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2016年10月14日
これまでのまとめ3
先日から続いている「これまでのまとめ」シリーズ。
今回は、第3弾!
4つの段階のうちの3番目、「活動中」についてです。
ちなみに、私の考えアクティブ・ラーニング成立のための4つの段階とは、次のようなものです。
@事前準備
A導入
B活動中
C締めくくり
【B活動中に気をつけること】
活動中ということは、いよいよ本格的に子どもたちの思考が活発になっている段階です。
それまでのステップを上手く進められていたら、もう子どもたちにお任せ〜という気分になります。
確かに、そうしてしまっても、一定の成果は見られるかもしれません。
しかし、より活動を活発にするために、もっと言えば明日以降の活動をもっと良いものにするために、できることをしていきましょう。
私はこの段階では、「子どもと子どもをつなぐ」ということを積極的にするべきではないかと考えています。
興味を持った事柄について、子どもたちは夢中になってあれやこれやと思考を巡らせていきます。
そこでふとした時に、新たな疑問が湧いてくるものです。
その疑問に対する解決の方法として、子どもたちのファーストチョイス堂々の一位は、「先生に質問する」です。
いつも近くにいて、いろんなことを知っている先生に質問すれば、大体のことは解決していきます。
これほど楽なことはありません。
子どもたちの気持ちは、本当によくわかります。
しかし、それを許してしまうと、子どもは個人個人で先生と結ばれることはできても、集団としてのつながりが希薄になっていきます。
私が目指すのは、子どもたち同士でお互いを高め合える集団です。
なので、個別指導をしていては、目指すところへ引き上げることはできません。
だから、先生に聞いてみようではなく、友だちに聞いてみようへと誘導していきます。
具体的な働きかけとしては、みんなに呼びかけるような言葉を使うことかなと考えています。
何かに悩んでいる子がいれば、
「〇〇さんは、△△で困っているんだね。」
と、みんなに聞こえるように言います。
上手いまとめ方をしている子がいれば、
「〇〇さんのまとめ方は、みんなとは一味違うなぁ。」
と、絶賛します。
今までは、一人対一人でやりとりしていたこのような会話を、みんなに聞こえるようにし、みんながその後関わりを持ちやすくしかけます。
それが、私の考える「子どもと子どもをつなぐ」ということです。
こういうつなぎをたくさんしていけば、困っている子のところに、自然と集まって教える子たちが出てきます。
上手にしている子のところにも、教えてもらいに集まる子が出てきます。
こうして、子どもたち同士で高め合える環境になるのを目指していくのが、【B活動中】のするべきことだと思います。
【B活動中】では、意欲的になった子どもをどのように導いていくかが大切だと感じました。
今までとは少し違いますね。
自分のこだわりをしっかり持って、やるべきことをシンプルに進めていきましょう。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら
今回は、第3弾!
4つの段階のうちの3番目、「活動中」についてです。
ちなみに、私の考えアクティブ・ラーニング成立のための4つの段階とは、次のようなものです。
@事前準備
A導入
B活動中
C締めくくり
【B活動中に気をつけること】
活動中ということは、いよいよ本格的に子どもたちの思考が活発になっている段階です。
それまでのステップを上手く進められていたら、もう子どもたちにお任せ〜という気分になります。
確かに、そうしてしまっても、一定の成果は見られるかもしれません。
しかし、より活動を活発にするために、もっと言えば明日以降の活動をもっと良いものにするために、できることをしていきましょう。
私はこの段階では、「子どもと子どもをつなぐ」ということを積極的にするべきではないかと考えています。
興味を持った事柄について、子どもたちは夢中になってあれやこれやと思考を巡らせていきます。
そこでふとした時に、新たな疑問が湧いてくるものです。
その疑問に対する解決の方法として、子どもたちのファーストチョイス堂々の一位は、「先生に質問する」です。
いつも近くにいて、いろんなことを知っている先生に質問すれば、大体のことは解決していきます。
これほど楽なことはありません。
子どもたちの気持ちは、本当によくわかります。
しかし、それを許してしまうと、子どもは個人個人で先生と結ばれることはできても、集団としてのつながりが希薄になっていきます。
私が目指すのは、子どもたち同士でお互いを高め合える集団です。
なので、個別指導をしていては、目指すところへ引き上げることはできません。
だから、先生に聞いてみようではなく、友だちに聞いてみようへと誘導していきます。
具体的な働きかけとしては、みんなに呼びかけるような言葉を使うことかなと考えています。
何かに悩んでいる子がいれば、
「〇〇さんは、△△で困っているんだね。」
と、みんなに聞こえるように言います。
上手いまとめ方をしている子がいれば、
「〇〇さんのまとめ方は、みんなとは一味違うなぁ。」
と、絶賛します。
