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2016年09月08日

アクティブ・ラーニングを意識した課題づくりのポイント2

今は、この本を読んで勉強しています。

子どもが夢中になる課題づくり入門 [ 西川純 ]

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感想(0件)





本を読みながら、1つ試してみようと思っていることがあります。
それは、「次の時間の課題を、事前に配っておく」というものです。
授業の時短法の1つになるのかなと思っています。

私がアクティブ・ラーニングの授業をしていて一番に感じるのは、とにかく時間が足りないということ。
話し合いの時間をたっぷりと取りたいけれど、宿題の答え合わせや漢字テストでどうしても10分はかかる。
この問題をクリアしないとこには、いつまでたってもアクティブ・ラーニングに腰を据えて取り組ませることができません。

その解決法の1つが、
事前に次の時間の課題を渡しておく
というものです。
なかなか破天荒な解決案ですが、ちゃんと意味もあります。

事前に配るメリットは、配って貼るまでの時間を短縮できることです。
子どもたちは、とにかく行動に時間がかかります。
プリントを後ろへ回すのに、時間がかかります。
黒板に書いてあることをノートに写すのにも、時間がかかります。
とにかく、何をするにも時間がかかりすぎます。

この行動の特徴から見ても、私の授業で、始めの答え合わせなどに10分かかるのは、ある意味限界があるように思われます。

ならば、別のところで時間短縮をできないか…。
そう考えて見つけたのが、課題を事前に配っておくということです。
プリントを配る時間、のりで貼る時間が0になります。
子どもによっては、事前に予習して、自分なりの答えを持って授業に参加する子も出てくると考えられます。

心配があるとすれば、授業前に本時の展開がバレてしまっているということです。
そのことで、意欲の低下につながるのではないだろうか…。
それは、きっと大丈夫だと思われます。
意欲のない子は、何をしても意欲はないままだろうからです。

そう考えると、事前に課題プリントを配っておくというのはアリなのではないでしょうか。
とにかく実践してみる価値アリだと思いました。

今回感じたことは、アクティブ・ラーニングは時間がたっぷり必要だということです。
手法としては非常に有効で、考えただけでもワクワクしてくるような授業ですが、その分、時間の確保は必須だと思いました。
1分1秒でも話し合いに使える時間を!
そのためにも、私も話術や時短テクニックをたくさん学ばなければいけないと思いました。



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2016年09月07日

アクティブ・ラーニングを意識した課題づくりのポイント1

今日からはこの本で勉強します。

子どもが夢中になる課題づくり入門<会話形式でわかる『学び合い』テクニック> (THE教師力ハンドブック)

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授業の課題づくりは、その時間の流れを大きく決める役割を持ちます。
その課題が子どもたちにフィットすれば、もちろん授業は活気のあるものになります。
その逆に、フィットしなければ、ただただ重い空気が流れるだけのものになります。
目の前の子どもの実態をよく掴んで、課題づくりをしなければいけません。

ましてや、アクティブ・ラーニングをするのであれば、課題は授業の始めに示されます。
従来の、授業しながら子どもの様子を見て、課題をコロコロ変えてしまうような後出しジャンケン的なことはできません。
だからこそ、しっかりと課題を事前に考えておく必要があります。

では、どのような課題を提示すればいいのでしょうか?

例えば、物語単元のある授業の達成目標を考えるとします。
指導書などを見ていると、
「言葉にこだわって、深く読み込めるようにする。」
といったようなものが見られます。
一見、いい感じっぽいように見えますが、結局この目標って、何が言いたいのでしょう?
子どもにこの目標を発表したとき、何人の子が「○○を頑張ろう!」と、具体的に考えられるでしょうか?

大人でもはっきり見えないものは、子どもにもはっきり見えません。
より明確に、端的に示す必要があります。

例えば、
「10ページから12ページまでをすらすら読めるようになる。」
とか、
「1場面から2場面に切り替わる部分を、時間の経過に着目して見つけることができる。」
と言えれば、子どもたちは迷いなく活動ができます。

意欲がかき立てられる課題、よく練られた課題という表現をよく耳にしますが、それは誰にとっての課題なのかをしっかり把握する必要があります。
もちろん、その対象は子どもでなくてはいけませんね。
そのためにも、より端的に、より明確にを意識して、課題を考えなければいけないなと感じます。
自己満足にならぬよう、目の前の子どもをしっかりと見つめて。



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2016年09月06日

アクティブ・ラーニングをしていて、成績が上がらないときのたった3つの理由

今はこの本を読んでいます。

週イチでできる!アクティブ・ラーニングの始め方 [ 西川純 ]

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感想(0件)





アクティブ・ラーニングを導入すれば、必ずテストの平均点が今までよりも上がります。
なぜか。
それは、今までの落ちこぼれていた子が、すくえるようになるからです。
単純に考えてみてください。
普通に90点取れる子を95点まで引き上げるのと、20点しか取れなかった子を25点に引き上げるのとでは、どちらが上がりやすいですか?
もちろん、後者ですよね。
なんなら、5点と言わず、20点、30点ぐらい一気に上がるはずです。
アクティブ・ラーニングをちゃんとおこなえば。

今まで落ちこぼれていた子は、今までの授業スタイルにフィットできなかった子たちです。
一年だけ成績が落ち込んでいたのなら、その担任との相性とも言えるかもしれませんが、数年にわたり落ちこぼれてしまった子は、もはやシステムが合わないというしかありません。
その子たちの成績を伸ばすのは、どうすればいいのでしょうか?
もちろん、子ども同士の関わりですよね。
一斉スタイルではなく、個別やグループスタイル。
個人的に、自分だけに教えてくれるシステム。
これが実践できれば、必ず落ちこぼれていた子たちは、成績を伸ばしていきます。

それでも、アクティブ・ラーニングをして成績が上がらないときは、どうすればいいのでしょうか?
アクティブ・ラーニングで成績が上がらない理由は、3つだけだと言われています。

その1 やっているつもりが、実際にはやっていない。

いわゆる、やっているつもり…というものです。
全てをアクティブ・ラーニングにして、子どもに委ねるのが怖いという理由から、半分は一斉授業を受け、残り半分をアクティブ・ラーニングという形にしているような状態です。
これでは、どっちつかずの中途半端な状態になり、何も変化は見られません。
思い切ってしっかり時間をとって取り組ませてあげてください。

その2 『結果を出せ』と子どもに言わない。

シビアな要求を子どもに出さないという理由も考えられます。
ただなんとなく、ゆる〜く活動させているようでは、子どもたちもなんとなくの活動しかできません。
その時間のノルマをしっかり伝え、それに対してきっちり評価を伝えましょう。
そこが雰囲気に流されてブレてしまうと、子どもたちも(この程度でいいのか…。)と甘くなります。
厳しいようですが、断固とした決意を持って実践してください。
やはり、始めと終わりの語りは大切なのです。

その3 課題と評価が一致しない。

読みを深める活動をずっと続けていたのに、テストでは文法的な問題が半分以上あるなどということにはなっていませんか?
取り組みに対する評価を正しく出すのなら、取り組みとテストをリンクさせる必要があります。
だからこそ、単元が始まる前にテストを用意し、そのテストをもとに単元の流れを組んでいく必要があると思います。
もちろんテストだけが評価とは言いません。ただ、授業で取り組んだことに対して、どのような方法で評価を出そうかというのは、あらかじめ考えておく必要があると思います。


以上、気をつけるポイントは、たった3つだけです。
きっとあなたにもできるはずです。
アクティブ・ラーニング、みんなで頑張りましょう!



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