です)

――(感想)――
祝!ベル・クラネルの超パワーアップ!
ベルはもう新米冒険者とは言えません。性格はともかく、戦闘面ではすっかり頼もしく成長しました!

『幸運』というアビリティを手に入れたので、今後はベルが女の子にモテモテでも、絶体絶命の状況から生還できても、『幸運』アビリティがあるからという理由で説明がつきます。これはうまいやり方ですね!
いわゆる主人公補正という物をアビリティとして取得することで、今後ありえないようなストーリーが展開されても納得感があります。
ベルにはこの『幸運』を武器にどんどん冒険をして欲しいです!(エイナさんの心労は尽きませんが)

ベルがランクアップして改めて思いましたが、冒険者のステイタスって複雑ですね……。「スキル」と「アビリティ」はどちらも特殊能力です。これは分ける意味があったんでしょうか?
また、
――ランクアップをしたらLv.1でどれだけパラメータを伸ばそうとも全ての数値が「0」からやり直しになる。でもLv.1の時の力や敏捷などの値は数値には見えない隠しパラメータとして冒険者に反映されている――
と、どうしてこんな設定にしたんでしょうか?もっと分かりやすいと嬉しかったです!
・ヴェルフ・クロッゾ

――(あらすじ)――
ベルの新しい仲間が登場!
しかし【ヘスティア・ファミリア】の団員が増えた訳ではありません。ベル、リリと共にダンジョンに潜ってくれる二人目の仲間は【ヘファイストス・ファミリア】の鍛冶師ヴェルフ・クロッゾです!

――(感想)――
ベル、リリ、ヴェルフ。この3人はそれぞれ別のファミリアに属しています。また、後述の短編でもベルは【ミアハ・ファミリア】のナァーザという薬師(くすし)とオラリオの外に行きました。
しかし肝心の【ヘスティア・ファミリア】の仲間が一向に増えません!
ベルとヘスティア様の二人暮らしはしばらく続きそうです。(もしかしたら、ヘスティア様はそれで嬉しいのかも)

さて今回登場した新キャラ、新しい仲間のヴェルフ・クロッゾですが、なかなかカッコイイ一面があります!
ヴェルフは『魔剣』と呼ばれる素晴らしく強力な武器を作成することができるのですが、本人は魔剣が嫌いで作る気はないようです。
その理由も、[魔剣は使っていると必ず砕けてしまう。それは『武器だけは冒険者を裏切ってはいけない』という、自分の鍛冶師としてのポリシーに反する]というものでした。
カッコイイ。
また、ヴェルフの「そうじゃないだろ」や「ふざけろ!」などの口癖も好きです。

筋の通った骨のある、職人気質の相棒ができて嬉しいです。男キャラは貴重!
使っている武器も、ベルは短剣でヴェルフは大剣。バリエーションが出て良い感じになりました。

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・本編はサッパリとした終わり方

――(感想)――
ベル、リリ、ヴェルフの3人が、『これからダンジョンの中層(13階層)へ進む』というところで本編は終了。
終始大きな事件が起こるでもなく、3人で比較的穏やかな冒険をしていました。
これまで1巻、2巻、3巻と[大事件が起こる→それを解決して終了]という流れだったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。

しかし次回からはいきなり未踏の13階層!『中層』に踏み込むので激しい冒険が待っていることでしょう。
強くなったベルの実力がどこまで通用するのか注目です。
・短編が二つ収録されていた

短めで終わった本編の後、短編のお話が2つ収録されていました。
(今までに無かったパターン!)

・クエスト×クエスト
――(あらすじ)――
ポーション(回復薬)などを販売している【ミアハ・ファミリア】唯一の団員、ナァーザさんからクエストを依頼されました。
『ブルー・パビリオ』というレアモンスターのドロップアイテムを求め、リリと一緒にダンジョンへ向かいます。

――(感想)――
最初のクエストはあっさりとクリア!ベルの『幸運』が力を発揮したのでしょうか?
…………と思ったのですが、このお話はベルがまだLv.1だった頃のものです。もしかしたら逆にこの件があったおかげで、ベルに『幸運』というアビリティが付くことになったのかもしれません!
そう考えると、ベルがLv.2になった後でこの短編が収録されてるのも納得がいきます。

さて、このお話では【ミアハ・ファミリア】の過去と現状、そしてナァーザさんについての情報が沢山出てきました。
巻数が進むにつれえてどんどん作品に深みが増していきます!【ミアハ・ファミリア】の脇役キャラにここまでのドラマがあったとは。
やはりダンまちは創り込みが深い作品だと感じました!

