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2023年04月20日

自衛隊が憲法違反なら防衛予算5兆円を返還させるべき

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憲法9条では日本には軍隊を持っていけないという人がいる
自衛隊の戦力は世界で5番目
最高裁判所は憲法の番人と教えている
自衛隊が憲法違反という訴訟はない

私は世の中どうしようとかいうことはあんまりなくてですね、世の中っていうのはこういうもんなんだろうなっていう、そういう心で考えるもんですから、ちょっとこう、方向性のある人には不満かもしれませんね。
世の中をこうするべきだってもうすっかり分かっておられて、経済とはこういうもんだとか、人間とはこういうもんだってあんまり分かっておられる人は、このヒバリクラブはあまり参考にならないというふうに思うんですよね。
私はまだ分かんないこといっぱいあるんですよ。それであちこち移動してるうちに分かんない疑問がいっぱい湧いてきまして、憲法のない国っていうのと、民主主義の要件っていうシリーズがやりたくなりましてね。今日は憲法のない国っていうのをやりたいと思います。

憲法第9条と文化人、これに関して私昔ですね、まあまあのところまで行ったんですよ。また引き返して来ましてね。その頃憲法を改正したいとかいう話がありましてね。その一つとして、第9条で自衛隊がちゃんと書いてないと。自衛隊の人にもかわいそうだし、国を守るっていうのが否定されてるってのも変だし、それからこういう憲法9条の解釈で国民の意見が割れてるのも良くないということですね。
安倍内閣の時に、もう寸前で憲法改正まで行けるかなってな感じでしたけども、まあ国会の3分の2を取りましたからね。ただいろんな、そのモリカケ問題みたいので足が救われて。

私はねモリカケ問題をやっちゃいけないとかそういうこと言ってんじゃないんですよね。国民に与えられた権利のすごく大きな権利っていうのが、その憲法改正の権利ですよね。国民にあるわけですね。憲法改正したいという人と、したくないっていう人がどの位いるのか。それで、するべきなのかっていうことが分かりそうになったのに、国会の立憲民主党とか朝日新聞とか、そういうところがやって、結局国民の権利を行使させてくれなかったですね。それが僕嫌なんですよ。安倍内閣の時にモリカケ問題、政治は倫理が大切だからモリカケ問題を疎かにできない。そりゃそうなんですけどね、それよりか大きな国民の権利ですね。それは憲法に関する我々の権利を、改正するなら改正、このまま行くならこのまま行くということが大きな権利だと私は思ってるんですね。

それで憲法9条では、日本は軍隊を持っちゃいけないという人がいるんですよ。こう言うと、私そんなこと言ってませんよ、なんて態度翻る人はいるんですけど。文化人だいたいそうなんですね。しかし僕はね、これ科学者だからかな、いやそんなことないと思いますけどね。自衛隊の戦力は世界で5番なんです。5番目に強いんですよ。アメリカ、中国、ロシア、イギリス、日本の順だと思いますね。これはもう定着しております。この評価は、アメリカの軍事評論の研究所を中心として、世界のいろんなところで世界の国ごとの戦力は何番目か計算してるんですね。これ5番目なんですよ。これ自衛隊だけなんですよ。だから日本に駐留するアメリカ軍第1軍を入れますと、イギリスを抜くんじゃないかと思うんですけどね。
いずれにしても4番とか5番とか、そういった戦力なんですよ。で、これは憲法9条に違反してないっていうのもおかしいでしょ。したらおかしいということになりますね。それからじゃあ憲法の違憲とかそういうのはもうやるところが日本にないかっていうと、やっぱり三権分立ですから、ちゃんと最高裁判所っていうのが用意されておりまして、これは憲法の番人と学校で教えております。私もそう習いました。そうなりますとね、これおかしいでしょ。憲法9条で日本には軍隊を持っていけないという人がいますね。明らかにいますね。だから憲法改正しなきゃいけないっていう話になるわけでしょ。自衛隊の戦力は世界で5番目ですからアメリカ第1軍を入れると、あれは駐留軍だとか言う人もいるだろうから、これだけでもやっぱり軍隊ですよ。世界の200か国のうちの5番なんですからね。だから軍隊です。 それからちゃんと制度も整って、最高裁判所は憲法の番人である。自衛隊っていうのは、だいたい1年に5兆円も税金使ってるんですから、それはもし自衛隊は憲法違反なら、5兆円返してくれって言うのは、これ5兆円って税金ですからね。国民が払ってんですから、国民は最高裁判所に憲法9条でおかしいと言うべきですよ。訴訟を起こすべきですよ。

ここに文化人と書いたのは、まあ文化人でもメディアでも憲法学者でも誰でもいいんですけどね。左翼の人でもリベラルでも何でもいいんですけど、おかしいんですよ。自衛隊は憲法違反という訴訟がないんですよ。よく、裁判所が自分たちが判断するの嫌なもんだから、訴訟の権利がないとかいろんなこと言って、門前払いって言うんですかね。門前払いって言葉も悪いですね。これ封建時代の話ですから。民主主義の時代にマスコミが門前払いという言葉を使うこと自体が、僕なんか腹立っちゃうんですけど、こっちが主人ですからね。主人が誰かに門前払いされるなんてことありませんから。
しかし訴える訴訟がないんですよ。5兆円でしょう。今度7兆円になるとか言ってますから、ますます憲法違反っていう訴訟をする価値がありますよね。自分たちが払ってる税金が、憲法違反に使われてるわけですから、それは訴訟をする権利がないとは言わんでしょう。それが最高裁判所が、君たちには国民には自衛隊の憲法違反を訴訟する権利はないったらもう最高裁判所の方を国民が辞めさせなきゃいけないですね。あくまでも国民が主体ですからね。国民が希望してるのに最高裁判所が嫌だっていったら最高裁判所の裁判官、税金で生活してますよね。だから我々が雇ってる人達ですからね。ですからもちろんこういった大きな問題ね、もうそれで70年近くなるでしょ。ですから時間的に言ってもやらなきゃいけないですよね。

僕は考えが違うんですね。私は自衛隊は憲法9条違反って思っておりません。なぜかったらこれは単純な理由で、憲法前文っていうのはですね、日本が民主主義であるとか、平和を希求するとかいうような。やっぱり法律っていうのは条文だけでは、条文の精神は分かりませんからね。一応条文では、例えば選挙がある。選挙があるって事は民主主義なんだというのはちょっと難しいんですね。これは法律の学者が難しいこと言いますけどね。前文っていうのはその全体の概念を言ってるわけですね。民主主義とはどうなのか。自由、平等、博愛なのか。これを言ってるわけですね。そこには世界の国々が平和を希求するという状態であれば、と書いてあるんですね。僕はそう読みます。あれば、日本は平和を信ずる国民として、軍隊を持ちたくないと、こう書いてあるんですね。しかし憲法9条では僕はこれも何回も言っておりますが、この憲法ができる時にマッカーサーの占領軍の中の将校は、ちょっとこれひどいんじゃないか。原案ですね。軍隊を持てないってことになると、国家主権が国民の命を守れないっていうのは、こんなのアメリカが作ったら、もうバカにされちゃうから、限定するべきだったんでいうんで「国際紛争を解決する手段としては」って入ったんですね。これがあのパリ条約の思想ですね。ですから国際紛争を解決する手段としての自衛隊はいけない。だから専守防衛の自衛隊っていうのは全然憲法9条に触れませんよという風に最高裁判所が判決を出すべきだと思うんですね。
ただ裁判所とは今は、自らが訴訟を起こして自ら判決するってシステムなってないんですよ。本当はそれでもいいですよ。裁判所が最高裁判所の判事がですね、今の状態はどう見たって憲法9条と、最高裁判所は訴えてきたら判断してやるぞっていう、そういうこのなんか威張った存在なんですよ。実は悲しいことに。いばったってしょうがないですよね。最高裁判所は自ら、日本にあまりに大きな法律違反があったら自らが訴訟を起こすと。まあそれとも、訴訟を起こすということが法律上できなければ、訴訟を起こせという勧告を政府にすると。その位できますね。そしたら政府がこの際いろいろ議論があって、だいたい私たちが、政府もですね、今度ごまかして5兆円出したらいけないんですね。だってそれは国民の税金ですから政府もね、やっぱり我々は自衛隊は憲法違反じゃないと思ってるけれども、とにかく税金を5兆円も使ってるんだから、1回最高裁判所で憲法9条と自衛隊の問題について判決を出してくれませんかと、こういう風に僕が政府だったら最高裁判所にお伺い立てますよね。

我々は年に5兆円も国民に負担を強いてるんだと。これがもし憲法違反だったらば、やっぱり直ちにやめなきゃいけないから、憲法改正しなきゃいけないからね。ですから判定してくださいと。我々は憲法に合致してると思って行政をやってるけど、我々行政だからやっぱり司法の方で憲法違反であるかどうかということの判断をしてくれないと、自衛隊に勤める人も肩身が狭いからと、こういう風にならなきゃいけませんね。明るい民主主義ですよ。ウソつかない民主主義、隠れない民主主義、自分の得になることだけはやるけども、自分に損になることはやらないというような、そういうケチくさい民主主義じゃない、っていうのが大切だと思いますね。

今日は憲法のない国。だからこの憲法9条の訴訟がないということは、憲法がないのと同じだなと僕思います。9条に関してはね、そういうふうに思いますので、ちょっと今日はそれをちょっと。私も話してみますとね、このヒバリクラブで、段々考えがはっきりしますんで、少しずつ前進したいというふうに思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
憲法の無い国(1)「憲法第9条と文化人」 令和5年4月3日
https://youtu.be/xcVOWxjnp48

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2023年04月19日

心掛けていること

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今日は、私がいつも自分でこう反省して、ああこうだなと思ってることを、まあ大変おこがましいんですが、お話をしたいと思いまして。

子供を教えられる大人はいない

まず第一は、「子供を教えられる大人はいない」。
大人っていうのは本当に人間社会に汚れてしまって、私なんかも、「自分は失敗して絶対言い訳はしない、言い訳するぐらいだったら自分というのは情けない」と思って覚悟してても、いざになりますとちょっと言い訳がましいことを言ったりしますんですよね。

子供はその点、最初に聞かれた時から、本当にほとんどの子供は素直に言いますね。「やっちゃった」とかね。
そんな口が利けなくても、申し訳なさそうな顔なんかしたりしますね。
だから教育っていうのは別に漢字教えたり足し算教えたりするもんじゃなくて、人間を立派にするために教えるわけですから、子供を教えられる大人はいない。
そうだよな、自分は子供から今になって何を成長してきたのかなというふうに思うことがあります。それを戒めるために「子供を教えられる大人はいないからな」と、こう思うことがあります。

昨日は土砂降りでも晴れでよい

それからこれは、「昨日は晴れ、今日は朝」ということをよく書くんですけども。僕の色紙なんかに書く文字の内容なんですけどね。昨日はいつも土砂降りなんで、土砂降りでも、もう晴れと思っていいと。
実は過去っていうのは戻って来ないっていう、非常に特殊な状態にありましてね。過去が戻って来ないというのはちょっとこう理論的にはややおかしいところがあるんですが、おかしいっていったって、事実は過去戻って来ませんからね。
量子力学なんかで、過去と未来が逆転するような実験データもありますけど、現実の問題としては、なかなかそういかないんで、これを逆に使って、過去は土砂降りだ、つまり昨日はまずいこといっぱいあった。だけど晴れと思えば、もう二度と再び昨日は来ませんから、これで自分の人生明るくなるんじゃないかと思ったんですね。

これは私が異常に体が弱くて、とにかく辛い日々をずっと過ごしてましたもんですから、昨日のことを思い出してると気分が晴れないっていうか、元気が出ないんですよね。だから昨日はまあ大変な目に遭ったけども、良かったと思えばいいんだ、忘れてしまおうと思いますと、不思議と人間は、「昨日は晴れ」、「昨日は晴れ」って言ってるとですね、昨日のまずいことを忘れていきますね。
これもしよろしかったら、どなたかお使いになったらいいと思うんですね。なんかもう過去のことですごく苦しんでる人おられましたらね、「昨日は晴れ」、「昨日は晴れ」ってこう思ってるだけで、昨日の悪い事って本当に忘れますね。

人間とは忘れるって事がいいんでしょうね。近親者をお亡くしになって非常に落ち込んでも、僕もまあ両親失ってますが、それでも忘れようと思ったらもう本当にこう、恩讐のかなたっていうのかな、そういうふうになりますね。

