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2023年12月03日

ダンまち5巻の感想(ネタバレあり)中層へ進出!激戦!リュー・リオンの秘密

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」5巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
ダンまち5巻
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5巻 / 
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです。
・中層へ進出!

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:3
・冒険・ダンジョン・絶体絶命・ラブコメ・バトル
【感想(ネタバレあり)】

・楽しい雰囲気から一気に地獄へ

――(あらすじ)――
リリとヴェルフをお供に連れて、ベルは初めてダンジョンの13階層、つまり『中層』へと足を踏み入れました。
中層はモンスターの数が多く、ベルとヴェルフの二人掛かりでも応戦が大変です!更にモンスターに囲まれている最中に、別のファミリアからモンスターの集団を押し付けられてしまいました。
ベルたちは大量のモンスターを処理しきれず、たまらず逃亡!

モンスターの群れを押し付けたのは【タケミカヅチ・ファミリア】の冒険者でした。彼らも中層に進出したのは初めて。重傷を負った仲間を背負って逃げ延びるため、やむなく自分たちを追っていたモンスターの群れを押し付けたのでした。

――(感想)――
自分たちを追っているモンスターの群れを他の冒険者たちのそばを通ることで押し付ける行為を、『モンスターパレード』と言うそうです。なんとも不謹慎なネーミング!(良いと思います)

ベルとヴェルフのコンビなら中層も問題なく探索できるハズでした。おまけにギルドのエイナさんの計らいで『サラマンダー・ウール』という炎耐性を持つ防具まで装着。準備は万全!危険な目にあっても逃げればOK!
……と、思いきや。
どうにもダンジョンという場所は想定外のことが頻発するようです。今回でダンジョンには何か秘密があって、神様たちはそれを隠していることが分かりました。
(神)ヘルメス様:「ダンジョンは憎んでいるのさ。こんな地下(ところ)に閉じ込めている、神々(オレたち)をね」

どうにもダンジョン自体に意志があり、冒険者たちの命を狡猾に狙っている模様!想像以上に危険な場所なのかもしれません。
人間たちは、本当にこんな場所を探索していて良いんでしょうか!? 急に神様たち、そしてダンジョンというものが信用できなくなってきました。
・リリの機転

――(あらすじ)――
【タケミカヅチ・ファミリア】にモンスターたちを押し付けられたことに、いち早く気づいたのはリリでした。
また、ダンジョン内でベル、ヴェルフ、リリの3人が下の階層に落ちてしまった際、リリは18階層が安全地帯であることを知っていて、より下へと潜っていくことを提案!実際、ベルたちが助かる道はそれしか無かったようで、仲間たちは一命をとりとめることができました。
今回Lv.4の冒険者だと発覚した、豊穣の女主人のリューさんも「彼等の中には肝が据わっている参謀(ブレーン)がいるようです」とリリのことを評価していました。

――(感想)――
意外とリリが活躍して、評価されています!
非力な小人族(パルゥム)だと思っていたのですが、頭脳面で頼りになりますし、実はパワーもあることが発覚!
小さい体に見合わない大荷物をいつも運んでいたので、確かにリリは力持ちだというのは納得がいくところもあります。

足手まといになることも少なく、実は彼女は相当優秀なサポーターなのでは……???
ベルとヴェルフに続いてリリも凡人じゃない説が出てきました!この3人組はもしかしたら選りすぐりの精鋭部隊なのかもしれません!

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感想(1件)



・リューさんの秘密

――(あらすじ)――
『豊穣の女主人』で働くエルフ、リュー・リオン。
彼女はもともと【アレストア・ファミリア】に所属していた冒険者で、レベルは4。(!)
彼女は所属していたファミリアの仲間たちを全員殺害された過去があり、その後彼女は復讐心に憑りつかれ、犯人はもとより、その関係者もろとも報復の対象として暴れまわりました!
結果、ギルドのブラックリストに載せられ冒険者を続けることができなくなりました。

――(感想)――
リューさんのレベルがまさかの4!ビックリしました!まさかそんな人が酒場で店員をやっているとは。想像できるわけがありません!
リュー・リオンは『たまに行くお店の店員』から、一気に重要人物に昇格しました!