・女神へのカンパネラ
ベルが【ヘスティア・ファミリア】に入ったばかりの頃のお話です。

――(感想)――
リリがベルのことを好きになるのは当然の流れだと思います。惚れない方がおかしい!
しかし、ヘスティア様は1巻スタート時からベルのことが大好きで、どういう経緯でベルのことがそんなに好きになったのか不透明でした。
ですがこの短編を読んだ後、ベルとヘスティアがこれまでどんな日常を重ねてきたのか、ぼんやりと想像することができました。

最近はリリやヴェルフと出会って知り合いが増えてきましたが、ベルはもともとオラリオの外から来た身寄りのない子供でした。
一人ぼっちのところを拾ってくれたのがヘスティア様。なのでベルは彼女にとても感謝していますし、神として崇拝しています!
(そのせいで恋愛の対象としては見ていない節もある)

内容は、二人の優しさが溢れるようなお話でした。

学園物の同級生同士での青春などと違って、この作品の男女は上下関係がハッキリあったり、実力が大きくかけ離れていたり。立場に差がある恋愛が多いのが特徴かもしれません。例えばベルはヘスティア様に敬語で話していますし、リリはそのベルに敬語で話しています。
部下と上司・生徒と先生の恋愛みたいで面白いです!(この例えで合ってるかは怪しいですが)

ちなみに『カンパネラ』というのは、イタリア語で『小さい鐘(かね)』という意味だそうです。(ヨーロッパ系の別言語かもしれません)
もしかすると、主人公の名前である『ベル』と掛けているのかもしれません。
[ベル(Bell)=鈴・鐘]

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」4巻の感想・ネタバレあり)

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2023年11月22日

りゅうおうのおしごと!6巻の感想(ネタバレあり) シューマイ先生が強烈!

「りゅうおうのおしごと!」6巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!

りゅうおうのおしごと! 6巻 / 白鳥 士郎
りゅうおうのおしごと!6巻
・『りゅうおうのおしごと!』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです。
・新章スタート!
・将棋AIが台頭してきた時代のお話。

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■■
男女比:     男:女=1:3
・将棋・小学生・将棋とAI・ハーレム系・「おち○ぽ」と叫ぶ女性
【感想(ネタバレあり)】

・シューマイ先生!!!

――(あらすじ)――
祭神雷(さいのかみ いか)に続いて、またしても強烈な女性キャラが出てきました!
将棋ではなく囲碁のプロ棋士、それもタイトル『本因坊』を保持している本因坊秀舞(ほんいんぼう しゅうまい)先生です!
泥酔状態で酒瓶と日本刀を振り回しながら、「おち○ぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」と叫びながら登場!
本名は天辻埋(てんつじ うず)ですが、囲碁界の慣例により雅号(がごう)が送られ、『本因坊秀舞』を名乗っています。

将棋には女性のプロ棋士は1人もいませんが、囲碁の世界には女性のプロ棋士も存在します。現在14歳の仲邑菫(なかむら すみれ)さんなどが有名です。
シューマイ先生は将棋界での「女流棋士」とは違う、正真正銘のプロ棋士です!
(ただ、囲碁の世界では女性のプロ棋士のことを「女流棋士」と言うのでややこしい。将棋ではプロ棋士と女流棋士は別物です)

――(感想)――
シューマイ先生は、今後どうなるか分からない極めて独特な立ち位置のキャラクターだと思います。
・まず、将棋ではなく囲碁の世界の住人。しかし将棋と囲碁は親戚同士みたいなもので、八一たちともそこそこ交友がある様子。
・シューマイ先生は将棋盤や碁盤を作っている盤職人でもあり、八一とはそこでも繋がりがあります。
・八一のことが好きというわけではなさそうですが、性的に奔放で無防備!

以上をまとめると、今後ヒロイン入りする可能性もなくはない、なんとも言えないポジションにシューマイ先生はいます。
銀子と八一の仲にハッパをかけたり、平気で全裸で出てきたり、女性関係を乱す奔放っぷりが魅力!
しかし小学生たちの教育に悪そうなので心配です……。

・史上初の女性プロ棋士を目指す銀子

――(あらすじ)――
空銀子は女流棋士ではありません。
プロ棋士を目指していて、今は奨励会で二段から三段に上がろうとしています。
長い将棋の歴史上、女性で三段になれた人は存在しません!ましてや、プロになるには更に三段リーグを抜けて四段になる必要があります。

八一と肩を並べて将棋を指したいという姉弟子の想いは、成就する時が来るのでしょうか……?

