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2016年09月21日

ファシリテートについて考える

今はこの本を読んで勉強しています。

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最近耳にするようになった言葉「ファシリテート」
数年前までは、知らなかった言葉なので(私が世間の常識に疎かっただけ??)、いまいち耳慣れないというか、肌になじまない言葉です。
どうして、教育業界は、次々と新しい言葉を英語で言うのでしょうね。

この「ファシリテート」という言葉は、話し合いで発言を促進したり、整理したりするという意味があり、それをする人をファシリテーターといいます。
いわゆる「司会」という言葉が近いようですが、司会者では単に与えられた台本に沿って進行するだけのようなイメージがありますね。
一方、ファシリテーターは、話し合いを単に進めるだけにとどまらず、まとめたり、発言を促したりと、授業の中での先生のような役割を担います。

実際には、「〇〇さんはどう?」と発言を促したり、「AとBは似たような意見だよね。」と意見の整理をしたり、「AとBに意見が分かれてるけど、このことについてもっと意見を出し合おうよ。」と話し合いの焦点を絞ったりしていきます。
それをスムーズにしていければ、同じグループの子は、意見を出しやすくなりますよね。
意見が活発に出されるということは、より良い結論へと進んでいける可能性が高まります。

アクティブ・ラーニングを進めるにあたって、このファシリテーターの存在を無視することはできません。
優秀なファシリテーターを育てることが、アクティブ・ラーニングを成功させる秘訣の1つでもあり、21世紀型教育の重要課題なのです。

クラスの中で話し合いをさせるとき、ファシリテーターを決めさせましょう。
そういうことが苦手な子もいると思いますが、是非とも経験させましょう。
初めは上手くできなくてもいいんです。
それを経験することが大事なのです。
経験することで、上手な人のファシリテートを観察するようになります。
その意識が大切なのです。
観察を多く続けられれば続けられるほど、次に自分に求められたときの引き出しが増えます。
もしかしたら、それが人生を大きく左右する場面なのかもしれません。
そんなことも想定しながら、子どもたちの将来的なビジョンに立って、今の課題を与えていきましょう。



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2016年09月15日

時間に制限を加えることで得られるもの

私がクラスでしている算数では、学び合いの時間を意識して確保しています。
私自身が全員をもれなく理解させるのではなく、子ども同士で教え合い、理解を深めていく授業です。

導入したての頃はこれでも熱心に取り組んでいましたが、だんだん慣れてくるとどうしてもマンネリ化が進んできます。
そこで、最近は制限時間を設けるようにしました。
「〇〇までに、全員が課題をクリアすること」
たったこれだけの条件ですが、この一言で熱心さが何倍にも膨れ上がります。
子どもたちは「先生からの挑戦状」とか、「先生との対決(課題をクリアできれば自分たちの勝ち、できなければ負けらしいです)」などと言って楽しんでいます。

時間を制限させられると、心理としてどうしても達成したいという気持ちが湧いてきます。
しかも時間が刻一刻と過ぎていくので、次から次へと自分の役割を考えていくようになります。
中には全体に指示を出す子なども出てきて、クラスとしての一体感を感じられます。

当然、クリアできない時もありますが、大切なのは最後に必ず総括の言葉を返していくことです。
課題に対して取り組めたのか。
結果はどうだったのか。
次に向けて改善することは何か。
そのようなことを、全員に向けて話をして、一人一人に振り返りをさせていきます。
ただこれだけのことですが、子どもの取り組み方にはっきりと違いが見られるようになりました。
時には、あと5分授業時間をのばしてほしいなどという話も持ちかけてきます。
授業時間をのばしてほしいなんて、驚きの言葉ですよね。
それだけ夢中になってくれていたのかなと感じました。

子どもを本気にさせる取り組みは、全国で驚くほどたくさん報告されています。
その中の1つに、この時間に制限を加えるという項目も入れていきたいなと思います。



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2016年09月14日

教育の禁じ手?あえて、定番を捨ててみる

今はこの本を読んで勉強しています。

子どもが夢中になる課題づくり入門 [ 西川純 ]

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感想(0件)





あえて定番と言われるものを捨ててみる。

言うのは簡単ですが、するのはなかなか難しいものです。

私が今取り組んでいるのは、アクティブ・ラーニングを意識した授業で、クラスのまとめを最後に考えるという過程。
その代わりとして、各自に振り返りシートを書かせることにしました。

今までの(私にとっての)定番授業は、
@個人で考える
A班で意見交換し、班としての如何をまとめる
Bクラス全体に発表し、クラスとしてのまとめを考える
というものでした。
これを進めていると、せっかく班での話し合いでアクティブ化した頭が、最後の最後で受け身の形になってしまいます。
もちろんどんどん意見を出す子は一部にいます。
しかし、その状態の授業というのは、一部の子のものであって、大多数の子どもにとっては退屈な待ちの時間になってしまっていました。
私が目指すアクティブ・ラーニングは、全員が考え、他人の意見も取り入れながら自分の意見をしっかり持つというものです。
だからこそ、受け身の状態になってはいけないのです。

そこで考えたのは、クラスとしての意見を考えないことです。
いろんな班の意見を聞いた上で、自分としては最終的にどう感じるのかを振り返りシートに書かせることにしました。
そうすることで、他の人たちの意見を聞くことに必然性が生まれ、今まで聞き流していた意見も集中して聞くようになりました。

また、自分自身の取り組み方に対しても、考え直す機会を持てました。
取り組んでいるつもりでも、案外シートに意見を書けない子がいます。
そういう子が、自分はこれからどのような態度で授業に参加したらいいのかと考えるようになってきています。

また、一人一人の意見を聞くことができるので、学習の定着度を簡単に掴めるという教師側のメリットも生まれました。

まとめをしない分、クラスとしての意見が複数に分かれることがあります。
そんな時は、もう一時間その事について話し合いのテーマを持ち、焦点を絞った討論をさせていくようにしています。
そのおかげで、さらに教材文への理解は深まっていきます。

自己評価をして、授業の終わりに振り返るという活動は、子ども自身にも教師にもメリットのある活動だと思います。
まだまだ模索段階ではありますが、良い方向へ進んでいけそうな手がかりを感じています。



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