今までは、一人対一人でやりとりしていたこのような会話を、みんなに聞こえるようにし、みんながその後関わりを持ちやすくしかけます。
それが、私の考える「子どもと子どもをつなぐ」ということです。
こういうつなぎをたくさんしていけば、困っている子のところに、自然と集まって教える子たちが出てきます。
上手にしている子のところにも、教えてもらいに集まる子が出てきます。
こうして、子どもたち同士で高め合える環境になるのを目指していくのが、【B活動中】のするべきことだと思います。
【B活動中】では、意欲的になった子どもをどのように導いていくかが大切だと感じました。
今までとは少し違いますね。
自分のこだわりをしっかり持って、やるべきことをシンプルに進めていきましょう。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら
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2016年10月13日
ここまでのまとめ2
前回に引き続き、今まで自分なりに学び取ったことのまとめをしていこうと思います。
まず、私なりに、アクティブ・ラーニングを成立させるためには4つの段階に分けて考える必要があると感じました。
その4つが、
@事前準備
A導入
B活動中
C締めくくり
です。
前回は@事前準備について書きましたので今回はA導入について考えていこうかと思います。
導入といっても、どんな発問をするかは@事前準備で考えてあるので、大切なのは、課題をいつ、どんな提示の仕方をするのかということです。
いわゆる、用意した素材をどのように料理するのかということですね。
読んだ本の中には、いきなりめあてを提示するのはよくないと書いてあるものがありました。
私もその考えに賛成です。(難しいですが…。)
まず何かの課題を出します。
前時までのパターンと似ているけれど、うまくいかないという課題がいいですね。
(あくまでも算数では…という前提ですが)
そこで、何がうまくいかないのか、どこに困っているのかを子どもたちから吐き出させます。
それが、本時のめあてになります。
このように、自分の経験したことからめあてが引き出されると、印象を強く残すことができます。
うまくいかない授業の典型的なパターンに、めあてを子どもが全然意識していないというものがあります。
唐突に先生から出されためあてなら、無理もないのかもしれません。
だからこそ、子どもたちから引き出す必要があると思います。
それが決まれば、導入はOK?
あと1つ、考えておくことがあります。
先生から出された課題に対して、どれだけの子が自分もするべき課題だと考えているでしょうか?
高学年の算数嫌いの子からすれば、黙っていても得意な子たちが答えを言ってくれていく授業は、楽でしかありません。
あたまはほとんど働いていません。
ノンアクティブ状態です。
それでは、どれだけ練った授業を展開しても、何も学び取ってくれません。
大切なのは、当事者意識を持たせることです。
私がよくする有効な方法としては、
@答えの選択肢を用意して、1つを選ばせる。
A隣同士で説明させ合う
などがあります。
要するに、自分はこう考えているということをアウトプットさせることです。
それが選択肢を選ばせるということでも構いません。
近くの子に説明させることでも構いません。
分からないなら、分からないと発言させることでも構いません。
何かしらの方法で、今の私はこういう状態なのだと、周りにも、自分にも、アピールさせることが大切です。
それにより当事者意識が芽生え、解決に向かってのエネルギーが生み出されるのです。
導入は、漫才でいう「つかみ」の部分です。
あの手この手を使って、「つかみはオッケー!」の状態にして授業を始めていきたいですね。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら
まず、私なりに、アクティブ・ラーニングを成立させるためには4つの段階に分けて考える必要があると感じました。
その4つが、
@事前準備
A導入
B活動中
C締めくくり
です。
前回は@事前準備について書きましたので今回はA導入について考えていこうかと思います。
導入といっても、どんな発問をするかは@事前準備で考えてあるので、大切なのは、課題をいつ、どんな提示の仕方をするのかということです。
いわゆる、用意した素材をどのように料理するのかということですね。
読んだ本の中には、いきなりめあてを提示するのはよくないと書いてあるものがありました。
私もその考えに賛成です。(難しいですが…。)
まず何かの課題を出します。
前時までのパターンと似ているけれど、うまくいかないという課題がいいですね。
(あくまでも算数では…という前提ですが)
そこで、何がうまくいかないのか、どこに困っているのかを子どもたちから吐き出させます。
それが、本時のめあてになります。
このように、自分の経験したことからめあてが引き出されると、印象を強く残すことができます。
うまくいかない授業の典型的なパターンに、めあてを子どもが全然意識していないというものがあります。
唐突に先生から出されためあてなら、無理もないのかもしれません。
だからこそ、子どもたちから引き出す必要があると思います。
それが決まれば、導入はOK?