――(感想)――
奨励会では周りは男ばかり。そんな環境で銀子はどんな思いで普段の対局をしてるのでしょうか。男性が得意なタイプには見えません。
今回、銀子は見事に三段リーグへの昇段を決めました!しかし手放しにおめでとうとは言えない雰囲気です……。
私の棋風は丸裸にされている。
普通の奨励会員はあまり棋譜が出回らないけど、女流棋戦に出場している私の棋譜は誰でも見ることができるから。
そして誰もがこう思っているだろう。
『初めて女に負ける三段にはなりたくない』
何の武器も持たず、身を隠す服さえなく、丸裸で猛獣の檻に放り込まれるのだ。
――地獄だ。
そう思った。
奨励会に入った頃から憧れていた三段リーグ。
目標だったそのリーグに遂に入ることができるというのに……私はその事実に怯えていた。
四歳の頃から知ってるはずの、自分の家のように落ち着くはずの関西将棋会館。
そこがまるで地獄のように感じられた。

確かにこう書かれてみると、銀子は圧倒的に不利な立場です!
更に奨励会の三段リーグは特に抜け出すのが難しいです。30~40人ほどが在籍していて、特例を除けば半年に二人しか四段に昇段することができません。
あと一段上がれば銀子は晴れて将棋史上初の『女性のプロ棋士』になれますが、その道は困難を極めます。

現実の世界では藤井聡太さんが純粋な強さで話題になっていますが、女性がプロ棋士になったら、また違う意味で大きなニュースとなることでしょう。
今後の銀子の精神的な負担も心配です!プロになってからも試練は続くでしょうし、本当に彼女は修羅の道を選んでしましました。

こんな状況で、もしも八一が別の女性と結ばれてしまったら本当に心が壊れてしまいそうです!
私はヒロインとして銀子を応援してなかったのですが、彼女の心を癒せるのは八一や桂香さんしかいません。このまま物語が進むと、いつか彼女は病んでしまうかもしれません。
心配です!

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・将棋とAI

――(感想)――
今までは人間同士での将棋の勝負が描かれて来ましたが、この6巻ではコンピュータ、将棋AIについて触れる内容がありました。
この『りゅうおうのおしごと!』6巻が発売されたのは2017年の7月。つまりAIについての記述はこの当時の感覚を元に書かれているので、今の感覚で読むと違和感がある内容もありました。
(しょうがない)

・まだまだネタが尽きない!

――(感想)――
5巻で作者さんは全てを出しきったと思っていたのですが、6巻になっても変わらず面白くてビックリしました!
AI・囲碁・駒と盤・おち○ぽに影響された姉弟子など、新しいテーマが次々と出てきてとても楽しめました!

――――――――
余談ですが、今の将棋界ではAIが完全にプロ棋士を超越していて、将棋の放送・解説でも当たり前のようにAIの評価値が表示されるようになりました。
この、両者の対局の勝勢・劣勢が分かりやすく数値化されるシステムは見ている側としては分かりやすいですし、プロの対局をより楽しめるようになったと思います。

しかし!解説役のプロ棋士の方がAIが示す候補手ばかり見ていることがあり、『それは違うでしょう!』と思ったりもします。
プロ棋士なら自分で判断して、本人がどういう手を指したいか、どっちが優勢に見えるかなどを話して欲しいです!
(その後でAIを見て答え合わせをするのはアリ)
はい、余談でした。スミマセン!
――――――――
(「りゅうおうのおしごと!」6巻の感想・ネタバレあり)

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2023年11月20日

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3巻の感想(ネタバレあり)

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」3巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!

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・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです。
・最高に熱いストーリー!
・主人公が大きく躍進!

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=2:3
・ダンジョン・大型モンスター・死闘・恋愛・特訓
【感想(ネタバレあり)】

・リリが正式に仲間に!

――(あらすじ)――
リリルカ・アーデは神ヘスティアと直接面会し、ベルと一緒に冒険をする許可をもらいました!
これからのダンジョン探索はリリと一緒です。今度こそ本当の仲間ができました!

冒険者がダンジョンで死亡することは珍しくないので、しばらく【ソーマ・ファミリア】に顔を出さなければリリ(リリルカ・アーデ)は死んだと思われます。リリはしばらくファミリアには帰らないことにしました。彼女は変身魔法『シンダー・エラ』で姿を変えることもできますし、今後はうまく冒険者の目につかないよう立ち回ることになります。

――(感想)――
1巻では登場キャラがまだ少なく、ベルも一人でダンジョンに潜っていました。
2巻ではリリと出会い、不安定な関係ながらも二人でダンジョンを探索するようになりました。
そして3巻!今度こそちゃんとした仲間となり、寂しい冒険とオサラバすることになりました!これからも仲間が増えて、ベルも集団でダンジョンを攻略するようになるのかもしれません。そうなるとダンジョン内での描写も今までは(ほぼ)一人での戦いでしたが、仲間たちとの連携が中心に描かれるかもしれません。雰囲気がだいぶ変わりそうです!
ベルは接近戦を好み、単身で敵に突っ込んでいく戦闘スタイルです。RPGなどでは、後方から魔法を撃って援護しする『魔法使い』、回復薬の『僧侶』、重装備で後衛を守る『戦士・パラディン』などの職業があります。そんなキャラが仲間に加わっていき、バランスの良いパーティで強敵たちと戦っていくのでしょうか?
これからベルはどんな仲間たちを集めて行くのか楽しみです!

