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2016年08月23日

私一人ではできないから…

今は、この本を読んでいます。よろしければこちらからどうぞ。

週イチでできる!アクティブ・ラーニングの始め方 [ 西川純 ]

価格:1,998円
(2016/8/23 16:09時点)
感想(0件)




教師たるもの、一度は夢見ることがあります。
それは、
「私の授業で、クラスの全員に『わかった!』という達成感を味わわせてみせる!」
というものです。
しかし、実際授業をしてみると、それは夢物語であることを痛感させられます。

教師の仕事の大部分は、やはり授業だと思います。
毎日5コマ、6コマの授業を週に5日間実施するのですから、一年を通すとかなりの数の授業をすることになります。
もちろん、その一つ一つを行き当たりばったりでするわけではなく、
「まずはこの辺で子どもの心を掴んで…、ここは特に重点的に教えたいな…。」
などと、一時間一時間事前に展開を考えた上で授業をするわけです。
全ては、子どもたちに「わかった!」と感じさせるために…。

にもかかわらず、実際の成果はなかなか振るわないことが多いです。
一年間で、ガッツポーズをとれる授業なんて、片手で足りるほどの回数ではないでしょうか。
それほど授業で子どもたちに達成感を感じさせるのは難しいことなんです。
今までのやり方では…。
はい。今までのやり方ではね。

西川純さんの本を読んでいると、自分と同じようなことで悩んでいらしたのだというのがわかりました。
何がいけなかったのでしょうか。

それは、「自分一人で全員を教えようと思っていた」ことがいけなかったんです。
30人いれば、25人は理解させる授業ができるかもしれません。
では、残り5人は見て見ぬ振りをしますか?
その子たちを、「わたしの授業を理解できないから悪いんだ」と切り捨てますか?
私はそんなのは嫌です。
担任である以上、誰一人見捨てることなんてできません。
誰一人欠けることなく、全員でクラスなのですから。

そこで登場するのは「子どもたち」です。
私一人が全員を相手するのではなく、子どもたちが子どもたちを教えるシステムを作ればいいのです。
子どもたちは、私が教えるよりも教えるのは下手くそです。
しかし、子ども同士だからこそできる言葉を選び、子ども同士だからこそできる教え方で友だちを教えていきます。
子ども同士だからこそ、わからないところも質問しやすいですし、わかろうという気持ちにもなりやすいですよね。
子ども同士での教え合いには、無限の可能性を感じています。
私が理想としている「全員がわかった!という授業」を達成できるかもしれません。
「わかりたい」という能動的な気持ちが、アクティブ・ラーニングに大切な要素です。
「子ども同士」をキーワードに、授業の時間を再構築してみてはいかがでしょうか?





「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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2016年08月22日

アクティブ・ラーニング!!

初めまして。PONです。
ここのブログでは、今教育界で話題になっていることを取り上げ、自分なりの解釈や考えを発信していければと思っています。
同業者の方も、お子様をもつ保護者の方にも、何か大事なものが伝わればいいなと思っています。
よろしくお願いします。

記念すべき第一回目は、私が今一番興味を持っている「アクティブ・ラーニング」です。

最近の教育界のトレンドとも言える、横文字専門用語です。
聞こえが格好いいのか、相応しい日本語がないから苦肉の策なのかはわかりませんが(後者であることを信じていますが…)、横文字で言われるととにかくわかりにくい!
現場の先生方も、「結局、何なの?」とボヤいているのではないでしょうか。
私PONも、未だにすっきりした答えが見つかっていない状態です。

中央教育審議会からは、
「生涯に亘って学び続ける力、主体的に考える力を持った人材は、学生からみて受動的な教育の場では育成することができない。従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見出していく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」
という方針が打ち出されました。
うーん、わかるような、わからないような…。
これで明日から「みんな、よろしく!」って言われても、なかなか動き出せません。
先生たちって、本当に大変ですよね。

とにかく、アクティブ・ラーニングとは、「今までの受け身の授業形態ではなく、子どもたちが能動的に活動して学習していく授業形態である!」というのはわかりました。
これ以上の具体的な内容については、明日以降、少しずつ掘り下げて考えていこうと思います。

変わること怖がらず、受け入れて、楽しみながら新しい自分になろう!




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