あと1つ、考えておくことがあります。
先生から出された課題に対して、どれだけの子が自分もするべき課題だと考えているでしょうか?
高学年の算数嫌いの子からすれば、黙っていても得意な子たちが答えを言ってくれていく授業は、楽でしかありません。
あたまはほとんど働いていません。
ノンアクティブ状態です。
それでは、どれだけ練った授業を展開しても、何も学び取ってくれません。
大切なのは、当事者意識を持たせることです。
私がよくする有効な方法としては、
@答えの選択肢を用意して、1つを選ばせる。
A隣同士で説明させ合う
などがあります。
要するに、自分はこう考えているということをアウトプットさせることです。
それが選択肢を選ばせるということでも構いません。
近くの子に説明させることでも構いません。
分からないなら、分からないと発言させることでも構いません。
何かしらの方法で、今の私はこういう状態なのだと、周りにも、自分にも、アピールさせることが大切です。
それにより当事者意識が芽生え、解決に向かってのエネルギーが生み出されるのです。
導入は、漫才でいう「つかみ」の部分です。
あの手この手を使って、「つかみはオッケー!」の状態にして授業を始めていきたいですね。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら
2016年10月12日
ここまでのまとめ1
いろいろなテーマでブログを書いてきたので、ここで一旦まとめておこうと思います。
本は違えど、基本的にアクティブ・ラーニングのことについて書いてきました。
本を読めば読むほどわかるような、わからないような、ぼんやりした状態になっています。
ご理解が深い方から、あれこれご意見をいただきたいものです。
今の私の理解の中では、アクティブ・ラーニングは次の4つの段階に分かれているのではないかということです。
@事前準備
A導入
B活動中
C締めくくり
このそれぞれで気をつける事柄が変わり、全部まとめてアクティブ・ラーニング成立となるのではないでしょうか。
【@事前準備】
まずは、授業前の事前準備から。
本を読んでいると、この部分の手立てがハッキリしないのが難しさにつながるのかなと思っています。
理想的な流れは、単元の授業を進めていくうちに、子どもたちの中からある疑問や関心が湧いてきて、そのことについて考えていきたいというような展開になるものです。
確かにそういうこともあると思います。
しかし、どこか出たとこ勝負のような気がして、不安要素が多いです。
果たして自分が授業をしていて、その場でねらいとした活動・内容を盛り込みつつ、子どもたちをアクティブにさせられるかというと自信がありません。
やはり、単元全体としての流れがある程度自分の中で決まっていて、その中で子どもをアクティブに活動させたいと考えています。
そうじゃないと、テストが成立しなくなるからです。
私が目指しているものは、全教科全授業でアクティブ・ラーニングをすることなので、そのジレンマで今悩んでいるところです。
大切なのは、子どもを主体的な態度で学習に向かわせること。
「〇〇法」という手段に当てはまるのではなく、意欲・関心を重視させること。
なので、特別な道具がなくても、教科書とノートがあればアクティブ・ラーニングはできると信じています。
でも………、なかなかいい方法が見つかりませんね。
私が用意した課題では当事者意識が持てないし、子どもから出た疑問についても、その子にとっては関心があっても、他の子にとっては無関心になる可能性もあります。
結局、私が出した課題と同じことなのかなと…。
難しいですね。
今私が考えているのは、取り組ませ方を変えてみようというものです。
【取り組み@ 予習プリント】
次の授業でやろうとしている課題について、事前にプリントなどで伝えておくことはどうだろう。
事前にゆっくり時間をとって考えさせることで、自分なりの考えを持って授業に入れます。
すると、他の意見などにも前向きに受け取ることができるのではなかろうか?