さて、この作品内でのエルフというのは、とても気高い種族です。リューさんも他人に手を握られると、とっさに振り払ってしまうそうです。しかし以前リューさんがリリからヘスティア・ナイフを取り返したときに、彼女はベルに手を握られています!
リューさんの話では、手を握られて拒否反応が起こらなかったのは過去3人目。男性ではベルが初めてのようです!
リューさんは友人であるシルの恋を応援していますが(シルさんはベルのことが好き)……これはいつか、彼女がヒロインとしてベルのことを好きになる日も来るかもしれません!

ベルは着々と女性の知り合いを増やしていて、ハーレム系の要素は濃くなっていきそうです。
・ソード・オラトリアとリンクした内容

今回ベルたちは、遠征から帰って来た【ロキ・ファミリア】に助けてもらいました。この時【ロキ・ファミリア】の冒険者たちは強力な毒に侵されて18階層で冒険を停滞させていたのですが……
【ロキ・ファミリア】に何があったのかは、ダンまちのスピンオフである『ソード・オラトリア』に載っています!アイズさんたちもダンジョンのイレギュラーに巻き込まれていたのでした。

『ソード・オラトリア』は同じくオラリオを舞台に、【ロキ・ファミリア】の活躍を描いた作品です。
ベルの想いの人であるアイズ・ヴァレンシュタインはもちろん、
ファミリアの団長で小人族(パルゥム)のフィン・ディムナ
都合9つの魔法を操るエルフのリヴェリア・ヨリス・アールヴ
重量級のドワーフ、ガレス・ランドロック
アマゾネスの双子ティオネ・ヒリュテ(姉)とティオナ・ヒリュテ(妹)
気性の荒い狼人(ウェアウルフ)、ベート・ローガ
そしてアイズさん大好き!ベルを目の敵にしているエルフの女性レフィーヤ・ウィリディス

――などなど。大きな集団なので物語の中心人物も大勢います。ダンまち本編と合わせて読むとより楽しめて、知識も増えるのでオススメです!
・ピンチに次ぐピンチ!

――(あらすじ)――
ベルたちは中層での窮地を乗り越え、安全地帯である18階層に到達することができました。そこで遠征から戻ってきていた【ロキ・ファミリア】に助けてもらい、一時休息――
しかし安全地帯である18階層、通称『リヴィラ』から出る際、またしても新たなトラブルが発生!
Lv.4のリューさん、そして【ヘルメス・ファミリア】の団長アスフィ・アル・アンドロメダの両名がいても苦戦する、今までに類を見ない強敵が出現!

18階層リヴィラには街があり、人々が生活しています。
リヴィラの住人たちをも巻き込んだ大規模争闘にベルたちが挑みます!

――(感想)――
この4巻は中層での厳しい冒険がずっと描かれると思っていました。しかし実際の構成は前半と後半にそれぞれ大事件が起こり、その間の中盤は意外とゆったりとした休息があり、ほのぼのとした雰囲気でした。
やっぱり苛烈なだけだと読んでいて疲れてしまいますよね……。いい塩梅だったと思います!

今回も大きな試練を乗り越えたのでベルがランクアップしたかと思ったのですが、まだのようです。残念!
流石にそうポンポンとレベルが上がることはないようです。

そしてヴェルフが魔剣を使ったシーンは趣深かったです!
魔剣を嫌っていたヴェルフですが、仲間を守るためにやむなく使用しました。こういうシーンが私は好きです!
・ドラゴンボール超で、正義に固執していたトッポが『われらの宇宙を守れぬ正義ならば不要!』と言って破壊神の力を開放したり。
・ONE PIECEで『化け物』と言われて、人間ともトナカイとも馴染めず寂しい思いをしていたチョッパーが、「お前(ルフィ)の力になれるなら…俺は本物の怪物にだってなりたい!」と言ったり。
仲間のために自分の信念を曲げる。これができる男を私はカッコイイと感じるのです!!

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」5巻の感想・ネタバレあり)

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