2019年08月27日
Excel2013で[挿入]タブをクリックしたらエラーでExcelが閉じてしまうなどの不具合
今年4月ごろから、セキュリティソフト「スーパーセキュリティ」を使用しているパソコンで、Excelの[挿入]タブをクリックしたら、エラーでExcelが閉じてしまうなど、Office の不具合が複数報告されているようです。
「スーパーセキュリティ」の使用による Office の不具合が発生しています - マイクロソフト コミュニティ
不具合は主にExcel2013で起きているようです。
時期から考えると、Windows10のアップデートが原因と思われる各種不具合が出ていた頃と同じなので、これも同じなんじゃないかと思います。
Windows8.1での不具合も報告されているので、Windows8.1でもアップデートが原因となっているかもしれません。
報告されている症状
マイクロソフト コミュニティで報告されている不具合は、以下のとおりです。
ただし、コミュニティで報告されていない不具合も起きている可能性はあります。
- Excel2013で[挿入]タブをクリックして表示しようとすると、「応答なし」となってExcelが終了してしまう。
- Excel2013で電子印が表示されない。
- Excel2013でグラフを含むファイルが「壊れている」と表示されグラフ機能が使えない。
- Excel2013でマクロを含むファイルを開こうとすると、「VBAライブラリ(1004)の初期化でエラーが発生しました。」と表示され使えない。
- Excel2013で新規にマクロを作成しようとすると、「入力した名前は正しくありません。」と表示され、新規作成できない。
- Word2013を起動あるいはWord2013でファイルを開こうとすると、「実行しようとしている機能には、マクロまたはマクロ言語のサポートを必要とするコンテンツが含まれています。ただし、ユーザーまたは管理者がこのアプリケーションをインストールしたときに、マクロまたはコントロールのサポートはインストールしないように設定されています。」というメッセージが出て、開けない。
- パワーポイント2013を起動しようとすると、「メモリまたはシステムリソースが不足しているため、Power Pointを起動できません。」とメッセージが出て、起動できない。
対処法
まずは、「スーパーセキュリティ」を停止するか、アンインストールして症状が出なくなるか確認します。
症状が出なくなれば、原因が「スーパーセキュリティ」である事が確認できたことになります。
「スーパーセキュリティ」をアンインストールして、Windows Defender など他のセキュリティーソフトに乗り換える場合は、これで解決ということになります。
「スーパーセキュリティ」を使い続けたい場合は、下記のリンクを参考にして、スーパーセキュリティの「除外設定」に Office の実行ファイル(EXCEL.EXE・POWERPNT.EXE・WINWORD.EXE)を設定すれば、不具合を回避できる可能性が高いです。
特定のファイルやフォルダをウイルス検査対象からはずしたい 【ZEROスーパーセキュリティ/Ver.22】|ソースネクスト総合サイト
Officeの実行ファイルの場所の確認方法
Windows10 の場合ですが、Windows8.1でも同じ方法で確認できると思います。
1)[スタート]ボタンをクリックして、場所を確認したいOfficeのプログラムを右クリックし、[その他]→[ファイルの場所を開く]の順にクリックします。
2)Officeのプログラムのショートカットが表示されるので、そのショートカットを右クリックして、[プロパティ]を表示します。
3)開いたプロパティの「リンク先」に表示されているのが、該当プログラムの場所です。
4月から起きている不具合なので、すでに対応済みの人も多いと思いますが、「スーパーセキュリティ」を使っていて、あまりOfficeを使っていないなどで、まだ対応していない人は、参考にしてみてください。
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