【取り組みA 説明してみようシリーズ】
特に算数などでは、答えを出したら「ハイ終わり!」という感じがあります。
だから、それ以上のことを何もしようとしないのではないだろうか。
ならば逆転の発想で、答えをあらかじめ伝えておく代わりに、なぜその答えになるかを説明させる展開に変えていくのはどうだろうか。
そうすれば、どう伝えるかという課題も入ってくるので、いろんなアプローチで考えるようになってくるのではないだろうか。
この2つの取り組みは、実際に私が今現在取り組んでいる内容です。
効果などの検証はまだまだ必要ですが、まずはここから始めてみようかと考えています。
アクティブ・ラーニング、見えているようで見えないものです。
A〜Cの残りの段階については、また後日に。
みなさんのご意見をお待ちしています。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら
本は違えど、基本的にアクティブ・ラーニングのことについて書いてきました。
本を読めば読むほどわかるような、わからないような、ぼんやりした状態になっています。
ご理解が深い方から、あれこれご意見をいただきたいものです。
今の私の理解の中では、アクティブ・ラーニングは次の4つの段階に分かれているのではないかということです。
@事前準備
A導入
B活動中
C締めくくり
このそれぞれで気をつける事柄が変わり、全部まとめてアクティブ・ラーニング成立となるのではないでしょうか。
【@事前準備】
まずは、授業前の事前準備から。
本を読んでいると、この部分の手立てがハッキリしないのが難しさにつながるのかなと思っています。
理想的な流れは、単元の授業を進めていくうちに、子どもたちの中からある疑問や関心が湧いてきて、そのことについて考えていきたいというような展開になるものです。
確かにそういうこともあると思います。
しかし、どこか出たとこ勝負のような気がして、不安要素が多いです。
果たして自分が授業をしていて、その場でねらいとした活動・内容を盛り込みつつ、子どもたちをアクティブにさせられるかというと自信がありません。
やはり、単元全体としての流れがある程度自分の中で決まっていて、その中で子どもをアクティブに活動させたいと考えています。
そうじゃないと、テストが成立しなくなるからです。
私が目指しているものは、全教科全授業でアクティブ・ラーニングをすることなので、そのジレンマで今悩んでいるところです。
大切なのは、子どもを主体的な態度で学習に向かわせること。
「〇〇法」という手段に当てはまるのではなく、意欲・関心を重視させること。
なので、特別な道具がなくても、教科書とノートがあればアクティブ・ラーニングはできると信じています。
でも………、なかなかいい方法が見つかりませんね。
私が用意した課題では当事者意識が持てないし、子どもから出た疑問についても、その子にとっては関心があっても、他の子にとっては無関心になる可能性もあります。
結局、私が出した課題と同じことなのかなと…。
難しいですね。
今私が考えているのは、取り組ませ方を変えてみようというものです。
【取り組み@ 予習プリント】
次の授業でやろうとしている課題について、事前にプリントなどで伝えておくことはどうだろう。
事前にゆっくり時間をとって考えさせることで、自分なりの考えを持って授業に入れます。
すると、他の意見などにも前向きに受け取ることができるのではなかろうか?
【取り組みA 説明してみようシリーズ】
特に算数などでは、答えを出したら「ハイ終わり!」という感じがあります。
だから、それ以上のことを何もしようとしないのではないだろうか。
ならば逆転の発想で、答えをあらかじめ伝えておく代わりに、なぜその答えになるかを説明させる展開に変えていくのはどうだろうか。
そうすれば、どう伝えるかという課題も入ってくるので、いろんなアプローチで考えるようになってくるのではないだろうか。
この2つの取り組みは、実際に私が今現在取り組んでいる内容です。
効果などの検証はまだまだ必要ですが、まずはここから始めてみようかと考えています。
アクティブ・ラーニング、見えているようで見えないものです。
A〜Cの残りの段階については、また後日に。
みなさんのご意見をお待ちしています。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら