※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
※特に今回は重要なネタバレが含まれています。展開をまだ知らない方は、この記事を読まないことをお勧めします。
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16巻 / 大森 藤ノ
(アニメ5期の内容です)
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】
・いつも通り面白かったです
・非ダンジョン
・シルとデート!
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★★
読みやすさ: ★★★
ラブコメ量: ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■■
男女比: 男:女=1:2
・ハーレム系・恋愛・誘拐・デート
【感想(ネタバレあり)】
・ベルがデートに誘われる
☆――(あらすじ)――☆
『豊穣の女主人』の店員であるシルから、ベル宛てにラブレターが届きました!
その内容は、『女神祭の日に一緒にデートをして欲しい』というものでした。
女神祭というのはいわゆる収穫祭で、オラリオの街では挽歌祭(エレジア)と並んで二大祭と言われています。
祭の当日には数多くの出店が出店し、果物など収穫された作物を食べ歩くことができます。
リリ、春姫、ヘスティアは先を越されてしまった焦りで困惑。ベルはデートのお誘いを受けるか悩み、命(みこと)とヴェルフは自分もタケミカヅチ、ヘファイストスをデートに誘おうか試案。
それぞれが思いに耽り、【ヘスティア・ファミリア】のホームはなんとも言えない空気に包まれました。
☆――(感想)――☆
待ってました!地上でのラブコメ回!
もうダンジョンは疲れました。14巻までのダンジョン決死行が過酷過ぎたので、日の光が届く地上が舞台だとそれだけで安心します。
今までベルのことを好きではあるものの、なんとなく膠着状態だった女性陣。しかしそれを破ってシルが動きを見せてきました!
リリやヘスティアたちは当然焦るので、ベルの女性関係はここから急速に進展していくかもしれません。
シルが生み出したこの波紋はどういう形で収束するのか気になるところですが、この騒動はまだ続いていくようです。
ベルを巡る女の戦いは激化しそうな予感!次の17巻ではまた新たな事件が起こるかもしれません。注目です。
・ヘディンの修行!
☆――(あらすじ)――☆
ベルは【フレイヤ・ファミリア】の団員である、ヘディン・セルランドに誘拐されてしまいました!
ヘディン:「もし。もし、だ。愚かな貴様があの方の誘いを断れば――貴様ごと【ヘスティア・ファミリア】を消滅させる」
ベル:「ええええええええええええええええっ!?」
ヘディンからの脅しで、ベルは強制的にシルとのデートに応じることになりました。
更にヘディンの指導の下、シルとのデートを最高の物にすべく、女性を喜ばせるため特訓を始めます!
☆――(感想)――☆
【フレイヤ・ファミリア】の団員たちが次々登場!
オラリオ最強のLv.7であるオッタルを始め、エルフ、ダークエルフ、4つ子のパルゥム(小人族)、小柄な猫人などなど。
全体的にぶっきらぼうですが個性的で、どこかちぐはぐで愉快なキャラが多かったです。
【フレイヤ・ファミリア】は全員が美の女神であるフレイヤを崇拝していて、彼女のためなら何でもしてしまいます!とても危険な集団です!
そして何故か【フレイヤ・ファミリア】はシルのことも、女神と同様に尊重している様子。
歴戦の猛者たちがこぞって『シル様』と呼ぶので不思議な感じでした。
さて、ベルはヘディンと共に猛特訓をして、女性との付き合い方を身に付けました。もともと女性人気の高かった彼が、更に女たらしになってしまいました!
今後はベルの女性問題が更に悪化していくことでしょう。(楽しみです)
最終的にベルはヘディンのことを「マスター」と呼ぶようになり、しっかり師匠として従うようになったのは微笑ましかったです。(特訓中は厳しかったですが……)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 (GA文庫) [ 大森藤ノ ] 価格:748円 |
・オラリオの収穫祭、『女神祭』
☆――(あらすじ)――☆
シルとのデート当日。
ヘディンに見繕ってもらったフォーマルな衣装に身を包み、誠心誠意シルとの逢瀬を楽しむベル。
彼女にとって最高の一日となるよう、デートプランはベル自身で考え、精一杯シルに尽くしました!
しかしそんなベルとシルのデートは、【フレイヤ・ファミリア】の面々、リューたち『豊穣の女主人』の店員たち、更にヘスティアやアイズに尾行され、厳重な警戒の下で行われていました。
☆――(感想)――☆
ベルは最高の男だと思いました。
リリと春姫とリューに対しては、ベルに惚れない方がおかしいくらい壮絶な救出劇を繰り広げています。
そして今回はシルに最高のデートを提供し、彼女を心の底から楽しませました。
一体どこまで女性の心を掴めば気が済むのか!
心身ともにベルのイケメン化が止まりません!!!
しかし残酷なことに、既にベルにはアイズ・ヴァレンシュタインという思いの人がいます。
今のベルにハーレム願望はあまり無い様子。よってアイズ以外の女性たちから向けられる愛に、ベルは答えてあげることができません。
これから幾度も繰り返されるであろう、悲しい恋の結末の1つを今回は見ることができたのだと思います。
いつか女性たちの想いが溢れて、ベルへの告白にまで至った時、シルと同じようにリリや春姫、ヘスティアやリュー、エイナ、カサンドラも傷つくのでしょうか。
そんなことを思うと悲しくなってしまいました。
(いっそのことハーレムエンドでも良いと思います。皆が幸せなら)
・シルの謎
☆――(あらすじ)――☆
結局、ベルはシルの想いに応えることができず、彼女の告白を断ってしまいました。
そしてベルが去った後、シルの薄鈍色の瞳と髪は銀色に輝き、神フレイヤへと姿を変えました。
「娘(シル)の時間はもう終わり……最初から、こうすれば良かった」
「遊びはここまでね」
「誰にも渡さない。ベル、貴方は女神(わたし)のモノにする」
☆――(感想)――☆
結局、シルの正体は神フレイヤだったということで良いのでしょうか?
しかし神たちは地上で神の力を使うことは禁じられているので、フレイヤが街娘に変身することなどできるのでしょうか?
更にシルがフレイヤだとしても、フレイヤに変身できる新キャラも登場したので、どこからどこまでのシルがフレイヤなのか、彼女なのか、読み返してもよく分かりません。どうにも要領を得ません!
ヘスティアが豊穣の女主人に行っているにもかかわらず、行ったことがないと言っていたり(ヘスティアの記憶が消されてる!?)、ヘスティアがシルを見たときに、「あれは、本当に女神なのか!?」とシルが女神であることは分かった上で更に違和感を訴えるような発言をしたり、とある人物の台詞の一部が「 」のようにわざと空白になっていたりもして、どうにも分かりにくい内容でした。
シルの正体については今のところ、恐らくフレイヤなのですがハッキリとせず、釈然としない状況です。
アニメ化で分かりやすくまとめられると嬉しいのですが、文字で読んでも理解が難しいこのお話を、映像化すること自体そもそも難易度が高そうです!
2024年の10月からアニメ5期が始まりますが、アニメスタッフの方は大変そうです……。
ぜひ頑張ってください。良いアニメを期待しています!
(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」16巻の感想・ネタバレあり)
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