そしてリリルカ・アーデについて。
冒険者が覚える魔法にはその人の個性や人となりが色濃く出るようです。もしかしたらリリの変身魔法には『自分が嫌い』『別物に変わりたい』という願いがこもっているのかもしれません。そう思うとしみじみと不憫な女の子だと感じてしまいます。

魔法の名前は『シンダー・エラ』。
詠唱は『貴方の刻印(きず)は私のもの。私の刻印(きず)は私のもの』
解呪式は『響く十二時のお告げ』
解呪式の『十二時』という言葉と『シンダー』が気になって調べてみたところ、やはりシンダーというのはシンデレラのことのようです。
どんな思いで彼女はこの魔法を発現させたのでしょうか?いろいろと考えてしまいます。
・アイズさんと修行!

――(あらすじ)――
遂にベルは憧れの人、アイズ・ヴァレンシュタインと対面で会話することができました!!!

アイズさんの方もベルの急速な成長スピードに興味がある様子。戦い方は完全に我流であることをベルが打ち明けると、アイズさんが戦い方を教えてくれることになりました!
本命の女性と正式に知り合いになり、交友が始まりました。

――(感想)――
思いの人からずっと逃げ回っていたベルですが、アイズさんの方から近づいて来るというまさかの事態!
初恋の相手の方から声をかけてもらえるなんて、ご都合展開のようにも思えます……意外でした。
この3巻ではベルの周りの女性関係が一気に進展しました!
①、リリルカ・アーデがベルに好意を寄せていることが判明!
②、アイズ・ヴァレンシュタインと知り合いになり、一緒に修行!
ベルがダンジョンに出会いを求めた成果が出てきました。これからはベルを巡っての恋愛話も増えるかもしれません。
そんな中、ベルと大して交遊のない神フレイヤの動向が気になります。直接ベルを誘惑したりするわけではないのですが、遠回しにモノスゴイちょっかいをかけてくる厄介な神です!

リリは命を助けられ、全てを許され……もはやベルに惚れない方がおかしい状態です。リリのベルへの好意は本気も本気でしょう。
ベルの周りの女性たちがドロドロの恋愛合戦を繰り広げる予感!『ちょっと好き』程度ではなく、3人(神も含む)以上の女性が強烈にベルを好きになってしまっています!

本人も最初の頃は「ハーレムを作る」みたいなことを言っていましたが、最近は一途な少年になってしまい、そんな雰囲気は感じられません。
アイズさんとはそもそもファミリアが違うので、普通は結婚などができません。なのでベルが抱いているのは、報われない恋なのかもしれません。
ベルとの女性関係がどういう結末を迎えるのか、全く予想がつきません!これから女性キャラが増えて行くとラブコメはより複雑化していくかも。
注目です!
・ミノタウロスと再戦

――(あらすじ)――
大きな体躯に牛の頭を持つ怪物『ミノタウロス』。ベルは過去、このモンスターに殺されかけた経験があり、トラウマとなっていました。それを看破した【フレイヤ・ファミリア】がベルに試練を用意します――

ベルは再びダンジョン内でミノタウロスと遭遇!
ただでさえLv.1の冒険者では倒せないと言われる凶悪モンスター。更に恐怖の記憶も重なり、ベルは怯えて動けなくなってしまいます。
そんな絶体絶命の状況でまたしてもアイズ・ヴァレンシュタインが登場!
しかし彼女が助けに来てくれたのにもかかわらず、ベルはそれを拒否してしまいます。
もう二度と憧れの女性の前で無様な姿を見せるわけにはいきません。アイズさんに見合う男になるため、これまでの修行の成果を開花させます!

――(感想)――
ベルが震えてパニックになった様子から、ベルにとってミノタウロスがいかに特別な相手なのかが伝わって来ました。
更にその後アイズさんが現れた時、自分を奮い立たせてトラウマの相手に立ち向かったことで、ベルにとってはアイズさんがミノタウロスを凌駕するほど特別な存在だということも伝わって、ベルの憧れの深さが分かりました。
ベルの猛々しい克己心、更にベルが炎の魔法を使っていたこともあって、熱量を感じる熱いバトルでした!
・【ロキ・ファミリア】も認める冒険者になった

――(あらすじ)――
ミノタウロスとの戦いを経て、ベル・クラネルはLv.2にランクアップを果たしました!これからは身体能力が今までとは比べ物にならないほど向上します。
ダンジョンの更に深い階層まで潜っていけるでしょう。

ベルとミノタウロスの戦いは、アイズさんを含む【ロキ・ファミリア】の幹部メンバーに見られていました。
今までは全く無名だった主人公ですが、アイズさんなど一部の冒険者にはその存在を認められるようになってきました。

――(感想)――
これまではヘスティア様やエイナさんなど一部の人だけがベルの凄さを知っていました。しかしこの4巻あたりから、ベルの凄さに周りの冒険者たちも気づき始めた感じがします。
ベルが有名になってきている!アイズさんもベルのことが気になってましたし!

最初のころは、頼りない少年が勇気を出して頑張っている感じでした。が、ちょっとチート主人公っぽくなってきたようにも感じます。
しかし命を張って死線を潜り抜けていることや、好きになった女性に追いつくために必死の努力をしている所、とても優しくて危ういところなどが好感が持てます。そのおかげか『よくあるラノベ主人公』という印象にはならないで済んでいます。

どこか頼りなくて、そんなところも魅力のベル・クラネルという主人公。彼がこの調子で成長して行ったらオラリオはどんな反応をするのでしょうか。
まずはLv.2おめでとう。そして今後が楽しみです!

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」3巻の感想・ネタバレあり)

2023年11月15日

12月発売のライトノベル一覧!(2023年)

2023年、12月の新刊ラノベ一覧

・他の月のライトノベル発売日一覧へ。

<()内は発売日。タイトル、作者、イラストレーターの順>

<電撃文庫>(8日発売)

続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー (7) 佐島勤 石田可奈
創約 とある魔術の禁書目録 (9) 鎌池和馬 はいむらきよたか
ソードアート・オンライン オルタナティブ ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人 紺野天龍 原作:川原礫 遠田志帆
七つの魔剣が支配する XIII 宇野朴人 ミユキ ルリア
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.23 聴猫 芝居 Hisasi
声優ラジオのウラオモテ #09 夕陽とやすみは楽しみたい? 二月公 さばみぞれ
レプリカだって、恋をする。3 榛名丼 raemz
あした、裸足でこい。4 岬鷺宮 Hiten
僕を振った教え子が、1週間ごとにデレてくるラブコメ 田口一 ゆがー
どうせ、この夏は終わる 野宮有 びねつ
双子探偵ムツキの先廻り ひたき 桑島黎音
いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? コイル Nardack

<角川スニーカー文庫>(1日発売)

君を食べさせて?私を殺していいから[カクヨムプロットコンテスト<受賞>] 十利ハレ 椎名くろ
クズレス・オブリージュ 18禁ゲー世界のクズ悪役に転生してしまった俺は、原作知識の力でどうしてもモブ人生をつかみ取りたい[第8回カクヨムWeb小説コンテスト・異世界ファンタジー部門<特別賞>] アバタロー kodamazon
性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話[第28回スニーカー大賞<金賞>] 犬甘あんず ねいび
好きな子の親友に密かに迫られている[第8回カクヨムWeb小説コンテスト・ラブコメ(ライトノベル)部門<特別賞>] 土車甫 おれあず
血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法 雲雀湯 天谷たくみ
【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う3(10月から発売延期) 昼熊 憂姫はぐれ
マッチングアプリで元恋人と再会した。4 ナナシまる 秋乃える
転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件7
(11月から発売延期) 雲雀湯 シソ
継母の連れ子が元カノだった11 どうせあなたはわからない 紙城境介 たかやKi

<MF文庫J>(25日発売)

青を欺く[第19回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>] 三船いずれ ぶーた
この恋、おくちにあいますか? ~優等生の白姫さんは問題児の俺と毎日キスしてる~[第19回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 優汰 ういり
探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。[第19回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 夜方宵 美和野らぐ
誰にも懐かないソロギャルが毎日お泊まりしたがってくる2 あさのハジメ ただのゆきこ
死亡遊戯で飯を食う。5 鵜飼有志 ねこめたる
Re:ゼロから始める異世界生活36 長月達平 大塚真一郎
緋弾のアリア XL 尻尾の女 赤松中学 こぶいち

<富士見ファンタジア文庫>(20日発売)

俺に義妹が出来た後の実妹の変化がこちら 高科恭介 三九呂
性別不詳VTuberたちがオフ会したら俺以外全員女子だった[第8回カクヨムWeb小説コンテスト・ラブコメ(ライトノベル)部門<特別賞>] 最宮みはや あやみ
強すぎて学園であぶれた俺。ボッチな先生とペア組んだら元王女だった[第8回カクヨムWeb小説コンテスト・カクヨムプロ作家部門<特別賞>] 穂積潜 おやずり
美少女揃いの英霊に育てられた俺が人類の切り札になった件 諸星悠 kodamazon
魔女狩り少女のぼっち卒業計画 孤高の対魔女兵器、女子校に潜入する
(11月から発売延期) 熊谷茂太 瑠奈璃亜
やり直し悪徳領主は反省しない! 桜生懐 へりがる
ブラコンの姉に実は最強魔法士だとバレた。もう学園で実力を隠せない2 楓原こうた 福きつね
週に一度クラスメイトを買う話3 ~ふたりの時間、言い訳の五千円~ 羽田宇佐 U35

<ファミ通文庫>(28日発売)

ギャルに優しいオタク君2 138ネコ 成海七海
魔王のあとつぎ3 吉岡剛 菊池政治
<B6判>
TS衛生兵さんの戦場日記 II まさきたま クレタ
未実装のラスボス達が仲間になりました。7 ながワサビ64 かわく

<GA文庫>(15日発売)

やる気なし天才王子と氷の魔女の花嫁授業(マリー・ベル) 海月くらげ 夕薙
りゅうおうのおしごと! 盤外編1 白鳥士郎 しらび
S級冒険者が歩む道2 ~パーティーを追放された少年は真の能力『武器マスター』に覚醒し、やがて世界最強へ至る~ さとう ひたきゆう
落第騎士の英雄譚19 海空りく をん
落第騎士の英雄譚19 画集付き特装版 海空りく をん
落第騎士の英雄譚19 画集&タペストリー付き特装版 海空りく をん
<GAノベル>
聖女様に婚約者を奪われたので、魔法史博物館に引きこもります。 美雨音ハル LINO
僕とケット・シーの魔法学校物語 らる鳥 キャナリーヌ
魔女の旅々 学園物語 白石定規 necomi
廃公園のホームレス聖女 3.囚われの王子と聖女の大冒険 荒瀬ヤヒロ にもし
変な竜と元勇者パーティー雑用係、新大陸でのんびりスローライフ6 えぞぎんぎつね 三登いつき
転生賢者の異世界ライフ15 ~第二の職業を得て、世界最強になりました~ 進行諸島 風花風花

<ガガガ文庫>(18日発売)

十五光年より遠くない 新馬場新 あんよ
氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件2 愛坂タカト Bcoca
負けヒロインが多すぎる!6 雨森たきび いみぎむる
ミモザの告白4(7月から発売延期) 八目迷 くっか

<ダッシュエックス文庫>(5日発売)

未来で冷遇妃になるはずなのに、なんだか様子がおかしいのですが…2 狭山ひびき 珠梨やすゆき
魔力量歴代最強な転生聖女さまの学園生活は波乱に満ち溢れているようです2 ~王子さまに悪役令嬢とヒロインぽい子たちがいるけれど、ここは乙女ゲー世界ですか?~ 行雲流水 桜イオン
わたくしの婚約者様はみんなの王子様なので、独り占め厳禁とのことです 雪菜 whimhalooo

<HJ文庫>(1日発売)

俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。1 左リュウ 竹花ノート
最強英雄と無表情カワイイ暗殺者のラブラブ新婚生活2 アレセイア motto
凶乱令嬢ニア・リストン4 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 南野海風 刀彼方
中卒探索者の成り上がり英雄譚4 ~2つの最強スキルでダンジョン最速突破を目指す~ シクラメン てつぶた
ねぇ、もういっそつき合っちゃう?5 幼馴染の美少女に頼まれて、カモフラ彼氏はじめました 叶田キズ 塩かずのこ
灰原くんの強くて青春ニューゲーム5 雨宮和希 吟
才女のお世話7 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました 坂石遊作 みわべさくら
クロの戦記13 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです サイトウアユム むつみまさと

<講談社ラノベ文庫>(1日発売)

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます7 謙虚なサークル メル。
冰剣の魔術師が世界を統べる8 世界最強の魔術師である少年は、魔術学院に入学する 御子柴奈々 梱枝りこ
先生も小説を書くんですよね? 暁社夕帆 たん旦
<Kラノベブックス>
ポーション頼みで生き延びます!10 FUNA すきま
プレイした覚えもないゲーム的な世界に迷い込んだら なるのるな pupps
Free Life Fantasy Online ~人外姫様、始めました~9 子日あきすず Sherry
<Kラノベブックスf>
婚約破棄した相手が毎日謝罪に来ますが、復縁なんて絶対にありえません! 櫻井みこと フルーツパンチ

<オーバーラップ文庫>(25日発売)

黒の召喚士20 交わる双鬼 迷井豆腐 ダイエクスト
王女殿下はお怒りのようです 9.千年の時を越えて 八ツ橋皓 凪白みと
創成魔法の再現者6 新星の玉座 ―世界を変える恋の魔法― みわもひ 花ヶ田
無能と言われ続けた魔導師、実は世界最強なのに幽閉されていたので自覚なし4 奉 mmu
凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ3 しば犬部隊 諏訪真弘
かみつら2 ~島の禁忌を犯して恋をする、俺と彼女達の話~ 北条新九郎 トーチケイスケ
<オーバーラップノベルス>
望まぬ不死の冒険者13 丘野優 じゃいあん
宮廷魔導師、追放される2 ~無能だと追い出された最巧の魔導師は、部下を引き連れて冒険者クランを始めるようです~ しんこせい ろこ
アルドの異世界転生1[第8回オーバーラップWEB小説大賞 後期《金賞》] ばうお ファルまろ
<オーバーラップノベルスf>
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する6 雨川透子 八美☆わん
めでたく婚約破棄が成立したので、自由気ままに生きようと思います3 当麻リコ 茲助
ウィズレイン王国物語2 ~虐げられた少女は前世、国を守った竜でした~ 雨傘ヒョウゴ LINO

2023年11月11日

りゅうおうのおしごと!5巻の感想(ネタバレあり)

「りゅうおうのおしごと!」5巻の感想(ネタバレあり)です。
ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。

りゅうおうのおしごと! 5巻 / 白鳥 士郎

りゅうおうのおしごと!5 (GA文庫) [ 白鳥 士郎 ]

価格:693円
(2023/11/11 22:55時点)
感想(1件)



・『りゅうおうのおしごと!』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです。
・ちょっと緊迫したシーンあり。
・集大成!この5巻で物語は一区切りつくので、この巻まで読んで欲しいです。

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■(将棋の対局)
男女比:     男:女=1:2
・将棋・竜王戦・ハーレム系・女子小学生たち・ハワイ旅行
【感想(ネタバレあり)】

・ハワイで竜王戦!

――(あらすじ)――
遂に竜王戦が始まりました!
八一にとっては初めてのタイトル防衛戦です。しかも舞台はハワイ!まさかの海外対局!
夏の日差しに当てられたのか、姉弟子とあいは積極的に八一へと迫っていきます。(ついでに男鹿さんも月光会長にベッタリ)

――(感想)――
将棋の対局って、海外でやることがあるんですね……。この作品を読むまで知らなかったです。
私は将棋に純和風なイメージを持っていたんですが、実際は『プロ棋士』という風に英語が入っている用語も多く、順位も『A級、B級、C級……』という風にアルファベットが使われていたりします。
私はアルファベットや英語は使わない方が和の雰囲気があって良いと思うのですが、そんな文句を言ってもしょうがないですね。

さて、八一と一緒に清滝一門の皆もハワイに行きました!竜王戦という戦いに赴いたわけですが、雰囲気は海外旅行のようでした。桂香さん、銀子、あいちゃんもハワイを楽しみにしていたようです!
将棋ラノベで海外に行くというのは相当なレアイベントだと思います。アロハシャツを着た八一と名人、『ムームー』を着た姉弟子・桂香さんをイラストで見たかったです!アニメだと映像で見れるんでしょうか?
ちなみにあいちゃんのムームー姿は挿絵で見れました。(『ムームー』というのはハワイのドレスです)
・闇落ちする八一……

――(あらすじ)――
竜王戦の初戦、第一局。
名人は八一の得意戦法である『一手損角換わり』を採用!そして八一が有利だと思っていた局面になったものの、気付けば指したい手が見つからず、やがて名人が優勢を築いて行きました。

自分の読めない手を指されたのではなく、読めていた手を指されて自分の考えを否定された結果、八一は自分が今まで積み上げて来た将棋の感覚そのものを否定されたように感じてしまいました。
自分の将棋を否定されて強いショックを受けた八一はイラ立ち、険悪な雰囲気に。
一緒に住んでいたあいちゃんすらも自分の部屋から追い出し、神経をすり減らしながら将棋の研究に没頭するようになりました。

――(感想)――
普段は気弱で優しい八一だからこそ、気性が荒くなった時にギャップがあって怖かったです。
小学生のあいちゃんがこの状態の八一と暮らすのは厳しい!いっそ八一に追い出されて良かったのかもしれません。

八一は『竜王』という最強の称号こそ持っていますが、11連敗していた時期があったり、本人はまだ順位戦でC級だったり、ロリコン疑惑があったり、影では『クズ竜王』などと呼ばれていたり。
最強チート主人公かと思いきや、意外と八一の立場が危ういものだと気づかされました。
竜王位を失ったら最後、世間は途端に八一に興味が無くなり、風当たりも強くなるかもしれません。

今の八一は将棋のプロ棋士としては、『竜王である』ことしか取り柄が無かったのですね……。彼はまだまだ実績不足!
その辺りのことが分かりやすく書かれていて、それ故、八一が竜王を手放したくないという思い、竜王という立場を失う恐怖が鮮明に描かれていて、感情移入しながら読ませていただきました。
こんなに荒れた八一は初めてで新鮮でした。
・急に幸せいっぱいで落差が激しい!

