2023年04月15日
小学校教育は30年後を想定して行うべきなのに、利権で決める日本
30年後の日本を想定しないと小学校教育はできないのに・・
1.すでにChatGPTなどが登場しているのに、今更、英会話
2.教科の成績の平均を採る時代錯誤
3.30年後の社会を想定しない教育内容
4.教育は知識ではない。人格
1.すでにChatGPTなどが登場しているのに、今更、英会話
2.教科の成績の平均を採る時代錯誤
3.30年後の社会を想定しない教育内容
4.教育は知識ではない。人格
大人がチグハグ社会を作ってるわけですから、大人がそのチグハグ社会の責任を取るっていうのはいいですよね。特にチグハグ社会になってるのは、一人一人がもう、金だけ、自分だけ、今だけっていうことと、あともう一つ最近私思うんですけど、引きずり降ろす方が得意で、前進するのが不得意っていう人が結構多いですね。これも慎重派がいていいっちゃいいんですけどね、ちょっと度が過ぎますね。つまり人の言ってることの揚げ足を取ったり、それからまあ必ずしも、この呼びかける時に1から10まで全部言えるわけじゃないんで、好意を持って受け取ると。それからもし足りずがあれば、お前は知らないんだっていうんじゃなくて、こういうこともあるからこういうのを改善したら、さらにいいんじゃないですかっていうような方向に話を持っていく人が、あまり多くないという点も、チグハグ社会を生んでるんでしょうね。だけどまあ、チグハグ社会で被害を受けるのが子供達ってことになりますとね、これはちょっとかわいそうだなっていう気がしますよね。我々が、大人が作ったチグハグ社会の被害を子供たちが受けるって事になるんでね。これはもう我々の責任問題で、今日は小学校教育と未来像っていうのをお話をします。
誰でも合意しますが、小学校教育はだいたい30年後、その小学生がほぼ30歳から40歳の働き盛りになる頃の社会を想定して、それに必要な基礎的な知恵、人格とか、そういうものを作るのが小学校教育ですよね。小学生が今必要なものを勉強しても、10年経ったらいらなくなるなんてやつは意味ないですね。それの典型的なのが最近始まった小学校の英語教育ですね。
語学っていうのは2つの意味があって、一つはコミュニケーションとしての語学ですね。英語が喋れる、英語が聞けると。そういうものとそれから、イギリス文化、アメリカ文化を知るための英語。これは国文学とか英文学とか、こういったものに属するし、哲学なんかも、それから科学の分野、私の分野なんかでも日本語に翻訳したものと原典を読むのは結構印象が違いますからね。そういう意味での英語教育というのもあるんですけど、それはもうほぼ英語を読めるかっていうのが基本ですね。
ところが今始まった小学校教育は、ほとんど会話の方なんですよ。コミュニケーションの方なんですね。これは今皆さんもご存知の通りChatGPTとか、そういうものはもう実用化されつつあって、本当今度のChatGPTなんかの翻訳を見ますと、今までのような機械的な翻訳じゃなくて、通訳の人が翻訳するような言葉の言い回しの違いなんかもやっておりますので、僕は今の小学生が就職する頃には、ITの速度もずいぶん速くなってきますし、それからAIと言いますか人工知能も非常に進んでるので、間違いなく、例えばパソコンを開けてなんか英語のアメリカのニュースを見ればもちろん文字は全部日本語で出てきます。それから言葉も日本語で出てきますね。だけどそれを英語って設定したら英語になる。逆になると思いますね、今と。それは当然です。同時通訳速度が今の、例えばそうですね、444ですから、64倍以上になりますからね。ですからそれはもう瞬時に訳してくると思うんですよね。
この小学校の英語教育を今頃から入れたっていうのは、これも利権なんですよ。例えばね、小学生の人格を高めるための教育なんて始めても、1銭にもならないんですが、英語教育をやれば、英語の教材とか英語の先生とか機材とか、そういったもので山ほど利権が生じますからね。利権で子供を食い物にしてるっていうのが、この小学校の英語教育ですね。
それからもう一つ非常に大きいのは、まあ日露戦争時代っていうか明治時代とか、そういう日本が発展する時には、国民の平均的な力っていうのが非常に重要なんで、国語、算数、理科、社会を教えて平均点を取って、平均点でその子供を評価するっていうのがあるんですが、社会が発展してくるとそれは必要ないんですね。
例えば国語、算数、理解、社会の基本的なものは、足し算、引き算、掛け算、割り算ができるとか、新聞に出てくるような漢字は読める、常用漢字とかね、そういったものは読めるとか、世界の国がどういう国かとか、自然っていうのはどうできてるのかとか、そういう基本的なことは知る必要がありますが、今の小学校教育って本当にマニアみたいになってるんですね。ものすごく速度を競わせたり、非常に難解な問題を出したり。
先生方には理屈があって、こういうことを思考能力って言いますけどね。ただそのあんまり思考能力を強調するよりかは、やはり30年後に必要な日本社会とは、30年後どうなっているのか。それについてどういう知識が要求されるのかと。ITだけ教えてればいいってんじゃないんですよね。社会自体が変わってきますから。その変わっていく社会ですね。例えば経済だとか法律だとか家庭生活とか人格とか。例えば今、日本にはほとんど文化がないですよね。絵画もなければ作曲家もいないし小説家もいないっていうような、無味乾燥な日本社会になってるんですが、それをちゃんとした社会にするためにはどういう必要があるかっていうことを、先生方が十分に議論してるかっていうと、極めて疑問ですね。極めて疑問って、ほとんどやってないですよ。
アメリカを学ぶっていうのは非常に危険なんですが、いいところはですね、もう今から30年ぐらい前ですけども、インターネットとかメールが発達したらすぐ、アメリカの先生方は結構、先生方同士で教え方の問題とか教育の将来の問題を議論されてましたね。あれを偉いと思いました。アメリカ人のいいところですね。悪いところいっぱいありますけど、いいところですね。だから文部科学省の作る指導要綱なんかに頼っていては、僕は小学校の先生も専門家としての価値がないんじゃないかと思うんですよね。それが非常に重要だということと、もっと基本的なのは、教育っていうのは知識じゃないんですね。知識を教えることを教育と思ってる方が多いんですけども、教育の一番大切なのは人格ですからね。人格の形成ですね。人格なんか形成してどうするのって言うんですけど、それこそがやっぱり社会を強くして、正常化するわけですね。犯罪も減るし、それから科学とか国とかそういうものに対して、プライドを持って一所懸命やるという子供達を作るには、やはり子供達の人格なんですね。
これについては世界で非常に大きな流れが2つありまして、一つはヨーロッパ流の、人間は野獣であって、教育によって人間になるという考え方ですね。そうしますと小学校では先生がムチを持ってるんですね。ムチを持ってやってるっていうのは結局、教育を受けてない小学生は野獣だから、ムチで叩いてやるんだと。 日本は逆です。全く逆ですね。180度逆で、子供は神の子ってですね、基本的には7歳ぐらいまでは、教育にいきなり大人がタッチしないんですね。っていうのは人格形成という点では、教える方が人格的に高潔じゃなくちゃいけないんですが、やっぱり大人っていうのはウソついたり損得を考えたりしますんでね。そういう点では、大人が教育するというのは非常に危険が伴うんですね。ですからまあ子供同士で遊ばせて、その中で人間としての道を覚えさせようっていうのが、結構成功しましてね。それで日本だけは犯罪率がすごく低かった。 もちろんあのこういう風に言いますとね、反論としては、いやそれだけじゃないって。もちろんそれだけじゃありません。しかしこういう大きな議論する時はね、あまり枝葉末節にとらわれずに、一番大きな原因と思われるものを、私が思うものを話すわけで、世間一般にどう言われてるかっていうことを話す必要は本当はないんですよね。学校の教育なんかではあります。世間一般には、これはこう考えられているが、私はこう思うっていう風に言う必要ありますが、こういったヒバリクラブみたいな、ほとんどの場合成人を対象にした自由な空間っていうのは、話す人がこう思うということを中心的にお話をするってことが大切だと思いますね。
で、そういうことで、日本はですね、子供を神の子と言いまして、7歳ぐらいまではお姉さんが妹を教育する。あの当時ちょっと男と女のね、距離が遠かったもんですから、お兄さんが弟を教育する。教育するっていか、一緒に遊ぶ。ということによってそれが成功しましたね。日本人が非常に道徳性が高い。
アジアに来られたヨーロッパの人がもう本当に口を揃えて言ってるのは、「中国を旅行するのは嫌だ。いつも騙されるから。日本を旅行すると快適だ。どこでもウソをつかないし、騙さないから本当に快適だ。」こういったことがね、私なんか若い頃、海外随分行きましたけど、こういった明治時代の日本人の高潔さっていますかね、素直さっていますか、道徳の高さっていうんで、非常に外国の人が私をよく尊敬してくれるって言うかね、よく扱ってくれました。それを私その時に、日本人の今までの祖先のおじいちゃん、おばあちゃんの真面目な社会というものが財産であると。私の財産である、日本の財産である、という風に感じましたね。そういう点では、日本は有色人種で唯一植民地にならなかったとか、それから犯罪が極端に少なかったとか、対外戦争の数もものすごい少ないんですよ。日本はね、ほとんどやってないと言ってもいいぐらいなんですね。
短期的なことを言ったら別ですよ。戦争って言ったらもう、自分が知ってる範囲っていうだけのことで反論してくる人がいるんですけどね。
我々が、こういうヒバリクラブとかそういう活動する目的は、日本を良くするってことですから、間違った認識で引きずり下ろそうとするよりか、むしろ私が言うのは不足してればそこのところ補って、そしてこういうことを補うと、さらにこう良くなります、というような話にしてくれればというふうに思ってます。
いずれにしても今の小学生は本当にかわいそうで、社会が発展しても平均点取ってる。だって100mでね、オリンピックで優勝しそうな、金メダル取りそうな若者がいたと。その人に向かって、お前バレーボールできないじゃないかとか、お前水泳が得意じゃないんじゃないかって言って。だからオリンピックダメだよなんて言ってるのが、今の小学校教育なんですよ。ちょっと日本社会全体がそうなっちゃってるんですね。ある人の悪いところを強調して、いいところ潰してしまうってところあるんで、小学生はせめてそういうことがないように、してあげたいなと思っております。
武田邦彦 ヒバリクラブ
チグハグ社会(2)「小学校教育と未来像」 令和5年4月2日
https://youtu.be/x1E5XUIEUkY
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しかし、ただやみくもに買っても儲けられるわけではありません。
日本一の企業、トヨタの株式は年初の1,799円が、4月14日の1,808円で、ほぼ変わりません。
一方でAbalanceという銘柄は年初の2,335円が、4月14日には11,750円で約5倍に。
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いきなり投資をするのは危険ですので、まず学習をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
(以上は個人の見解です)
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