今日は朝だけは一所懸命できる

それから「今日は朝だけは一所懸命できる」。
昨日か一昨日か、「幸せ砂時計」で、トルストイの「人は何で生きるのか」っていうのを解説したんですけど、実は人間っていうのは、未来を見ることができないんですよ。未来を見る能力を与えられてないんですね。ですから、今日は朝だけは一応分かる。1時間ぐらいは分かるかなと。だけど夕方はもう分かんないなっていうんで、私は「今日は朝だけは一所懸命できる」と思ってるんですね。

「昨日は晴れ、今日も朝」と書くのはそれなんですね。今日もベッドから起きて、朝起きたらもうそれだけで頑張ろう、とにかく、朝だけでも頑張ろうと。で、昼になったら昼を頑張ろう、夕方になったら夕方頑張ろう。1日はどうかっていうことは、ちょっと長すぎて言えないってのが僕の感じですね。ここに書いてあるやつは、僕の人生で私がそう思ったってやつですから、まああまり客観性はないんですけど、まあまあご参考までに、っていうことですね。

降ったら濡れる。酔ったら吐く

それからテレビに出てる非常に有名な、皆さん名前言ったらもうすぐ分かるような方が私に、「武田先生のブログを見て、私は生き返った感じがした」と言われたことがありましてね。私にとってはとても名誉なことなんですが、その時に私の何を読んだんですかって言ったら、「降ったら濡れる、酔ったら吐く」っていうのをすごく感心されたんですよ、その人はね。
これは何か。雨が降ったら濡れてもいいじゃないかと。雨が降ったら困ると思うことが、つまり雨降ったらどうしようか、雨降ったらどうしようかとこう思うことが、自分を暗くする。もう別に雨降ったらそれ濡れればいいじゃないかっていうのが「降ったら濡れる」なんですね。 こういうふうにそこで書いたんですよ。雨で土砂降りになる。11月頃の寒い日に、傘持って出なかった。外に出たら土砂降りになった。雨でずぶ濡れになって、背広も靴もぐちゃぐちゃ。体は冷え切って家に着く。そこでお風呂の栓をつけると、湧くまで20分か30分かかる。その間に濡れた着物を片付けたりなんかして、ガタガタ震えてお風呂に入る。そうすると体が冷えてますから、じっとこうなるぐらいあったまる。そのうちこう指先までこうあったまってきましてね、とっても気持ちいい。それからずぶ濡れになった背広も、靴も、この際変えようかと思って買い換えられる。思い切ってね。それから1ヶ月ぐらいは、誰か友達と一杯飲んだら「あの時はひどい目に遭ってね」って酒の肴にもなると。人間考えようだというのが「降ったら濡れる」なんですね。

酔ったら吐く。車に乗ってですね、よく私、中でパソコンなんかやってますとね、運転してる人が気遣ってもらって、「先生車の中でパソコンやって気持ち悪くならないですか」ってこう言うんですね。親しくなかったら言いませんが、親しい人だったら、「酔ったら吐きますから」ってこう言うことがあるんですね。
酔うんじゃないか酔うんじゃないかということが、人間は人生を暗くすんじゃないか。酔ったら吐きゃあいいんだ。車を止めてもらって、みっともないけども道路端で吐けば、1分か2分は苦しいけど、それでスッキリするよと。つまりこの「降ったら濡れる」と「酔ったら吐く」2つともですね、将来を心配してたら世の中が暗くなるって事なんですね。

「昨日は晴れ」っていうのもそうなんですけど、過去の思い出したくないことをいつまでも覚えてると、やっぱり人間は辛い。それから将来も雨が降ったらどうしようか、車に酔ったらどうしようかと考えると暗くなる。もういいや。来たら来たでそれを引き受けようと思うと楽になるっていうのがこの2つのあれなんですね。
その方が、これに非常に感激してくれたのは、僕記憶で今でも本当にあってですね、良かったなと思っております。

社会は自分ではない

それから最近よく言うのは「社会は自分ではない」。
社会がこんなんなきゃいけないじゃないかと怒ったり、相手が俺と違うって怒ったりするんだけど、人には人それぞれの考えがあり、それぞれの人は一人一人は自分が正しいと思うことを言ってるんですよね。コメントなんか見ても、私と全然違う考えの人もいるんですが、その人はそれが正しいと思い、僕は僕が言ったことは正しいと思ってるんですね。つまり社会っていうのは自分とは違う人の集合体なんですからね。だから社会でなんか腹立つことがあったら、社会は自分じゃないんだ。自分じゃないんだからね、という風にですね、まあ言い聞かせた頃があったということですね。

自分が正しいと思うことは間違っている

それからまあそれの延長線上ですね。「自分が正しいと思うことは必ず間違ってる」と私思うんですね。これは私が物理の研究をずっとしてきたことからですね。
物理っていうのは実験があるんで、非常にいいんですね。実験があるものっていうのは、自分が間違ったことを正しいと思っても、実験で覆されますから。ところが私が好きなのは、物理ですから割合と精密に計算したりなんかするんですよ。だからまず間違いないと思って実験しても、全然違う答えが出てくることが多いんですね、実験の結果が。それからまたもう1回考え直すと、実はもちろん実験の結果ですから、実験さえちゃんとやれば合ってるんですよ。つまり大自然の知恵と自分の知恵と比べると、大自然の知恵のが上なので、自分が正しいと思ったことは間違ってたわけです。

もうしょっちゅうなんですよ。政治とか経済とか人のことに対すると、自分が正しいって頑張ることできるんですけどね、自然を相手には頑張ることもウソつくこともできないんですよ。やがてバレるんですね。ですから文化系の人、なんていうかそう言っちゃいけないんですけど実験系じゃない人ね。例えば哲学だとか経済とか。経済は若干は結果が出てくるんですけど、いろんなことはだいたい人間関係なら特にそうなんですけど、どっちが正しいか分かんないで喧嘩してるうちに物別れになって、もうその人と会わなくなるとかね。そういうことがあって逃げるところがあるんですね。自分が正しいと思っててそれを貫くことができるんですけど、まあ私みたいに自然を相手にしてるとね、どうしても間違ってるものは、お前は違ってると言われます。それがずいぶん人生で繰り返されたもんですから。
私がこうバリバリに研究してる頃は、やっぱり自信もあったし研究も随分成果を上げたんで、だんだん自分が傲慢になってくるんですね。だけども実験があったから、私はいつも実験で、実験の結果で諌められましたね。君の言ってることは違うよと、自然が言うわけですよね。

私は人生で体が弱かったこと。それは、昨日が非常に土砂降りだったわけですが、晴れると思おうと思ったことですね。
それからそういう体が弱かったこともあって、今日はどうなるかな、明日どうなるかなと思って心配をするということも多かった。
それから物理の研究をしたおかげでね、自分が正しいと思うことは間違ってるって事も分かりまして、今や私は人から罵倒されても文句を言われても、あまり腹立たない。それはたまにはね、私は怒ったふりはするんですよ。ここは怒ってふりをしなければ相手に失礼だっていう時もありますからね。だけども心の底から怒ったってことはもうここ何年もありませんね。
この前、ニュース女子だったかななんかで、武田先生いつも怒ってたって。あれは怒って見せないといけない場面で怒ってました。例えば北朝鮮に出しちゃった人なんかはね、拉致された人にかわいそうだから、そんなことをニコニコ笑いながら言っちゃいけない。やっぱりその人はかわいそうだっていうのは怒りに燃えて言わなきゃいけないので、僕は必ず北朝鮮に拉致された人のことを言う時には怒っていました。それは拉致された人の気持ちになってっていうことでありますので、ちょっとここに書いてあること違いますから、私の言ってることが2段3段構えなんですからなかなかそこがですね、もう少し僕も言い方を少し深くして、聞いてる人がそれが2段3段の構えであるって事が分かるようにしなきゃいけないなというふうに思っております。

武田邦彦 ヒバリクラブ
人生の意義(6)「人生を豊かにするために心掛けていること」 令和5年3月30日
https://youtu.be/I0xQl8oAxt0


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2023年04月17日

外国かぶれの日本人が尊敬している欧米人は、日本人のような高い道徳観を持っていないから間違いが生じる

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最近よく思うんですけどですね。日本のいろんな議論を聞いておりますと、日本の常識と世界の常識が非常に大きく違うにもかかわらず、それはあまり議論せずに、日本の常識が世界の常識と同じであるということが前提で議論してたり、噛み合わなかったりしておりますので、そこのところ少し最近よく考えておりまして、ちょっと短いシリーズを、少しやりたいと思っております。

第1回は心ですね。例えば10万人あたりの殺人件数は、日本はほぼ世界一低いんですね。これに対して例えば皆さん多くの人が尊敬しているアメリカとかイギリスですね、文化を見習ってる、それは日本の約10倍ぐらいあるんですね。イギリスはちょっと少ないですけども、それでも数倍以上あるんですね。
文化というものの一番大事なことは、安全に暮らせるってことですから、殺人が多いような社会が、文化が優れてるってことには到底なりませんね。
どうしてイギリスとかアメリカが、これフランス、ドイツ、イタリアをとっても同じと思うんですが、ヨーロッパ諸国と日本と比べると、日本が格段に安全であるか。特に女性の安全という点では、さらに差は開いていると思うんですね。100倍まではいかないっていう感じですが、それに近いぐらい、離れているということが言えると思うんですね。ですからこれは文明として、っていうか文化と文明って難しいんですけどね、文化として、日本の方が非常に優れているということが言えるんじゃないかと思うんですね。

じゃあその原因は一体何だろうかということなんですが、主には宗教的なことですね。心のつくり方って言いますか、道徳とか倫理とか、こういったものですね。これはもう非常に大きく、日本とヨーロッパとは違うんですね。もちろん中国も中東もそうですけども。
宗教をもとにして、みんなの道徳が出来上がってる国、これがヨーロッパですね。まあキリスト教ですね。イギリスもアメリカもキリスト教です。で、キリスト教っていうので分かるように、まあイエス様は大変偉い方なんですが、イエス様が言われたことを教わって、「教わる」という字ですね、宗教の「教」、それを信じる。信教。宗教を教えてもらったことを信じる。モーセの十戒であるようにですね、「汝殺すなかれ」と教えてもらったので、人を殺すのは悪いと。「汝盗むなかれ」と言われたので、その教えを信じて、人のものを盗まない、という考え方ですね。で、この「教えがある」ことが前提なんですね。社会に教えがあることが前提。

日本国憲法というのは、アメリカ人が作ったものですし、日本人があまりきちんと考えてないというのもあって、「信教の自由」っていうのが憲法20条に定められているわけですね。それで外国の人はむしろ変なこと言ったり、外国かぶれした日本人は、日本は宗教が少し不足していると。宗教的考えがないと、こう言っておられますが、しかし結果を見れば、10万人あたりの殺人件数ももちろん、盗難件数もそうですし、泥棒の件数もそうなんですが、日本の方が格段に優れているんですね。

なぜかと言いますと、日本は宗教を基本にしてないからですね。どうして宗教を基本にしてないか。何が日本人の心を支えているのかっていうと、水平軸が日本の自然ですね。山を見て川を見て海を見て、狐の有様を見て、稲穂を見て、そして生活をしているわけですね。
特に、日本の古代の人が日本の心の基本を作ったわけですが、そうやって作っていったわけですね。それを見ると、自然というのはみんなで仲良くやっていくんだ、そしてその中には悲しさもあり苦しさもあるけども、しかしみんなが同じ人間として、もしくは動物として住んでいくんだ、というような心を作っていくわけですね。これは子供のうち、特に子供同士で遊ぶということが大切で、日本人はですね、やっぱり人間の方がちょっと劣ってるから、子供が人間になるまでには、やはり子供同士で学ぶということで、子供は神の子と言ってるわけですね。

で、垂直軸がもう一つありまして、それは先祖からずっと受け継いできた文化とか考え方の上に、自分が成り立っている。自分の体も心も祖先から受け継いできている。
例えばだいたい日本人の体っていうのは、1万年ぐらい作るのにかかるんですね。その1万年で太陽の光、紫外線による皮膚がんをどうやって防ぐか、それから食べ物がお米と味噌汁とそれから魚で主に構成されていくと。こういった体を日本人として作っていく。そしてそれが、今が自分であって、自分は昔だったら人生50年、将来は人生100年で終わってしまうわけです。そしてその次はまた、その次の世代の子供たちが受け継いでいきますから、横軸が自然であり、縦が先祖から自分、そして子孫に渡るものですね。この中に人間っていうのはある。それを自覚するっていうのが日本なんですね。
ですからこの自覚した形が神道、神様、日本の神様ですね。日本の神様っていうか、日本の神道ですね。これは教えがないんですね。教祖がいないんです。教祖が誰だか分からないから教えてくれないんですね。
それから経典もありません。こういうものを学んで、聖書を学ぶとかそういうことはありません。それから戒律。必ず宗教って戒律があって、こういうことしてはいけないって戒律があるんですが、戒律もありません。
宗教の三要素っていうのが教祖、経典、戒律とか言うんですけど、いずれもないんですね。ですからいわゆる多信教でもないんですよ。多信教、教えてもらうことが基本なんですね。これはヨーロッパの分類ですから一神教、多信教って分類はあっても構わないんですけど、日本はもともと教えがない道徳なんですね。

よく言うのは、例えば、「お天道様の下ではウソはつかない」。お天道様が何か教えてくれるわけじゃなくて、お天道様がそういうことであるということでですね、自分の道徳を作っていくわけですね。だから日本人は泥棒も少ないし、職業を大切にして、みんなと一緒に暮らしていくっていう風になるわけですね。
そうしますと、日本の心のでき方の方が原始的だと思ってる人が多いんですよ。つまり何かキリスト教とか仏教とかイスラム教というのがあって、それを教えてもらってやると。だから日本はダメなんだなんていう、ヨーロッパかぶれの人がいるんですけど、逆ですよね。

結局どうして宗教っていうのが必要かっていったら、やっぱり社会秩序が保てるし、人間が人間としての気高さを持っているっていうことのために、教育とか宗教というのがあるわけですね。ところが日本は全くそういう考えじゃないんですよ。我々が住んでいる自然から学ぶ。我々を作ってくれた祖先から学ぶ。それで十分に人間というのは道徳心も湧くし倫理も守れる。
実際そうなんですね。もちろん先ほど10万人あたりの殺人者数を上げましたけど、それ以外にもですね、例えばですね、徳川の末期にヨーロッパ人が随分日本に来たんですけど
も、一様に驚いてるわけです。日本の道徳の高さを驚いてるんですね。
例えばどういうのかっていうと、川を渡す渡し船ですね。渡し船の船頭さんは、日本だけがと言われてますが、日本だけが外人が来てもごまかさない。外人とは見れば分かりますからね。言葉も不自由ですから。普通は10銭で渡してるのを、外人と思えば30銭というのは、日本以外の他の国の常識である。そのくらいごまかす。だけど、決して日本人はごまかさない。これは大したものですね。
それからいつも私はお話ししますが、宿屋の女中さんが、一所懸命世話してくれたんで、感謝のつもりでわずかな金子(きんす)を包んで、チップとして渡そうと思ったら、女中さんが「私は自分のするべきことをしたので、特にお金はいただくわけにはいきません」とこう言ったわけですね。これも職業はウソをつかずに誠実にやると。それはヨーロッパなんかでは、神の命じたというか、神のもとでの職業という意識があるんですけど、それよりかやっぱり日本のずっとずっと強いわけですね。それは教えてもらったものより、自分で自覚したものの方が優れているということなんですね。

それから教育もそうですね。日本では「子供は神の子」っていって、子供同士で遊ばせて教育をするのが基本。ヨーロッパは先生が全然教育できない子供をムチでぶつことによって、野獣から人間というものに変わると。これがヨーロッパのキリスト教の考え方ですね。
イエス様がそうかっていうと、私なんか聖書を見てそうも思わないんですけどね。イエス様自身が大工さんの子供で、特に教育を受けてるわけでもないんで、まあちょっとどうかなと思いますが、まあ一応そういう教育観というのを持っております。
まあ事程左様に、日本人が持っていた道徳というのは、江戸時代まで非常に高かったんですね。つまり日本の文明の方が、道徳とか倫理とかいう意味では、非常に高かったってことですね。

例えば古代ギリシャにはソクラテス、プラトン、アリストテレスなんかがいて、今でも東京大学なんかで哲学っていうと、宗教っていうと、ギリシャの宗教とか、キリスト教ですね。哲学といったらギリシャ、宗教だったらイエス様から始まったキリスト教となっておりますが、その結果もたらされた宗教戦争とか、他国との間の戦争の数、殺された人の数、社会の安全差、すべてにおいて日本の方がずっとすごいんですね。ということはどういうことか。
逆に言えば、外国で行っていることを日本の道徳に照らして考えてる人がいるんですけども、外国の方は日本と同じような道徳観念を持っていません。そこをよく理解するためには、僕はいつも推薦してるカミュの『異邦人』という小説を読むと、短い小説ですが、そこではっきりとヨーロッパ人の道徳観というのが出ております。
これを比較しますと、ものすごく日本の方がレベルが高いんですが、私がちょっと心配してるのが、そのレベルの高い道徳を持った日本人がレベルの低い外国のやってることを、日本人の道徳のレベルで考えるもんですから、いろいろ間違いが生じる。 この前の戦争が開始されたのもその誤解の一つですし、現在に至っても、ウクライナ戦争なんかで多くの日本人が誤解してるのはですね、全世界の人が日本のような高い道徳概念を持ってるだろうと思うからでありまして、決してそうではないということをお話ししたいと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
日本の常識・世界の非常識(1)心〜シリーズ「日本」第3章 現代日本18
https://youtu.be/P8fjTROG4jY


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2023年04月15日

小学校教育は30年後を想定して行うべきなのに、利権で決める日本

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30年後の日本を想定しないと小学校教育はできないのに・・
1.すでにChatGPTなどが登場しているのに、今更、英会話
2.教科の成績の平均を採る時代錯誤
3.30年後の社会を想定しない教育内容
4.教育は知識ではない。人格

大人がチグハグ社会を作ってるわけですから、大人がそのチグハグ社会の責任を取るっていうのはいいですよね。特にチグハグ社会になってるのは、一人一人がもう、金だけ、自分だけ、今だけっていうことと、あともう一つ最近私思うんですけど、引きずり降ろす方が得意で、前進するのが不得意っていう人が結構多いですね。これも慎重派がいていいっちゃいいんですけどね、ちょっと度が過ぎますね。つまり人の言ってることの揚げ足を取ったり、それからまあ必ずしも、この呼びかける時に1から10まで全部言えるわけじゃないんで、好意を持って受け取ると。それからもし足りずがあれば、お前は知らないんだっていうんじゃなくて、こういうこともあるからこういうのを改善したら、さらにいいんじゃないですかっていうような方向に話を持っていく人が、あまり多くないという点も、チグハグ社会を生んでるんでしょうね。だけどまあ、チグハグ社会で被害を受けるのが子供達ってことになりますとね、これはちょっとかわいそうだなっていう気がしますよね。我々が、大人が作ったチグハグ社会の被害を子供たちが受けるって事になるんでね。これはもう我々の責任問題で、今日は小学校教育と未来像っていうのをお話をします。

誰でも合意しますが、小学校教育はだいたい30年後、その小学生がほぼ30歳から40歳の働き盛りになる頃の社会を想定して、それに必要な基礎的な知恵、人格とか、そういうものを作るのが小学校教育ですよね。小学生が今必要なものを勉強しても、10年経ったらいらなくなるなんてやつは意味ないですね。それの典型的なのが最近始まった小学校の英語教育ですね。

語学っていうのは2つの意味があって、一つはコミュニケーションとしての語学ですね。英語が喋れる、英語が聞けると。そういうものとそれから、イギリス文化、アメリカ文化を知るための英語。これは国文学とか英文学とか、こういったものに属するし、哲学なんかも、それから科学の分野、私の分野なんかでも日本語に翻訳したものと原典を読むのは結構印象が違いますからね。そういう意味での英語教育というのもあるんですけど、それはもうほぼ英語を読めるかっていうのが基本ですね。
ところが今始まった小学校教育は、ほとんど会話の方なんですよ。コミュニケーションの方なんですね。これは今皆さんもご存知の通りChatGPTとか、そういうものはもう実用化されつつあって、本当今度のChatGPTなんかの翻訳を見ますと、今までのような機械的な翻訳じゃなくて、通訳の人が翻訳するような言葉の言い回しの違いなんかもやっておりますので、僕は今の小学生が就職する頃には、ITの速度もずいぶん速くなってきますし、それからAIと言いますか人工知能も非常に進んでるので、間違いなく、例えばパソコンを開けてなんか英語のアメリカのニュースを見ればもちろん文字は全部日本語で出てきます。それから言葉も日本語で出てきますね。だけどそれを英語って設定したら英語になる。逆になると思いますね、今と。それは当然です。同時通訳速度が今の、例えばそうですね、444ですから、64倍以上になりますからね。ですからそれはもう瞬時に訳してくると思うんですよね。
この小学校の英語教育を今頃から入れたっていうのは、これも利権なんですよ。例えばね、小学生の人格を高めるための教育なんて始めても、1銭にもならないんですが、英語教育をやれば、英語の教材とか英語の先生とか機材とか、そういったもので山ほど利権が生じますからね。利権で子供を食い物にしてるっていうのが、この小学校の英語教育ですね。

それからもう一つ非常に大きいのは、まあ日露戦争時代っていうか明治時代とか、そういう日本が発展する時には、国民の平均的な力っていうのが非常に重要なんで、国語、算数、理科、社会を教えて平均点を取って、平均点でその子供を評価するっていうのがあるんですが、社会が発展してくるとそれは必要ないんですね。

例えば国語、算数、理解、社会の基本的なものは、足し算、引き算、掛け算、割り算ができるとか、新聞に出てくるような漢字は読める、常用漢字とかね、そういったものは読めるとか、世界の国がどういう国かとか、自然っていうのはどうできてるのかとか、そういう基本的なことは知る必要がありますが、今の小学校教育って本当にマニアみたいになってるんですね。ものすごく速度を競わせたり、非常に難解な問題を出したり。
先生方には理屈があって、こういうことを思考能力って言いますけどね。ただそのあんまり思考能力を強調するよりかは、やはり30年後に必要な日本社会とは、30年後どうなっているのか。それについてどういう知識が要求されるのかと。ITだけ教えてればいいってんじゃないんですよね。社会自体が変わってきますから。その変わっていく社会ですね。例えば経済だとか法律だとか家庭生活とか人格とか。例えば今、日本にはほとんど文化がないですよね。絵画もなければ作曲家もいないし小説家もいないっていうような、無味乾燥な日本社会になってるんですが、それをちゃんとした社会にするためにはどういう必要があるかっていうことを、先生方が十分に議論してるかっていうと、極めて疑問ですね。極めて疑問って、ほとんどやってないですよ。

アメリカを学ぶっていうのは非常に危険なんですが、いいところはですね、もう今から30年ぐらい前ですけども、インターネットとかメールが発達したらすぐ、アメリカの先生方は結構、先生方同士で教え方の問題とか教育の将来の問題を議論されてましたね。あれを偉いと思いました。アメリカ人のいいところですね。悪いところいっぱいありますけど、いいところですね。だから文部科学省の作る指導要綱なんかに頼っていては、僕は小学校の先生も専門家としての価値がないんじゃないかと思うんですよね。それが非常に重要だということと、もっと基本的なのは、教育っていうのは知識じゃないんですね。知識を教えることを教育と思ってる方が多いんですけども、教育の一番大切なのは人格ですからね。人格の形成ですね。人格なんか形成してどうするのって言うんですけど、それこそがやっぱり社会を強くして、正常化するわけですね。犯罪も減るし、それから科学とか国とかそういうものに対して、プライドを持って一所懸命やるという子供達を作るには、やはり子供達の人格なんですね。

これについては世界で非常に大きな流れが2つありまして、一つはヨーロッパ流の、人間は野獣であって、教育によって人間になるという考え方ですね。そうしますと小学校では先生がムチを持ってるんですね。ムチを持ってやってるっていうのは結局、教育を受けてない小学生は野獣だから、ムチで叩いてやるんだと。 日本は逆です。全く逆ですね。180度逆で、子供は神の子ってですね、基本的には7歳ぐらいまでは、教育にいきなり大人がタッチしないんですね。っていうのは人格形成という点では、教える方が人格的に高潔じゃなくちゃいけないんですが、やっぱり大人っていうのはウソついたり損得を考えたりしますんでね。そういう点では、大人が教育するというのは非常に危険が伴うんですね。ですからまあ子供同士で遊ばせて、その中で人間としての道を覚えさせようっていうのが、結構成功しましてね。それで日本だけは犯罪率がすごく低かった。 もちろんあのこういう風に言いますとね、反論としては、いやそれだけじゃないって。もちろんそれだけじゃありません。しかしこういう大きな議論する時はね、あまり枝葉末節にとらわれずに、一番大きな原因と思われるものを、私が思うものを話すわけで、世間一般にどう言われてるかっていうことを話す必要は本当はないんですよね。学校の教育なんかではあります。世間一般には、これはこう考えられているが、私はこう思うっていう風に言う必要ありますが、こういったヒバリクラブみたいな、ほとんどの場合成人を対象にした自由な空間っていうのは、話す人がこう思うということを中心的にお話をするってことが大切だと思いますね。

で、そういうことで、日本はですね、子供を神の子と言いまして、7歳ぐらいまではお姉さんが妹を教育する。あの当時ちょっと男と女のね、距離が遠かったもんですから、お兄さんが弟を教育する。教育するっていか、一緒に遊ぶ。ということによってそれが成功しましたね。日本人が非常に道徳性が高い。
アジアに来られたヨーロッパの人がもう本当に口を揃えて言ってるのは、「中国を旅行するのは嫌だ。いつも騙されるから。日本を旅行すると快適だ。どこでもウソをつかないし、騙さないから本当に快適だ。」こういったことがね、私なんか若い頃、海外随分行きましたけど、こういった明治時代の日本人の高潔さっていますかね、素直さっていますか、道徳の高さっていうんで、非常に外国の人が私をよく尊敬してくれるって言うかね、よく扱ってくれました。それを私その時に、日本人の今までの祖先のおじいちゃん、おばあちゃんの真面目な社会というものが財産であると。私の財産である、日本の財産である、という風に感じましたね。そういう点では、日本は有色人種で唯一植民地にならなかったとか、それから犯罪が極端に少なかったとか、対外戦争の数もものすごい少ないんですよ。日本はね、ほとんどやってないと言ってもいいぐらいなんですね。

短期的なことを言ったら別ですよ。戦争って言ったらもう、自分が知ってる範囲っていうだけのことで反論してくる人がいるんですけどね。
我々が、こういうヒバリクラブとかそういう活動する目的は、日本を良くするってことですから、間違った認識で引きずり下ろそうとするよりか、むしろ私が言うのは不足してればそこのところ補って、そしてこういうことを補うと、さらにこう良くなります、というような話にしてくれればというふうに思ってます。

いずれにしても今の小学生は本当にかわいそうで、社会が発展しても平均点取ってる。だって100mでね、オリンピックで優勝しそうな、金メダル取りそうな若者がいたと。その人に向かって、お前バレーボールできないじゃないかとか、お前水泳が得意じゃないんじゃないかって言って。だからオリンピックダメだよなんて言ってるのが、今の小学校教育なんですよ。ちょっと日本社会全体がそうなっちゃってるんですね。ある人の悪いところを強調して、いいところ潰してしまうってところあるんで、小学生はせめてそういうことがないように、してあげたいなと思っております。

武田邦彦 ヒバリクラブ
チグハグ社会(2)「小学校教育と未来像」 令和5年4月2日
https://youtu.be/x1E5XUIEUkY



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2023年04月13日

少子化対策をするなら就職先まで考えるべき それは日本の未来を考えることである

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いろいろ気になってることがありましてね。
何かって言いますと、チグハグ社会なんですね。自民党の首脳部も、我々評論家とか知識人とかって言われる人たちも、統一的な考えがないんですね。日本は将来どうするかとか、社会をどうやったらいいのか、人間は何が幸福なのかっていう基本的な、それこそ我々が本当に真剣に考えて、時々集まっては議論しなきゃいけないことなんですね。それがなくて、ひとつひとつやってるもんですから。
お役所はもちろん縦割り行政ですから。縦割り行政は縦割り行政でしょうがないところもあるんですよね。だから縦割り行政をあんまり縦割りにならないようにするのが政治家であり我々なんですよね。ですからまあ深く反省はしてるんですけど。僕は一所懸命言ってるんですけどね、このひばりクラブなんかでも。

それをちょっと取り上げます。
少子化はまあすでにお話をしましたよね。
この少子化で、ずっとこのひばりクラブで僕が言ってたことをちょっと頭に思い浮かべて、今日は少子化と就職。これもすごくチグハグだと思ってるんですね。

着地点を議論しない

少子化対策はしているけれども、子供たちの就職先は考えていない。これチグハグですよね。
子供を増やせと。その子供たちが幸福な一生を送れるかどうかの社会なんてのは考えてないんですね。つまり、着地点を議論していないんですよね。
私がこの前、少子高齢化についていろいろシリーズをやりましたけど、いったい日本の人口はどのくらいがいい、いいっていうか、いいも悪いもないんですが、一応着地点をどういう風に考えるかという、これがやっぱり最初ですよね。

子供は高齢者のものではない

もう一つ私が気になってるのがね、人間を物のように考えてる人が多いんですよ。特に経済とか政治とかを考えてる人に多いんですね。科学者もいないことないんですけどね。
子供は高齢者のものではないと私は思うんですよ。例えば、高齢者が増え、子供が減ると、1人当たりの若者が支える高齢者の数が多くなって大変になる。だから子供を産めと。いやこれ一体何だと。高齢者の問題は高齢者の問題として解決すべきであり、子供が高齢者の世話をするために生まれてくるんじゃないんですよね。

そういう国の段階もあるんですよ。いろいろ、昔そういう社会学みたいなのを勉強した時に、非常に貧困の場合、非常に貧困な社会っていうのは、子供が自分の生計を助けてくれると思って産むと。だから子供の数っていうのは貧乏になると子供の数が多いっていう原因がいろいろ考えられるんですけども。その一つとして子供が自分の生計を助けてくれるっていう考えがあると。これは確かにそうですね。昔で生活が苦しい時とか。そういう時は、子供も生産に関与する。だけど今みたいに教育が盛んで、日本のように。いわゆる発展国、先進国はそういうことはありません。だけども日本の議論を見てますと、なんか子供を道具のように使ってるんですよ。「子供がいないと年金が維持できない。」関係ないだろうと。子供は子供のことをまず考えなきゃいけない。まあ3番目か5番目か10番目ぐらいに、子供が多い方が年金なんかも楽だからっていうのは、それはいいんですよ。逆になっちゃってる。

日本の産業は衰退している

それから日本の産業は衰退しているというか、むしろ今日のチグハグ社会の言い方ですと、日本の産業をわざと衰退するように向けているということですね。
例えば、これは衰退してもいいんですよ。別に少子化は問題ない。私なんかは少子化は問題ないと思ってるから。産業がある程度衰退してもしょうがない。だけども子供の就職先は確保しておかないといけないですよね。
今度東芝がいよいよ身売りするようで、外国の資本に買い取られたら嫌だなと思ってたんですけど、どうやら国内の資本に買い取られるようなんで、ちょっと安心してるんですけども。だけど東芝なんかで私が心配してるのは、東芝の株式の確か60%ぐらいがもう外資なんですよ。東芝っていうのは非常に日本には貢献した会社で、例えば東芝のランプ、東芝のモートルを始めとしてですね、重工業なんかでも非常に貢献して。日本の電力生産とかね。それからエネルギー生産にものすごく貢献したんですね。その一つにタービンなんかあるんですけど。蒸気タービンなんかは、多分東芝はもう、研究とか開発してないんじゃかと思うんですね。っていうのはあんまり儲からない仕事なんですよ。だけど日本の今まで大きな会社っていうのは、たとえ儲からなくても日本の国のためになれば、赤字にさえならなければやってくれたんですよね。ですから国産で発電所もできれば、いろんなものが作れたわけですね。ところが外資になりますと、例えばUSスチールとかそういう大きな会社が株主になってくれてもダメでしょうね。やっぱり日本の為ってことにはならないと思うんですが、それでも儲けが少なくても、これは必要な産業だっていうのをやってくれたわけですよね。

産業っていうのは儲かるだけで構成できないんで、やっぱり日本のためにっていうのがあってね。赤字にはならなければやってもいいということがなければやっぱりダメなんですよね。ところが東芝が蒸気タービンをやめるって事は、外資を導入してるからなんですね。外資が導入されるって事はどういうことかって言うと、株主総会はもちろんそうなんですが、普段の取締役会でも、例えばこれは日本のために必要だから多少その儲けは少ないけどもまあ赤字ではないんだから続けようっていうのは、役員、重役の意見が通らなくなっちゃうんですよ。それでとにかく短期的に儲かるものばかりってことで、やがて日本が大幅に衰退するんですね。
すでに東芝とかそういう重工業っていうのはどんどん衰退しておりまして、雇用数が減っておりますし、それから一時は非常に華やかだったNECとか富士通といった電子会社も、この30年間でだいたい半分ぐらいの従業員になっちゃってるんですね。

で今は政治家が盛んに環境とか温暖化とか。全然これ意味のないことなんですよ。意味のないことだけど、一所懸命言ってるので、ここでお聞きほとんどの人は、意味があると思うでしょうね。NHKを見てるから。ウソを見てますからね。
これは説得、なかなか難しいんですが。いずれにしても電気自動車なんて言ってますから。電気自動車ていうのはトヨタつぶしですからね、簡単に言えば。日本としてはものすごく大きいですよ。特に自動車会社っていうのは、自動車製造会社だけじゃなくて、鋳造、鍛造、ワイヤーハーネスっていう周辺がすごく多いですよね。それから修理工場とか販売工場とかいうのを中古市場とか見ればですね、関連産業がものすごく多いところなんですよ。ですからまあトヨタとかねホンダとかそういうのが衰退していったらもう大変ですよ。
日産がね、なんか変な人を会長にしたために、外国人を入れたためにね、変なことになりました。彼は犯罪人ですからね。犯罪人を弁護するわけにはいかないんですが、やっぱり外国的やり方なんですよ。

日本がなぜ繁栄してきたかと言ったら、やっぱり会社も日本のためにっていう意識があったから。従業員も会社のためとか国のためという意識があったから。これが下支えするんですね。
ボルト一つ締めるのも、製品の品質を一つ良くするのも、実は人間の心の問題なんですよね。
私もずっと製造とかそういうの担当してきましたけど、安全一つ見てもね、やはり人間のやることっていうのは心の問題なんですね。ですから少子化対策で、今、1年に80万人の出生者はもう大変だなんて言ってるんですけど、これを100万人以上にするんだって言ってるんですけど、私が今、日本の雇用数を計算すると、今生まれた子供達が20歳とか30ぐらいでいよいよ本当に就職する時は、日本には100万人の雇用はないんですよ。こういう国っていっぱいあるんですよね。例えばフィリピンなんかもそうですが、20%の人が外国に働きに行かないと国が成立しないと。こういうとこって多いんですよね。 日本に外国人が来てるのは、だいたいそうですよね。日本で賃金とか待遇とか悪いし国から離れてね、仕事するのも辛いけど、だけど、本国には勤め先がないからっていう人がやっぱ多いんですよ。そういうことになってしまうわけですね。

子供は私たちの命

で、この頃個人主義みたいのがいやに増えてですね、しかも社会を指導するような人たちが、「自分のことでいいよ」っていうようなこと言ってますんでね。これは本当は人間というのは違って、「他人のために生きていくもの」なんですけども、それは古いとかなんかね。古くないですよ全然。それはヨーロッパ文化が、文明がポンコツだっていうこと。そのヨーロッパ文明がポンコツなのは、戦争の数とか、貧困さとか、今まで侵略してきた戦争の数、それから人を支配して苦しめた数なんてすごい多いですから。そんな文明がいいはずないんですけども、どうもなんか文化人とかいう称する人たちはどうしてもヨーロッパコンプレックスありましてね。
僕なんかもヨーロッパのクラシック音楽好きなんですけどね。好きと同時にこういったクラシック音楽は、結局ヨーロッパの人たちが400年にわたってアジアの人たちを植民地にして、殺したり引っ叩いたりして得たお金で文化を発達したんで、文化は文化でいいんですけども、それと同時にやっぱりそういう歴史の背景っていうのもやっぱり意識しなきゃいけない。
我々の子供達っていうのはですね、自分に子供がいるかいないか全然違うんですよ。日本に1人の子供もいなかったら、日本人は働きませんよ。もちろん日本だけではないです。何とか市、例えば地方のなんとか市に子供が一人もいなかったら、その夫婦に子供がいるいないは関係なくですね、みんな生きる気力を失います。つまりこれは分かりにくいんですけどね。我々の体っていうのは祖先からできてますよね。だいたい1万年ぐらい日本にいて黒い髪の毛、背の高さ1m65とか、腸の長さとか腕の強さとか、そういうのは決まってくるわけですね。だから我々は祖先からの受けた命なんですけど、これはまあみんなそう思います。だけども私たちの子供とか孫は私たちと繋がってないような気がしますが、全くそうじゃありません。 我々の生きる気力、私たちの夢、希望、全部子供とか孫なんですね。自分のじゃなくて日本のなんですね。ですから子供たちの少子化のことを考えるのは非常に重要でですね。就職先もちゃんと我々が用意するようにしていかなきゃいけないし、100万人に増やすなら100万人なりの就職ですね、我々の子供たちが豊かにやれるということですよね。

まあちょっと今時間がないんで中途半端な表現になっちゃうんですけども、太陽光発電なんてのは日本の畑を失わせ、日本の太陽光を奪うんですよね。そのくらいのことはやっぱり理解して、太陽光発電を言うなら言うっていう風にしないとですね。
それからまあ大阪の海岸線のカジノなんていうのはですね、外資がカジノの会社をやって、日本人がそういうギャンブルに染まって、そしてお金は外国に行って、破綻は日本人が破綻するっていうそういう計画をね、大きな政党が支持してたりしますからね。どうにもなんないと。まさにチグハグ社会だなぁと思いますね。

少子化と就職、つまり子供を増やすなら就職先も同時に用意しとかないといけない。その就職先っていうのは外資みたいに、とにかく奴隷みたいに働かせるというとこじゃなくて、やっぱり日本のこれから将来働く子供たちや自分たちが日本に貢献してんだっていうプライドを持てるようなね、そういう会社をやっぱり育っていくという必要があると思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
チグハグ社会(1)「少子化と就職」 令和5年4月1日
https://youtu.be/o28QDXEL4rE


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2023年04月04日

授業料無償化をいう政党にだまされるな いずれ増税で自分に還ってくる

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現代日本のつまらない人
1.中国に便宜を貰い日本を売る人
2.千円で売れば儲かるのに3千円で売る人
3.職業のため議員になる人
4.江戸の仇を長崎でうつ人
5.人を罵倒したり、足を引っ張ったりする人
6.国民に税金を配る政治家

人生の意義というのをちょっと斜めから見るということで、斜めから、逆側からですね。
現代日本のつまらない人、つまり人生の意義を全くなく、人生を過ごそうとしてる人ってどういう人かという逆側ですね。

中国に便宜を貰い、日本を売る人。これ太陽光発電を推進してる人なんかそうですね。
太陽光発電を地方で推進しているシステムを見ると、もう本当にびっくりしちゃうんですよね。日本の土地をまず、畑を安く提供してるんですよ。
日本の畑って日本の宝ですよ。それを中国企業に。中国、別に僕、恨んでないんですよ。親しくやろうとしてるんですけど。
中国って広大な土地を持ってますから別に日本の土地を狙ってこなくてもいいんですけどね。
まあこれ、中国人とはそういうものかもしれません。今の共産中国がそうなのでしょうね。

それから太陽の光。太陽光発電とは太陽の光なんですね。ちょっとこれ理解しにくいかと思いますので、少しずつ説明していきますが、日本の動物、植物は人間と違って石油を焚いたり原子力やったりすることできませんから、太陽の光だけが命をつなぐ元なんですよ。
太陽の光を太陽光発電で取ってしまいますと、太陽光発電をやればその出力分だけは太陽の光を奪います。反射光も減りますから、非常に日本の自然が荒れるんですね。
しかもそのパネルはほとんど中国製。それから、それで作った電気は日本で石炭を焚く費用の、経費の3倍ぐらいかかりますから。
高い電気を電力会社に売って、そうすると電力費が高くなり、税金でそれを補填したりしますね。で、儲けは全部中国に行く。こういうことを推進している地方の市長さんとか知事さんとか。小池さんなんかもそうですね。どういう気持ちなんでしょうかね。
人生を全く間違って考えてるような気がしますね。

それから僕がよくテレビのニュース解説に出てる時に、1,000円で売れれば儲かるのに3,000円で売る人っていうのもいるんですね。 これはダメなんですよ。ダメっていうか、まぁつまらない人ですね。人生の意義が分かんない人ですね。
やっぱり共存共栄なんですよ。で、私は色んな時にいろんな人から教えてもらったんですが、適正利益は8%っていうのが、僕なんかはそう思いますね。だから1,000円で売れるって事はまあ8%ですから920円ぐらいで作ったものを1,000円で売る。そうすると80円ですから8%ね。このくらいがちょうどいい。それを自分が作ったからとか自分が儲かるからって3,000円で売るって事はどういうことかって言うと、1,000円で売れるのに3,000円で売ってる人は2,000円分は人から収奪するんですよ。自分が1,000円で売れれば自分の生活ができるのに、適正利益を大きくオーバーして売る人。これやっぱりね、人の労働を取るとか、そう思いませんけどね、少しこう考えにくいんですけども、そういうことなんですね。

それから職業のために議員になる人。これもね、僕あの、いろいろこの頃政治に関係してくると、職業のために議員になってる人多いなあと思ってですね。議員は目的が逆転してんですよ、これ。
世の中を良くしようと思って議員になるんだけど、それが職業になる。この順序だったらいいんですね。世の中を良くしようと思ってうっかり議員になったら、これ結構歳費くれんじゃないかって、これはいいんですけどね。
職業のために議員になる人。これね、なんか、さもしい人ですね。多いですよ。ほとんど多いですね。自民党の世襲議員なんつうのにこれ多いですね。

それから江戸の仇を長崎でうつっての、これ多いんですよ。私がなんか言うとね、そこの場では反論してこないんですよ。その場で反論してこないけども、他のとこでやるんですね。
例えばNHKなんかもそうですね。僕なんか、昔NHKに出てたんですけども、私がNHKの批判をし出すと、NHKに出さないんですよ。これ江戸の仇を長崎ですよね。
結局私の放送が悪ければ、そこで、あなたが放送悪いから武田は使わないと言えばいいんですよね。

こういうの多いですね。江戸の仇を長崎で、つまり正面からは批判しないで、あいつはね、こんなこと言ってるからもう使わないことにしようと、こういうやつですね。

それから人を罵倒したり足を引っ張ったりする人。この人もね、まあある意味で人の批判をするってのは役には立つんですよ。役には立つんだけど、度が過ぎてるっていうかね。やっぱり人間はバランスが必要で、前向きのこともあるけども、多少批判精神もあるのはいいんですけど、批判精神が100%とかね、80%が批判精神。そういう人は周りが困りますよね。なんか言うと批判ばっかっていうんでね。本当に困っちゃうんですよね。

それからこの前大阪に行きましたらね、大阪の政党の中で、無償化無償化っていうのを意地でも言ってる政党がいたんですよ。なんか高等学校無償化とかね、過去にはね。幼稚園無償化とかね。そういうことを一所懸命言って人気を博した政党があるんですよ。
高等学校無償化っていうのは、高等学校を無償化にしてんじゃないんですよ。高等学校の授業料を税金で使いますってこと言ってるんですよ。
税金で使うってことは、その分だけ国民から税金を取るか、将来にツケを残して子供から取るかってことです。
ちょっと内容を見てみたらですね、そういう人たちってのは、なんか無償化するとね、得をするっていう風に選挙民を騙そうとしてるんですね。だからもう最初から政治家にならない方がいいんですよ。
政党単位でやってんですからね。ですからもうそんな政党はもう解散すべきだと僕は思うんですけどね。だって高等学校無償化するっていうことは、今の税制とか国税の構造ですね、地方税の構造なんかから言いますとね、今は返せないです、高校無償化したらその分だけ赤字になって、貯まっていきますね。それを将来のその高校生の時に、その利益を得た子供達が、それを負担するわけですから、簡単に言えば今の親が子育てのお金をケチって、子供に将来払わせるって事なんですよ。

幼稚園もね。幼稚園の無償化も。僕だったらそれを正面から言います。今は我々は生活が厳しいけど、将来は日本は楽になると思うので、幼稚園の人達を税金で教育をして、そしてその子達が将来大人になったら払うようにしたい。これが幼稚園の無償化ですからね。 だからまあこれもね、僕はね、思うんですけど、正直にものを言わないで人を騙して儲ける人ですよ。ここに列挙したやつは、みんなそうですね。

太陽電池を屋根につけてる人もそうなんですよ。太陽電池を屋根につけてるっていうのはどういう人かっていうと、自分が儲かるために周りの人たちからお金をもらう。まあ今、言葉が、なんて言っていいんですかね。そういうのを昔は乞食って言ったんですけどね。乞食ですよ、言ってみればね。
だからつまらない人ですよ。自分で働いたお金で自分が生活するっていうことが大切なんであって、国の制度を利用して、悪用して、これ悪用ですよ、太陽光発電やるっていうのはどういうことかっつったら、よく太陽の光は無料で無限とか言うじゃないですか。だから少なくとも電力会社が今だいたいkwhあたり10円から14円ぐらいで作ってますから、それよりか安く作って、それでみんながその電力を使って幸福になるようになるようになんなきゃいけませんよね。だけど自分だけは補助金もらったりしましてね、得をして、なんでこんな高く作ったのに補助金もらえるのか分かんないな、なんて思いながら、心の中で分かってるんですよ。だから太陽光発電を屋根につけてる人っていうのは、あれは人の金をもらいたい人なんですよ。ひどいもんですよ。

まあ1,000円で売れよ儲かるのに3,000円で売ってですね、自分がものすごく儲けて。なんか昔ね、あの人悪い人じゃないと思うんですけど、なんか100億円かなんかできたので、自分の好きな女性と宇宙旅行したいなんて言ってて。その時僕テレビに出てたんですけど、みんなが、評論家が囃してんですよ。素晴らしいわねとか言って。僕はその時言ったんですよ。それダメですよ。もう少し安く売らなきゃいけなかったってことじゃないですか、とね。だから自分が得すればいいっていう思想は、日本にはありませんよ。それであの、これ不幸になるんですね。必ず不幸になりますよね。

職業のために議員になる人、まあね本当いますよ。江戸の仇を長崎でうつ人。人を罵倒したり足を引っ張ったりだけする人ね。それから、「なんとか無償化」とか言って、ちゃんと説明しない人。まあこういう私はこれを人生の意義のとこでやったんです。こういう人はだんだん年取って、僕らの年齢になると悔いると思いますよ。俺悪いことしちゃったなと。もう少し他人のために何かやらなきゃいけなかったなって、そういうふうに思うと思いますよ。

だけど若い時から日本を売っちゃいけませんよ。暴利を貪っちゃいけませんよ。他人を他のとこで足を引っ張っちゃダメですよ。少し前向きで明るくやらなきゃいけません。それができなければ、少し後ろに引っ込んでた方がいいですよと。
それから税金は、やっぱり公共のために使うんですよ。ということを日頃からそういう雰囲気の社会ができてなきゃいけませんね。江戸時代はそうでした。だから外国とかヨーロッパとかそういうところにいた人がね、いかに自分たちが汚い生活をしてたんだなってことを、日本に来て感じたわけですね。

これはだから人生の意義を感じて本当に幸福な人生を終わるためには、この現代日本のつまらない人たちの行動を持って、「もって他山の石として」ですね。そして自分の人生はそういうつまらない人間として終わらないようにすると。
こう考えるのも、人生の意義を裏側から考えるという点で有意義ではないかと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
人生の意義(5)「現代日本のつまらない人」 令和5年3月29日
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2023年04月03日

男女の違いは、人間と犬の違いと同じように考える

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人生の意義っていうのを毎日毎日考え続ける必要はありませんが、特殊な職業の人別にしましてね、哲学者とか宗教家は大切でしょうけど、我々は他にやることもありますもんですから。
だけどたまにはやっぱり、人生の意義というものに時々思い返してみると、自分達が今当面しているいろんな悩みとか、そういうものが、実は大したことなかったんだと気が付いて、気楽になったりもしますんで。
年度末に当たって、人生の意義というのを、ちょっとやっております。2回目ですね。

自分ひとりでは生きることができないのに、なぜ自分本位なのか? 自己は大切なのか?っていう、これもものすごくもちろん、ヨーロッパ文明と日本文明でも違いますし、また封建時代と現在とも違いますし、時代とか場所によって、かなり違うような考え方が出てくるものなんですね。

私は科学者なんで、スタートは科学的に分かってることを一応確認して、それから自分の経験とか感情っていう風な順序になるっていうのが私の考え方なんですね。
で、人間っていうのは非常に特殊な生物で、今から6億年ぐらい前に、6億年よりか前は単細胞生物ですからね、単細胞生物というのは頭と体が一緒ですから。目も一緒だし、一緒っていうか、ないっていうかね。ですから、頭で考えて、なんかものをするってことはないわけですね。

ところが多細胞生物に6億年ぐらい前になってですね。最近まで僕、5億5千万年前って言ってたんですけども、その後いろいろな発見もありますし、それからいろいろ文献もこう読みましたらね、多細胞生物と言えるかどうかっていう議論のある生物も交えますと、まあ6億年って言っていいだろうなと思って、最近は6億年前って言ってますが、6億年前に多細胞生物ができまして。もちろん最初は頭もなければ神経もないんで。血管もないんでね。今みたいのは違いますが、まあ少なくとも多細胞生物になれば、血の通る血管を作ろうと思えばできるし、神経細胞もできるし、それから足とか手もできますし、頭もできるということで、そこら辺をスタートとしますとね、そこから少しずつ中枢神経系とかそれから頭脳ができてくるわけですね。

人間で言えば奥の方にある、古い脳ですね。僕の言ってる古い脳です。まあ中脳とか小脳とかなんかいっぱい名前がありますけど、そういったものですね。それは不思議なことに、6億年間の記憶が詰まってるんですね。記憶とか教訓とか。本能という言い方はちょっとまずいんじゃないかと思うんですね。別に本能というものでそれは規定されてるじゃなくて、6億年間の知識の集積ですね。最初はいろいろ要らない知識もあったでしょうけど、だんだんだんだんこう6億年も経ってますから、少しずつ要らないものが切り取られて要るものだけが残って、今のところ6億年間の知恵が詰まってですね、どっちかったら利他的なんですよ。
仲間を大切にしていこう。なぜかったら例えばほとんどの動物は群れで生きてますからね。だから群れの調和を壊したりですね、自分と違うものとの。よくあの人間関係が難しいって言うけど、個体関係難しいんですね。だからそれを調整するいろんなやり方ですね。それから家族が仲良くやっていくとかですね。それからお父さんお母さんを尊敬するとか。

ところがまあだんだん生物が発達する。それ以外に自分で得た知識も利用しようということになりますね。そっちの方がいいやってことになる。つまりここのこの古い脳にあるところはお母さんが、あの人は味方ですよ、ああいう形をしたのは危なくないですよ、こういうのは危険ですよって教えた通り、その後に自分が生まれて勉強してもそれが頭に入らないもんですからね。

ちょっと具合悪いだろうということで、自分で経験したものを入れるところを作った。それが大脳ですね。表面にあるんですね。これができたので、伝統的な知識とそれから自分が生まれてから、だいたいまあ3歳から5歳ぐらいからですね。三つ子の魂100までもって言いますから、まあ3歳にしましょうか。
3歳から25歳ぐらいまでに、22年間に溜め込んだ知識が大脳に入ってるんですね。それはあのお母さんやお父さんから引き継がないですね。お父さんとお母さん、いくら英語はペラペラでもですね、まだ英語っていうのはここの伝統的な脳に入ってませんからもちろん、。ですからお父さんお母さんが両親とも英語をペラペラでも子供は英語の単語一つも知らないというような構造なんですね。

ですからこの人間がこの大脳で考えるって言うと、あたかも正しいことを論理的とか言いますよね、論理的に考えるとかね、合理的に考えると。これは論理的であるか合理的であるか、分からないんですよ。ただ3歳から25歳ぐらいまでに自分の知識、体験、そういったもので作られたのが大脳なんですね。

この大脳っていうのはもともと400ccから500ccぐらい、ほぼサルと同じぐらいの体積だったんですけど。人間が700万年ぐらい前に生まれて、それから500万年間、随分長い間、200万年前、今からね、それはだいたい4、500ccだったんですよ。それでだいたい思考能力もサルと一緒。だいたい本能が勝って、それをちょっと手伝うっていうぐらいだったんですね。
ところが200万年前にグーッと脳が大きくなり始めまして、と同時に火を使うとかね、男性のセックス、性欲が少し弱くなるとか、そういったいろんな、いわば本能から少し離脱したような、動きをするようになります。火を使うってことは本能から言えば火は避けますからね。だから人間が火を使うというのは、非常にこう本能から離れた状態になったわけですが、そういう風になります。

その200万年間どんどんどんどんこう大脳が増えてきましてね。ついに今はこう我々はこの中心にある伝統的な脳をかぶさって、自分が先っていうことになっちゃったんですね。で利己的になりました。

伝統的な脳は利他的、新しい自分が考えた脳は利己的なんですね。ですから一旦思春期が終わって、自分の考えが整うとですね、悩むんですよ、一時ね。
俺は利他的、利己的、どっちをすべきなのかとか、そういうこと考える。元々の自分の生物としての利他的な心と判断ですね。それから3歳から25歳までに獲得した新しい利己的な判断。

典型的に言えば日本文明は利他的な古い脳と、利己的な新しい脳が調和してる状態ですね。なんで日本人は利己的なものと利他的なものが調和してるかっていうと私はね、日本の自然がそうしてると思います。
日本の自然っていうのはもう世界の自然に比べたら極めて穏やかなんですよ。私、一所懸命仕事してる頃は、30カ国ぐらい行ってましたかね。外国旅行ばかりだったですね。ビジネスですけどね。で、そうやって見てみますと、本当に日本の自然というのは柔らかいなって感じがしますねこれ。自分を包み込んでくれる。その中で自然とかなり考えが近いもんですから、あのやっぱり6億年間の利他的な頭脳との間の親和性が高いですね。

ところがヨーロッパ文明は2つの理由があると思います。一つはキリスト教が非常にこう、1200年ぐらい強く縛ったもんですから人間を。それからの解放、ルネサンスですね。それによってやっぱり過度に、必要以上に大脳の方を強調する。だから、思考とかですね、そういうものを強調しますね。デカルトなんか、デカルトとは二番煎じか三番煎じなんですけど、まあそういうのがみんなの納得する。
だからなんかなんとかの自己実現の三角形とか言ってですね、ああいうのはみんな、ヨーロッパ文明としては別に正しいんですね。
だけども日本文明としては正しくないんですよ。マズローのなんとか。そういうのに最近は非常にこう、白人崇拝なんてね。文明はどっちが、日本文明が上なのか、ヨーロッパ文明が上なのかなんていうことを検討せずに、マズローとかですね、それからインフォームドコンセントなんて英語で言うとですね、すぐぽーっとしちゃうんですね。その典型的なのが小池都知事でしょうね。日本語を英語とかドイツ語で言い直すっていうね、それで票が取れると思っておられるんですよね。
確かにその通りで、日本人は欧米コンプレックスですから、なんかそういう学者も結構いるんですよ。なんとかって言ったら、それをね、こう肥満って言ってはなんか、メタボリックシンドローム。メタボリックシンドロームって、なんで出すの?あれごまかしですよね。肥満防止って言やあいいんですからね。

そういうことで、2つの脳があるんですね。日本人は僕に言わせれば正しく、これがよく分かったら、対人関係もすごく良くなりますし、それから人生が第一、明るくなりますよ。僕なんかもう、全然明るいんですけどね。悩みなんてあるのかなと思ったりするぐらいなんですが。
それはなぜかっていうと自分一人では生きることができないのに、なぜ自分が大切なのか。いや実は自分大切じゃないんですよ。自分を大切にしなくても、周りと一緒なら必ず幸福に生きられるんですよ。これ決まってるんですよね。だって多細胞生物自身がそうできてんですからしょうがないんですよね。

僕ね、この頃男女の問題なんかやってるとね、なんで女性が子供を産んで子宮を持ってて、乳首からおっぱいが出るの?って、それを無視してね、それは無視してやろうとしてる人がいるから、男も不幸になるし、女も不幸になる。それ当たり前ですよ。だって現実を認めてないんだから。
犬と人間とどこが違うんだろうか。犬と人間と同じことやらなきゃいけないんじゃないかなんて言ったってね。それは犬は犬、人間は人間なんです。男は男、女は女なんですよ。別にどっちが優れてるとかね、そんなことは関係ないですよ。人間と犬とどっちが優れてる?犬の方が優れてるとこいっぱいありますよ。だってね、飼い主と非常に仲いいでしょ。本当に飼い主を信用してくれますよ。人間だったらすぐ疑ったりしてね。犬は疑いませんからね。
いや、僕は豚も偉いと思うんですよ。僕ね、誰かがね武田先生ちょっと肉食いたいからこの左腕の肉を少しくれませんかったら嫌だって言う。だけど豚はね、自分の身を削って人間に肉を食べさせてくれますよ。それから見たらね、いや我々はなんてケチなんだろうなと思ったりしますね。

だからまずは人生の意義はですね、自分にないと。これはね、僕はイエス様とかお釈迦様なんかの言われたことをですね、非常に好きなものですから何回も何回も聞きますとね、あの人たちは自分中心じゃないんですよ実は。全然自分中心じゃないですね。群れなんですよ。お釈迦様とかイエス様の方が我々よりかちょっと偉いような気がするんですね、僕は。少なくとも僕よりかは絶対偉い。間違いない。その人が長い間いろいろ考えられてですよ、自分よりかは、みんななんだと言っておられるとこ見るとね、それを素直に理解して、自分が良くなろうと思っちゃいけないと。自分が良くなろうと思った方が良くなると思うけど、実は違うんだ。本当に違いますよ。本当に違いますね。周りの人に感謝をし、周りの人のために行動し、周りの人のために考える。

もちろん食事もそうですよ。私たちが生きる上では、他の生物の命をいただかなきゃいけないから、まあ自分も生きなきゃなんないから食べなきゃいけないけど、まぁむやみに食べないでおこうと思うとね、太りませんから。食事の量を満腹まで食べませんからね。自分が生きていく量だけ食べる。そうするとやっぱり少しは細くなるし健康になりますよね。病気もしないと思いますね。まあ腹八分目は本当に3割寿命が伸びますからね。これはどの動物でも人間ばかりじゃなく、どの動物でもそうです。

ということで人生の意義、第2回は、人生の意義は自分にあるのではなく、他人にあるという驚くべき結論に達しました。

武田邦彦 ヒバリクラブ
人生の意義(2)「自分一人では生きることができないのに、なぜ、自己が大切なのか?」 令和5年3月26日
https://youtu.be/nPqCY4EPwUM


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2023年04月01日

人生の意義 頑張る理由

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普段は科学のこととか時事問題とか、そういうのをお話してるんですが、いろいろなチャンスがありまして。昨日もちょっとそういうチャンスがありまして、人生の意義というのを時々はやっぱり考えてみなきゃいけないなと思う時がありました。

我々が毎日毎日同じように朝起きて、そしてご飯を食べて歯を磨いて、そして仕事をして。夜になると疲れて風呂に入って寝ると。そういう生活をずっと送ってますと、やっぱり人間っていうのは、またそれが人間のいいところでもあるんですが、普段の生活の中で流れて、それがいつのまにか何か不満としてたまったり、生きがいが感じられなくなったり、まあするもんな訳ですね。

本来は夕方、地方の方は今でもそういうのあるでしょうけど、山の端に沈んでいく太陽の赤い夕日を見たり、それから海辺ですと海に寄せる波の音を聞いたり、そういうことによって人間っていうのは、自然の中に自分が生きているんだということを強く感じるものでありますし、また身近に小さな昆虫とか小さな動物なんかいますと、時にはそういう動物があえなく命を失って死んでいるところに出くわしたりしますと、まあいろいろこの世の中の無常というものを感じるわけでありますが、現代っていうのは非常に難しいわけですね。まあ事実この録音も、私ちょっと今度ホテルに2、3泊しておりまして、そういうことでホテルの中からお送りしてるわけですけども、非常に人工的な空間で生活しているわけですね。それでテレビをつければ、なんかウクライナはどうとか、それからどこがどのくらい儲かったとか、どこの銀行が潰れそうだとか、そういうまあ本当にお金の話だけが出てるようなところもあるんですね。

考えてみれば私が若い頃って今からほんの最近ですよね、人類の歴史から言えば、もちろんものすごく最近で、日本の歴史から見ても、もう本当に最近なんです。50年前ですら、現在と相当違いますね。
例えばあの頃はまだ現役の小説家、その方が小説を出しますと、みんなでそれを読むというようなことも随分ありました。それから名前の知れた作曲家がおられて、その方の作曲した最新作を母親が台所でちょっと小声で歌ってるという、そういうこともありましたし、絵画なんかも、絵画展なんかありましたね。いろいろなヨーロッパ絵画もありますけど、日本絵画もあり、最近の画家の絵画もありました。これも抽象画であっても具象画であってもいいんですが、ちゃんとした美術でしたね。今みたいに何か思想がかかったようなものが出てくるなんてことは、あんまりなかったんですね。

そういう中で、冬にはスキーに行ったり、夏は海水浴行ったり、春とか秋は家族とドライブに行ったりするような、いわゆる普通の生活だった訳です。
今は完全に時代の過渡期なんですね。分裂してしまいまして、もちろん家族がどういうものかとか、職場旅行がないとかいうのはノスタルジアかもませんね。私が年を取ってるから、ノスタルジアかもしれませんが、しかし小説もない、絵画もない、音楽もない、音楽会も展覧会もガラガラだというような時代になってしまいまして。これもやっぱり過渡期だから仕方ないと思いますが、人間っていうのは同じように発達するわけじゃないんで、過渡期ですからね。だけどそういう中にいる我々は、やはり時に振り返って、人生の意義というようなものを考える必要があるかと思うんですね。

今日はその第1回で、必ず死ぬのになぜ頑張るのかという、これは宗教でも哲学でもかなり根本的な問いとして、しょっちゅう出てくるんですね。人間は必ず死にます。必ず死にますが、どうせ死ぬんだったらもう、毎日酒でも飲んで、早めに死んだらいいじゃないかと。どうせ目標が死ぬことなんだからということで。まあそういうことで、生きてる時に頑張るというのはどういう理屈なんだってのは、これは人生論でも宗教でも哲学でも芸術でも、主たるテーマの一つなんですね。これについてちょっと、今日は第1回ですから、簡単にちょっとまあ考えてみて、次の「人生の価値2」に行こうと思ってるんですけどね。

人間は実は生まれる時に、生まれようと思って生まれた人って一人もいないですね。生まれようと思って生まれる人が一人もいないのに、死ぬのが必ず来るって事に、なんで問題を感じるのかってことですね。
私が今ここにいますと、気温が何度だとか、今日の昼食が美味しかったかなとか、そういうこと考えてしまうんですけども、それ自体が本当は意味がないと言えば意味がないですね。必ず死ぬんですから、別に何を食べてもいいはずだし、気温が寒くても暑くても、まあいいはずなんですが、それはしかし私は全然違う考え。この必ず死ぬのに頑張るのかっていう問いがですね、宗教家とか哲学者とか、そういう方が非常に興味を強く持つのは、その人たちが比較的長い時間の感覚を持っておられるということですね。
例えば生まれて死ぬまで50年とか80年とか、そういう時間を見て、そういう気持ちにとらわれるんですね。

しかし私はちょっと違いましてね。この生きるって事は、今の瞬間、今の瞬間だけっていうのが私なんかが自分で感覚的にも、頭で思考してもそう思うんですね。
っていうのは昨日何かをしたということは、今日になるとほとんど何の意味もないですよね。昨日には帰りませんから。それからまた明日がどうかっていうことも分からないですね。
したがってまあ少し長く言っても、私の人生の気持ちと言ったらですね、今日はあるかなっていう感じなんですよ。

今日はあるかなっていうか、むしろもっと短くて、僕は2、3時間が単位のやに思いますね。例えば今からどっかに行って講演をする。一所懸命やろうとかですね。それから今からどうも依頼された執筆をしなきゃ、ちょっと嫌だなとかですね、そういう風にこう気が進まないなとかですね。まあそういうようにこう、あそこに今日食事に行くけど楽しみだなあと思ったり、ちょっとあそこで今度、今日一緒の人がなかなかこういう人だからなぁと思ったり、気が向かなかったりしますね。

私はだいたいそういう感じで生きてきました。したがって私は、今日も朝って言うんですが、今日1日じゃないですね。今日1日ってのはちょっと人生にとっては長いかなと思うんですね。まあ2、3時間を目処に自分がやりたいこと、自分の人生としてやるべきことをやろうかと。できれば自分のためではなく、人のためって言いますか、家族のために収入を得るとか、子供のために何かするとか、友達のために何か一肌脱ぐとか、なんかそういうことによって自分が満足しますね。良かったと思いますね。
この良かったの数がある程度、まあ10個か20個あれば人生はいいんじゃないか。まあ普通の平均寿命ぐらい生きれば、そういう瞬間、瞬間というのはここで言えば2時間とか3時間ですよ、そういう2時間とか3時間が良ければいい。というか良ければ、そこしか人間はできないっていうんですかね。長期的な計画はもちろんほとんど立てませんしね。

第一、僕が若かった頃の日本って言ったら、今と全然違いますからね。もう環境が違いますから、もちろんスマホがないなんて当たり前ですけど、冷蔵庫、洗濯機、テレビないわけですからね。水洗トイレはないし、電車も、なんかあるかないか分かんないようなもんですから。ですからそもそも必ず死ぬからなぜ今日頑張るのかっていう問いは、僕にしてみればちょっと時間が長すぎるよと。そんな長くは考えられない。人生というのは、人生の意義というのは、僕はずっと長く、50年間こうやったからっていう意義っていうのはね、まあここで聞いておられる人はいくらでもそういう人もおられるでしょうから、それ別にいいとか悪いとか言わないですけど、人生っていうのは2、3時間の積み重ねっていうのが僕の意識なんですね。実際そうやってきました。

私は最近までテニスをやっておりまして。テニスは72から始めましたから、非常に年取って始めたんですけども、それでもごく最近まで、入院するまではテニスをやっておりましたが、この前そのテニスで私にとても親切に教えてくれて、素晴らしい先生だったコーチがおやめになりましてね。その時メールをいただきました。武田先生が一所懸命テニスをやられるのに感心しました、というお言葉をいただきました。私にとってはこれが最高の褒め言葉なんですよ。

要するに成果がどうだったとかね。もちろんテニスなんか下手ですからそう勝てませんが、テニスに勝ったとか、それからなんかそういうんじゃなくて、テニスに行った時は一所懸命やった、もう力の限りやる。それでもちろん休みますよ。ぐったりして休みますが、人に何かをやるときにはもう一所懸命その人のためにやる。テニスも一所懸命やる。講演を頼まれたら、僕は講演の前に話しかけられて、ちょっと待ってくださいなんて時々言うことがあるんですけども、講演の前なんかもう本当にですね、どういう風に言おうかな、これどういう風に言おうかな、聞いた方はどう思うかな、ということに集中してやりますね。
したがって講演が終わったらぐたっと、今度は逆にリラックスしましてね。もう難しいことはちょっと1時間か2時間ぐらいはもう話せないっていう感じになりますね。その2時間の講演なら2時間の講演、1時間半のテニスなら1時間半のテニス、1時間の食事なら1時間の食事、この積み上げていうか、積み上がんなくたっていいんですけど、この連続が私は人生だと思います。
その人生がどこで終わっても、つまり必ず死ぬっていますけど、まあそれはね、どうせ生まれた時に希望してないんだから、死ぬ時も偶然でいいんですね。
ただ僕はその生まれたことが意識されるのと、死の間の時間の過ごし方、そこに人生があるとは思ってます。

私の人生はそういう人生でした。僕は1回言ったことがある。
「武田君は何を研究したいの?」「何ってことはないんです」と。「一生やれるような研究をやりたいんです」と、こう言ったことがあるんですね。

ちょっとそういうところがありましてね。対象物が何であれ、それ私にあまりこう興味湧かない、一所懸命やる。身をこう投じられるようなね。そうするとその充実した時間がずっと続きますから。
良かったな。1日に3回か2回ぐらい良かったな、良かったなっていうのがあればね、それで僕は満足ですね。

いつ始まろうと、もちろん始まるのは分かんないですけど、いつ始まろうといつ終わろうと、それから人生が必ず死ぬからどうしたらいいかっていう問いは、世界の大哲学者、大宗教家が一所懸命考えたことですけれども、僕にはあまり関係ありません。
私はその時間、その時間が、自分として一所懸命やれるような時間。それが私の人生で、人生の意義はそこにあるという風に考えております。


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2023年03月31日

日本の現状

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どうも、今の日本っていうのは何かの歯車が狂ったわけですが、なぜ狂ったか。またその本質が分かっていかないと分からないんですけども、とにかくほとんどの話が、本質ではなくて、枝葉末節に流れるんですね。

例えば具体的に少子化としますと、少子化、80万人を切って大変だ、これは危機的状態だとかいうことを専門家が盛んに言ってるんですが、まあだいたいこれからは長寿化しますからね。長寿化するってことは悪いことだという人はいないでしょうね。ボケて、もう死んでるように生きてるってはいけませんけどね。ピンピンコロリで100歳ぐらいっていうのが一応の目安でしょうね。
現在でももうすでに、50歳を超えた人の平均余命が50年を超えてるんですから、そういう意味では100歳人生ってのはすぐそこまで来てるんですね。

で将来設計といったら、やっぱり100歳ぐらいを目処にしなきゃ将来設計できませんよね。それで日本の人口はどのくらいが適切かっていうと、明治の始め、4,000万人ですよ。それが戦争で必要で産めよ増やせよで、ここまで来たんですが、どんなに考えても、別にヨーロッパとかそういうものを真似るとかそうじゃなくて、通常に考えたら現在の日本の37万平方km、可住可の面積率というのはだいたいまあ大きく見ても40%、まあ30と言っていいぐらいなんですね。それから見ると、密集度その他災害、皆さんがよく希望しておられる自然との共存とか、そういうのをずっと入れますと、まあ多くて6,000万人、最適は4,000万人ぐらいですからね。

6,000万人でも100歳まで生きるとすると、1年に60万人ですよ。ですからまあそれ急激に落とすことは問題なんですが、80万人という今の数は非常にいい状態ですね。80万人でしばらく続けて、段階の世代の人たちがそろそろご引退なさりますのでね、そうしますとだいたい正常な人口分布になる。なのに80万人で危機的状態と言ってる理由をさらに調べますと、まあいろんな意見があるんですね。

年金が困るですとか、それは定年とかそれちょっと触ればいいわけで、もちろん今までのように55歳、60歳が定年の時代と、100歳までみんなが生きるっていう時代と、それは社会構造を変えなきゃいけないのは決まってますよ。
それは当たり前のことで、それを全く考慮しないで、まあ国民を脅かすために、一人の老人を支えるのに何人かなんて昔の議論をやってるわけですよ。

こういうこと言いますと、また変な横やりっていうのは、これまた癖があるんですね。なんか揚げ足を取るっていうのかな。
ものの本質を議論したいわけです。こういう考え方はいいだろうか。それに対する真正面からの反論というの、ほとんどないんです。コメント欄にもありませんでした。そうは言ったってこうとかね。
それはそうなんです。ただ全体として、その人が将来の姿として、どういう姿がいいかっていうご意見を寄せてくれるんじゃなくて、非常に部分的なところで、まあそうも言えるよと。
それは世の中ですから。例えば人間を論じたって人間にもいいところもあるし悪いところもあるし、社会はもちろん人間の集合体ですからね。それがこう変化していくわけですよ。だからそれはもう総合的に考えなきゃいけないんですけどね。

とにかく枝葉末節なんです。軍事費なんか面白いですよね。5兆円を7兆円にするっていうので、一所懸命議論してる。だけど、例えば中国が攻めている時に、どう守るか、それが先ですよね。どう守るかによってどのくらいお金がいるかになるわけですよ。7兆円だから守れる、5兆円だから守れないってないんですけども、そういう議論にならないんですよ。7兆円がいいかどうかなんて議論なわけ。

それより、もっとひどいのは、政治も芸術も、それから社会も、ほとんど全部人の、ほとんど全部って言うと、またコメントで「全部じゃないだろう90%だろう」って言うかもしれないですけど、そういうことじゃなくて、多くがスキャンダルとか、誰がこう言ったとか、もうそういうことに満ち満ちてるんですよ。

例えば今、国会だったら、林外務大臣がG20に出なかった。これも大きなことですよ。大きなことですが、それと並行して、やはり、どうやったら日本国を守れるのか。どうやったらこの30年間、要するに日本が世界で最低になっちゃったのかという議論が国会で行われていて、それが主力で、それから外務大臣に「一体何ですか、あのG20に出ないっていうのは失態を起こして」って言うならいいんですよ。

つまり大きなことと小さなことが分かんなくなっちゃって、逆転しちゃってですね。
芸能界のテレビなんか、私ね、テレビなんか見ると、素晴らしい作品、これだとかいうの全くないんですよ。最近のテレビで、新しい基軸で、これはとても面白かった、着想もいいし俳優も良かった、どういうとこが良かったなんていうのは全くなくて、誰が子供何人目産んだとか、誰と誰が不倫したとか、そんなことばっかなんですよ。そればっかというとまた怒られちゃうんですけどね、それが90%ぐらいなんですね。
だからといってすぐ、日本人が根本的なこと考えられなくなったと即断することはできないと思うんですね。

僕は今日快適な目覚めをしたのは、昨日お会いした人で、根本的なことを考えてる人がすごく多いんだということが分かったわけですよ。
それがだけど社会の表面に出てこないんです。何で出てこないのかって言ったら、私がへこたれるのと一緒なんですね。そんな細かいことばかり言ってもらったら、例えば私がこう今後の日本はこうするべきだって言ったとすると、どういう感じかっていうとですよ。
僕が出かける時に、「先生あの、靴が少し汚れてます」とか、「そんな汚れた靴で歩いてて、天下国家を論じられるんですか」って、まあそんな感じなんですよ。ちょっと気合がくじかれてしまうって言うんですかね。だからこれ、気合いをくじくのが、例えばとにかくどんなに俳優がどんなにいい演技しても、誰かその俳優の子供の一人がなんか学校でどうしたなんてことやられると、いやちょっと待ってくださいと。それはそれで、まあ私生活でも俳優ですから、私生活も少しは関係あるけど、やっぱり私の演技とか本業の方で、一ついろいろご批判をいただいたり、褒めていただいたりしてほしいという感じになると思うんですよね。

それはスポーツでもそうでね。野球なんかでも、プレイ自身の解説って、このごろほとんどないんですよ。これまでこの選手はこういうボールは打てなかったけども、それをどういう工夫をしてどこの筋肉を、昔はまだありましたよ。王選手がホームランをどんどん量産し始めた時に、一本足にしていく。そうすると重心がどうなる、踏み出す時どうなる。これを克服するためにどういう練習をしてるっていうような、言ってみれば野球自身の解説だったんですよ。ところが最近では、あの誰がなんかに出るとか出ないとか。そういうようなプレイとほとんど関係ない。

学者もそうなんですよ。学者もなんかこういう風な立派な発見をしたとか、演説をしたとかそうじゃなくて、なんだか。だから学者はほとんど今出てきませんよね。
政治家も、もうスキャンダルだけ。芸能人もスキャンダルだけと限らないんですよ。テレビだって。やっぱりテレビの放送内容とか、そういうのに対してきちっとお互いに議論する。まあここでもNHKのことずいぶんやってますけども、NHKから全く反応ないですもんね。つまり中心的なことは誰も議論しないんですよ。
それで、やるとすぐ末端。例えば僕がNHKの、例えば報道のことを事実をあげて質問すると、多分まあ、あいつはNHKに出さないとかね。それから武田のこれがおかしいとかいった、なんか変なところにこう議論を持っていくんじゃないかと思うんですね。

江戸の仇は長崎っていうのは愚劣な例なんですけどね。日本がなぜそれがねじれてしまったのか。やっぱりここをやらないと、ちゃんとした議論もできないし、いくらこれからの日本はどうなるのなんてやって議論して解決策を示しても、実施できないですよ。だって揚げ足だけ取るのいるから。 それじゃあやってもしょうがないなと思いましたね。それも私のコメントだけがそうなら、それはまあ、そういう意見の方もあるって事で、これいいんですけど。それをそう思って僕がもう1回見直してみたんですよ。国会議論だとか、報道とかネットの議論。ネットもね、確かに本質をついたこともありますけど、まあ枝葉末節がものすごく多いですね。枝葉末節の中に、わずかに本質が覗かれるって感じなんですよ。

それでちょっと今日は思い直しまして、今日はちょっと今から出かけるもんですから、出かけてる間は電車乗ったりなんかして、考える時間が長いんで、一体この枝葉末節になるのはなぜか。なぜ、特に人のスキャンダルとか言い方とか、そういうことになっちゃう。それも大切ですけど、僕の言ってるのは、それは大切だけど、安倍さんの時と同じですよね。確かにモリカケも大切だったでしょう。桜も大切だったかもしれません。しかしそれと日本全体をどっちの方向に向けて行かなきゃ。どんどんどんどん国力が落ちて、脅威が増えてるのに、それは全く議論しない。それはちょっといくらなんでもおかしいと。どうしてもそっちに引き摺られます。そこで引き摺られるので、それをちょっと考え直して、明日からまた心機一転、全然違うスタイルで、つまり私としては枝葉末節にならないで、本質の議論になるような方向うを探っていきたいと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
これから日本はどうなるの(7)「少し考えてみた・・・」 令和5年3月9日
https://youtu.be/rhA8BzrDoc8



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2023年03月29日

環境と節約と日本人

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やはり根が深いですね。こうやって一つ一つきちっと取り上げていきますと、日本がこの30年間衰退してきたっていうのは、非常に深い。ひとつやふたつ、例えばお金の刷り方が少なかったとか、二世議員が多かったとか、そういうことだけではないですね。

コメントに、二世議員が悪いっていう証拠があるのか。世の中ってなかなか難しいんですよ。物事を考える時、きちっとしたデータのあるものと、それから全体として定性的って言うんですけど、私の非常に尊敬してた東大の工学部長がおられるんですけど、昔、私よりかだいぶ年上の方ですが、その人が、「データは大切だが、全てデータに頼ろうとすると間違いも生じる。やはりそうじゃないこともあるんだということをよく考えて、そっちは論理できちっと話をする必要がありますね」と言われたことを今でも思い出しますね。

従って、こういった本当の日本の衰退の原因っていうのをじっくりと見ようとすると、まず枝葉末節にとらわれちゃいけないということと、自分が何かの立場を持っちゃいけないってことと、論理的じゃなくちゃいけない。できればデータに基づかなきゃという、そういうことはあるでしょうね。

今日は、日本が内需拡大、内需が少ないと言われてもうずっと久しいわけですね。これは1980年ぐらい、まだ日本が高度成長の時からですね。輸出ばっかりに頼っちゃダメだと。内需を拡大しなきゃダメだと何度も何度も言われておりまして、それについてはベストセラーの書類もありますしね。
それからいろんな方が、経済の偉い方、それから社会現象の偉い方がみんな言っておられました。ついに日本は内需拡大ができなかったんですね。
それに加えて環境問題というのが出てきて、それにNHKが大きくウソをついたというこの2つの打撃がありましてね。
まあこれは仕方ないっていうか、環境と節約っていうのは、ヨーロッパ人が騙し、日本人が騙されるっていう典型的なものなんですね。
これは先ほどの大東亜戦争で日本が悪い、ヨーロッパ、アメリカがいいっていうのと同じなんですね。
ちょうど日本人の節約に対する心、それから自分を卑下するいい心、そういうのが相まって、トリックに引っかかってしまうんですね。

この環境問題っていうのは、だいたい1972年の石油ショック自身が、国際石油資本の謀略であったってことはもう、分かっておりまして、従って1988年にヨーロッパは全部戦略を変えて、石油は無限にあるから、だから今度は地球温暖化すると言ってきて。この2つは二律背反ですからね。片方しか成立しないんですけども、日本人は石油がなくなるから、もったいないから節約しなきゃいけない。また石油を焚くと温暖化になるからって、2つ引っかかっちゃってるんですね。

メディアは、日本人のそういう特徴をよく知ってますからね、欠点を。欠点じゃないんですよ。質素な生活でも人生は幸福になるっていうのもいい考えですし、それから人のことをよく信じるってのもいいことですし、それから節約をするってこともいいことで、全部いいんですけど、悪い奴がいるということを知っているメディアが、それに乗じて日本人を騙すっていうのは、僕は感心できないと思いますね。

もう一つ、これは日本人側にも問題があると思うんですね。よく考えないで、議論もしないで節約したらいいだろうっていうのがあるんですね。
これの一番ひどい例は水道の節約ですね。水道の節約っていうのは、女性に言わせれば、それは水道代とか下水道代って、あなた知ってんのって言われるんですけども、環境問題ではないんですよ。だからタバコをやめると肺がんが減るというのと同じですね。つまり因果関係と関係なく、お金かなんか。タバコだったら煙が臭いから、それはそういう風に言えばいいんですけど、ちょっとそこんとこは日本人は奥ゆかしいというか、直接的にものを言うのはちょっと恥ずかしいっていうか、そういうとこありましてね。

水道っていうのは全く節約する必要ないんです、環境としては。むしろガンガン使わなきゃいけないんですね。っていうのはどうせ日本には太陽が海水面を照らして、蒸発した水は真水なんですね。海は塩水ですけど蒸発とした水は真水ですね。それが雲になって、毎日毎日自分たち雲を見てると思うんですよね。それが山に引っかかって。日本列島っていうのは中央に山があるんで、どうしても山に引っかかって、それで雨を降らす。それで真水を得るんですね。これが日本の場合膨大でですね。8,000億トンだったですかね。農業用水が600億トンくらいですから、家庭の物っていうのはもう本当に0.01%とかそういったものなんですね。ですから水道行政がしっかりしてて、日本の山の上の方からきれいな水をほとんど浄化なしに、精密濾過ぐらいで我々に供給してくれれば、これはもう本当に豊富な天然資源なんですね。日本は直ちに極楽になりますよ。だってもう、水いくら出したっていいんですからね。ただ高低差で使うだけですから。
まあそれはあんまり無尽蔵って言うと、今度は川なんかも少し干上がっちゃうとかね、魚が困るとかありますから、それはまあ多少の制限はいるんですけども、今はほとんど90%、何も使わずに海に返しちゃってるんですよ。ですから本当に無駄使いというのは、水道を使わない方が無駄遣いなんですね。

ところがどうも私が見てると、このくらい簡単な論理も、日本人の場合は先入観とか自分の心情が先走って、そんなこと言ったって、水道をひねって出してていいんですかと僕にこう来るので、お風呂なんかだって1人入ったら別に流したらいい。あ、これはもうこれは熱がありますね。プールなんかそうかな。流していいんですよ。全然関係ない。その方が有効に使えます。
もしも、もっと水を使えば、真水を使えば、何か我々の生活が良くなるならですよ。ならないなら別ですけど、なるならですね、真水こそ天の恵みなんですよ。何の被害もなく使えるんですね。
昔、クーラーつけるより打ち水した方がいいじゃないかなって小池都知事が言ってましたけど、今やってないと思いますよ。ああいう人たちは、口で言うだけなんですよ。実際にはやらないんですよね。まあこれなんか典型的ですね。

ゴミをリサイクルなんかしたって、使えるものが取れるわけじゃないのに。人間の活動っていうのはエントロピー増大する活動ですから、だからリサイクルも人間がやっちゃダメなんですね。自然界の自然のリサイクルっていうのは成立するんですけど、人間がやるとどうしてもエントロピーが増大します。 石油を地下から持ってきて酸素と結合させて燃やして空気中に出すというのは、むしろこれエントロピーを増やしますんでね。これで大気中にCO2を増やせて、これは完全なリサイクルですからいいんですけどね。これも多分なかなか理解できない。こういうことを理解できないっていうのはやっぱり錯覚がこう頭にあるとか、NHKの間違った放送が頭についてるとかいうことでしょうね。

それからもう一つは、あのこの頃激しいのは命を無視するってことですね。命っていうのは他の生物の命ですね、植物とか動物の命、これはやっぱり環境を守るっていう上じゃ異常に大切なんですよ。
なんか日本人は絶滅する生物はかわいそうだなんてすごく運動するんですけども、日常的な方がもっと命とってるわけですよ。
例えば食べ過ぎてダイエットをする。これなんか私信じられませんね。人間の食べてるものは全部他の生物の命ですから、食べ過ぎてダイエットするっていうほど非道徳的なことありません。環境に悪いことありませんね。
いろんなそういう食べ物系では、我々は昔は、まあ江戸時代と平安時代とか、やっぱり命をいただいてるっていう、食べ物を食べるということは命をいただいてるから感謝して食べなきゃいけないんだという、そういう意識が根底にありましたから、食べ過ぎてね。

だいたい今東京の一流ホテルなんて、食材を買ったら90%捨ててるんですよ。メニューがものすごく多いので、その日のうちに売れるものは限りませんね。ですけど高級ホテルともなればメニューはうんと用意しとかなきゃいけないから、それで新鮮なものを食べさせなきゃいけないから、どんどん捨てるんですね。

で食品をリサイクルするなんてアホなこと言ってますが、こんなことは絶対できません。もうその点で僕は時々セブンイレブンかなんかを非難してるんですけどね。やっぱり大きな会社たるものは道徳的に、していけないことはしていけませんよ。僕はそう思いますね。なんでセブンイレブンを名指しで非難するのか、なんて言ってますけど、コンビニのね、食べ残しの弁当をリサイクルしますなんて、第一リサイクルできないんだからウソだし、それから、鶏肉とか豚肉とかそういうものをリサイクルしたら、狂牛病に類似の病気が出る可能性は非常に高いんですからね。
やっぱり食物の安全っていうのは守る職業的な誠意があればね、コンビニで売れ残った弁当をリサイクルするなんてことはもう口が裂けても言わないと思うんですよね。知識があるわけですから。

そういう意味で最近は命と環境っていうのを、命をもう全く無視してというか、まあしゃべってると気がつきましたけど、むしろ環境も守るって気がないのかもしれないですね、日本人は。
環境を守ると言ってるだけで、守る気はない。命が大切だって言ってるけど、命が大切と思っていない。天然の恵みでいくらでも使える水を節約するっていうのも、そうかもしれませんね。単に見かけだけのことをやろうとしてるような、貧弱な民族になった。それがやっぱり本当のところから外れますので日本の繁栄を阻害しているとも言えないこともないかもしれないです。難しいです。非常に難しいから、一応一通り整理をしてから、絡んだ糸をほぐすように、一つずつ日本が発展する道を探っていきたいと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
これから日本はどうなるの(6)「環境」と「節約」 令和5年3月6日
https://youtu.be/GO_uKec1lXg


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