――(あらすじ)――
竜王戦で苦戦し悩み続ける八一でしたが、そんな中でも桂香さんと天衣、あいちゃんの3人は女流棋士を目指して躍進していました!
なんと夜叉神天衣(やしゃじん あい)ちゃんは既に女流棋士になる資格を有しています!しかし一番弟子のあいちゃんに気を使っているのか、まだ女流棋士にはならない様子。

マイナビ女子オープンにて、桂香さんは『女流名跡』のタイトル保持者、釈迦堂里奈(しゃかんど りな)と対局します。
あまりにも強大な相手ですが、この対局に勝利すれば、桂香さんは女流棋士になることができます。
極限状態である八一に、桂香さんから『八一くんへ。明日は私の対局があります。忙しいと思うけど、見てください』とメッセージが届きました。
八一に見守られながら、桂香さんは渾身の力を振り絞って釈迦堂さんに勝利!!
桂香さんは見事、女流棋士となる資格を得たのでした!

(勝利者インタビュー:
桂香さん:『報われない努力はない。それを証明するために戦いました』
『見てくれた? 八一くん』)

この対局を見た八一は、たとえ『竜王』を失っても自分を見てくれる存在に気づき、その一人であるあいちゃんにも誠意を込めて謝罪しました。
八一の心も落ち着きを取り戻し、またあいちゃんを内弟子として迎えて二人で暮らすようになりました!

なんとあいちゃんは奨励会で好成績で勝ち続けて昇級し、女流棋士になれるC1クラスまで上がっていました。
桂香さん、あい、天衣の3人は晴れて全員、女流棋士になれる資格を手に入れたのでした!

――(感想)――
八一のダークモードが治まってからは急転直下!あいちゃんと八一はイチャイチャ&ラブラブモードに入りました。落差が激し過ぎてついていけません!
シリアスな話から急に甘~い、あるいは緩~い空気になるのは、もはやこの作品のお家芸かもしれません。
これまでも真剣勝負のシーンとギャグラブコメのシーンとでギャップが激しい時がありました。今回はその最たるものです!

でも、いつものユルくて楽しそうな雰囲気に戻って良かったです。(笑)
竜王を失う恐怖を克服して開き直った八一は、人間的にも一段成長したように思います。主要キャラたちがとても若くて、変化や成長が激しい!
これからも八一たちの成長を温かく見守っていきたいです。
・女流棋士!

今回は八一のタイトル戦だけかと思いきや、桂香さん、あい、天衣の3人が女流棋士になれるかどうかの話も同時進行で進みました!

3巻の時点では天衣とあいはまだ10歳でしたし、研修会に入ってからそれほど月日も経っていませんでした。そして桂香さんは対局で負け、女流棋士への道から大きく遠ざかる結果となってしまっていました。
3人が女流棋士になるのはずっとずーっと先のことだと思っていたので、いきなり全員女流棋士になれるのはビックリです!急展開!

そもそもこの作品は、八一が最初から『竜王』という将棋界最強のポジションについてしまっています。八一を含む清滝一門の若い勢力が強すぎて、目指すものがどんどん無くなってしまいます……。
このペースで主人公たちが成長していけば、もはや将棋に関して書く内容が無くなってしまうのではないでしょうか?
あいちゃん達の大躍進は見ていて気持ち良いですが、そのせいでこのシリーズは長くは続かないかもしれません……。
・大逆転の竜王戦についての補足

八一は最終的に、竜王戦の7番勝負を3連敗からの4連勝で見事に防衛し、『竜王』のタイトルを保持し続ける結果となりました!

しかしちょっとやり過ぎているというか、ライトノベル的でご都合主義過ぎる感じもします。しかし実はこの『3連敗からの4連勝』というのは実際に将棋界で起きた出来事なんです!
現実のオマージュなんです。単なる主人公補正ではないんです!


2008年の竜王戦。タイトルホルダーの渡辺明(わたなべ あきら)竜王に、当時他の六つのタイトルを保持していて六冠だった、羽生善治(はぶ よしはる)名人が挑戦者として戦いました。
(渡辺竜王VS羽生六冠。今はタイトルは八つありますが、当時は七つしか無かった)
このタイトル戦は先に羽生名人が3勝し、そこから渡辺竜王が4連勝して見事竜王のタイトルを防衛!羽生先生の7冠全制覇を阻止したのでした!

こういう実際に将棋界で起こった史実や事件などを元ネタにしている所が面白いです!将棋ファンとしてはこういうのを見つけるのがとても楽しいです!
主人公の八一のモデルも、実在するプロ棋士の山崎隆之(やまさき たかゆき)八段だと知った時はニヤッとしてしまいました。
将棋ファンが地味に嬉しいポイントだったりします。(愉)

(「りゅうおうのおしごと!」5巻の感想・ネタバレあり)
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